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54話
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冬子さんと生活を始めて3ヶ月が経過した。彼女との生活は相変わらずで、自分が起きると、彼女は目の前の扉を開けて挨拶をしてくれる。しかし、冬子さんにも少しずつ変化が訪れつつあった。
「次の休み、冬子さんは出かけたりしますか?」
「とりあえず買い物に出ます」
「いいですね」
「生活必需品とかもあれば買ってきますけど」
「その辺は僕が買ってきますよ」
「いつもありがとうございます。すいません」
「大丈夫ですよ。冬子さんもいつもありがとうございます」
土曜日の朝。今日は仕事が休みだ。冬子さんは少しずつ外出できるようになってきて、最近は近場に買い物に出たりすることも増えてきた。そして僕は、いつも通りの日常を過ごしている。
今日は久々に音楽ゲームをやりに行く予定だ。体が鈍れば太りもする。やはり定期的な運動になっていたのだろうことを、だらしなくなった体を見ながら実感する。
最近の休日の外出は冬子さんと一緒に駅まで向かっている。その方が確認と心配が少なくて済むからだった。
「しっかし今日も暑いですね」
「8月ですからね」
「日本はいつからこんなに暑くなったんでしょうか」
「まぁ、僕が高校生の頃にはめちゃくちゃ暑かったですよ」
「やっぱりそれくらいには暑かったんですね」
「日本から四季は消えつつありますからね」
「大変なことです」
少し笑いながら会話をする。駅までは10分くらいで着く。暑いだなんだと言いながらでも倒れる前にはなんとか到着した。
駅の構内に入ると過剰なまでの冷房に歓迎された。冬子さんはそれなりのオシャレをしているが、自分はペラペラのシャツだったせいもあり、少しだけ冷えた。それでも駅を突き進み、階段を登り、改札を抜けて駅のホームに辿り着く。
「ホームに出るとこれまた暑いんですよ」
「駅構内の冷房にもうちょっと手加減があれば良いんですけどね」
「容赦ないですからね」
短い会話をしているうちに電車が到着する。そこに2人で乗り込んだ。
「そして電車が寒いんですよ」
「弱冷房車が全然弱じゃないの、なんなんでしょうね」
「日本の七不思議ですかね」
そんな会話をしながら揺られること5分。電車は次の駅に到着する。
「じゃあ、私はここで」
「僕はもうちょっと先なので」
「また後でお願いします」
「分かりました」
冬子さんが電車から降りる。扉が閉まるまでは手を振る。冬子さんも手を振り返してくれる。
扉が閉まってからは、また電車に揺られる。久々の音楽ゲーム。鈍った体を戻すための運動。少しずつ、頑張れる体に戻していきたい。自分のためにも。冬子さんのためにも。
「次の休み、冬子さんは出かけたりしますか?」
「とりあえず買い物に出ます」
「いいですね」
「生活必需品とかもあれば買ってきますけど」
「その辺は僕が買ってきますよ」
「いつもありがとうございます。すいません」
「大丈夫ですよ。冬子さんもいつもありがとうございます」
土曜日の朝。今日は仕事が休みだ。冬子さんは少しずつ外出できるようになってきて、最近は近場に買い物に出たりすることも増えてきた。そして僕は、いつも通りの日常を過ごしている。
今日は久々に音楽ゲームをやりに行く予定だ。体が鈍れば太りもする。やはり定期的な運動になっていたのだろうことを、だらしなくなった体を見ながら実感する。
最近の休日の外出は冬子さんと一緒に駅まで向かっている。その方が確認と心配が少なくて済むからだった。
「しっかし今日も暑いですね」
「8月ですからね」
「日本はいつからこんなに暑くなったんでしょうか」
「まぁ、僕が高校生の頃にはめちゃくちゃ暑かったですよ」
「やっぱりそれくらいには暑かったんですね」
「日本から四季は消えつつありますからね」
「大変なことです」
少し笑いながら会話をする。駅までは10分くらいで着く。暑いだなんだと言いながらでも倒れる前にはなんとか到着した。
駅の構内に入ると過剰なまでの冷房に歓迎された。冬子さんはそれなりのオシャレをしているが、自分はペラペラのシャツだったせいもあり、少しだけ冷えた。それでも駅を突き進み、階段を登り、改札を抜けて駅のホームに辿り着く。
「ホームに出るとこれまた暑いんですよ」
「駅構内の冷房にもうちょっと手加減があれば良いんですけどね」
「容赦ないですからね」
短い会話をしているうちに電車が到着する。そこに2人で乗り込んだ。
「そして電車が寒いんですよ」
「弱冷房車が全然弱じゃないの、なんなんでしょうね」
「日本の七不思議ですかね」
そんな会話をしながら揺られること5分。電車は次の駅に到着する。
「じゃあ、私はここで」
「僕はもうちょっと先なので」
「また後でお願いします」
「分かりました」
冬子さんが電車から降りる。扉が閉まるまでは手を振る。冬子さんも手を振り返してくれる。
扉が閉まってからは、また電車に揺られる。久々の音楽ゲーム。鈍った体を戻すための運動。少しずつ、頑張れる体に戻していきたい。自分のためにも。冬子さんのためにも。
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