無限大の魅力を持つ君と一歩ずつ歩み寄った僕

ぽよ

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放課後

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 午後の授業は一瞬で終わるわけもなく、自己紹介をしたり授業を受けたりして頑張った。6時間目の終わりのチャイムが鳴ってから、担任の先生が来て終礼をする。特に連絡事項があるわけでもなく淡々と終わる。大体の生徒が教室から出て下校になる。部活に関する説明は今日の放課後に行われるらしい。僕は特に入りたい部活があるわけじゃなかったから、関係のない話題なのだけれど。荷物をまとめて教室を出ようとしたところで目の前の人と目が合う。高島さんだった。

「帰ろう!」
「あ、うん」

 高島さんは元気少女だ。この二日間でそれが分かった。むしろ元気が有り余りすぎて強引な時がある。それは今分かった。手を引っ張ってまで何かをするわけではないけれど、拒否をできる空気にはならなかった。荷物を持って前を歩く高島さんの後をついていく。廊下と下駄箱を抜けて校門を潜り通学路に出る。そこで高島さんが後ろに振り向いた。

「山口くんは中学校からの男友達いないの?」
「いないなぁ」
「あ、そうなんだ。私もいないよ。昨日登校してる時に見かけたのが山口君で、スマホ見ながら歩いてたら見失ったんだけど同じクラスだったから友達第一号に決定したの!」
「な、なるほどれ
「よろしくね!」
「あ、あぁ、うん」

 話しかけた理由はどうやらこれらしい。昨日から気になっていたことが一つ解消された。その話の後、立ち止まって2人で話をする。なんでもない雑談や中学の頃の話を色々と聴いたり話したりした。そんな話もひと段落つくと、また駅に向かって歩き始める。まだ2日目の通学路は目新しいものばかりがあるように見えた。横にいる高島さんもその一つだった。2人で楽しく話しながら歩くと、気がつけば駅に着いていた。今日は2人で同じ階段を登る。

「じゃあ、また明日!」
「また明日ー」

 ゆっくりと挨拶をしてから解散。どこか寂しい気持ちを抱えていたけれど、明日も学校がある。つまり、明日も高島さんに会える。それだけで、頑張ろうと思えた。
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