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ベランダでお月さまを見ていたら、「星の世界」へ招待されました。
しおりを挟むこんばんは。
みなさんは、お月様は太陽の光を反射して光ってるて知ってますよね?
それから、お月様の満ち欠けは地球の大きな影のせいってことも。
でも、でもね。
本当はね……。
────────────────────────
今日は三日月。
ほなみちゃんはおうちのベランダで
星空に浮かぶきれいなお月さまを見ていました。
「なんだか星空のふたがずれて、むこうの世界の光がもれてるみたい。あの光のむこうってどうなってるのかなあ?」
そんなことを考えていたら
あれれ?
お月さまから何かころがってくるよ?
おだんごみたいな まるいのが
ころころころころがってくるよ?
ころころ
ころころ
ころころ
ころころ
ころころ
ころころ
ころころ
ころころ
ころころ
ころ
ころ
ころ
ころ
ころ
ころ
ころろーん!
なんだか小さなお月さまみたいなおだんごが
お月さまから ころがってきたよ
「えええー?どうしたらいいの?」
ほなみちゃん、とってあげて!
「えい!」
ほなみちゃんナイスキャッ千!
「なんでおだんごがお月さまから?」
「あいたたたた」
「わ!おだんごがしゃべった!」
おだんごはくるんくるんところがると
ぽふんとけむりをふきだして
うさぎさんのすがたになりました。
「ねえあなたはだあれ?わたしはほなみっていうの」
「私は星の国の王子エラサです。実はちょっと足をすべらせまして」
「え?ほんとうに星の国ってあるの?」
「ええ もちろん あの光のむこうにね」
エラサはお月さまを指さします。
「いいなあ。行ってみたいなあ」
「ふむ。じゃあほなみどの。星の国へご招待いたしましょうか」
「え!いいの?」
「ええもちろん。これも何かのご縁でしょう」
エラサは お月さまのように光るおだんごを とりだしました。
「こちらをお召し上がり下さい。そうすれば星の国まで行けますよ」
ほなみちゃんは ちいさなおだんごを ぱくんと食べました。
すると・・・
月から光る階段がキラキラキラリと現れました。
「わあ!すごーい!」
「それでは参りましょう ほなみどの!」
二人はふわりふわりと舞い上がり、光の階段へ。
光の階段は二人を星の国へと運びます。
ぐんぐんお月さまに近づいて行くと、
そこはぽっかり星空にひらいた光る入口。
二人はそこにとびこみます。
「「「ようこそ!ようこそ!星の国へ!!」」」
さあさあ 星の国をご案内いたしましょう。
「まずは遊園地へご案内!」
「ペガサス座」と「ユニコーン座」のカルーセル
「エリダヌス座」のウォータースライダー
「射手座」の射的ゲーム
次は一体何がある?
「お次は星空ナイトクルージングはどうでしょう?」
「くじら座」「うお座」が背に乗せて
水・金・地・火・木・土・天・海
太陽系の星々をあっと言う間に駆け巡る
「なになに?お腹が空いてきたですって?」
それならこちらへいらっしゃい!
「りゅう座亭」の黄金アップルパイを召し上がれ
「カフェ・コップ座」のクリームソーダもどうですか?
おなかいっぱい召し上がれ!
どこもかしこも見たことがないものがいっぱいで。
エラサとほなみちゃんはあっちへこっちへ呼ばれます。
どこでも二人は大歓迎!
でも楽しい時間はあっという間に過ぎていくものです。
「エラサ、わたしもうそろそろ帰らなきゃ」
「それは残念。でも仕方ないですね。こちらをお土産にお持ち帰りください」
エラサはほなみちゃんの手に、そっと小さなつつみを渡しました。
「さあ こちらのすべり台でおかえりなさい」
へびつかい座が笛をふくと、
みずへび座がするするするるーんと
おうちまでとどく、なが~いながいすべり台に。
「ありがとう またねエラサ みんなもまたね」
つるつるつるるーん
流れ星たちは とちゅうまで みんな並んでお見送り
「またね またね またおいでね!」
「きっと きっと またくるよ!」
翌朝。
すやすやねているほなみちゃんの枕元には、
お月さまみたいなおだんごが、ころんと一つ。
おしまい。
────────────────────
お読みいただきありがとうございました。
ちなみに「エラサ」はアイルランド神話の月の神。
そして金色の髪を持つ美と光の神。
男神なので、イケメンですね(笑)
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織花かおり様
お読みいただきありがとうございました。
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ところで、1500ラインを反復横跳びしてるの何故なのでしょうか??
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