フィライン・エデン Ⅱ

夜市彼乃

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6.新最司官編

26春と半旗と波乱の足音 後編

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 きょろきょろと道を見回していた少女は、急にうつむいてつぶやいた。
「おかあさん……しんじゃったのかな……」
 一同、ぎょっとして少女を見る。雷奈が慌てて問うた。
「なして……えっと、どうして、そう思うの?」
「だって、いないから……きえちゃった……」
 あまりにも素朴で、純粋な一言。中学生の雷奈たちからすれば、目の前にいないから消えた、死んだなど、馬鹿馬鹿しいほど短絡的な論理だ。だが、それが幼い彼女の捉えた世界なのだ。最も身近で愛すべき母親と、いつ会えるのか、いつか会えるのかわからない状況など、果てのない悪夢に放り込まれたような心地だろう。
「……きっと、大丈夫だよ」
 いつもののんきさを潜めた、静かな声だった。怯える少女の高さに目線を合わせ、彼女はとろんとした目をわずかに細める。
「お母さんは今、キミを必死に探しているよ。もうすぐ来てくれるはずだから、大丈夫。私たちと一緒に待っていよう?」
 霞冴の声は、普段の活気をそぎ落としたように柔らかく、優しい音だった。きっと黒目がちに見えているのだろう彼女のまなざしに、少女はゆっくりとうなずく。
 いい子、と笑いかける霞冴の、どこか寂しげで、せつなげな面持ちを、雷奈は不思議な気持ちで見つめていた。まるで、そうであることを、自分のことのように切に願っているような――。
 そこで、雷奈はふと、少女の腰あたりに下がっているポシェットに目をとめた。猫の顔をデフォルメした形のシンプルなものだ。
 無意識に、問いかけていた。
「猫、好きなの?」
 少女は小さく肩を震わせて雷奈に反応した。おずおずとうなずく。
「じゃあ、私が一つ、あるお話をしてあげる!」
「……おはな、し?」
「そう! 夢みたいで、ばってん、夢じゃないかもしれないお話!」
 その瞳がわずかでも興味の輝きを宿したのを見逃さず、雷奈は軽やかなステップで数歩下がった。起伏のある、方言を消した口調は、元演劇部の雷奈が女優へと変化する予兆だ。
「とある町のとある場所、誰も知らない一角に、秘密の道が、ありました。そこを通ればあら不思議、光の向こうは猫の世界!」
 盛大にフィライン・エデンを暴露しようとする雷奈を、氷架璃と芽華実は慌ててさえぎろうとした。が、先んじてアワとフーに制される。視線で示されたほうを見ると、少女が瞬く間にのめりこんでいるのがわかった。
 雷奈のよく通る声が、調子をつけて物語の続きを紡ぐ。
「住んでいる猫は魔法使い。水を操り火をおこす。秘密の呪文を唱えれば、人の姿に早変わり!」
 時に大きく、時に細やかに、緩急をつけた体の動きで、小道具も衣装もないのに世界を表現する。彼女の演技に見入れば、あたかもそこに水がほとばしり、炎が盛ったように錯覚してしまう。
「白い猫に、緑の猫。ピンクの猫や、青い猫。色とりどりの猫たちが、みんな仲良く暮らしてる。だけどそこに現れた、悪い悪ーい黒猫さん!」
 邪悪なものを語るときの低い声が、少女の体を緊張させた。もう、少女の心は雷奈の手の中。驚かせるも、ハラハラさせるも、すべて彼女の自由自在だ。
「悪い悪い黒猫は、魔法でみんなを苦しめる。早く早くやっつけて、平和な世界を取り戻そう。だけど相手は強いのなんの、戦うみんなを吹き飛ばす!」
「……がんばって、くろくないネコさん!」
「一人の猫が言いました、みんなで力を合わせましょう。全員手に手を取り合って、いろんな魔法を合わせてく。一人の力は小さくても、多く集めれば強くなる!」
「……!」
「友情パワーの魔法の力、強い強い絆の力。それを受けた黒猫は、もうしませんと逃げていく。こうして戻った平和な世界、今日もみんなは仲良く過ごす――」
 ゆったりとした動作で余韻を持たせると、芝居がかった仕草でボウアンドスクレイプ。
「……めでたし、めでたし」
 物語は、小さな手が奏でる拍手で締めくくられた。もう少女の目にしずくはない。
「すごーい! それ、ほんとのはなし?」
「信じるか信じないかは、あなたにお任せするったい」
「……たい?」
「サヤ、サヤ!」
 ちょうどその時、道路の向こうから駆け寄ってくる女性の姿があった。たいそう慌てた様子の彼女に、少女はわき目も振らず走り寄る。
「おかあさん!」
「ごめんね、サヤ……お母さんが目を離してしまったから。すみません、みなさん、ありがとうございました」
 まだ若い母親は、雷奈たちに何度も頭を下げた。
「いえいえ、私たち、一緒にお話しして待っとっただけですけん。よかったね、お母さんに会えて」
「うん! おかあさん、しんじゃったかとおもった……」
 母親は、「まあ!」と目を丸くすると、一層強く愛娘を抱きしめた。
「あなたを残して死んでしまうわけないでしょう? ちょっと離れていただけよ。大丈夫、一緒に帰りましょう」
「うん。あのね、おねえちゃんがたのしいおはなししてくれた!」
「そうなのね。帰ったら聞かせてね。それでは、みなさん、どうもありがとうございました」
 最後にもう一度、深く頭を下げると、母親は小さな手をしっかりつないで、家路をたどっていった。
「ふう……何とかなったったいね」
「あんたの即興もなかなか役に立つじゃない」
「割とマイルドに仕上げてたけどね」
「だってそうっちゃろ、命狙われたとか、クロ殺したとか、言えんっちゃろ」
「それもそうか」
「でも、あの子が信じてしまったらフィライン・エデンに迷惑じゃないかしら」
「大丈夫よ、成長したら作り話だって思うようになるでしょうし、今誰かに話したところで、周りの大人も信じないわ」
 フーはくすっと笑って、ふと視線を巡らせ――。
「……あれ? 霞冴は?」
「え?」
 そこに、小さな最高司令官の姿はなかった。さっきまで、後ろのほうに立っていたはずなのだが、いつのまにか行方をくらませていた。
「どこ行ったんだ、あいつ? 親が見つかったからって戻ったか? 薄情者め」
「足音すらしなかったわね」
 芽華実も首をかしげる。部屋に戻った説が濃厚だったので、一度宿坊に帰ることになった。
 参道を引き返しながら、雷奈は一つ一つ場面を思い返していた。
(私が演技ばしとった時は、まだいた。いなくなったのは、お母さんが見つかってから……とすると、やっぱり用事が済んだけん戻った? ばってん、それにしても……)
 ぱっと脳裏によみがえったのは、少女を慰めている時の彼女の顔。相手を慰撫する側であるにもかかわらず、その面差しは……そう、不安げで……。
「!」
 手水舎の前を通りかかったとき、視界の端に淡い水色を捉えて、雷奈は振り向いた。屋根付きの手水舎の向こうに、わずかにはみ出した頭が見える。たたっと駆け寄り、裏に回って覗き込んだ雷奈は――。
「霞冴……!?」
 その様子に、息をのんだ。
 常に朗らかな笑みを浮かべるその顔には、悲痛な表情が刻まれていた。頬は紅潮し、ターコイズのような瞳からは大粒の涙がこぼれては落ちていく。雷奈の後からやってきた四人も、うずくまった彼女の様子に言葉を失った。
「ど、どうしたんだよ!?」
「ごめん……わ……私っ、お姉ちゃんのこと、思い出してっ……」
「お姉ちゃん? 霞冴って、お姉ちゃんがいたの?」
「ん……時尼みらい、っていうの……私が九歳の時に……し、死んじゃった……」
 両親だけでなく、姉も亡くしていたという事実に、芽華実は思わず口元に手を添えた。
「お母さんとお父さんが、私がすごーく小さいときに死んでから、お姉ちゃんはずっとお母さんの代わりだった。お姉ちゃんは体が弱くて、よく寝込んでて、でも言ってたの。『あなたを置いて死ぬわけないでしょう』って……。なのに……通ってた学院で事故にあって、私を残して逝っちゃった……」
 霞冴はそこで大きくしゃくりあげた。
 どうやら、感情があふれるきっかけとなったのは、あの母親の言葉だったらしい。娘を安心させるための優しい一言のはずが、彼女の胸を激しくえぐり、その場から立ち去らせたのだ。
「お姉ちゃんは、私に似て私よりきれいな色の……そう、水色がかった銀色の髪をしていて、美人で、頭がよくて、病弱だけどすごく強くて、優しくて、私のことよくわかってくれてて、優しくて……!」
 胸元のスカーフをぐしゃぐしゃにつかんで、抑えきれない悲鳴を上げる。
「大好きだった……大好きだったんだよぅ……」
 呼吸を乱し、声を上げて泣きじゃくる。その姿は、迷子の少女と重なった。愛する人物が目の前にいないことへの悲傷。人も猫も、子供も成長してからも、その感情は変わらない。
 やがて、波が去り、少しずつ平静を取り戻した霞冴は、「ごめん」と小声で漏らした。
「よかとよ。……大好きな人との別れは、つらいもんね」
「でも……雷奈も氷架璃もお母さんを亡くしてるのに……ルシルも妹を失ってるのに、私の前で泣いたことなんてないもん。私はみんなみたいに強くないから、今でもずっとお姉ちゃんの影を探してる。私は……こんなに弱いから……」
 ただでさえ小柄な霞冴の体は、さらに小さく縮んだかのようだった。飄々とした外殻の奥の、まだ固まり切らずにどろどろとしている未熟さ。それが、彼女の本質なのかもしれなかった。
 誰が声をかけるよりも早く、臙脂のスカートのポケットからピッチが鳴る音がした。霞冴は呼吸を整えてから、おもむろに通信に出た。
「……はい。……うん……うん、わかった。すぐに行ってくるね。連絡ありがとう」
 わずかに微笑んで答えると、短い通話を終了した。
「なんか、本部に連絡があったみたいで、ほかの機関のトップからお呼び出しだって。三大機関はときどき頭が集まって話し合いとかするから、いつものそれだと思う」
「行けそう?」
「もちろん、行くよ。仕事だもの。……悪いけれど、つかさとまつりによろしく言っておいてくれる?」
 泣きはらした目で小さく笑う霞冴に、皆はもちろん、とうなずいた。いくらここから持ち直したとしても、つかさとまつりのことだ、微細な異変にも気づくだろう。
 ありがと、と言うと同時、彼女はふわふわとした長毛の猫に姿を変えた。髪と同じ色をした小さな猫は、軽やかな身のこなしで鳥居のほうへと走っていき、神社を後にした。
 その方向を見つめる雷奈の頭の中で、霞冴の能天気な笑顔と傷心した泣き顔が交互に思い返された。
 心の傷跡を隠して、気丈にふるまうことは、一見強さに見える。しかし、突けば血が流れる創痕は、なくなったわけではない。硬い殻に覆われ、守られてきたその急所が深くえぐられた時、彼女は成長と破滅の分岐点に立たされるのだろう。
 雷奈も一度は乗り越えた試練。どうか、あの健気な友人もと願う一方で、
 ――残酷な運命は、すでに動き出していた。

***

 フィライン・エデンの三大機関。一つは警察・消防組織である希兵隊。一つは役所・情報機関である情報管理局。そして最後に、教育・研究機関である学院。これらは互いに協力し合い、時に牽制しあい、市民たちの生活を支えている。中でも、学院は誰もが人生の中で一度は通る場所だ。狭義の学院である飛壇中央学院に通わなかったとしても、各学校はその傘下にあるため、広義には、学院は皆が通る大人の階段といえるからだ。
 そんな教育機関としての機能に加え、研究機関としての役割も担う飛壇中央学院は、それなりの広さを誇っている。瓦屋根の平屋が並ぶ希兵隊舎とも、現代あるいは近未来的な風体の情報管理局とも異なる、ゴシック様式に似た建築物。背の高い建物が少ないフィライン・エデンでは珍しい四階建ての最上階、応接室に案内された霞冴は、ノックをするべく人間姿になった。
 軽く響いた合図の音に、中から入室を促す声がする。つややかな木の色のドアを開けて、部屋に足を踏み入れると、すでに面子はそろっていた。
「どうも、こんにちは。局長、学院長」
「うむ」
「ご足労ありがとうございます、司令官」
 二人とも双体姿だ。もし主体だったならば、見下ろすことにならないよう霞冴も主体に戻るつもりであったが、その必要はなさそうだ。
「急にお呼び立てしてすみませんね」
「いえ、私こそ、留守にしていてすみませんでした。……急な集まりみたいですけど、どうしましたか?」
 霞冴の問いに、局長と学院長は一度、視線を交わし合った。霞冴はふと違和感を覚える。学院に招かれたので、学院長から霞冴と局長に何か話があるのだと思ったのだ。
 しかし、状況からして、二人は既に情報を共有していて、それを霞冴一人に伝えようとしているかのように見える。
 口を開いたのは、情報管理局長だった。
「単刀直入に、結論から申し上げよう」
 高いのか低いのかわからない不思議な声音。ピリリと、静電気のような緊張が背筋を走った。
 ダークやチエアリがらみの情勢が悪化した? 何か重大な事件が起こった?
 次の言葉を待つ間、そんないくつもの可能性がこめかみをよぎった。
 だが、どの予想も、あまりに的外れだった。
 なぜなら、よもや他でもない自分自身に深く関わることが告げられようなど、毛頭想定していなかったから。
「時尼霞冴最高司令官」
 こがね色の視線がまっすぐに霞冴を射止めて、

「お主を、希兵隊総司令部最高司令官の地位から解任する」
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