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入学したら未知の世界でした
7
「はいはい柊先生ですよォ~」
気だるそうに教室に入ってきたのは、白衣を着たホストだった。⋯⋯いや違う担任の先生だった。
白衣の下に第3ボタンまで開けた黒いカッターシャツに、黒のテーパードパンツをスッキリと着こなしており、首元と手元にはさりげなくアクセサリーが付いている。
無造作にセットしてあるお洒落な黒髪に、切れ長の目元にある泣きボクロが気だるげな所作に相まって大人の色気を醸し出している。
⋯⋯色気大魔王って感じだ。
「柊先生~素敵ぃぃぃぃ!!」
「柊先生抱いてくださいぃぃいい!!」
「ファンサしてぇえええ~!!」
「ホスト教師きたぁあああ!!!!」
ちなみに最後のは真後ろから聞こえてきたよ、僕は耳を塞いでいるからね、聞こえなかった事にしよう。
それにしても皆のアイドルさんへの熱がすんごい。小さくて可愛い子達の目がギランギランしてる。
⋯⋯何かに熱中出来る事はいい事、だよね、うん。
「はいはい、お前ら静かにしろよォ~」
担任の先生が気だるそうに首元に手を当てながらそう言うとピタリと悲鳴が止んだ。やっと耳から手を離せた・・・・・・。皆あれだけ叫んでよく喉やられないよね。
「はい、いい子。俺は1ーSの担任になった柊 伊織。柊先生と呼びなさいね~」
フッと笑ってそう言った柊先生を見て、僕にもあんな色気があったらモテモテになれたんだろうかなんてボケっと思ってしまった⋯⋯。僕だって目元に黒子付いてるのになぁ・・・・・・。
クラスメイトは顔を真っ赤にしてコクコクと頷いている。小さい子だけじゃなくて大きい子も。色気大魔王恐るべし。
あ⋯⋯ここの席、丁度隆が見える。なんか嫌そうな顔してる。どうしたんだろ?
「じゃあ今日はあとプリント配って終わり」
そう言ってプリントを配り、最後まで行き渡ったのを確認した柊先生は、よしとひとつ頷いてから誰かを探すように教室を見渡した。
何探してるんだろう?と思いながらも、僕には関係ないかとプリントに目を落とす。時間割と選択教科の希望用紙かぁ~。どうしようかな・・・・・・なんか高校生らしからぬ経済学とか心理学とか色々あるんだけど。
「⋯⋯あー、分からん。水瀬遥~手上げろォ」
⋯⋯ん?僕?
弾かれたように顔を上げて、きょとんとしつつもそっと手を上げると柊先生とパチンと目があった。
と思ったら柊先生のお口がカパリと空いて何故か無言で見つめ合う事に⋯⋯僕になにか用じゃなかったのかな?と手を上げたままコテンと首を傾げる。
「あ⋯⋯いやすまん、ちょっと惚けた。遥、号令終わったらちょっとせんせーんとこまで来てくれ」
そう先生が口を開いた途端、教室がザワりと震える。
「柊先生が生徒の名前を呼ぶなんて・・・・・・」
「今まで誰に頼まれても頑なに苗字しか呼んでくれなかったのに・・・・・・」
「く・・・・・・っ!顔がいいからって!かなりの美人だからって!大神様に柳様に柊先生までそんな・・・・・・!」
コチラをチラチラ見ながらヒソヒソと何かを呟いているクラスメイト達にビビる。なんて言ってるか聞こえないから余計に怖いんだけど・・・・・・何なのぉ。
それにしても個別に呼ばれるなんて僕なんかしちゃったっけ?
色々不安になりながらもコクリと頷き、はい、と小さく返事をすると、柊先生が満足そうに色気たっぷりな笑を零した。
気だるそうに教室に入ってきたのは、白衣を着たホストだった。⋯⋯いや違う担任の先生だった。
白衣の下に第3ボタンまで開けた黒いカッターシャツに、黒のテーパードパンツをスッキリと着こなしており、首元と手元にはさりげなくアクセサリーが付いている。
無造作にセットしてあるお洒落な黒髪に、切れ長の目元にある泣きボクロが気だるげな所作に相まって大人の色気を醸し出している。
⋯⋯色気大魔王って感じだ。
「柊先生~素敵ぃぃぃぃ!!」
「柊先生抱いてくださいぃぃいい!!」
「ファンサしてぇえええ~!!」
「ホスト教師きたぁあああ!!!!」
ちなみに最後のは真後ろから聞こえてきたよ、僕は耳を塞いでいるからね、聞こえなかった事にしよう。
それにしても皆のアイドルさんへの熱がすんごい。小さくて可愛い子達の目がギランギランしてる。
⋯⋯何かに熱中出来る事はいい事、だよね、うん。
「はいはい、お前ら静かにしろよォ~」
担任の先生が気だるそうに首元に手を当てながらそう言うとピタリと悲鳴が止んだ。やっと耳から手を離せた・・・・・・。皆あれだけ叫んでよく喉やられないよね。
「はい、いい子。俺は1ーSの担任になった柊 伊織。柊先生と呼びなさいね~」
フッと笑ってそう言った柊先生を見て、僕にもあんな色気があったらモテモテになれたんだろうかなんてボケっと思ってしまった⋯⋯。僕だって目元に黒子付いてるのになぁ・・・・・・。
クラスメイトは顔を真っ赤にしてコクコクと頷いている。小さい子だけじゃなくて大きい子も。色気大魔王恐るべし。
あ⋯⋯ここの席、丁度隆が見える。なんか嫌そうな顔してる。どうしたんだろ?
「じゃあ今日はあとプリント配って終わり」
そう言ってプリントを配り、最後まで行き渡ったのを確認した柊先生は、よしとひとつ頷いてから誰かを探すように教室を見渡した。
何探してるんだろう?と思いながらも、僕には関係ないかとプリントに目を落とす。時間割と選択教科の希望用紙かぁ~。どうしようかな・・・・・・なんか高校生らしからぬ経済学とか心理学とか色々あるんだけど。
「⋯⋯あー、分からん。水瀬遥~手上げろォ」
⋯⋯ん?僕?
弾かれたように顔を上げて、きょとんとしつつもそっと手を上げると柊先生とパチンと目があった。
と思ったら柊先生のお口がカパリと空いて何故か無言で見つめ合う事に⋯⋯僕になにか用じゃなかったのかな?と手を上げたままコテンと首を傾げる。
「あ⋯⋯いやすまん、ちょっと惚けた。遥、号令終わったらちょっとせんせーんとこまで来てくれ」
そう先生が口を開いた途端、教室がザワりと震える。
「柊先生が生徒の名前を呼ぶなんて・・・・・・」
「今まで誰に頼まれても頑なに苗字しか呼んでくれなかったのに・・・・・・」
「く・・・・・・っ!顔がいいからって!かなりの美人だからって!大神様に柳様に柊先生までそんな・・・・・・!」
コチラをチラチラ見ながらヒソヒソと何かを呟いているクラスメイト達にビビる。なんて言ってるか聞こえないから余計に怖いんだけど・・・・・・何なのぉ。
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