黒猫ちゃんは愛される

抹茶もち

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2学期が始まります

6

伊織先生の蜂蜜みたいに甘い笑みにぽぉっと見惚れていると、大きな手が優しく僕の頬を撫でる。

「目、閉じて」

小さな声で、甘く甘く囁く伊織先生の声に促されゆっくりと瞳を閉じる。


「そう、良い子だね。そのまま舌出して?」


おずおずと少しだけ口を開け舌を出すと、柔らかい唇に挟まれた。そのまま優しくじゅるじゅると水音を立てながら棒付きキャンディーを舐めるみたいに舐られ、吸われ続ける。

口が閉じれないので、次第に溜まっていく涎がツゥー・・・、っと顎を伝い首筋に流れていく。ただでさえ舌への刺激に翻弄されているのに、首筋を伝っていくその感覚にもゾクゾクと身体が震え刺激を拾う。


だけど先程までされていた、僕ごと全部食べられてしまいそうな、激しく気持ちの良いキスを身体が覚えてしまっているせいか少し焦らされているような気持ちになってしまい、もっと、と甘えるように伊織先生のシャツをギュッと握り込んだ。


「あぁ・・・、勿体ねぇな」


ちゅぷりと音を立てて僕の舌を離した伊織先生に、しっかりと閉じていた瞳を上げると蕩けてしまいそうなほどの熱を湛えた瞳が僕の首筋に伝う涎を捉えていた。


ぼぉっとする頭でそんな伊織先生を見つめつつも、酸素を取り込みたくて口を開けてハフハフと息をするのに必死になっていると、胸元まで伝いかけていた涎を拭うかのように、伊織先生の舌がゆっくりと首筋を這った。



『ひゃぁああ・・・・・・っ!』



先ほどまでの甘くもどかしい刺激に身体が敏感になってしまっているのか、肌を這う舌の感触に大袈裟なほど背中がしなった。


そんな僕を目を細めながらジッと見上げる伊織先生は、僕の反応を観察でもしているかのようにゆっくりと、確かめるように首筋や鎖骨、喉などのいたるところに舌を這わせていく。


「遥は首筋が1番気持ち良さそうだなぁ・・・。このたくさんピアスが付いてる可愛い耳はどうだ・・・?」

『ン・・・ッ!』


耳元で囁かれ、その甘い声と吐息にフルリと震える。


熱い舌がゆっくりと耳の裏を這っていく。軟骨につけているピアスを舌で弄ぶようにコロコロと転がし、ピアスごとカプリと甘噛みされる。

耳の輪郭をゆっくりと辿るように舌を添わせた後、急にぐちゅりと溝に舌が入れられた。そのまま舌でぐちゅぐちゅと出し入れされ、たまに思い出したかのようにトラガスや軟骨に舌を這わせる。


くちゅ、ぴちゃ、と脳に直接響き渡るような水音に、頭は真っ白になり僕はもう甘い声を出し続け伊織先生にしがみつく事しかできなかった。



「は・・・、かわい・・・。遥、きもちいいか?」


耳元でいつもより掠れた吐息混じりの艶やかな声で囁かれ、それだけで背筋にゾクゾクと快感が走り抜けた。


『ん・・・、いおりせんせ、きもちぃよぉ・・・。おねが・・・、お口の中、気持ちくして・・・?』


甘い毒に侵されてしまったかのようにトロリと惚けた頭はもう理性など残っておらず、欲望のまま、もう1回、あの気持ちいやつが欲しい・・・と、自ら舌をペロリと出し、涙を湛えた瞳で必死でおねだりをする。



「・・・あぁ、喜んで」



少し苦しそうに眉を寄せた伊織先生は、目尻を赤く染めかぶりつくように僕の唇を奪った。


最初の荒々しいキスとは違い、今度は砂糖にシロップを更に混ぜ込んだような、ねっとりとした、甘い甘いキス。


歯列をゆっくりと確かめるように何度もなぞり、口蓋をねっとりと舐め回される。左右の頬の粘膜でさえ余すとこなく舌を這わされ、舌を絡ませ合い執拗に舐られ続ける。


そのずっと続く甘い甘い刺激に、いつの間にか僕の陰茎は勃ち上がり少し触れただけでイッてしまいそうな程張り詰めてしまっていた。


いつの間にかベルトは外され、ファスナーが降ろされており、ピッタリとしたパンツには張り詰めた陰茎の形がしっかりと浮かび上がっていた。

そんな僕のそれに、少し身じろぎをした伊織先生の大きく張り詰めた硬いモノが、ゴリッ、と思い切り擦れ、僕は伊織先生の口に呼吸を奪われたまま、ビクビクと背中をしならせパンツの中に精を吐き出してしまった。


『んぅぅううう・・・・・・ッ!ふ、ぁ、あ・・・・・・ッ』


「遥・・・?もしかして、さっきのでイッちゃった・・・?」


ビクビクと震える身体からクタリと力が抜けた頃、ちゅ、と軽いリップ音を響かせて伊織先生の唇が離れていく。

脱力した身体をそのままにクタリと胸元にもたれかかると、愛おしそうに僕を見つめる伊織先生に嬉しそうにそう聞かれたので、少し恥ずかしかったけどコクリと頷いた。


すると蕩けそうな笑みを浮かべた伊織先生に少し強く感じる程に抱きしめられた。


「俺のキスでイッちゃったんだ。可愛い。すごく可愛い。そんなに感じてくれたんだな。すげぇ嬉しい。でもパンツ、気持ち悪いだろ?確か新品のパンツが置いてあったはず・・・。俺のだけどパンツだったら多分サイズ大丈夫だよな?制服は無事そうだからパンツだけ変えような」


優しく頭を撫でられ、ふわふわした思考でジッと伊織先生を見つめていると、伊織先生が珍しく悪戯っ子の少年みたいな笑顔を浮かべ楽しそうにぼくのつむじにキスを落とした。


「自分で着替えないなら俺がやっちゎうぞ?俺が遥の可愛いコレ、直接触っていいのか?」


じっとりと湿ったパンツの上から、まだヒクヒクとしているそれをスリッと撫でられまたビクリと震える。


『伊織先生なら、良いけど・・・、でも、汚いから・・・自分でできます』


そう言って伊織先生のお膝の上からゆっくりとソファへ降り、伊織先生にもたれかかるみたいに背を向けてパンツを下ろした。近くに置いてあったティッシュでノロノロと後始末をしていると、パンツを手に持った伊織先生がわざわざ僕の目の前に移動してジッと僕を見つめた。


「遥に汚い所なんてひとつもねぇよ」


そう言って床に膝を付いた伊織先生は、まだちゃんと拭けていない僕のそれを口にパクリと含んでしまった。


『へぁ・・・!?せんせ、だめ・・・っ!きたな、いっ!』


少し長めの髪をサラリと耳にかけ、残っている精液を吸い出すようにじゅるっと吸って口を離した伊織先生。

その刺激にビクビクと震える僕を見上げて艶やかに笑んだ伊織先生はヒクリと震える先端に一度ちゅ、とキスを落とした。


「遥はどこもかしこも綺麗だよ。俺がちゃんと綺麗に舐めとったから安心してパンツ履こうな?」


何事も無かったかのようにサラリと僕にパンツを履かせて制服も元通り着替えさせてくれた伊織先生。大人ってなんかすごい。


その後、またもや何事も無かったかのように膝の上に乗せられ、頭を優しく撫でられながら夏休みの思い出を聞かせてくれって言われたんだ。

伊織先生は出してないから大きいままだったのに、遥は気にしないで良いんだって嗜めるように顔中にキスを落としてくれた伊織先生。その優しさに甘えて、伊織先生にもたれかかりながら外が薄暗くなるまでたくさんお話をして寮に帰った。



伊織先生、すっごく楽しそうに聞いてくれて嬉しかったなぁ。大人の人だからか僕、つい甘え過ぎちゃう気がする・・・。

けど伊織先生は僕の事嫌いにならないって言ってくれたし・・・、これからも甘えていいかなぁ?





なんて考えながら部屋に戻ったんだけど、風紀委員も文化祭関連で忙しいみたいで隆はまだ帰ってなかった。

だからお疲れのはずな隆の為に今日は僕が夜ご飯を作って待つことにしたんだ。


明日は午後からずっと文化祭の準備。これから文化祭までは、ほぼ文化祭準備に時間が割かれる。桜華学園の文化祭は細かい所まで全部自分達で采配しないといけないからね、時間がいくらあっても足りないみたい。大変そうだけど、楽しみだなぁ~!



感想 62

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