黒猫ちゃんは愛される

抹茶もち

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文化祭はなんだか凄いです

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そろそろ教室に戻って準備しないといけないギリギリの時間まで生徒会の皆んなと一緒に写真を撮ったりしてみんなの息抜きをした後、またパタパタと急いで喫茶店に向かう。

月城兄弟と湊くんは午前は生徒会の見回りがあるから、午後からの接客担当時間までに着替えるんだって。

執事服とかメイド服で見回りしてたら人垣が出来て見回れるものも見回れなくなる!って言ってた。人気者も大変だよねぇ。


それにしても・・・もう色んな格好の生徒達が居たからメイド服くらいで目立たないと思ってたんだけど、僕が通ると凝視されるっていう謎の事態に遭遇しちゃった。

みんなメイドさん、そんなに珍しいのかな?なんて思いながら宣伝になるしまぁいっか!と放置してどんどん進んでいく。


Sクラスの喫茶店の前に辿り着くと、既に教室のドアは開け放たれておりお客様をお迎えする準備万端だった。今日は何も手伝えてなくて申し訳なかったなぁ。


『ごめんなさい!遅くなっちゃいました!』


慌てて教室に入りペコリと頭を下げると、ザワザワしてた教室内が一気にシン、と静まった。


そのあまりの静かさにキョトンとして教室に視線を向けると、執事服の隆と颯汰と律、メイド服の雪兎が4人で固まってポカーンとお口を開けたまま僕をジッと凝視していた。うん、この反応だいぶ慣れてきた気がする。


「ありがとな遥~!助かった。準備の事は気にしなくても大丈夫だ。この後は遥も文化祭楽しんでな」


止まっていた教室の空気をスパンと断ち切るように伊織先生がそう言ってくれ、その一声で教室の空気が動き出した。


『いえ、僕はお友達に会いに行っただけって感じでしたし・・・。でもありがとうございます。いっぱい楽しみますっ!』

えへへ、と笑った僕の頭をセットを崩さないように優しくポンと1度撫でてくれた伊織先生は、じゃあ俺も見回り行ってくるからお前ら頑張れよ~!ってヒラヒラと手を振って教室を出ていった。

何故かクラスメイトさん達からチラチラと視線を感じたけど、とりあえず4人の元へパタパタと走った。


『みんなすっごく似合ってるねぇ・・・!隆と颯汰と律はすーっごく格好いいし、雪兎はすっごく可愛いっ!後で一緒に写真撮ろうねっ!』


隆はいつも長めの前髪を立ち上げて分けてサイドに流してるんだけど、今日はオールバックにされててなんだか凄く大人っぽい。

颯汰は短い髪の毛を無造作にセットしてあって、いつは爽やか~!って感じなのに今日はちょっと色気が出てる。

律はいつもサラサラに下ろしてる髪の毛をパーマみたいに巻いていて、モノクルをかけているからかいつもよりこなれ感というかおしゃれ感が凄い。

雪兎はメイド服は僕と同じだけど、金髪ロングのふわふわに巻いたウィッグを被ってストッキングは白、靴は僕とお揃いでケモ耳は白兎さん。元々の顔立ちが綺麗だから女装姿もめっちゃめちゃ美人さん。



キラキラと瞳を輝かせそう言うと、隆と颯汰と律は頬を染めてありがとうって嬉しそうに笑ってくれた。雪兎は、可愛い・・・俺も格好良いがよかった・・・ってちょっと不満そうだったけど、そんな表情も可愛かったからメイドさんに選ばれてとっても良かったと思う。眼福。


みんなと一緒に写真を撮る約束をしたと同時に、文化祭の開催が放送で宣言された。



よしっ!今日の準備お手伝いできなかった分ご主人様へのお給仕、頑張るぞーッ!

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