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【1周目】最強の″推し″を幸せにしたいモブが、激重執着を引き出して地獄みたいな溺愛えっちされる話。
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***
【実績解除】
『間違えた愛しびとend』の実績を解除しました。
エンディング到達おめでとうございます。
あなたの目的が達成されましたか?
お好みの″エンディング″を迎えられるまで、あなたは何度でもやり直すことができます。
運命を、やり直しますか?
▶︎はい ▷いいえ
***
まだ陽の上らない深夜、目を覚ましたリセは自分の前に浮かぶ文字列を呆然と見つめていた。
(なんで、こんなことになっちゃったんだろう…)
フレックスは、無理を強いるような人じゃなかった。
彼に言われた言葉が何度も頭の中に反響する。
好きだと、居なくならないでくれと。私を追い詰めながら言う強制的な言葉はどれも懇願の色を帯びていた。
彼を変えてしまったのは、私だ。
本当は、セーニャが彼の心を救ってフレックスはセーニャを想い満たされていく筈なのに、私がその場所を奪ったんだ。
彼を幸せにしたいなんて言っておいて、物語に存在しないモブのくせに彼の優しさに甘えて近くに居座り続けたからこんなことになったんだ。
結局はゲームの彼のしか私は見てなくて、
フレックスに人として向かい合ったことなんて私にあったのかな。
こんな、犯罪を冒させて。
私は、彼に助けてもらったくせに。
彼の心も、優しさも、踏み躙ったんだ。
「…ごめん、ごめんね、フレックス」
隣で寝息をたてる彼は、満たされたような顔をしていた。
それがどうしようもなく悲しくて、涙が溢れる。
誰よりも魔術の才能があって、頼り甲斐があって、優しいこの人の隣にいるのが私だなんてこと、あってはいけないことなのに。
「今度は、間違えないから。」
リセは、【▶︎はい】と浮かぶ文字列に触れた。
文字を中心に魔術陣が発現し、視界がぐるぐると回転し歪んでいく。
暗転する中まだ隣で眠るフレックスの手を握る。
間違った運命ではあったけど、この人に愛されたこと。家族として当たり前に隣にいられて、ずっと幸せだった。
出会った時、孤児の私を引き取ってくれて、あなたが助けてくれたときのあの安心感はきっと、何度人生をやり直してもずっと忘れられない。
情熱的に求められた身体の熱は燻ったまま、私を知らない彼になってもきっと私は彼の熱を求めてしまうんだろう。
……大好きだよ、フレックス。
今度は間違えない。
必ずあなたを幸せにしてみせるから、
だから、さようなら。
「…………リセ………?」
***
———解*】
『間違えた****——』の——を**しま——。
エンディ*グ到達おめ———ござ*ま——
あなたの**が——さ*ま*たか?
———の″エンディング″を**られるまで、***は————やり直す——ができます。
———、———————?
▶︎** ▷***
***
「………なんだ、これ………」
横にいない、捕まえたはずの愛しいひと。
目の前に浮かぶ、超自然的な現象の文字列。
そこから感じる、たまに彼女から発せられていた異様な魔力。
既に魔術を展開した跡らしい文字化けしたソレを前に、
彼は、静かに手をかざした。
【end】
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