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第3章
第14話 再会
しおりを挟む無限に繰り返される行程をただ眺め続けるだけ。
いい加減、頭が変になりそうだった。
変…変といえば、ここにいる奴らはとても静かだ。ストレスで喧嘩をしたり、奇行に走る奴、脱走を図る奴さえもいない。
これは…おかしいんじゃないか…
「おい!」
「あ?ランチタイムにはまだ早いぞウサギ!寝ぼけてんのか?!ティータイムってか?!」
「お前ではない。後ろのお前だ。」
「俺ですか?」
「そうだ貴様だ!」
「一体なんの用でしょうか?」
「図が高いぞ!控えぬか!!」
そう言うと警備のラビットは後ろに下がり槍を片手に片膝をついてしゃがみ込んだ。
「まぁまぁ、聞きたいのはこっちなんだ、そんなに脅かさなくてもいいと思うぞ?」
警備のラビットの後ろからとても懐かしい声が聞こえてきた。かと思うと、ピンとした長い耳、白くフワフワの毛に包まれた顔には大きな瞳が2つ。
「オイラに会いたいって言ったのはお前か?」
「……シュ…ガー?ホントにお前なのか?」
長い前歯を二本覗かせた笑顔は昔と変わらない。
目頭が熱いと思ったら自然と涙が溢れ出していた。
「全く、急に走り出すもんだから。俺、あの後から結構成長したんだぜ!此処のことも結構分かってきたんだ!だから」
「悪いけどよ。オイラ、お前と会った覚えなんてないんだ。」
「そ、そんな訳ないだろ!?一緒にワイバーンから隠れたり、走ったり、それに木に登ってこの鳥籠の事教えてくれたじゃないか。一緒にファームを目指して」
「オイラは確かにお前たちよりも馬鹿だ。だがな、天地が返ってもオイラ達がプレイヤーの力になる事は無い。」
「待てよシュガー!俺お前に!」
ガチャン
牢へと続く扉は冷たい音を立てて閉じられた。
何でだ!どうして!?何が起きたんだ!?
シュガーは嘘をつくような奴じゃない!…筈だ。
俺が…おかしいのか……
『オイラ達がプレイヤーの力になる事は無い。』
だったら…どうして…助けたんだよ。
その時、上の方から大きな爆発音が響いてきた。
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