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異世界きちゃったよ。
しおりを挟む(とりあえず、状況を整理してみるか。
これっていわゆる異世界転移ってやつだよね?
まさか小説で読んでるような展開とかになっちゃう感じ?
あー、、、、、めんどくさ。
これからどうしよーかな、、、)
そう思いながら目の前でやたら偉そうに喋る王様のような小太りの男と、
そいつの話しを混乱した様子で聞いている転移者と思われる複数の男女たちを、
一歩下がった位置で見ていた長谷部 陸18歳
彼はすでに目の前の光景より
今後の異世界生活をどうするかに興味がうつっていた。
「突然の事で混乱しているかと思う。お主らをこの世界に召喚したのは我が国の秘術、特殊召喚魔法によるものだ。
お主らには魔王討伐をして世界を救ってもらいたい。」
(今まさにテンプレな展開になっているようだ。
この場合、この後の展開としてだいたいステータスの確認と、ダンジョンでの特訓、魔王討伐へ旅に出る流れだな。
どっかのタイミングでフェードアウトしておこう。先にステータスでも確認しておくか、、)
心の中でステータスオープンと唱えたリクは、
自分のステータスを先に確認する。
名前 ハセベ リク
種族 人族
職業 暗殺者
レベル 1
HP 500
MP 1,000
力 250
防御 250
素早さ 350
運 ∞
[スキル]
なし
[固有スキル]
創造
[称号]
異世界転移者
創造神の加護
(おっ、ラッキー!スキルで創造あるじゃん。
これさえあればこの世界でなんとでもなるか。あとはどうやってフェードアウトするかだが、、、よし!)
「あのー王様、1つ聞いてもいいですか。」
「なんだ、申してみよ。」
「魔王討伐は必ず俺らがしないといけないのでしょうか。」
「いや、必ずしもそうではない。
ただし、召喚者には魔王を討伐できる素質を持っている者が多いと言い伝えがある。
だからどうしてもお主らを頼るしかないのだ。」
「多い、ということは全員が素質を持っている訳ではないのですね?」
「その通りだ。中には戦闘に向かない、もしくは何の素質もない者もいるようだ。まさか、お主はそうなのか?」
「はい、残念ながらそのようです。先ほどステータスを確認しましたが何の素質もありませんでした。(まあ、ウソなんだけどね)」
「なに!?それは本当か!?
ん~確かに言い伝えではそういう者もおるが、
念のためステータスを確認させてもらうぞ。
おい、あの者を鑑定せよ。」
(バレないように創造スキルで隠蔽を創造して、、、よし!これで大丈夫だろ)
名前 ハセベ リク(隠蔽中)
種族 人族
職業 村人
レベル 1
HP 50
MP 10
力 25
防御 25
素早さ 35
運 10
[スキル]
なし
[固有スキル]
なし
[称号]
異世界転移者
「うむ、、、本当のようだ。
それになんというステータスの低さだ、、、
お主を召喚したのは失敗だったようだ。
おい!だれか!この者を今すぐつまみ出せ!魔王討伐の素質がない者に用はない!」
(なるほど、そういうパターンね)
俺に素質がないとわかった途端、急に王様の態度が悪くなったと思ったら、
衛兵にすぐに城を追い出されてしまった。
まあ殺されないだけマシか。
殺そうとしてもうまく逃げられたけどさ。
とりあえず、うまくフェードアウトできたことだし、自由にいきますか!!
さて、これから当面の生活資金をどうするかだけど、
無難に冒険者になろうかな、
ちょっと楽しそうだし。
というわけで早速冒険者ギルドに登録しにやってきた。
受付待ちしていると早速、、、
「おい!てめえみてえなヒョロいガキが冒険者なんてなれると思ってんのか?!ああ!?殺されたくなきゃとっとと消えな!!」
と、無精ひげを生やした山賊っぽい見た目の男が絡んできた。たぶん拳闘士っぽい。筋肉ムキムキなわりに武器が見当たらないし。
てか、酒くさい。顔近い。そして歯がない。
うん、キモい。
(おーまたテンプレきたー
ちょっと煽ってみようかな、、)
「あのー、その汚い面で話しかけないでもらえるかな?そんなにヒマなら依頼でも受けたら?それともブサイクは依頼受けさせてもらえないの?」
「なんだとこのガキがあ!!てめえギルド内では手出せないからって調子こいてんじゃねえぞ!!ギルドから一歩でも外に出てみろ?それがてめえの最後だ!!」
(あーあーギルド職員がいる前でそんなこと言ってもいいのかな)
そんなどうでもいい事を考えつつ、適当に煽っていたら自分の受付の番になったので、とりあえず受付嬢に話しかける。
「冒険者登録お願いしたいんだけど」
「はい。かしこまりました。それではこちらに名前と職業を記入していただき、このカードに血を1滴垂らしてください。
・・・・はい。これで冒険者登録は完了です。
リクさんは1番下のEランクからスタートになります。
諸々の説明はこの冒険者ギルドのしおりをご覧ください。
最後に、、先ほどのような冒険者同士のケンカにギルドは一切関知しませんので。頼ろうなんて思わないように。」
と、淡々と受付は終了した。
なんとなく分かってだけど、
この受付嬢冷たいねー。
冒険者ギルドってそんなイメージあったけど。
まあ依頼が受けられれば別にいいや。
ということでゴブリン討伐の依頼を早速受けた。
生活資金を貯めなきゃだし。
依頼を受けて早速森に向かおうとギルドを出たところで、さっきのブサイク男に再度絡まれた。
「よお!待ってたぜえ!とりあえず死ねや!!」
(あ、すっかり忘れてた、、、)
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