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十六夜、ポエム(獣)
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僕は自分の中に獣を飼っている。
時々暴れ出す、僕の獣、押さえきれる自信が無い。
今日、暴れるか。明日、暴れるか。神のみぞ知る。
このままでは、気が狂いそうだ。
何とかしなければ、とりあえず、体を鍛えよう。
マラソンと腕立てをはじめた。
体を動かすことで、僕の獣を封じようとした。
足りない、まだ、足りない。
野獣と逆は何だ、獣と相いれないものは何だ。
そんなとき、ひとひらの花びらが顔に当たった。
ふと、顔をあげると桜が風に舞っていた。
こんな綺麗な桜にも気が付かないなんて・・・・・・・・
もしかして、綺麗なもの美しいもので押さえられるかも。
花や鳥を見よう、それを言葉にしよう。
<獣(けもの)>
ひとひらの花びらが僕の獣に優しくささやく
怖がらなくて良いんだよ
誰も君を傷をつけないから
鳥のさえずりが、僕の心を包んでくれる
僕たちは君の友達だよ、仲良くしようよ。
さわやかな風が、春の匂いを運んでくる。
寒い冬は終わりをつげ、暖かい春を届けに来たよ。
我慢しなくていいよ、みんな見守っているから。
太陽の暖かさが、僕を支えてくれる。まるで父親のように
でも、僕の中の獣が檻のなかで吠える。
世の中なんて、くだらない。全て滅べば良いんだ。
生きる価値なんて無い。自由も尊厳も無い。
腐った、汚れた、ヘドロまみれだ。ひと皮むけば悪人だらけだ。
みんな自分のことしか考えていないクソ野郎どもだ。
「ぐぅるるるる・・・・・・ぐぅるるるる・・・・・・」
僕の中の獣が檻の中で暴れまくる。
悲しんだ桜の花が僕の獣を包んだ、そのまま獣は寝てしまった。
今日は、そのまま寝ていなさい。桜が僕に言う。
「ありがとう」と僕は桜にお礼を言う。
「詩と死は同じなのかもしれない」寝ている獣を見ながら僕はつぶやいた。
「ふぅ~」と大きなため息をついた。
今日一日、無事に終わったことを神に感謝した。檻が壊れないことを祈りながら。
これが哀しく哭く愛する僕の獣にささげる「詩」で有り「祈り」でもある。
今ある命に感謝をこめて。
時々暴れ出す、僕の獣、押さえきれる自信が無い。
今日、暴れるか。明日、暴れるか。神のみぞ知る。
このままでは、気が狂いそうだ。
何とかしなければ、とりあえず、体を鍛えよう。
マラソンと腕立てをはじめた。
体を動かすことで、僕の獣を封じようとした。
足りない、まだ、足りない。
野獣と逆は何だ、獣と相いれないものは何だ。
そんなとき、ひとひらの花びらが顔に当たった。
ふと、顔をあげると桜が風に舞っていた。
こんな綺麗な桜にも気が付かないなんて・・・・・・・・
もしかして、綺麗なもの美しいもので押さえられるかも。
花や鳥を見よう、それを言葉にしよう。
<獣(けもの)>
ひとひらの花びらが僕の獣に優しくささやく
怖がらなくて良いんだよ
誰も君を傷をつけないから
鳥のさえずりが、僕の心を包んでくれる
僕たちは君の友達だよ、仲良くしようよ。
さわやかな風が、春の匂いを運んでくる。
寒い冬は終わりをつげ、暖かい春を届けに来たよ。
我慢しなくていいよ、みんな見守っているから。
太陽の暖かさが、僕を支えてくれる。まるで父親のように
でも、僕の中の獣が檻のなかで吠える。
世の中なんて、くだらない。全て滅べば良いんだ。
生きる価値なんて無い。自由も尊厳も無い。
腐った、汚れた、ヘドロまみれだ。ひと皮むけば悪人だらけだ。
みんな自分のことしか考えていないクソ野郎どもだ。
「ぐぅるるるる・・・・・・ぐぅるるるる・・・・・・」
僕の中の獣が檻の中で暴れまくる。
悲しんだ桜の花が僕の獣を包んだ、そのまま獣は寝てしまった。
今日は、そのまま寝ていなさい。桜が僕に言う。
「ありがとう」と僕は桜にお礼を言う。
「詩と死は同じなのかもしれない」寝ている獣を見ながら僕はつぶやいた。
「ふぅ~」と大きなため息をついた。
今日一日、無事に終わったことを神に感謝した。檻が壊れないことを祈りながら。
これが哀しく哭く愛する僕の獣にささげる「詩」で有り「祈り」でもある。
今ある命に感謝をこめて。
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