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第83話

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「菟道郎子」戦、何とか終了
余談ですが京都の宇治ダンジョンに出る個体「菟道郎子」はもっとつおいとか、種族も「不死人」から「魔神(デーモン)」に替わってるらしい


取り敢えずドロップ品を回収しつつ全員に「菟道郎子」の肛門爆破の件を口止めして置く。でないとネトウヨにバレたらマスゴミに付けられた「お騒がせ男」の名前がさらに悪化する(菟道郎子は仁徳帝の兄弟で皇族ですから右翼さん激おこ案件)

ここはボス部屋なので再出現するまで約8時間の間、敵の出現は無い筈なので暫く休憩を取る

…無い筈…はずだったのだが…

警戒として周囲に展開していた魔力探知が強力な魔力を持つ者ががこちらへ向かっている事を観測
万象先生曰く、徘徊ボスモンスターで間違い無いらしい


全員にこの件を報告すると「えー」って反応
疲れてるのは解るけど、どーしようもないので接敵準備してもらう…徘徊(ワンダリング)モンスターが向こうから寄って来るのは僕も初めてだし割と緊急事態?

数分後…扉の前を警戒していた僕達だったがその期待は裏切られた

後方の壁が爆音を立てて崩壊してそこからモンスター登場…しかも崩壊に巻き込まれ、後方待機させていた養父母一家が瓦礫の下敷きになる最悪のおまけ付き

…そんな状況での接敵…

対するは仁徳帝の元正妻と言われる不死人



「宿禰姫」

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