モンスター娘を絶滅から救うため、俺は種付け係に任命されてしまいました

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第一章 孕ませ創造主と異種族ハーレム

第十六話 自称アイドルのローレライに言葉責めされながらオナニーをする話

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 ある日、俺は海に流れているこの島の河川がどこまで続いているのか知りたくなり、近くの川の畔を歩いていた。

「■■■■■■!!」

 すると、悪魔の断末魔のような恐ろしい声が聞こえ、それがとある洞窟から流れてくることに気づいた。

「誰かいるのか?」

 こんなに恐ろしい声を出すなら危険な存在かもしれないと思い、俺は身構えた。
 いざとなればスキルを使って戦うことも可能だが、戦わずに会話だけでなんとかしたいところだ。
 一度、ピュイかドーナに報告しておこうかと悩んだが、偵察だけなら問題ないだろうと考え、洞窟の奥に進むことにした。

「■■■■■■■■!! ■■■■!!」

 声は洞窟の中に反響しており、声の主が奥にいることを確信する。
 辿っていた川も洞窟の中に続いており、俺はここまでと同じ川に沿って歩いていく。

「もし女の子だったら、交尾しなくちゃいけないんだよな……」

 俺は声の主の姿を想像する。
 もしかしたら、全身毛むくじゃらで俺を軽々と投げ飛ばしてしまうような怪物かもしれない可能性はありえないこともない。
 川の近くにいるのだから水棲生物の可能性もあるが、二足歩行するカエルやら手足の生えたサケなんかが相手だと流石に性欲が湧く気がしない。

「いや、スライムで抜けたから案外いけるのかも……俺の性癖、だんだんおかしくなってるな」

 最悪、人間の顔とおっぱいがあれば勃起出来る気がする。
 俺は覚悟を決めて声のする方に足を踏み入れた。

 しかし、洞窟の奥にいたのはピュイと年齢が変わらないくらいの可憐な少女だった。
 上半身は人間で下半身は魚なこの少女の種族は心当たりがある。

「あれは『ローレライ』? ……『妊娠確認』」

 母体:レイン
 交尾回数:0
 出産回数:0
 状態:処女
 交尾、妊娠共に可能。

「■■■■■■■!! ■■■■■! ■■■■!」

 そして、今まで聞こえていた恐ろしい声の主は彼女だった。
 だが、レインは俺に気づくと口を閉ざしてしまった。

「あ、あはは、どうも、初めまして……」
「……何? 私は今、新曲の練習してるんだけど」
「なんだ、普通に喋れるじゃないか」

 やけに流暢に話すため、俺はさっきまでの声とのギャップに驚いていた。

「普通に喋ることに驚くってどうなのよ。それより、あんた、さては私のファンなのかしら?」
「ファン?」
「そうよ。私は歌って踊れるローレライのレイン。職業はアイドルよ」
「アイドル? ……ああ、確かローレライの間で流行ってるとかいう職業か。人間でも真似している人はたまにいたな」
「へぇ。アイドルについては知ってるのね。ところで私の歌はどうだった?」
「えっ……あれ歌だったのか?」
 
 あれが歌だとすれば上手いとか下手とかそういう次元じゃない。
 歌は歌でも呪いの歌ではないだろうか。

「その顔はなんなのよ、私の歌に文句でもあるの?」
「とても個性的な歌だったな」
「つまらない感想ね。でも、いいわ。いずれ私はトップアイドルになるんだから!」

 こんな世界になってしまっては不可能な夢ではないだろうか?

「それはそうと、頼みがあるんだが」
「はあ? リクエスト曲でもあるの?」
「俺と交尾して欲しい」
「絶対嫌よ」

 レインはこの上なく嫌悪感に満ちた表情で断ってきた。

「それは……どうしてだ?」
「常識的に考えて初対面でそんなこと頼まれても嫌に決まってるでしょ! そもそも、私はアイドルなの! 恋愛とかスキャンダルの種になることは全面お断りよ!」
「だからってローレライの種族が滅びてもいいのか?」
「全然気にしないわ。種族の存続とか私にはこれっぽっちも興味がないもの」

 レインの言い分は自分本位だが、その考え方を俺が否定することは出来ない。

「そこをなんとか! この通り!」

 だが、俺も引き下がる訳にはいかないので、土下座して頼んでみた。

「ちょっ、頭下げられても困るわよ!」
「先っちよだけ! 先っちよだけだから!」
「それ絶対守らないやつよね!?」
「お願いだ! 子作りが俺の仕事なんだ!」
「……………………はぁ。もう少しまともな口説き文句は言えないの? 仕事だから交尾してくれだなんて初めて言われたわよ。アイドルだから私とヤりたいって素直に言えばいいのに」
「半分は本当のことだ。俺は例え相手が二足歩行のカエルだろうが手足の生えた鮭だろうが交尾をする」
「マジで言ってるの? ……しょうがないわね。見抜きくらいならしてもいいわよ」

 レインはそう言って、アイドル衣装らしき上着の前ボタンを開けて下着を見せる。

「オナニーはいいのか?」
「だってこれ以上断ったらレイプされるかもしれないし。でも、おさわりは禁止よ。ぶっかけるのもなし。守ってくれたら子作りも考えてあげる」

 レインは俺の肉棒をじっと見つめていた。

「ほら、早くシコりなさいよ」

 レインに促されて俺は立ったまま右手で肉棒を扱き始めた。

「はぁ……はぁ……お前はオカズにされていて平気なのかよ」
「どうせアイドルをやっていたらファンのオカズにされることは分かりきってるし、今着ている下着はステージ衣装の一部みたいなものだから見られてもどうってことないわよ」
「そ、そうなのか」

 レインはアイドルだけあって衣装の下から見える肌も綺麗で容姿にとても気を遣っているようだった。

「あんたこそ見るだけでそんなにちんちん大きくして変態なの?」

 俺はそう言って冷たい視線を送ってくるレインの表情にゾクゾクとしたものを感じた。

「今の表情すごくよかった。もっと罵ってくれ」
「はあ!? ガチの変態なの!? うわぁ……気持ち悪いから黙ってくれる? 出来れば同じ空気吸わないで。変態が伝染るから」
「うっ……」
「さっさと射精しなさいよ。私忙しいんだからあまり時間を取らせないで。あんたに構っている時間なんてないの」
「そ、そんなに早くは出せない」
「だったらもっと手を動かしなさいよ。オナニーすらも一人で出来ないの? あんたって愚図でのろまな男ね。どうせ女の子にもモテないんでしょ? あんたはアイドルを眺めてシコってるくらいがお似合いなのよ。だから、こうして生のアイドルをオカズに出来ることを光栄に思いなさい」
「で、射精る! レイン! 射精すぞ!」
「気安く呼び捨てにしてんじゃないわよ、この腐れちんこ野郎」

 びゅるっ! びゅるるるるっ!

 俺の放った精液は思いの外遠くまで迸り、レインの顔にまで届いてしまった。

「うわぁ……くっさ。衣装汚れちゃったじゃない」
「す、すまない」
「ぶっかけはなしって約束だったわよね? 子作りの話はなかったことにさせてもらうわよ」
「そんな……」
「…………だ、だけど、あんたのオナニー、意外と面白かったからちょっとだけサービスしてあげないこともないわ。また一週間後に来なさいよね! 分かったら帰りなさい!」

 しかし、レインはツンデレっぽく謎の発言をして、俺を洞窟から追い出したのだった。
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