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第二章 竜の魔王とモンスター娘四天王

第三十ニ話 恥ずかしがり屋なサイクロプス娘に子作りおねだりをさせる話

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「それで、ホブコちゃんからペルーダのことは聞き出せたの?」

 昼になり、俺が屋敷の執務室に戻るとドーナが話しかけてきた。

「駄目だった。快楽堕ちしても仲間のことは一切吐かないとは大した忠誠心だ」
「一筋縄ではいかないみたいね」
「ピュイを一刻も早く助けてやりたいところだがな」
「だけど、現時点ではこちらから攻め込むのは得策ではないと思うわ。あなたが捕まってしまったら、世界はあの魔王の手に堕ちてしまうのだから。取り敢えずは四天王を倒して戦力を削いでいくしかないわね」
「それにしても、ドーナは随分と今回の件に協力的だな」
「当然でしょ。この世に女王は二人もいらないわ! いずれ建国するドーナ王国のためにも、ライバルは蹴落としておかないと!」
「そんな設定もあったな。すっかり忘れてた」
「忘れないでくれるかしら? 言っておくけど、あなたはあくまで私のお婿さんなのよ? つまり、私の方が立場は上なの。肝に銘じておきなさい」

 ドーナはびしっと俺を指差して忠告するが、今更ドーナをペルーダに匹敵するような脅威に思うことは出来ないのだった。

「そう言えば、今日は街のモンスター娘から依頼が来ていたな。その書類どこだったか……」
「話を逸らすんじゃないわよ。……その依頼書ってこれのことじゃないかしら?」

 ため息をつきながら、ドーナは床に落ちていた紙を一枚拾って俺に渡してくれた。

「おお、ありがとう」
「少しは部屋の整理もしなさい。どうせエメスちゃんにも怒られているんでしょ?」
「あいつが持ってくる書類のせいだよ。仕事を次々に押しつけやがって……」
「たった一つの島とはいえ、あなたは領地を治める立場なんだから仕方ないわ。こればかりはエメスちゃんのような末端が処理出来る仕事じゃないもの」
「元女王様が言うと説得力があるな。……分かってるさ。俺には責任があるんだ。必ずこの世界を繁栄させてやる」
「うふふ。その意気よ。でも、辛くなったら私に全部任せてくれてもいいのよ? その時は私が代わりにこの世界を治めてあげるから」
「絶対にそんなことはしない」

 ドーナに支配権を渡してしまえば大変なことになるような気がして俺は強い口調で断った。

 ✕ ✕ ✕

「こ、こんにちは。初めまして……サイクロプスのキョロです……」

 夕方、俺は依頼を頼んできたモンスター娘の家を訪ねる。
 依頼を頼んできたのは一つ目の人間とよく似た姿のモンスター娘だった。

「ああ。俺はちゃんと知ってるさ。街に住まわせる許可をしたのは俺だからな」

 キョロがここに住み始めたのはホブコが襲来する直前だったので、彼女がモンスター娘四天王の一人ではないかと俺は警戒していた。
 街の住民を敵だと疑いたくはないが、キョロはずっと俺と目を合わせてくれず、何か隠しごとがあるのではないかと考えてしまっていた。

「実は……創造主様に折り入ってお願いがありまして……」
「わざわざ依頼書で俺を呼ぶなんて大事な話なのか? 子作りなら、今すぐでも付き合うが――」
「い、いえ! そういうことではなくてですね! ……わ、私を痴女にしてください!」

 目を閉じて大きく息を吸ったキョロは突然、そんなことを言い出した。

「痴女にして欲しい? お前は何を言い出しているんだ」
「くだらないお願いで申し訳ありません。……私、昔から他人と目を合わせて話すのが苦手で……他の種族の皆さんとも仲良くなるためにこの性格を直したくて……」
「痴女になれば恥ずかしがり屋な自分を変えられると思ったのか」

 拍子抜けな内容に俺は彼女を疑うのが馬鹿らしくなった。
 流石に彼女がモンスター娘四天王である可能性は低いだろう。

「やっぱり無理ですよね……。やっぱりこの依頼は忘れてください。創造主様の貴重な時間を使わせていただく訳にもいきませんし……」
「誰も引き受けないとは言ってないぞ」
「ほ、本当ですか!?」
「ただし、それなりの覚悟は見せてもらわないとな」
「ごくり……私は何すれば……」
「まずは俺を誘惑してみろ。痴女になりたいならそれくらいは出来ないとな。俺に指一本触れず、俺のちんこを勃たせてみせろ」
「いきなり難しくないでしょうか?」
「つべこべ言うな。いつまで経ってもその性格を直せないぞ」
「す、すみません……」

 キョロはおどおどしながら俺の股間を見つめていたので俺は自分のズボンを下ろして勃起していない肉棒を剥き出しにした。

「ひゃあああっ!?」
「ちんこ見せられたくらいで喚くな。ほらほら、まだ全然勃起してないぞ」
「すみません! すみません!」

 両手で大きな目を覆い隠して謝るキョロだったが、彼女はこっそり指の隙間から俺の肉棒をがっつりと見ていた。

「誘惑なんてどうすれば……裸になったらいいのかな?」

 悩みながらもキョロは服を全て脱ぎ、程よく整ったおっぱいとまだ男の味を知らないまんこを見せてきた。
 しかし、それだけでは俺の肉棒は反応しない。

「自己紹介でもしてみたらどうだ? えっちな感じで頼むぞ」
「え、えっちな自己紹介ですか?」
「自分のチャームポイントなんかを教えてくれ」

 視線を俺の足元に向けたキョロは考え込む。

「……すみません。チャームポイントなんて思いつかないです。私、サイクロプスだから他の皆さんのように変わった特徴もないし、一つ目なんてえっちなことには向いてないし……」
「いや、一つ目もチャームポイントだと思うがな。えっちな気分になるかは別として、俺はかわいいと思う。瞳がキラキラしていて見つめ合いたくなる」
「ええっ!? 急にそんなことを言われると恥ずかしいです……」
「恥ずかしくなんてない! もっと自信を持て! お前には立派なおっぱいもあるだろ!」
「私のおっぱいなんて大したサイズでは……」
「おっぱいは大きさだけが全てじゃない! 胸を張れ! お前の美乳を見せつけるんだ!」
「わ、分かりました!」

 キョロは背筋を伸ばし、自分のおっぱいを手で持ち上げる。

「私のおっぱい……じっくり見ていってください」

 そう言って彼女は自らの手でおっぱいを揺らす。
 柔らかそうなおっぱいが俺の目の前でたゆんたゆんと弾む。
 俺の肉棒はその光景に反応して僅かばかり勃ち上がった。

「ううっ……見られるの恥ずかしい……だけど、ちょっと身体の奥が疼くような……」

 次にキョロはまんこに触れてスリットを人差し指で撫でる。

「創造主様……いえ、先生。私、しっかり誘惑出来ていますか?」
「後はおねだりが出来たら及第点だな」
「え、えっと……私のおまんこに先生のおちんちんをください」

 キョロが何度か俺と目を合わせようとしており、俺はいつの間にか心の中で彼女を応援していた。

「せ、先生がおちんちんを入れてくれないと、私……おかしくなっちゃいます。だから――」
「ああ。合格だ」

 俺はキョロの片脚を持ち上げて、そそり立った肉棒をまんこに突き立てた。

「うっ、ああああっ!」
「声を上げるのは気持ちよくなった時だけにしろ。痴女になりたい奴が処女喪失で泣き叫んでどうする」
「んんっ!」

 キョロは歯を食いしばって一生懸命痛みを堪えている。
 更に、彼女は俺に抱きついて、串刺しにされたまま両脚で俺の腰に組みついた。

「だからって、自分から飛び乗ってくるか? このスケベ女!」

 俺はキョロの腰を持ち上げ、膣奥を何度も突く。

「あああっ! おまんこの中、びりびりしてるっ! お腹が張り裂けちゃう!」

 重力に身を任せた抽送は俺とキョロの性感覚に強い衝撃を与える。
 
「キョロ! 孕ませるぞ!」
「あっ! ああっ! き、来てください! 中出ししてっ!」
「うっ――」

 どくっ! どくんっ! どびゅるるっ! びゅるっ! びゅるっ!

 キョロの膣奥に深々と突き刺した肉棒から精液が溢れ出し、キョロは俺の子供を孕まされた。

「……はぁ。先生、どうでしたか?」
「これからも定期的な指導が必要だな」
「ふふっ、よろしくお願いしますね」

 キョロは俺と目を合わせてにこりと笑みを浮かべる。

「目、合わせられるじゃないか」
「あっ」

 俺が笑い返すとキョロはまた恥ずかしそうに目を逸らしてしまった。
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