モンスター娘を絶滅から救うため、俺は種付け係に任命されてしまいました

文字の大きさ
60 / 92
第三章 妖精の女王と収穫祭

第五十九話 汗だくユニコーン娘に腋コキしてもらう話

しおりを挟む
 魔王ペルーダを倒してから数週間後、俺はユニコーン娘のヴァージニアに跨って砂浜を散歩していた。
 散歩とは言っても、ヴァージニアは全速力で走っており、吹きつける潮風が心地よい。

「……ふぅ」

 しばらくしてヴァージニアがジョギング程度まで徐々にペースを落としていった。

「すまない創造主殿、運動に付き合わせてしまって」
「気にするな。しかし、どうして急に俺を乗せてランニングなんて始めたんだ?」
「産後のダイエットだ。妊娠中は激しい運動が出来ないから普段よりもきつい運動で身体の調子を戻さなくてはならない」
「運動したいなら今から俺と交尾するか?」
「またすぐに孕まされたら運動をした意味がないではないか……」
「大丈夫だ。今回は中出ししないから」
「……仕方がない男だな」

 俺がヴァージニアの背から降りると、ヴァージニアは前後の足を折り畳んで地面に座り込む。
 ヴァージニアの体表は汗でしっとりと濡れているが、火照った肌からは彼女の温もりが伝わってくる。

「汗を掻いているからあまり触って欲しくないのだが」
「俺は気にしないぞ」
「私が気にするのだ!」

 俺はヴァージニアの言葉を無視して、彼女の右腋に鼻を近づけた。

「なっ、何をしているのだ貴様!」
「匂いを嗅いでいるだけだ」
「そんな場所の匂いなんて嗅ぐな! 恥ずかしいだろう!」
「そうか? 別に変な匂いはしないぞ? 汗の匂いしかしない」
「だから嗅いで欲しくないのだ! 汗臭い女で悪かったな!」
「いや、寧ろ俺は今いいことを思いついたかもしれない」
「嫌な予感しかしないのだが……」
「ヴァージニア、お前の汗に濡れたその腋で俺のおちんちんを扱いてくれないか?」
「腋で扱くだと? 正気か?」

 ヴァージニアは怪訝そうな表情をしていたが、俺は構わずヴァージニアの背後に回り込み、彼女の右腋に肉棒を挟ませた。

「ヴァージニアの腋は柔らかいな」
「鍛えている最中の私に対してその台詞はどうかと思うぞ」
「だが、意外と気持ちいいものだ。パイズリとも甲乙がつけがたい」
「そ、そんなに気持ちいいのか? 私にはにわかに信じがたいのだが」
「そう言えば、お前たちは毛の処理などはどうしているんだ?」
「むっ、それは流石に私も毎日気をつけている。上半身の体毛くらいは自分で整えるさ」
「でも下半身は残すんだな」
「この白い毛並はユニコーンの誇りだ。例え今の姿でもそこは変えられん。しかし、創造主殿が嫌だと言うのならば刈り取ってもいいぞ」
「いや、そんなことはしなくてもいい。俺もお前の毛並は好きだ。他のモンスター娘なんかもそのモフモフを捨てるなんてもったいないと思うような奴も沢山いる」
「だが、人間の女は下半身の毛もきちんと剃っている方が男からの受けも良いのではないか? 私はそういう意味だと女としての魅力が低いのでは?」
「分かってないな。モンスター娘は毛深いところも魅力なんだよ。そこまで人間と自分を比べるな。俺はお前が好きだから孕ませているんだ」
「す、好きとか突然言うな! 早く射精しろ!」
「ああ。もうそろそろ射精するぞ」

 どぴゅっ♡ どぴゅっ♡ びゅるるるっ♡

 ヴァージニアの腋の中で肉棒は射精して汗と混じった白濁液は彼女の肌を伝って落ちていく。

「全く、貴様の射精量は日に日に増えていくな。ユニコーン族の男も青ざめる程の量だぞ」
「取り敢えず海水で洗うか。ちょっと待っていてくれ」

 俺はヴァージニアを置いて波打ち際に走っていく。

「……ん? 何だあれは」

 しかし、俺は大きな木箱が打ち上げられていることに気づいた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

一人の騎士に群がる飢えた(性的)エルフ達

ミクリ21
BL
エルフ達が一人の騎士に群がってえちえちする話。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

処理中です...