6 / 10
空白
しおりを挟む
彼女が正体を消してから
1年が経っていた。
未だに彼女がどこに行ったのかを
僕は知らない。
体育祭も文化祭もクラスメイトと一緒に
まわった。
それはそれで楽しかった。
けど、やっぱり何かが足りなかった。
その何かなんて明白だ。
そう、君がいない。ただそれだけだ。
僕は毎日後悔した。
後悔する度に僕の心は空っぽになった。
そして何も考えられなくなった。
僕は心の底から笑うことが出来なかった。
僕はほぼ日課となってしまっていた、
彼女の家の前に来ていた。
「ガチャ」 鍵が開く音。
僕は君なんじゃないかと思った。
彼女の家から出てきたのは
彼女の母親だった。
「あら、久しぶりね。」
「お久しぶりです。」
そこでしばし静寂が訪れた。
僕はどうしても聞きたかった。
彼女がどこに行ったのかを。
「彼女は元気にしていますか?」
ついに言ってしまった。
彼女の母親は悲しそうな顔をして僕に聞いた
「今からちょっと時間ある?」
「あります。」
「行きたい場所があるから着いてきて。」
「わかりました。」
彼女の母親は1度家に戻り、
何かを取ってきた。
「じゃあ、行きましょうか。」
僕はどこに行くかも知らずに着いて行った。
商店街を抜けた先、山があり、森がある。
僕はなぜだ?と思った。
あそこの場所は僕と彼女しか知らない。
そう、あの桜の木の場所に向かっていた。
どうしてだ?僕は心の中で思った。
あそこは誰にも教えないと約束したからだ。
そして綺麗な桜の木の下まで着いた。
1年ぶりの場所だった。
いつ見ても綺麗だった。
彼女の母親は重たい口を開いた。
「これを見てほしい。」
僕に渡されたのは1つの日記と
ちょっと古いボイスレコーダーだった。
1年が経っていた。
未だに彼女がどこに行ったのかを
僕は知らない。
体育祭も文化祭もクラスメイトと一緒に
まわった。
それはそれで楽しかった。
けど、やっぱり何かが足りなかった。
その何かなんて明白だ。
そう、君がいない。ただそれだけだ。
僕は毎日後悔した。
後悔する度に僕の心は空っぽになった。
そして何も考えられなくなった。
僕は心の底から笑うことが出来なかった。
僕はほぼ日課となってしまっていた、
彼女の家の前に来ていた。
「ガチャ」 鍵が開く音。
僕は君なんじゃないかと思った。
彼女の家から出てきたのは
彼女の母親だった。
「あら、久しぶりね。」
「お久しぶりです。」
そこでしばし静寂が訪れた。
僕はどうしても聞きたかった。
彼女がどこに行ったのかを。
「彼女は元気にしていますか?」
ついに言ってしまった。
彼女の母親は悲しそうな顔をして僕に聞いた
「今からちょっと時間ある?」
「あります。」
「行きたい場所があるから着いてきて。」
「わかりました。」
彼女の母親は1度家に戻り、
何かを取ってきた。
「じゃあ、行きましょうか。」
僕はどこに行くかも知らずに着いて行った。
商店街を抜けた先、山があり、森がある。
僕はなぜだ?と思った。
あそこの場所は僕と彼女しか知らない。
そう、あの桜の木の場所に向かっていた。
どうしてだ?僕は心の中で思った。
あそこは誰にも教えないと約束したからだ。
そして綺麗な桜の木の下まで着いた。
1年ぶりの場所だった。
いつ見ても綺麗だった。
彼女の母親は重たい口を開いた。
「これを見てほしい。」
僕に渡されたのは1つの日記と
ちょっと古いボイスレコーダーだった。
0
あなたにおすすめの小説
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
どう見ても貴方はもう一人の幼馴染が好きなので別れてください
ルイス
恋愛
レレイとアルカは伯爵令嬢であり幼馴染だった。同じく伯爵令息のクローヴィスも幼馴染だ。
やがてレレイとクローヴィスが婚約し幸せを手に入れるはずだったが……
クローヴィスは理想の婚約者に憧れを抱いており、何かともう一人の幼馴染のアルカと、婚約者になったはずのレレイを比べるのだった。
さらにはアルカの方を優先していくなど、明らかにおかしな事態になっていく。
どう見てもクローヴィスはアルカの方が好きになっている……そう感じたレレイは、彼との婚約解消を申し出た。
婚約解消は無事に果たされ悲しみを持ちながらもレレイは前へ進んでいくことを決心した。
その後、国一番の美男子で性格、剣術も最高とされる公爵令息に求婚されることになり……彼女は別の幸せの一歩を刻んでいく。
しかし、クローヴィスが急にレレイを溺愛してくるのだった。アルカとの仲も上手く行かなかったようで、真実の愛とか言っているけれど……怪しさ満点だ。ひたすらに女々しいクローヴィス……レレイは冷たい視線を送るのだった。
「あなたとはもう終わったんですよ? いつまでも、キスが出来ると思っていませんか?」
愛してないから、離婚しましょう 〜悪役令嬢の私が大嫌いとのことです〜
あさとよる
恋愛
親の命令で決められた結婚相手は、私のことが大嫌いだと豪語した美丈夫。勤め先が一緒の私達だけど、結婚したことを秘密にされ、以前よりも職場での当たりが増し、自宅では空気扱い。寝屋を共に過ごすことは皆無。そんな形式上だけの結婚なら、私は喜んで離婚してさしあげます。
隣の夫婦 ~離婚する、離婚しない、身近な夫婦の話
紫ゆかり
恋愛
オムニバス形式です。
理解し合って結婚したはずの梓、同級生との再会が思わぬことになる雅美、年下の夫のかつての妻に引け目を感じる千晴、昔の恋の後悔から前向きになれない志織。
大人の女性のストーリーです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる