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第018部 友よ、また…/はじめまして、こんにちは、さようなら
第008話 デザートはかき氷/第008話 《アシュエット》偏 切りがない
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第008話 デザートはかき氷
お昼を食べまた外で元気に雪遊びや崇幸と千歳と綴からスキーやスノボを教えて貰い、年長の子ども達がリフトで上に行き大河や詠斗がアドバイスを行い滑らせていく、転んだりしても怪我も無くすぐに立ち上がり滑っていく様子に懐かしさを覚えた。
「学院でスキー部を作りましょうか、教官の誰かに…顧問を頼んで」
「いいね、教室でもクラブを作って楽しんで貰おう。帝国の憩いカフェのお客さんにも雪見温泉を楽しんで貰って」
「良いアイディアだな、ここはすごい良い場所だし沢山の人に来て見て欲しい」
綴の提案に千歳も頷き、崇幸は雪景色を眺め目を細めた。
「かき氷の準備出来たよ」
「温かいお茶もありますから休憩して下さい」
そうして大人も子ども夢中になっていると、舵と燈火がかき氷の準備が出来たと皆を呼びわらわらと集まっていた。
「わーすごーい」
「これは華やかだなー」
ロッジの食堂に集まると並べられた綺麗に切り揃えられた果物、シロップやジャムやアイス、そして持ち込んだばかりの雪の山、舵と燈火からガラスの器を貰い好きなように盛り合わせていく。
「いやー果物沢山切ったすよ」
「スープも持って来たのでどうぞ」
手伝いに来てくれたラウラスとトゥナー、温かい物が欲しい大人達は喜ぶ。
「大河ちゃん、果物は蒐集家さんも切ってくれたから、大河ちゃんも食べていって」
「……」
「何か?ここでコーヒーを飲んでいて声を掛けられたから手伝いをしただけですよ」
「蒐集家さん、お礼にモギのミルクのアフォガートはどうかな?」
「いただきます」
舵がここでコーヒーを楽しんでいた蒐集家に試しに声を掛ければ了承し瞬く間に切ってくれたとの事、大河は意外だと思い視線を向ければちょうど崇幸がミルクのアイスと熱いエスプレッソを運び労う、興味を持った周囲も集まりひんやりとしたミルクアイスに熱々のエスプレッソを掛け蒐集家は満足そうにしてスプーンで掬って味わう。
「ありがとうございます、崇幸さん」
「お安い御用さ、蒐集家さんにも世話になっているしな。大河君も食べよう、ここの名物にしようと思ってね。大人用にナイトスキーもあるから遊んでってくれ、明日はまた《白鷺》で空の旅を進めるからな」
「いただきます、いいですね。ナイトスキー」
大河の分も用意し崇幸が勧める、子ども達の賑やかな声と大人たちの喜ぶ声に耳を傾けながらアフォガートを味わった。
第008話 《アシュエット》偏 切りがない
明らかに貧しいだろうその兄弟の元へジラが足を運ぶ、左腕のない子どもがぺこりと頭を下げて幼い弟は指を咥えてぼんやりしていた。
「よ、魚を売っているのか、見せてくれ」
「どうぞ」
「お前が釣ったのか?」
「みんなで釣りました…」
ジラが屈み魚を見る見た事もない魚ばかりだが小ぶりだ、マユラが訊ねれば覇気の無い声で答える。
「魚全部貰おうか、いくら?」
「いいんですか?5千ロワです」
「これで、弟を食わせてやれる」
「っ…ありがとうございます」
ジラは2万ロワコインを握らせる、少年は何処かもうしわけなさそうな顔で歯を食い縛り何度も礼を言って片手で櫂を漕いで向こう岸に戻っていった。
「それは、やられたね。彼らは孤児で元締めがいるんだ。腕の欠損で同情を引いて物乞いさせて上前を取り上げるんだよ」
「…そうか…まあ、そうだろうと思ったが…今日くらい良い物食えるといいけど」
戻って来たジラが蒼夜に出来事を伝えると苦笑いを浮かべて肩を竦める、ジラはだろうなと嘆息するがせめて高く売れた日は良い物を与えて貰えればいいと思った。
「この魚は処理して煮ると美味しいよ、懐記ちゃんに味噌煮にして貰おう」
蒼夜が笑い、1人ふらりとどこかへ行っていた佳月が戻って来たので《異界鳥》戻る事にした。
「佳月っちどこ行ってたの?」
「酒、買いに行った。これ」
「蛇?」
「そうぽい、漬け込んだ奴滋養強壮酒」
「へえ」
《異界鳥》の厨房で魚を捌く外神と懐記、佳月も手伝いに加わり懐記が何を買ったのか聞けば収納空間から瓶に入れられた窮屈そうな蛇の酒を見せて貰う。
「で、この蛇生きている」
「ほんと、飼うの?」
「このままにしても1年位生きてるし、出せば長生きするって。日々味が買わって死んでから更に滋養強壮が高まるって」
「変わった種ですね、出すなら僕が出しますよ」
懐記が瓶を突けば寝ていたらしい蛇が酒の中で目を開く、興味本位で買ったらしく外神に蛇を外に出して貰う。
「赤い綺麗な蛇ですね」
「後でもちゃっちのとこに連れてくわ」
鮮やかな酒と同じ色の蛇が舌をちろちろ出しているので懐記がもちゃ達の所に連れて行くタイミングでジラが厨房を訪れ外神にとある事を頼んだ。
「外神、一緒に夜に子ども達のとこに様子を見に行って欲しいけどいい?蒼夜にはさっき言ったら行くって言うし」
「はい、わかりました」
「俺もいく」
ジラが持ち掛けた話しは先ほどの子ども達の様子が気になり夜に付き合って欲しいという物で、佳月も一緒に行くと言うので夕食が終わったら向かおうと言う話しになった。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
track.036 準備をしつつ
「おかえり、どうだった?」
「目ぼしい物はありませんでした」
「ただいま、ガブ君はどうだった?」
「けっこう獲ったよ、肉も宿の店主に渡して来たし」
宿の戻れば先に戻って来ていたガブが出迎え、部屋にはスライム達がくつろいでいる。
「じゃ、小麦粉を買ったから外でパンを焼いて休もうか、酵母もいつの間にか相棒が作っていてくれたから美味いパンが出来るぞ!」
『こうぼ?』
「パンが美味しくなる魔法の菌だよ」
鍔騎が旅の途中で腹が減ってもいつでも食べられるようにパンを外で焼こうと言い、ガブとサックをは首を傾げた。
『マスター中で出来た酵母と粉と塩と水を混ぜて寝かせた生地の準備が出来ています』
「…相棒、便利すぎやしないか?」
『いえ、まだまだです。もっと経験値を積めば中で焼けるようになります』
「すごいな」
裏庭に出れば神器がそう言い陶器のボウルに入った発酵まで進んだ木の実入りの生地と普通の生地が出され、鍔騎は自身の神器に嬉しそうに驚く、全員浄化魔法を掛けてさっそくガブとサックにパンの形にして貰いフライパンで焼いていく。
匂いを嗅ぎつけ客達が遠目から見て来るがこれは売れないと言い、明日以降の為に食料の作り置きに勤しんだ…。
お昼を食べまた外で元気に雪遊びや崇幸と千歳と綴からスキーやスノボを教えて貰い、年長の子ども達がリフトで上に行き大河や詠斗がアドバイスを行い滑らせていく、転んだりしても怪我も無くすぐに立ち上がり滑っていく様子に懐かしさを覚えた。
「学院でスキー部を作りましょうか、教官の誰かに…顧問を頼んで」
「いいね、教室でもクラブを作って楽しんで貰おう。帝国の憩いカフェのお客さんにも雪見温泉を楽しんで貰って」
「良いアイディアだな、ここはすごい良い場所だし沢山の人に来て見て欲しい」
綴の提案に千歳も頷き、崇幸は雪景色を眺め目を細めた。
「かき氷の準備出来たよ」
「温かいお茶もありますから休憩して下さい」
そうして大人も子ども夢中になっていると、舵と燈火がかき氷の準備が出来たと皆を呼びわらわらと集まっていた。
「わーすごーい」
「これは華やかだなー」
ロッジの食堂に集まると並べられた綺麗に切り揃えられた果物、シロップやジャムやアイス、そして持ち込んだばかりの雪の山、舵と燈火からガラスの器を貰い好きなように盛り合わせていく。
「いやー果物沢山切ったすよ」
「スープも持って来たのでどうぞ」
手伝いに来てくれたラウラスとトゥナー、温かい物が欲しい大人達は喜ぶ。
「大河ちゃん、果物は蒐集家さんも切ってくれたから、大河ちゃんも食べていって」
「……」
「何か?ここでコーヒーを飲んでいて声を掛けられたから手伝いをしただけですよ」
「蒐集家さん、お礼にモギのミルクのアフォガートはどうかな?」
「いただきます」
舵がここでコーヒーを楽しんでいた蒐集家に試しに声を掛ければ了承し瞬く間に切ってくれたとの事、大河は意外だと思い視線を向ければちょうど崇幸がミルクのアイスと熱いエスプレッソを運び労う、興味を持った周囲も集まりひんやりとしたミルクアイスに熱々のエスプレッソを掛け蒐集家は満足そうにしてスプーンで掬って味わう。
「ありがとうございます、崇幸さん」
「お安い御用さ、蒐集家さんにも世話になっているしな。大河君も食べよう、ここの名物にしようと思ってね。大人用にナイトスキーもあるから遊んでってくれ、明日はまた《白鷺》で空の旅を進めるからな」
「いただきます、いいですね。ナイトスキー」
大河の分も用意し崇幸が勧める、子ども達の賑やかな声と大人たちの喜ぶ声に耳を傾けながらアフォガートを味わった。
第008話 《アシュエット》偏 切りがない
明らかに貧しいだろうその兄弟の元へジラが足を運ぶ、左腕のない子どもがぺこりと頭を下げて幼い弟は指を咥えてぼんやりしていた。
「よ、魚を売っているのか、見せてくれ」
「どうぞ」
「お前が釣ったのか?」
「みんなで釣りました…」
ジラが屈み魚を見る見た事もない魚ばかりだが小ぶりだ、マユラが訊ねれば覇気の無い声で答える。
「魚全部貰おうか、いくら?」
「いいんですか?5千ロワです」
「これで、弟を食わせてやれる」
「っ…ありがとうございます」
ジラは2万ロワコインを握らせる、少年は何処かもうしわけなさそうな顔で歯を食い縛り何度も礼を言って片手で櫂を漕いで向こう岸に戻っていった。
「それは、やられたね。彼らは孤児で元締めがいるんだ。腕の欠損で同情を引いて物乞いさせて上前を取り上げるんだよ」
「…そうか…まあ、そうだろうと思ったが…今日くらい良い物食えるといいけど」
戻って来たジラが蒼夜に出来事を伝えると苦笑いを浮かべて肩を竦める、ジラはだろうなと嘆息するがせめて高く売れた日は良い物を与えて貰えればいいと思った。
「この魚は処理して煮ると美味しいよ、懐記ちゃんに味噌煮にして貰おう」
蒼夜が笑い、1人ふらりとどこかへ行っていた佳月が戻って来たので《異界鳥》戻る事にした。
「佳月っちどこ行ってたの?」
「酒、買いに行った。これ」
「蛇?」
「そうぽい、漬け込んだ奴滋養強壮酒」
「へえ」
《異界鳥》の厨房で魚を捌く外神と懐記、佳月も手伝いに加わり懐記が何を買ったのか聞けば収納空間から瓶に入れられた窮屈そうな蛇の酒を見せて貰う。
「で、この蛇生きている」
「ほんと、飼うの?」
「このままにしても1年位生きてるし、出せば長生きするって。日々味が買わって死んでから更に滋養強壮が高まるって」
「変わった種ですね、出すなら僕が出しますよ」
懐記が瓶を突けば寝ていたらしい蛇が酒の中で目を開く、興味本位で買ったらしく外神に蛇を外に出して貰う。
「赤い綺麗な蛇ですね」
「後でもちゃっちのとこに連れてくわ」
鮮やかな酒と同じ色の蛇が舌をちろちろ出しているので懐記がもちゃ達の所に連れて行くタイミングでジラが厨房を訪れ外神にとある事を頼んだ。
「外神、一緒に夜に子ども達のとこに様子を見に行って欲しいけどいい?蒼夜にはさっき言ったら行くって言うし」
「はい、わかりました」
「俺もいく」
ジラが持ち掛けた話しは先ほどの子ども達の様子が気になり夜に付き合って欲しいという物で、佳月も一緒に行くと言うので夕食が終わったら向かおうと言う話しになった。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
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「おかえり、どうだった?」
「目ぼしい物はありませんでした」
「ただいま、ガブ君はどうだった?」
「けっこう獲ったよ、肉も宿の店主に渡して来たし」
宿の戻れば先に戻って来ていたガブが出迎え、部屋にはスライム達がくつろいでいる。
「じゃ、小麦粉を買ったから外でパンを焼いて休もうか、酵母もいつの間にか相棒が作っていてくれたから美味いパンが出来るぞ!」
『こうぼ?』
「パンが美味しくなる魔法の菌だよ」
鍔騎が旅の途中で腹が減ってもいつでも食べられるようにパンを外で焼こうと言い、ガブとサックをは首を傾げた。
『マスター中で出来た酵母と粉と塩と水を混ぜて寝かせた生地の準備が出来ています』
「…相棒、便利すぎやしないか?」
『いえ、まだまだです。もっと経験値を積めば中で焼けるようになります』
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