あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第018部 友よ、また…/はじめまして、こんにちは、さようなら

第027話 アンの孤児院にてⅡ/第027話 《アシュエット》偏 同行

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第027話 アンの孤児院にてⅡ
『コーカス様、《ザッタス国》の孤児院で異変が起きています』
『そうよ!イーグルとかいうイケメンだけど怪しい商人が晴海ちゃんたちに絡んでいるのよ!早く来て!』
「…とうとう来ましたか」
「《ファルホーカーズ商会》の支配人は貴方が店を出す国は立ち入り禁止なのでは?」
「大方、商売はしないからという理由での立ち入り禁止を商売しないからという理由で立ち入っているんでしょうね。では猛毒には猛毒でいきます、風早さん識さん、蒐集家殿とアガニータ様を呼んでください」
「コーカスさんがそこまでいう人物なら僕も気になるね、一緒に行っても構わないかな?」
「千歳、悪意の塊を見に行くような物ですよ」
《白鷺》のラウンジでコーカス、ラジカ、千歳の3名で朝食後のコーヒーを楽しみ、この後はラジカの馴染みがいる国に降りて無人販売の店の交渉をと思っていた位に風早と識から連絡が入りコーカスは苦笑いを浮かべラジカも肩を落とし千歳もその様子に気になりついて行く事にした。

「話が逸れましたが、始めに戻ってアンさん彼女達を引き受けてくれますか?」
「《ラグライック商会》の支配人に許可を求めて下さい、貴方の手駒を私の独断で受け入れられません」
「はは、手駒だなんてそんな事をおっしゃらず、彼女達は何のちからも能力もない使えない存在です、僅かでも使えるのであればわざわざ持参金まで用意してここに連れてこないですよ」
「ここで何かしらする為に用意したなら十分役割を果たしていると思います」
アンの孤児院でイーグルが話しを戻し薄汚れて虚無を飾る目をした少女達を再度アンに頼むが、アンは首を縦に振らない、イザラ達も警戒を露わに睨んでいた。
「そんなつもりはないですよ?困りましたね、では娼館にでも売り飛ばしましょうか」
「な…待って!俺が…」
「話しの途中で失礼します、その続きはこちらが引き受けます」
「千歳さん!」
拒まれているのであれば仕方ないとイーグルは一礼し娼館へと向かうと言う、晴海がだったら自分がと一歩踏み出した所で千歳達が到着し晴海はほっとした…。

第027話 《アシュエット》偏 同行
「こんな石ばかりの所で…」
「お前達も手伝ってくれ、報酬は弾むから」
『はーい』
「すごい!《ローレスエリア》の中だ」
懐記達が呼ばれジラが川の集落の子ども達も手伝いに呼び、100名程いるエリア08の住人達次から次へと出て来て蒼夜は驚いていた。
「こんなに…捨てられたのか…《青石病》…こんなことならあの青い石がある山全て人が踏み入れられないようにしておくべきだったよ」
「この病は金儲けの病、無理。人は金の匂いに敏感だし」
「そうだけど……」
蒼夜が青い白い肌の住人達を眺めぶつぶつ呟いているといつの間にか佳月が近くにいてそう返す、蒼夜は人の業だと分かっている、彼らにも生活がある事情はあるが今こうして捨てられてしまっているのだ、居たたまれない。
「外神君が治療してくれるし、商売が出来るようにするしこれからでしょ」
「……少し出掛けるから」
「俺もいく」
「………」
「いこう」
外神は既に大量に持っている万能薬を配り、飲んだ住民達は顔色が良くなっているのを見届け蒼夜は少し出ると言うので佳月も同行すると言い転移が得意ではない蒼夜に変わって《ローレスエリア》から近い鉱山へ転移した。

「これが鉱山ね、青石って活用出来るんでしょ」
「出来るよ、便利だ。電気代わりになるし削れば宝石にもなる、見た目よりも軽くて頑丈で金持ちの家の家屋や馬車にも使われる。散々取り尽くされたと思ったけれど」
「へえ」
山の中腹の洞窟の手前に転移し見張りが立っている洞窟の中を視る、佳月が何かを見つけたようで更に洞窟の奥の奥へと転移した。

「この青石とかわれている石、石じゃない」
「は?」
「鑑定出来ない?」
「出来ないんだなー便利だけど、毒とか効かないし」
「ふうん、これは植物。下…遥か下に巨大ないくつもの青い木がくっついて1つの巨木になってこの世界中に根を張ってる」
「は?そんな植物があるの?神様?」
『……ごめんなさい、把握できていません、ごめんなさい』
「若い神だし、それは仕方ない。変異体でしょ、魔力の塊、魔石のようにも宝石のようにも家屋にも道具にも使える」
「でも人為的被害があるな、というか下に木があってこれほど育っているって…いまここで姿を現しているのって…どこの部分なんだ」
奥の奥、まだ人の手が入っていない場所へ向かうの土壁に埋め込まれた淡く光る青い岩のような塊を佳月は検分していく、これが巨大な木の一部というのだ蒼夜は《アシュエット》神に尋ねれば困ったような申し訳なさそうな声がし、蒼夜はそれ以上聞くのを止めた。
佳月も植物なら好き勝手に育つのだからそれは自然な事だろうと言い、しばし深く視てみる。
「枝、これは枝」
「めちゃくちゃな木だな」
『佳月様、蒼夜様、外神様が枝が欲しいとの事です、かなり有用な植物らしいので』
「分かった、《アシュエット》神、この木書き換えて良い?地上に出ている分だけ無害な物に書き換える」
『……貴方は神なのですか?そんな術を持つとは…それは万物干渉スキルでは?』
「まさか神になんてなりたくない、そういうスキルを持っただけ、いい?」
『はい…お願いします』
「そんなすごいスキルを持っているんだ…」
「……始めるからと外神君分のを確保して、書き換えた後のも持ち帰ろ」
むき出しの岩基枝をに手を這わせ見えている大半を切り取り収納空間に入れるのと同時に書き換えを行う、《青石病》を発症しないようにこの枝から《アシュエット》に張り巡らせた枝全てに情報を伝達させた。
「終わり、戻る」
「……ありがとう、俺はこの鉱山を壊すつもりだった」
「そう、それもいいんじゃない」
蒼夜は佳月に礼を言い頭を下げ、佳月は微かに笑って外神達の元へ戻った…。






あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
track.055 到着
「あんたらが村から来た旅人だな、待っててくれ!今ギルドの奴らがくるから」
《ミノタク国》へやっと到着した頃には夜も深く、高く造られた街を囲む壁と門が見えた時にはサックとガブはほっとし、こちらの姿を確認した門兵達が慌ただしく動く、アルトはミック達と森に移動しゼタリアもそれについて行ってしまったので、鍔騎達3名での入国となり屯所で話しを聞きたい食事をしながらと大変な思いをしただろう鍔騎達を手厚く出迎えてくれた。
「あんた達良かった」
「ありがとうございました、本当に…」
広くはない小屋のような屯所には御者と乗客の1人が待機し、筋骨隆々ないかにもといった冒険者と兵士、商人らしい出で立ちの男達もいた。
「大変だったな、俺は冒険者ギルドのマスタードンヴォンだ」
「ああ、参ったまさかこんな事に…私が商人ギルドのマスターガフォです…」
冒険者ギルドのマスタードンヴォンと頭を抱えてしまっている商人ギルドのマスターガフォ、一応鍔騎とサックで一連の流れを説明し、聖物に手を出そうとして全滅した遺体を丁重に弔ったと伝え、ドンヴォンは頷いた。
「既に村には部下達を向かわせている、なんとか損失を取り戻そうとしたんだろうな」
「そういう男ではなかった筈ですが…確かに金に目がない奴だったが…まさか聖物に手を出そうとするとは…」
「そちらも運が無かったな、巻き込まれて。宿というよりかは冒険者ギルドで所有している宿舎なら無償で幾らでも泊ってくれ、それ位しかできんしな」
ドンヴォンが呆れてはいるが鍔騎達も労い宿の手配までしてくれているのでありがたいと思う、サックとガブは見張りも兼ねているのだろうが下手に拒否すれば怪しまれるだろうとありがたがる、ガフォは真っ青な顔を終始していたが、こちらは巻き込まれただけ?である、話しを聞いて今夜はもう休んでくれと言い部下に宿舎を案内させ、また何かあれば話しを聞きたいと言い屯所を後にした…。

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