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第018部 友よ、また…/はじめまして、こんにちは、さようなら
第034話 アンの孤児院にてⅨ/第034話 《アシュエット》偏 勝手にやったからね
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第034話 アンの孤児院にてⅨ
「昔はああでは無かったのですが…」
「どうでも良いですよ、今から貴方は私の下に就いて貰います。ガーランバラーダの奴隷の件もこちらで動きます。行きますよ」
「分かりました、よろしくお願いしますね」
ツアースが去りイーグルが苦笑してはいるがその実なんとも思ってないというのが伺える、タナトスがもういいと立ち上がりイーグルは監視も兼ねてオフィスビルに住まわせるというので後で改めて挨拶に向かうと千歳達は伝えて去っていった。
「ここにはとんでもない大物が集まって来ますね」
「そうですね、これからもっと旅をしていけば会う事になるでしょう」
「《アタラクシア》は広いですから」
コーカスが苦笑しなんとなく纏まってほっとしているようで、ラジカと蒐集家もコーヒーを飲みながら同意する、千歳は後で個人的に話しを聞いてみたいと思い、大河は手帳を熱心に捲っていた。
「イザラ、平気?」
「うん」
「…あんな紙切れきにすんなよ」
「…分ってる」
アンの孤児院に戻り茶会に参加する、晴海とイザラとイデア、何処か浮かない顔をしているイザラを気にする、イザラは平気だと言い魔力から産まれた小さな馬は子ども達と遊び、カンビとフルトドットはイザラの様子を静観していた。
「父さんは父さんしかいない…魔神皇は父さんだけ」
「おう、そうだ!」
「イザラ、今の魔神皇を支えてやれ。お前は長兄なんだろ?足りてないって言うなら《魔人録》に認めさせたらいい」
「フルト…認めさせる?」
「ようは伝言だろ?認めないって認めさせればまた伝言がくるだろ」
「……」
「お前達の親父は何かを呪っている、まずはそれを止めさせたらいい。そうすればもう少し安定する、後は眼だな、魔王の眼だろ?魔王と魔人は似て非なる存在だあの眼を取り除いて尚、力を制御出来るようにしたらいい。魔法を使って魔法生物が産まれるのは制御が全くできてないんだ」
『え?』
フルトの助言にイザラ達が驚く、何故知っているのかもそうだが助言が的確過ぎた。
「お前、なんでそんな事しってるんだよ」
「視ただけだ、何を呪ってるのかも、なんで制御が出来ないかは知らない。異界の飯食って眼の精度が上がったんだ。言うべきかは悩んだけどな、一応言っておく」
フルトドットの淡い紫紺の瞳の中で蠢く無数の虫達、イザラ達は少し悩むあの優しいグローリーが何かを呪っているとは考えにくい。
「もしかしたら、知らずに呪っているのかもしれません。呪いは意図的ではない物もたくさんあります、それこそ無自覚に呪い続けている場合もあります。本来そんな事をすれば呪う側の身が持ちませんが魔人なら出来そうですね。ですがすぐに行くよりかはまず心を鎮めて冷静になってからお父様の元へ向かう事を私は勧めます」
優雅な手つきでアンが茶を注いでくれ焼き菓子を勧める、アンの静かな言葉に冷静さ欠いていたイザラが頷き茶会を続ける、カンビは僅かにフルトドットの方に視線を動かしそのあとアンの言葉に頷いた…。
第034話 《アシュエット》偏 勝手にやったからね
「はあ?ダンジョンを勝手にこんなにしていいのか?」
「そうだな!お前らの物じゃないだろ!」
「ギルドに報告するぞ!」
続々とやってくる冒険者達や採取しに来た人々、勝手に変えた事に対して苦情が殺到している、誰かが戻って冒険者ギルドに報告したのだろう、ギルドマスターまでやって来て08エリアの変化に慄いていた。
「なにをしたんだ?」
「書き換えだよ、別に《ローレスエリア》を弄ったり勝手に住んだらダメだって決まりはないだろう?」
「あってたまるか!そんなもん、住むのは…勝手だモンスターだっているしなそこは関与しない、だが弄るのは別だ!核にどんな影響を及ぼすか分からん!」
蒼夜が対応し青筋を立てる筋骨隆々の坊主が怒るが、別に良くなったから良いじゃないかとは思うが流石に勝手が過ぎたかと…外神は然程思っていない。
「分かりました、この08エリアはこのままに以前の08エリアを構築します」
『は?』
「書き換えるよりは簡単です、ここは切り離します」
「お、おい待て。この場所は以前よりも遥かに環境が良い、ここを新たな08エリアにしてもかまわん、そのかわり…」
「却下、彼らを利用しようとしている。ここは構築を勧める、外神君」
「そうですね、この場所は彼らの居住場所とします」
淡々と外神はここを切り離すと言うが、要は彼等は難癖を付けてここを手に入れようとしているのが見て取れる、佳月は外神の隣で目を動かしギルドマスター達は慌てていた。
「待ってくれ、今《ローレスエリア》は多くの冒険者や商売目的の奴らが以外が押し寄せて、街にも人が溢れて来ちまっている。制限を掛けても来ちまった奴らを追い返させば、街や外に住み着いて問題になっているんだ!そこでここを貸してくれないか?」
「……少し考える、また明日来て」
ギルドマスターからの提案と懇願に暫し佳月が考え、指を鳴らし部外者を08エリアから追い出す。
「確かに人口が増えたんだよな、昔に比べて…住処も場所も足らないか…」
「……彼らを優先に有利な条件を飲ませよう」
「そうですね」
蒼夜が唇に手を当て考え込む、佳月はここを利用悪用されたくないと言い外神も頷きこちらが有利になる条件を考える事にした。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
track.062 おすそ分け
「おやいいにおいだね」
「よかったらどうぞ、焼き立て」
匂いに誘われ宿舎の管理人の老婆が食堂に顔を出す、鍔騎が焼き上がったクッキーを食べて下さいと言うと貰って食べてみると目を輝かせた。
「こりゃ!うまい、なんだいこれ!」
「クッキーです」
「これがかい!?おいしいもんだね、それに厨房も綺麗に使ってくれてあんた達いい子だね」
「どうも」
「良ければ売ってくれないかね?家族に持って帰ろう」
「いいですよ、これくらいどうぞ」
老婆が周囲を見て綺麗に片付けられている上に、美味しいお菓子まで味見出来て嬉しそうだ、葉に包んだクッキーを手土産に鍔騎が渡せばほくほくした顔で出て行く。
「渡して良かったの?」
「こういう時は愛想を浮かべてああやって物を渡すと多少の事は目をつぶってくれたりするんだ、さ、ギルドに行って金を貰って来よう。明日は何をする?」
「私は地図やこの周辺の情報を仕入れて来ます」
「俺は、アルト連れて狩りに行く」
「あ…」
「俺はサック君と買い物とかしようかな」
「はい、ではまず今からギルドに行きましょう」
明日の予定を立てつつ、鍔騎はサックを伴いギルドに金を取りにサックはアルトを連れて2階に向かった…。
「昔はああでは無かったのですが…」
「どうでも良いですよ、今から貴方は私の下に就いて貰います。ガーランバラーダの奴隷の件もこちらで動きます。行きますよ」
「分かりました、よろしくお願いしますね」
ツアースが去りイーグルが苦笑してはいるがその実なんとも思ってないというのが伺える、タナトスがもういいと立ち上がりイーグルは監視も兼ねてオフィスビルに住まわせるというので後で改めて挨拶に向かうと千歳達は伝えて去っていった。
「ここにはとんでもない大物が集まって来ますね」
「そうですね、これからもっと旅をしていけば会う事になるでしょう」
「《アタラクシア》は広いですから」
コーカスが苦笑しなんとなく纏まってほっとしているようで、ラジカと蒐集家もコーヒーを飲みながら同意する、千歳は後で個人的に話しを聞いてみたいと思い、大河は手帳を熱心に捲っていた。
「イザラ、平気?」
「うん」
「…あんな紙切れきにすんなよ」
「…分ってる」
アンの孤児院に戻り茶会に参加する、晴海とイザラとイデア、何処か浮かない顔をしているイザラを気にする、イザラは平気だと言い魔力から産まれた小さな馬は子ども達と遊び、カンビとフルトドットはイザラの様子を静観していた。
「父さんは父さんしかいない…魔神皇は父さんだけ」
「おう、そうだ!」
「イザラ、今の魔神皇を支えてやれ。お前は長兄なんだろ?足りてないって言うなら《魔人録》に認めさせたらいい」
「フルト…認めさせる?」
「ようは伝言だろ?認めないって認めさせればまた伝言がくるだろ」
「……」
「お前達の親父は何かを呪っている、まずはそれを止めさせたらいい。そうすればもう少し安定する、後は眼だな、魔王の眼だろ?魔王と魔人は似て非なる存在だあの眼を取り除いて尚、力を制御出来るようにしたらいい。魔法を使って魔法生物が産まれるのは制御が全くできてないんだ」
『え?』
フルトの助言にイザラ達が驚く、何故知っているのかもそうだが助言が的確過ぎた。
「お前、なんでそんな事しってるんだよ」
「視ただけだ、何を呪ってるのかも、なんで制御が出来ないかは知らない。異界の飯食って眼の精度が上がったんだ。言うべきかは悩んだけどな、一応言っておく」
フルトドットの淡い紫紺の瞳の中で蠢く無数の虫達、イザラ達は少し悩むあの優しいグローリーが何かを呪っているとは考えにくい。
「もしかしたら、知らずに呪っているのかもしれません。呪いは意図的ではない物もたくさんあります、それこそ無自覚に呪い続けている場合もあります。本来そんな事をすれば呪う側の身が持ちませんが魔人なら出来そうですね。ですがすぐに行くよりかはまず心を鎮めて冷静になってからお父様の元へ向かう事を私は勧めます」
優雅な手つきでアンが茶を注いでくれ焼き菓子を勧める、アンの静かな言葉に冷静さ欠いていたイザラが頷き茶会を続ける、カンビは僅かにフルトドットの方に視線を動かしそのあとアンの言葉に頷いた…。
第034話 《アシュエット》偏 勝手にやったからね
「はあ?ダンジョンを勝手にこんなにしていいのか?」
「そうだな!お前らの物じゃないだろ!」
「ギルドに報告するぞ!」
続々とやってくる冒険者達や採取しに来た人々、勝手に変えた事に対して苦情が殺到している、誰かが戻って冒険者ギルドに報告したのだろう、ギルドマスターまでやって来て08エリアの変化に慄いていた。
「なにをしたんだ?」
「書き換えだよ、別に《ローレスエリア》を弄ったり勝手に住んだらダメだって決まりはないだろう?」
「あってたまるか!そんなもん、住むのは…勝手だモンスターだっているしなそこは関与しない、だが弄るのは別だ!核にどんな影響を及ぼすか分からん!」
蒼夜が対応し青筋を立てる筋骨隆々の坊主が怒るが、別に良くなったから良いじゃないかとは思うが流石に勝手が過ぎたかと…外神は然程思っていない。
「分かりました、この08エリアはこのままに以前の08エリアを構築します」
『は?』
「書き換えるよりは簡単です、ここは切り離します」
「お、おい待て。この場所は以前よりも遥かに環境が良い、ここを新たな08エリアにしてもかまわん、そのかわり…」
「却下、彼らを利用しようとしている。ここは構築を勧める、外神君」
「そうですね、この場所は彼らの居住場所とします」
淡々と外神はここを切り離すと言うが、要は彼等は難癖を付けてここを手に入れようとしているのが見て取れる、佳月は外神の隣で目を動かしギルドマスター達は慌てていた。
「待ってくれ、今《ローレスエリア》は多くの冒険者や商売目的の奴らが以外が押し寄せて、街にも人が溢れて来ちまっている。制限を掛けても来ちまった奴らを追い返させば、街や外に住み着いて問題になっているんだ!そこでここを貸してくれないか?」
「……少し考える、また明日来て」
ギルドマスターからの提案と懇願に暫し佳月が考え、指を鳴らし部外者を08エリアから追い出す。
「確かに人口が増えたんだよな、昔に比べて…住処も場所も足らないか…」
「……彼らを優先に有利な条件を飲ませよう」
「そうですね」
蒼夜が唇に手を当て考え込む、佳月はここを利用悪用されたくないと言い外神も頷きこちらが有利になる条件を考える事にした。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
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「よかったらどうぞ、焼き立て」
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「こりゃ!うまい、なんだいこれ!」
「クッキーです」
「これがかい!?おいしいもんだね、それに厨房も綺麗に使ってくれてあんた達いい子だね」
「どうも」
「良ければ売ってくれないかね?家族に持って帰ろう」
「いいですよ、これくらいどうぞ」
老婆が周囲を見て綺麗に片付けられている上に、美味しいお菓子まで味見出来て嬉しそうだ、葉に包んだクッキーを手土産に鍔騎が渡せばほくほくした顔で出て行く。
「渡して良かったの?」
「こういう時は愛想を浮かべてああやって物を渡すと多少の事は目をつぶってくれたりするんだ、さ、ギルドに行って金を貰って来よう。明日は何をする?」
「私は地図やこの周辺の情報を仕入れて来ます」
「俺は、アルト連れて狩りに行く」
「あ…」
「俺はサック君と買い物とかしようかな」
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