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第018部 友よ、また…/はじめまして、こんにちは、さようなら
第053話 約束破壊1-13(蒐集家事変case1-13避難)/第053話 《アシュエット》偏 星拾い
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第053話 約束破壊1-13(蒐集家事変case1-13避難)
現在の《アウタイ王国》の首都、綴達が手分けし地図と見比べ生徒達の家に向かう、テントを渡しているから庭にテントがあればその中に避難しているかもしれないと希望を抱きながら黒い雪が降り注ぐ場所を走る。
「平気だけどなんか…くしゅ…」
「むずむずするな…」
共に走るエツィアとカイム、黒い雪が身体に纏うと痒みとくしゃみが出てしまう、今向かっているのは両親と祖母が住む生徒の家、出来ればいて欲しくない所だ。
「あ、ここだよ。みんながいたら花火を打ち上げたらいいね」
「ああ、スマートフォンも繋がりが悪いからそっちの方がいいな」
倒れて呻いている者、植物化した家族にすがり泣く人々、助けていたら切りがない、中央で連絡や指示を出す綴とカリュシュにはそう言い聞かせこちらも割り切る、街の家屋が並ぶ中でエツィアが見つけカイムが柵を超えノックもせず扉を開けると目の前は家族が食事するテーブルの正面に植物化した何者かがいて他に人気はない、散乱した食器や椅子や食べ物があり逃げ出した後のようだった。
「いないね」
「次、行くぞ」
深い色をした植物が微かに揺れる、人だ、だが意識はあるのかは現在不明だ、室内にも雪が降り注ぐ、エツィアとカイムはそっと扉を閉めて次の家に向かった…。
時間は遡る、黒い雪が降り始め不味いと思った生徒達が動いたのは自身の家族安否確認、1人を残しペアを組んで家に向かう、向かった生徒の内の1人は両親と老いた祖母がいる家、上がる息を吐き続け走った馴染みの家だが…何か違う柵を乗り越え建付けの悪い扉の奥から悲鳴が聞こえ急いで開けると両親が植物にしがみ付き泣き叫んでいた。
「どうなっちなった?母さんが…」
「いやああ!この雪もへんよ」
「母さん!父さん!ばあちゃんは?」
混乱する父親と腕の中で泣き叫ぶ母親、生まれ育った家の中にまで黒い雪が降り注ぎ皆で食事を摂るテーブルや椅子は散乱し混乱の後が見える、息子は嫌な予感しかしないが足の悪い祖母の居場所を尋ねた。
「これだ…」
「うう…」
「は…うそだ…」
「…いつからこうなったんですか?いや、おばあさんはこのままに…行きましょう!ここは不味いかもしれない」
泣く両親と唖然とする生徒、最初に冷静になった友人に祖母を置いてはいけないと言うが…地面に根付いていて動かすのは無理そうだ…泣く泣く兎に角テントへ急ごうと後ろ髪引かれつつ先を急いだ…。
第053話 《アシュエット》偏 星拾い
「ただ見てるだけってのも落ち着かないから、なんかしてた方が良いって思ったけどこれいいかも、俺好き」
「ここはねーあたり、なかなか扉が出ないから高額で売れるし、美味しいよ」
「うまい、父上たちにもあげよう」
只今33エリア、ナチェ、エレの3名で遊んでいる、なんとなく《アタラクシア》での出来事を見ていられなかったナチェが炊き出しの盗み食いをしていたイフを連れいつも朝が早いというエラの案内の元お勧めだという33エリア、ナチェは背負子を背負いトングで地面に転がっている星の実と呼ばれる星型の実が無限に転がっている場所でモンスターはいない出現確率が低いエリアだった。
エラも拾い、イフタークは片っ端から口に含んでぽりぽりと食べていた。
「イフ、せっかくのえーと、イケメン?が崩れてるぞーそんなほっぺぱんぱんにしてーノイズが食べすぎって怒るぞー」
「もぶもぐ…ナチェはいいつけない」
「言わないけど、ばれちゃうからほどほどにして」
懐記達から教わった言葉でナチェがイフタークにほどほどにというがイフタークは夢中で食べている、地面に落ちている物を食べるのはどうかなと思ったがダンジョンで扉が開けば出現するらしいのでそのまま食べればさくっとした歯触りとほんのり塩気と甘み、色が違うと味も違うらしく本当に美味しい。
「ナチェ、ナチェ、この赤いのが美味しい、それとこの黄色」
「うん、どれどれ…うん!おいしいな。じゃ、どっちがたくさん拾えるか勝負しよう」
「やんない、食べる」
「じゃ、イフが勝ったら懐記に美味しい料理作って貰うよ。前に崇幸が作ってくれた…」
「やる」
「よし、魔法と身体強化はなしで」
「げんきだねー」
ナチェが勧められた星の実を齧りつつ食べてばかりなので勝負を持ち掛けると拒否するがエサで釣れば、俄然やる気を出し拾い、ナチェも笑顔でせっせと広いその光景をエラが元気だなーと眺めた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
track.081 馬車の中で
「雨が降ってきましたね」
「少し止まって休もうか、馬達はアコーズの中に入れた方がいいかな?」
『少し濡れた方が良いかと、ミック、スライム、馬達を洗って下さい』
サックが空から雨が降ってくるのを確認し止まる、アコーズは馬2頭をミックとスライムに指示をしブラシで身体を洗う。
「あとで、ミックとスライムにお湯を用意しようか俺達も風呂に入ろう」
『承知しました』
馬車の中で書き物をしているサックとナイフや弓矢の手入れをしているガブとゼノスギィを前に抱えて毛を撫でているアルト達が顔を上げる、みんな服を脱ぎ、アルトは鍔騎が脱がせ、アコーズはお湯を宙に出しクモも出て来て皆で馬車の中でお湯に包まれた。
「ゼタリアもゼノスギィも気持ちいいかな」
「雨の森の馬車の中で風呂…」
「気持ちいいですね」
「あぅ」
『……』
『……』
風呂に浸かりゼタリアもゼノスギィも気持ち良さそうにしている、アルトはぷかぷか湯に身を任せ、サックとガブは景色を楽しみ、鍔騎は鼻歌交じりに気持ち良さそうにしアコーズが冷えたお茶を出してくれ皆で飲みながら雨の時間を楽しく過ごした…。
現在の《アウタイ王国》の首都、綴達が手分けし地図と見比べ生徒達の家に向かう、テントを渡しているから庭にテントがあればその中に避難しているかもしれないと希望を抱きながら黒い雪が降り注ぐ場所を走る。
「平気だけどなんか…くしゅ…」
「むずむずするな…」
共に走るエツィアとカイム、黒い雪が身体に纏うと痒みとくしゃみが出てしまう、今向かっているのは両親と祖母が住む生徒の家、出来ればいて欲しくない所だ。
「あ、ここだよ。みんながいたら花火を打ち上げたらいいね」
「ああ、スマートフォンも繋がりが悪いからそっちの方がいいな」
倒れて呻いている者、植物化した家族にすがり泣く人々、助けていたら切りがない、中央で連絡や指示を出す綴とカリュシュにはそう言い聞かせこちらも割り切る、街の家屋が並ぶ中でエツィアが見つけカイムが柵を超えノックもせず扉を開けると目の前は家族が食事するテーブルの正面に植物化した何者かがいて他に人気はない、散乱した食器や椅子や食べ物があり逃げ出した後のようだった。
「いないね」
「次、行くぞ」
深い色をした植物が微かに揺れる、人だ、だが意識はあるのかは現在不明だ、室内にも雪が降り注ぐ、エツィアとカイムはそっと扉を閉めて次の家に向かった…。
時間は遡る、黒い雪が降り始め不味いと思った生徒達が動いたのは自身の家族安否確認、1人を残しペアを組んで家に向かう、向かった生徒の内の1人は両親と老いた祖母がいる家、上がる息を吐き続け走った馴染みの家だが…何か違う柵を乗り越え建付けの悪い扉の奥から悲鳴が聞こえ急いで開けると両親が植物にしがみ付き泣き叫んでいた。
「どうなっちなった?母さんが…」
「いやああ!この雪もへんよ」
「母さん!父さん!ばあちゃんは?」
混乱する父親と腕の中で泣き叫ぶ母親、生まれ育った家の中にまで黒い雪が降り注ぎ皆で食事を摂るテーブルや椅子は散乱し混乱の後が見える、息子は嫌な予感しかしないが足の悪い祖母の居場所を尋ねた。
「これだ…」
「うう…」
「は…うそだ…」
「…いつからこうなったんですか?いや、おばあさんはこのままに…行きましょう!ここは不味いかもしれない」
泣く両親と唖然とする生徒、最初に冷静になった友人に祖母を置いてはいけないと言うが…地面に根付いていて動かすのは無理そうだ…泣く泣く兎に角テントへ急ごうと後ろ髪引かれつつ先を急いだ…。
第053話 《アシュエット》偏 星拾い
「ただ見てるだけってのも落ち着かないから、なんかしてた方が良いって思ったけどこれいいかも、俺好き」
「ここはねーあたり、なかなか扉が出ないから高額で売れるし、美味しいよ」
「うまい、父上たちにもあげよう」
只今33エリア、ナチェ、エレの3名で遊んでいる、なんとなく《アタラクシア》での出来事を見ていられなかったナチェが炊き出しの盗み食いをしていたイフを連れいつも朝が早いというエラの案内の元お勧めだという33エリア、ナチェは背負子を背負いトングで地面に転がっている星の実と呼ばれる星型の実が無限に転がっている場所でモンスターはいない出現確率が低いエリアだった。
エラも拾い、イフタークは片っ端から口に含んでぽりぽりと食べていた。
「イフ、せっかくのえーと、イケメン?が崩れてるぞーそんなほっぺぱんぱんにしてーノイズが食べすぎって怒るぞー」
「もぶもぐ…ナチェはいいつけない」
「言わないけど、ばれちゃうからほどほどにして」
懐記達から教わった言葉でナチェがイフタークにほどほどにというがイフタークは夢中で食べている、地面に落ちている物を食べるのはどうかなと思ったがダンジョンで扉が開けば出現するらしいのでそのまま食べればさくっとした歯触りとほんのり塩気と甘み、色が違うと味も違うらしく本当に美味しい。
「ナチェ、ナチェ、この赤いのが美味しい、それとこの黄色」
「うん、どれどれ…うん!おいしいな。じゃ、どっちがたくさん拾えるか勝負しよう」
「やんない、食べる」
「じゃ、イフが勝ったら懐記に美味しい料理作って貰うよ。前に崇幸が作ってくれた…」
「やる」
「よし、魔法と身体強化はなしで」
「げんきだねー」
ナチェが勧められた星の実を齧りつつ食べてばかりなので勝負を持ち掛けると拒否するがエサで釣れば、俄然やる気を出し拾い、ナチェも笑顔でせっせと広いその光景をエラが元気だなーと眺めた…。
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サックが空から雨が降ってくるのを確認し止まる、アコーズは馬2頭をミックとスライムに指示をしブラシで身体を洗う。
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