あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第018部 友よ、また…/はじめまして、こんにちは、さようなら

第079話 道筋は決まっていく/第079話 《アシュエット》偏 エレ

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 第079話 道筋は決まっていく
楽し気な子ども達の声にラージュは笑う、元々王には向いてないと思っていた。
継ぐ者がいなくなってしまい残っていたのがラージュだったからだ、王を降りた後のラージュの進路は決まっている、隣で子ども達とクッキーを分け合っているニジェルガの元へ行く…。
《ロメンスギル》の臣下達には伝えている、だが中途半端に投げ出していくつもりはない、良い着地点をラージュは探し今、それを見出した。
「私はいつまでも待つ、ずっと待っていたのだから」
「…はい…」
「邪魔なようだな」
「そうですね、向こうに行ってましょうか」
「そうだ、温泉に行くか?それとも湖で釣りに行くか?」
「魚が食べたい」
ニジェルガラージュの表情を読み笑う、黄金龍に相応しい煌びやかな輝く笑顔にラージュも微笑を浮かべ…ヴァルキア達が気を遣ってくれる。
「あ、いや…」
「私も湖に行きたい、皆で行かないか?」
ラージュは気まずくなり俯く、サニドツノスが場所を変えて話しの続きをと言い湖で魚を釣りながら話をしようと言う事になり子ども達を連れてナチェが住処にしていた湖に遊びに行くことにした。

第079話 《アシュエット》偏 エレ
エレはもう間もなく訪れる《ローレスエリア》の攻略を見届けている、否正確には既に攻略完了してはいるがオマケとして新たに造りだした裏ラスボスの攻略を眺めていた。
《アシュエット》創世から聳える無法のダンジョン《ローレスエリア》その核であるエレはずっと此処にいて様々な生物達の在り方を見ていた。
「蒼夜には感謝しているんだよね、言いそびれてたけど」
「ん?」
「この世界の均衡を修正してくれて、俺にも影響はあったし。蘇生薬を入手しやすくして生者の数を増やした方が良いのかって考えた時もあった。神が蒼夜を召喚して任せた事は正解だった」
「600年かかったけど、でも悪くはない600年だったよ。もっと早くここに遊びに来てれば良かったとも思うし…運命の人にも会えたし、この《アシュエット》に来れて本当に良かったと思う」
「そっか」
エレは口を開く、蒼夜への感謝を告げれば蒼夜ははにかんだ笑みを浮かべエレは笑う。
「友達とかになってくれた人は大勢いたし…でも…なんとなく家族は作ろうと思えなかった、使者と生者のバランスの均衡を保つ、とても難しい事だった…。不老不死だし皆逝ってしまうし、でも、死んでいるのに生きている時と変わらない生活を送ろうとするし、生きている人たちも死んでいるって分っているのに受け入れようとするしね、最初は本当に困ったよ…あ、もうじき終わりそう。早いねー」
「正常に戻った均衡はもう狂わないと思う、600年あったんだ。神だって成長している…あーあ、頑張って用意したのに、倒さなくていいって言ったのに…」
目の前で千本目の手がシュリによって砕かれマユラが笑いながら心底楽し気に宙を舞い剣を千手観音像の頭上から振り下ろし真っ二つに割って地面に着地する、懐記が口笛を吹き動画に収め外神が最後のドロップした武器を回収する。
散々破壊され真っ二つにされた千手観音像が修復され最初に見た通りの姿に戻る、武器は持っておらず千の手は開いたり閉じたりと武器を手にしていた時の形のままだった。
「ドロップ品はこれか?」
「そう、この像そのままあげる。此処まで来てこれを倒すなんて…もう現れないと思うし。持って行ってよ、武器は付かないからね」
イシュターが訊ねエレは肩を竦めて頷く、これで終わりだと灰色の上下が空だった景色が変化し暗い岩壁の部屋と変わった。
「ここが最終エリア、お疲れ様。君たちは本当に無茶苦茶して…でも強かった…俺も楽しんだよ」
「ああ、エレ、楽しめた。感謝する」
「いいダンジョンだった。礼を言う」
「シュリとマユラが1番楽しんだね、ではご褒美を渡さないとね……でもこれで本当にいいのかな?ね、神?」
『……そうですね…まずは攻略おめでとうございます…色々と驚く事はありましたが…楽しんで貰えて何よりです…。《ローレスエリア》攻略のお祝いも兼ねてドロップ品を用意しています、よければ皆さん集まって貰い渡したいと思います』
《アシュエット》神の優し気な声、まだ子供特有の高さのある声から祝いの言葉を述べられる、せっかくだからと留守番組みともちゃ達を呼んで盛大にパーティーを行う事にした…。







あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
track.0106 山がなくなって混雑
「あーこれは無理そうだな」
「そうですね、帰りましょうか」
「そうだな」
商業エリアへ足を運ぶと先日より長い行列が外まで並び鍔騎はうわーと思い急ぎでもないのでまた出直す事にする、並んでいる人々の話しによればどうやらあの鉱物が混ざり合った山が無くなったおかげで近道になり人々が流れている、商売や買い取りの許可等で商業エリアはパンクしている。
「港に向かいたい」
「向かったとしてもモンスターは海にいて船の航行を妨げ今は船を出せる状態ではありません」
「討伐隊はどうなっている?」
「出しましたが……帰ってはきません」
「いつまで待てばいい?」
「冒険者ギルドと話しあっています、この状態で船を出す商会や漁師はいません…」
兵士のいった通りだ、山がなくなり近道が出来たが海には出られない、商人や旅人達は海を諦め陸地を行く他ないのかと話し合う、商業ギルドの職員もまいっている様子なので鍔騎とサックはギルドを後にした。

「へえ、暫くはここで稼げばいいわけね」
「そうなるな、船賃も上がっているし」
「海を渡らないと《迷宮都市》には行けませんから」
店に戻れば狩りから戻り干した果物とクッキーでお茶をしていたガブとアルトに事情を話す、ここでの稼ぎはかなり良い、金をもっと稼いでから海へ向かおうかと話し合いをしていた。
『手がないわけではありません…』
「アコーズ、考えがあるのか?」
『はい、それには皆さんの力が必要ですね』
「何をすれば良いんですか?」
『ゼタリアとゼノスギィを説得し船を造りモンスターを狩ります、ゼタリアとゼノスギィの説得を皆さんにいお願いします。既に海に魔物が出たという時点で船の設計は考えています、ゼタリアとゼノスギィに討伐を頼みましたが…』
「ダメだったのか?」
『海水に濡れるのが嫌だと言って拒否しています』
「飯食わせて貰って、毎日身体を洗って貰ってるのにあいつら…」
モンスターなら聖物であるゼタリアとゼノスギィの方が実力を上だと言うが理由にガブが呆れる、鍔騎としてはもう家族の一員にそんな危険な真似はさせたくはない。
「うーん、船はどれくらいで出来そうなんだ?嫌だというのにやらせるのは…」
「説得…なら私に彼らを説得させて下さい」
『船はまだ設計の段階です、時間が掛かります。サック様、安全に海を渡るにはゼタリアとゼノスギィの力が必要です、お願いします』
「分かりました、鍔騎さん。ゼタリアとゼノスギィならモンスターを楽に倒せると思います。なので私に説得させて下さい」
「分かった、だが無理強いはしたくない」
「分かりました」
サックが説得をすると言うので鍔騎は任せる、アコーズの収納空間にいるゼタリアとゼノスギィを呼び出した…。
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