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第一部 不毛の大地開拓 頑張ろう編
18 布団と買い込み
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「あ、この果物」
「お、お兄さん見てってよ、オマケしちゃうから」
入った先の果物や野菜を売っている露店で、ふくよかなおばちゃんが愛想良く売り子をしてる、売っている物の中で森で成っているリンゴモドキ(仮)とミカンモドキ(仮)の小振りが売っていたので食べ比べしようと、2個ずつ購入700ログを支払う、意外に高い気もするがトマトみたいな赤い実をオマケで付けてくれたので、ズィーガーがくれた収納袋に偽装した袋にしまう。
「おや、お兄さん商人かい?がんばりな」
「どうもー」
雑多な店の並び様々な物の臭い、気になるものが多すぎるがまずは目当ての店の為奥へ奥へと進む。
「お、ここここ、こういう店。入ろう」
奥の門の露店、様々な布や生地や服などらしきものが雑多に積んでいたり壁に掛けられたりしている。
「いらっしゃい、何かお探し?」
店の奥から、褐色の肌に黒いキツめのウェーブがかかった長身の色香のある女性がでてくる。
「はい、寝る時に敷いたりできそうな物を探していて…」
「なるほどーこれとかどうかしらねー」
店員の背後から出てきたのは、淡い緑の厚みのあるロール状の布だった。
「これは…ふかふかですね」
「でしょー、軽いし。ジャージという動物の毛が中に入っていて、布はキスキって言う植物を加工して、汗を吸いやすくしているの。寒い日はこれの上に何かを重ねたらいいし。上にかけるならこれかしら」
「柔らかい」
クリーム色のタオルケットサイズの布を渡される、手触りは柔らかく気持ちもいい。
「これは、サリルって国の布ね。赤ん坊の産着なんかに使われるから上に掛けるにはいいんじゃないかしら」
「なるほど、ならこれと敷物を下さい」
「どうも、2つで10,000ログよ」
「はい、これ」
「あっははー、貴方世間知らずなの?」
素直にコインをだすと弾けたように女性が笑う、詠斗は何がおかしいか分からず首を傾げてしまう。
「あーぁ、ごめんなさいね。皆買うときは交渉するのよ、子供でもするものなの、だから少し高い値段なのよ」
高い値段と言われても相場は分からないし、この値段で納得したので不満は無かった。
「んー、この値段でいいです。どうぞ…この小さい布は」
「あらあら、欲がないのね。それは服とか布の端布よ、こんなの売れないのにうちの人が置いておけっていうから置いてるのだけど…売れないのよ」
「良い事思いついた!これ…全部ください!」
ハンカチ位の大きさなの物から、手のひらサイズの色とりどりに少しエキゾチックな模様が入った物まで多種多様に100枚近く積まれているものを全て買う事にし、鼻息荒く金額を訪ねる。
「あげるわよ、持っていって。あ、良いもの出来たら見せてちょうだい」
誰も見向きもしない布、貴族向けの商会から売れ残った物を安く仕入れこの場所で売っている、小さい布等ケチな夫が貰ってくるものだった。
「良いんですか!?ありがとうございます」
嬉しそうに収納袋に端布や敷物を詰めていく、収納袋を持っているからには商人かその見習いだろうにこの先やっていけるのかと他人事ながら心配になる。
「あ、このあたりに裁縫…針と糸を扱っている店とかありますか?」
「それならこの2軒先…私が案内してあげるわ」
「お店は大丈夫ですか?」
「平気よダンナが奥にいるから、行きましょう」
背中を押されて次の店へ足を運ぶ、2軒隣はうす暗くこちらも糸や布などを扱っている店のようだった。
「おばあちゃん、お客連れてきたわよー」
「はいよーキャサナちゃんいらっしゃい。お茶飲むかい?」
「なら、このお客の分もお願い」
「若いお客様ねー、ちょっとまってて」
腰の曲がった老婆が座っていた椅子から立ち上がり奥へと引っ込む、キャサナと呼ばれた布屋の店員は勝手知ったるという感じで、詠斗の前に次々裁縫道具を見せてくれる。
「針と糸と針山にそれから…あ、糸切とこんなものかしら」
「ありがとうございます、この綺麗なヒモは?」
麻に色を付けたようなカラフルなヒモを何本も置かれているのが目に入る、詠斗がこれから作ろうとする物にぴたりと一致する。
「それは、髪結いに使うヒモだよ。花で染めているんだよ。さ、お茶をどうぞ」
「優しい色…」
1本手にとってみる、色自体は薄いが青や紫、赤や緑の細い紐を編み込んで仕上げていて丁寧に作られている。
「これも…とりあえず10本下さい!」
「おや、髪結いのヒモなんか使うのかい?変わった子だね」
「ふふ、きっと面白いもの見せてくれるわよ。おばあちゃん」
木の盆に乗せたおちょこのような器に淹れられた茶をキャサナが先に飲んでいて、勧められ詠斗も飲んでみるとミントのような清涼感のある味わいのお茶と干した果物と木の実が良く合い、まったりとしてしまう。
「ふう…おいしいなあ」
「そうでしょう」
「ありがとうねー」
「えと、針と糸とヒモでいくらですか?」
「ヒモは1本200ログ 針や糸なんかは全部で500ログだね」
安い…ヒモなんかは手編みだろう、わざわざ染めている位だもっとしても可笑しくはないだろうが、2,500ログを払い収納袋に入れてそれをエコバッグにしまう。
「ありがとうございます」
「出来たら見せてにきてね」
「また来てね」
なんだかくすぐったく感じる、日本ではまずあまり見ない光景店を後にし、テントを組み立てに冒険者ギルドの裏の土地に向かう。
「お、お兄さん見てってよ、オマケしちゃうから」
入った先の果物や野菜を売っている露店で、ふくよかなおばちゃんが愛想良く売り子をしてる、売っている物の中で森で成っているリンゴモドキ(仮)とミカンモドキ(仮)の小振りが売っていたので食べ比べしようと、2個ずつ購入700ログを支払う、意外に高い気もするがトマトみたいな赤い実をオマケで付けてくれたので、ズィーガーがくれた収納袋に偽装した袋にしまう。
「おや、お兄さん商人かい?がんばりな」
「どうもー」
雑多な店の並び様々な物の臭い、気になるものが多すぎるがまずは目当ての店の為奥へ奥へと進む。
「お、ここここ、こういう店。入ろう」
奥の門の露店、様々な布や生地や服などらしきものが雑多に積んでいたり壁に掛けられたりしている。
「いらっしゃい、何かお探し?」
店の奥から、褐色の肌に黒いキツめのウェーブがかかった長身の色香のある女性がでてくる。
「はい、寝る時に敷いたりできそうな物を探していて…」
「なるほどーこれとかどうかしらねー」
店員の背後から出てきたのは、淡い緑の厚みのあるロール状の布だった。
「これは…ふかふかですね」
「でしょー、軽いし。ジャージという動物の毛が中に入っていて、布はキスキって言う植物を加工して、汗を吸いやすくしているの。寒い日はこれの上に何かを重ねたらいいし。上にかけるならこれかしら」
「柔らかい」
クリーム色のタオルケットサイズの布を渡される、手触りは柔らかく気持ちもいい。
「これは、サリルって国の布ね。赤ん坊の産着なんかに使われるから上に掛けるにはいいんじゃないかしら」
「なるほど、ならこれと敷物を下さい」
「どうも、2つで10,000ログよ」
「はい、これ」
「あっははー、貴方世間知らずなの?」
素直にコインをだすと弾けたように女性が笑う、詠斗は何がおかしいか分からず首を傾げてしまう。
「あーぁ、ごめんなさいね。皆買うときは交渉するのよ、子供でもするものなの、だから少し高い値段なのよ」
高い値段と言われても相場は分からないし、この値段で納得したので不満は無かった。
「んー、この値段でいいです。どうぞ…この小さい布は」
「あらあら、欲がないのね。それは服とか布の端布よ、こんなの売れないのにうちの人が置いておけっていうから置いてるのだけど…売れないのよ」
「良い事思いついた!これ…全部ください!」
ハンカチ位の大きさなの物から、手のひらサイズの色とりどりに少しエキゾチックな模様が入った物まで多種多様に100枚近く積まれているものを全て買う事にし、鼻息荒く金額を訪ねる。
「あげるわよ、持っていって。あ、良いもの出来たら見せてちょうだい」
誰も見向きもしない布、貴族向けの商会から売れ残った物を安く仕入れこの場所で売っている、小さい布等ケチな夫が貰ってくるものだった。
「良いんですか!?ありがとうございます」
嬉しそうに収納袋に端布や敷物を詰めていく、収納袋を持っているからには商人かその見習いだろうにこの先やっていけるのかと他人事ながら心配になる。
「あ、このあたりに裁縫…針と糸を扱っている店とかありますか?」
「それならこの2軒先…私が案内してあげるわ」
「お店は大丈夫ですか?」
「平気よダンナが奥にいるから、行きましょう」
背中を押されて次の店へ足を運ぶ、2軒隣はうす暗くこちらも糸や布などを扱っている店のようだった。
「おばあちゃん、お客連れてきたわよー」
「はいよーキャサナちゃんいらっしゃい。お茶飲むかい?」
「なら、このお客の分もお願い」
「若いお客様ねー、ちょっとまってて」
腰の曲がった老婆が座っていた椅子から立ち上がり奥へと引っ込む、キャサナと呼ばれた布屋の店員は勝手知ったるという感じで、詠斗の前に次々裁縫道具を見せてくれる。
「針と糸と針山にそれから…あ、糸切とこんなものかしら」
「ありがとうございます、この綺麗なヒモは?」
麻に色を付けたようなカラフルなヒモを何本も置かれているのが目に入る、詠斗がこれから作ろうとする物にぴたりと一致する。
「それは、髪結いに使うヒモだよ。花で染めているんだよ。さ、お茶をどうぞ」
「優しい色…」
1本手にとってみる、色自体は薄いが青や紫、赤や緑の細い紐を編み込んで仕上げていて丁寧に作られている。
「これも…とりあえず10本下さい!」
「おや、髪結いのヒモなんか使うのかい?変わった子だね」
「ふふ、きっと面白いもの見せてくれるわよ。おばあちゃん」
木の盆に乗せたおちょこのような器に淹れられた茶をキャサナが先に飲んでいて、勧められ詠斗も飲んでみるとミントのような清涼感のある味わいのお茶と干した果物と木の実が良く合い、まったりとしてしまう。
「ふう…おいしいなあ」
「そうでしょう」
「ありがとうねー」
「えと、針と糸とヒモでいくらですか?」
「ヒモは1本200ログ 針や糸なんかは全部で500ログだね」
安い…ヒモなんかは手編みだろう、わざわざ染めている位だもっとしても可笑しくはないだろうが、2,500ログを払い収納袋に入れてそれをエコバッグにしまう。
「ありがとうございます」
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