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第一部 不毛の大地開拓 頑張ろう編
31 住まわせてもらうのなら仕事をするのが当たり前なのでは?(魔王様基準)
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「ふぁ」
「起きたか主」
『きゅ』
「おはよう、千眼さん、きゅう。ナイルさんとチグリスはまだ寝ているね」
無防備な姿で寝る2人を起こさないようにゆっくり起き上がり人型に戻った千眼ときゅうに挨拶する、着替えて朝食の準備を始める。
「主手伝おう、住まわせて貰っている身。最初の話しの通り対価は支払う」
「なんか大げさだなぁ、助かるけど」
寝ている2人から離れた場所で朝食作りを始める、パンの残りと果物や木の実、芋の蒸し焼きと魚の蒸し焼きに、昨日と同じように貝と骨でだしをとりキノコと芋を入れた醤油ベースのスープと献立を決め早速取り掛かる。
「じゃ、千眼さんは皿にパンや果物の盛りつけとお茶の準備をよろしく」
「承った」
魔法というのだろうか、指先を動かし皿に盛り付けをしコップや茶器の準備を瞬く間に整える、後は優雅に丸太に座りお茶の湯を沸かす石に指先を乗せ魔力を使い茶器の湯を後は温めるだけになった。
「それ、魔法?」
「いや、物に私の眼を入れ動かしているだけだ。終われば眼を戻す。私は千眼魔王…千の眼を持つ」
「へぇ、よく分からないけどすごいね」
「そんな言葉で片付けられるのは、異界人たる者達位なものだろう」
「者達…そういえば次の召喚は何時になるんだろう」
「もう、間もなく…」
「え…」
「わあ、ごめんなさい、詠斗さん!寝坊して」
「起きた…」
「あ…おはよう」
千眼の呟きは詠斗の耳には届かず、2人が駆けつける。
「おはよ、後スープだけだから座って、きゅうには貝と骨もあげるぞ」
『きゅ!』
ガリガリ美味しそうに食べている、お茶も出来たようで、千眼が注いでくれている。
「さあ、出来た!」
「じゃ、いただきます」
「ありがとうございます、いただきます」
「ん、いただきます」
「いただきます?」
『きゅ』
「いただきますは、俺の世界の飯を食う前に言う言葉なんだ、食べ終わったらごちそうさまって言うんだ」
「そうか…」
よそったスープを配り食べる前にした、いただきますの挨拶に疑問を浮かべた千眼に、詠斗が応える。
「ならば、いただきます」
千眼が言い直し食事が始まる、温かく笑顔が溢れる。
「今日の予定なんだけど、まず畑の近くに花を植えたいから花壇造りと買い物というか仕入れもしたいんだけど、皆はどうする?」
「私は森で採取をします、きゅうももっと食事が必要でしょうから…」
「私も同行する」
「俺は詠斗と行く」
「わかった、準備してまずは畑に行こう」
「あ、あの詠斗さん!お願いがあります」
「ナイルさん?どうしたの?」
「わ、私も詠斗さんが着ている服を着たいです!」
「私も主の服を着たい」
「えー俺も着る」
「いいけど、チグリスには小さいよ?」
「むー」
顔を赤くして詠斗の服を着たいと言うナイルと、それに続く2人、服は人に贈ったり売れっても手持ちの数は減らないが、チグリスが着るには小さい。
「あ、そうだ。ゴーテンさんに直して貰えるか聞いてみるよ」
「わかった」
チグリスが納得して頷く、他の2人はナイルには長袖パーカーと中に半袖のインナーとダメージジーンズ、千眼には古着屋で購入した青いシャツに黒いスラックス。靴はさすがにサイズが合わない為手持ちの靴にしてもらう。
「着心地がこれもいいです!」
「色がいい…主感謝する」
2人が着ていた服は収納にしまい、畑に転移を行う。
「じゃ、まず花壇をって!もう芋大分育ってる!」
「もうすぐ食べられるのか」
「楽しみですね」
「魔力の流れが良い、主の力だな」
『きゅ、きゅ』
「う、うん。まあ、いっか!早く食べたいよな」
畑には既に種芋から茎と葉が瑞々しく育ち、しっかり地面に根付いていた。
水魔法で水やりを行い、早速花を植える為に園芸ショップを開く。
園芸ショップ: 現在の所持金 2,003,000ログ
(2,003,000円)
おいしいやさいが出来る土 2L 150ログ(150円)
種芋 2kg 500ログ(500円) 各種(メークイン 男爵 )
サツマイモの苗 10本 700ログ(700円)
ダイコンの種 100粒 500ログ(500円)
ミニトマトの種 20粒 500ログ(500円)
良く育つ肥料 中粒 1kg 500ログ(500円)
花がよく育つ肥料 液肥タイプ(そのまま植えた周辺に撒いて下さい) 1本300ログ(300円)
ショベル 鍬 各1,000ログ(1,000円)
「ふぁっ!ミニトマトとダイコン!?ヤバい!俺の好きな野菜!帰って来たら育てよう!」
新しく増えたミニトマトとダイコンは詠斗の大好物でもある、ダイコンは特に貧乏人の強い味方、食べられない場所がない野菜。
「よくわからないですが、詠斗さんが嬉しそうで何よりです」
「よし!やる気満々!早速花の種を植えよう!それ用の肥料も出してくれたし!」
花壇の形成に取り掛かる、丸い花壇にしてみようとイメージし土魔法で大地を掘り起こし、土生成を行い土を混ぜ、おいしい野菜が出来る土も買い(他の植物にも流用可能)程よく混ぜ合わせる。
「主の魔法は見事だな」
「確かにな繊細なコントロールが必要だ」
詠斗の背後で3名が関心しながら作業を見守る、土の植え替えがすぐに終わり鑑定で 花壇:花が育つ 良い土 確認し、さっそく窪みを指で作り等間隔で種を埋めていく。
「毎日1回水を与えればいいね」
「はい!ありがとうございます!きっと花が咲きます」
「あの花は千華の魔王の花だな…残っていたのだな…」
「ああ、あれしかない。ナイルが託されてずっと持っていた。きっと花が咲く」
「ああ…ここでなら咲くかもしれない」
詠斗とナイルが植えているのを眺め、チグリスと千眼が白い種を遠き日の出来事に思いを馳せている。
「これでひとまず花壇は終わりと。それじゃ村に行こう。畑は帰って来てから広げるから」
「主、私が広げておく。今やり方を見ていたから出来る」
魔王のスペックの高さが畑仕事に活かされようといしている…瞬間だった。
「助かるけどいいのかなぁ」
「詠斗さん、私も土魔法が使えるので大丈夫ですよ」
「この畑と同じものを作ればいいのだろう?」
「ああ、助かる!ありがとう!」
「私は此処に置かせてもらっている身、労働をこなすのは当然の事」
「……」
「どうかしたのか?主」
「いや、本当に助かる」
「そうか」
「じゃあ、混ぜて欲しい土はここに山にして置いとくよ。お腹空いたらナイルさんのバッグにご飯入れとくからそれを食べて」
「詠斗、それ俺も欲しい」
「ん?良いよ、千眼さんの分も買ってくるよ、じゃ行ってきます!」
「気を付けて!チグリスしっかり守ってくださいね!」
「…分かっている」
「主、楽しみしている」
『きゅっ!きゅ!』
ナイル、千眼、きゅうに見送られ転移魔法を使いまたテントにも戻って、村に出ることにした。
「では、これより次の召喚の儀を行う」
『異議なし』
「始めましょう…」
「起きたか主」
『きゅ』
「おはよう、千眼さん、きゅう。ナイルさんとチグリスはまだ寝ているね」
無防備な姿で寝る2人を起こさないようにゆっくり起き上がり人型に戻った千眼ときゅうに挨拶する、着替えて朝食の準備を始める。
「主手伝おう、住まわせて貰っている身。最初の話しの通り対価は支払う」
「なんか大げさだなぁ、助かるけど」
寝ている2人から離れた場所で朝食作りを始める、パンの残りと果物や木の実、芋の蒸し焼きと魚の蒸し焼きに、昨日と同じように貝と骨でだしをとりキノコと芋を入れた醤油ベースのスープと献立を決め早速取り掛かる。
「じゃ、千眼さんは皿にパンや果物の盛りつけとお茶の準備をよろしく」
「承った」
魔法というのだろうか、指先を動かし皿に盛り付けをしコップや茶器の準備を瞬く間に整える、後は優雅に丸太に座りお茶の湯を沸かす石に指先を乗せ魔力を使い茶器の湯を後は温めるだけになった。
「それ、魔法?」
「いや、物に私の眼を入れ動かしているだけだ。終われば眼を戻す。私は千眼魔王…千の眼を持つ」
「へぇ、よく分からないけどすごいね」
「そんな言葉で片付けられるのは、異界人たる者達位なものだろう」
「者達…そういえば次の召喚は何時になるんだろう」
「もう、間もなく…」
「え…」
「わあ、ごめんなさい、詠斗さん!寝坊して」
「起きた…」
「あ…おはよう」
千眼の呟きは詠斗の耳には届かず、2人が駆けつける。
「おはよ、後スープだけだから座って、きゅうには貝と骨もあげるぞ」
『きゅ!』
ガリガリ美味しそうに食べている、お茶も出来たようで、千眼が注いでくれている。
「さあ、出来た!」
「じゃ、いただきます」
「ありがとうございます、いただきます」
「ん、いただきます」
「いただきます?」
『きゅ』
「いただきますは、俺の世界の飯を食う前に言う言葉なんだ、食べ終わったらごちそうさまって言うんだ」
「そうか…」
よそったスープを配り食べる前にした、いただきますの挨拶に疑問を浮かべた千眼に、詠斗が応える。
「ならば、いただきます」
千眼が言い直し食事が始まる、温かく笑顔が溢れる。
「今日の予定なんだけど、まず畑の近くに花を植えたいから花壇造りと買い物というか仕入れもしたいんだけど、皆はどうする?」
「私は森で採取をします、きゅうももっと食事が必要でしょうから…」
「私も同行する」
「俺は詠斗と行く」
「わかった、準備してまずは畑に行こう」
「あ、あの詠斗さん!お願いがあります」
「ナイルさん?どうしたの?」
「わ、私も詠斗さんが着ている服を着たいです!」
「私も主の服を着たい」
「えー俺も着る」
「いいけど、チグリスには小さいよ?」
「むー」
顔を赤くして詠斗の服を着たいと言うナイルと、それに続く2人、服は人に贈ったり売れっても手持ちの数は減らないが、チグリスが着るには小さい。
「あ、そうだ。ゴーテンさんに直して貰えるか聞いてみるよ」
「わかった」
チグリスが納得して頷く、他の2人はナイルには長袖パーカーと中に半袖のインナーとダメージジーンズ、千眼には古着屋で購入した青いシャツに黒いスラックス。靴はさすがにサイズが合わない為手持ちの靴にしてもらう。
「着心地がこれもいいです!」
「色がいい…主感謝する」
2人が着ていた服は収納にしまい、畑に転移を行う。
「じゃ、まず花壇をって!もう芋大分育ってる!」
「もうすぐ食べられるのか」
「楽しみですね」
「魔力の流れが良い、主の力だな」
『きゅ、きゅ』
「う、うん。まあ、いっか!早く食べたいよな」
畑には既に種芋から茎と葉が瑞々しく育ち、しっかり地面に根付いていた。
水魔法で水やりを行い、早速花を植える為に園芸ショップを開く。
園芸ショップ: 現在の所持金 2,003,000ログ
(2,003,000円)
おいしいやさいが出来る土 2L 150ログ(150円)
種芋 2kg 500ログ(500円) 各種(メークイン 男爵 )
サツマイモの苗 10本 700ログ(700円)
ダイコンの種 100粒 500ログ(500円)
ミニトマトの種 20粒 500ログ(500円)
良く育つ肥料 中粒 1kg 500ログ(500円)
花がよく育つ肥料 液肥タイプ(そのまま植えた周辺に撒いて下さい) 1本300ログ(300円)
ショベル 鍬 各1,000ログ(1,000円)
「ふぁっ!ミニトマトとダイコン!?ヤバい!俺の好きな野菜!帰って来たら育てよう!」
新しく増えたミニトマトとダイコンは詠斗の大好物でもある、ダイコンは特に貧乏人の強い味方、食べられない場所がない野菜。
「よくわからないですが、詠斗さんが嬉しそうで何よりです」
「よし!やる気満々!早速花の種を植えよう!それ用の肥料も出してくれたし!」
花壇の形成に取り掛かる、丸い花壇にしてみようとイメージし土魔法で大地を掘り起こし、土生成を行い土を混ぜ、おいしい野菜が出来る土も買い(他の植物にも流用可能)程よく混ぜ合わせる。
「主の魔法は見事だな」
「確かにな繊細なコントロールが必要だ」
詠斗の背後で3名が関心しながら作業を見守る、土の植え替えがすぐに終わり鑑定で 花壇:花が育つ 良い土 確認し、さっそく窪みを指で作り等間隔で種を埋めていく。
「毎日1回水を与えればいいね」
「はい!ありがとうございます!きっと花が咲きます」
「あの花は千華の魔王の花だな…残っていたのだな…」
「ああ、あれしかない。ナイルが託されてずっと持っていた。きっと花が咲く」
「ああ…ここでなら咲くかもしれない」
詠斗とナイルが植えているのを眺め、チグリスと千眼が白い種を遠き日の出来事に思いを馳せている。
「これでひとまず花壇は終わりと。それじゃ村に行こう。畑は帰って来てから広げるから」
「主、私が広げておく。今やり方を見ていたから出来る」
魔王のスペックの高さが畑仕事に活かされようといしている…瞬間だった。
「助かるけどいいのかなぁ」
「詠斗さん、私も土魔法が使えるので大丈夫ですよ」
「この畑と同じものを作ればいいのだろう?」
「ああ、助かる!ありがとう!」
「私は此処に置かせてもらっている身、労働をこなすのは当然の事」
「……」
「どうかしたのか?主」
「いや、本当に助かる」
「そうか」
「じゃあ、混ぜて欲しい土はここに山にして置いとくよ。お腹空いたらナイルさんのバッグにご飯入れとくからそれを食べて」
「詠斗、それ俺も欲しい」
「ん?良いよ、千眼さんの分も買ってくるよ、じゃ行ってきます!」
「気を付けて!チグリスしっかり守ってくださいね!」
「…分かっている」
「主、楽しみしている」
『きゅっ!きゅ!』
ナイル、千眼、きゅうに見送られ転移魔法を使いまたテントにも戻って、村に出ることにした。
「では、これより次の召喚の儀を行う」
『異議なし』
「始めましょう…」
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【作者より、感謝を込めて】
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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