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第09部 魔王たちの産声 歪
STAGE.4-16 メニュー作り
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『いいふろー夜はさけふろ!』
「ご機嫌だな」
『タータイルクッガから美味いもん貰えるし』
「朝飯食ってからな、お前達は何を食べるんだ?」
「どうやら何でもいいみたいですね、そこにあった物を食べて来たという感じですね」
「………そうか、おにぎり食べるか?果物もある」
「どうぞ」
『このおにぎり!美味い!茶色のやつもっとくれ!』
『きゅ』『ぱしゃ』
風呂で洗われ綺麗になったチキ達、エンダーダクッガ達は怯えはいないが固まって此方を伺っている、グローリーがおにぎりを用意し、懐記が持たせてくれた卵焼きを皿に盛り床に置いて離れる。
イデアとイザラは見守りきゅうとふーは勧め、チキはうどんをゴーレムに食べさせて貰いながらおにぎりもモグモグパクパク食べ、エンダーダクッガ達も皿を囲んで食べ始めれば相当美味しかったのかがつがつと勢い良く夢中で食い付いた。
「沢山ある」
「いっぱい食べろよー」
「良かった」
「後は南に向かうだけですね」
「採集に1度出たいので南側に着く前に手頃な所で降ろして下さい」
「ずっと車の中でも鈍るからな、ちょうど良い」
「この中も中々快適だがな」
「魔物達が出ないのなら少し車を停めても良いだろう、風早適当な所で頼む」
『承知しました』
その姿を眺めながら蒐集家が提案し、少し進んだ先で車を停める事にした。
「中心から離れてる場所だわ」
「はい、なのでお客さんが…ゴーレム達やヒヨコさん達とおりがみのみなさんばかりです」
「ふーん、ルオとネオは今日は?」
「カジノの肉ダンジョンに行きました、ゴーレム達と今夜は焼き肉にするそうなので」
「へー」
「張り切っていますよ」
公園から大分歩いた先、《ガルディア》の中心部から外れた先の小さな食堂の前でニアと懐記とニアが修復した黒いゴーレム達とヒヨコも止まった。
「ゴーレム達ばかりで他のお客さんがあまりこないので店主は最近僕達のお店で働いているんです、他のお客さんにもきて欲しいので懐記さんにお願いを…」
「ふぅん、じゃ行こ」
「はい」
「い、いらっしゃいませ」
扉をニアが開ければカウンターで前髪を目の下まで伸ばした青年が出迎えてらくれる、店は開店しているようだが客は誰もいない。
「こんにちは、トゥナーさん。朝はお手伝いありがとうございました」
「い、いえ。どうぞ、ニアさんと…」
「懐記」
「懐記さん、僕はトゥナーです」
「ふぅん、おすすめちょうだい。3つね、ニアっちの分もラウラスっち連れてくるわ」
「はい、ありがとうございます。懐記さん」
「今、用意します」
「じゃ、呼んでくるわ」
懐記がラウラスを呼びに転移を行い、ニアが窓際のテーブル席に座り待っているとゴーレム達とヒヨコとおりがみの子達が訪れてトゥナーと会話をする。
「いらっしゃい、みなさんはいつものでいいかな?」
目は髪で隠れて見えないが優しい声で尋ねれば、コクコクとゴーレムが頷きテーブルやカウンターに座ったりお手伝いをしている。
「ありがとうございます」
「本当にゴーレム達がお客さんなんすね」
「人気店じゃん」
木のコップに水を入れてゴーレムが運んでくれる、懐記とラウラスも訪れ椅子に座った。
「最近はゴーレムのお客さん達のお陰で売り上げがありますが、その前は全然です。店の裏で野菜を作って他の食堂に売っています、お待たせしました」
トゥナーがトレイに載せた食事を運んでくる、ゴーレム達も続いて運んでくれた。
「おいしそうす、いただきます」
「いただきます」
「いただきます…」
トレイに置かれたのは野菜たっぷりスープ、トウモロコシとキノコのソテーと茹でた芋を潰して味付けした物に野菜を混ぜたサラダ、腸詰めを挟んだ固めのパンが2つを1プレートの皿に載せ、デザートは切ったリンゴモドキと木苺を凍らせた物だった。
「ごゆっくり、君達のも用意するね。待ってて」
ペコリとトゥナーが頭を下げてカウンターに戻る、ラウラスが野菜の美味さに驚き懐記もおいしいと口にする。
「おいしいわ」
「うまいすねー」
「はい、《ガルディア》で働いているゴーレム達は皆ここの常連みたいです」
「ゴーレム達が好きなメニューでもあんの?」
「あれですね」
「わ、なんすかあの大きいの。俺も食いたいす」
「じゃ、トゥナっちこっちにもそれ3つちょうだい」
「はーい、お待ちください」
トゥナーがカウンターにいるゴーレムに皿に載せた大きな白い塊を渡すとラウラスが食い付き、懐記が頼む。
ゴーレム達が茶器とコップを持って懐記達にどうやらお茶をサービスしてくれるらしい、至れり尽くせりだった。
「みんなここの飯好きなの?」
「野菜がおいしいすよね!パンもすけど!」
「トゥナーさんが作る料理は美味しいですよね、僕が皆が初めてポップコーンのお店をお手伝いしてくれた時に此処でご馳走したらすっかり気に入ってくれて」
「へぇ、お茶サンキュ」
懐記がお茶を受け取り、カウンターのゴーレムが白い塊にナイフで切れ込みを入れるとふわと皿に広がり煮込みが姿を現す、ゴーレムはスマホで写真を撮って食べ始め、次々トゥナーから他のゴーレムやヒヨコ達も受け取ってナイフで切れ込みを入れて写真を撮っていた。
「ゴーレム達何してんすか?スマホで写真撮って」
「ああして食事を写真に撮るのが流行しているそうです、ゴーレム達同士で見せたり共有して真面目と言うか細かいゴーレムは日記等付けている様ですよ」
「几帳面だわ」
「そうですね、みんな性格とか違って可愛いです。僕が修復したゴーレム達も良く働いています」
「お待たせしました。ナイフで切れ込みを入れて食べて下さい、煮込みです。こっちはパンです、付けて食べて下さい」
「さっきと違うパンすね、ここで焼いてるんすか?」
「はい、朝まとめて焼いて…最近ニアさんから借りた時間停止機能の収納袋にいれてるので焼き立てですよ」
「へぇ、じゃ、いただくわ」
「わ、これ葉っぱすね」
「ん、この煮込み美味いわ。何肉?」
「え、えと、この辺りに生息する狩って調理します」
「ふぅん、トゥナっち狩りするんだ」
「しますが……」
ナイフで切れ込みを入れふわりと煮込みが現れスパイスか効いた薫りに食べたばかりだがそそられ、懐記の質問に何処か言い淀むトゥナー。
「美味しいす!とろとろす」
「ん、見た目も面白いわ」
「僕もよく食べます」
「他の住民の人達はこないんすか?」
「炊き出しがありますし、少し遠いですから。僕は散歩仕事が終わったらでゴーレムやヒヨコさん達と散歩しますから」
「中心から離れていますから」
「ふぅん、客ってこの街の住民とかじゃなきゃ嫌とかあんの?」
「いえ、僕の料理を食べてくれるならどなたでも…」
「ふぅん、じゃ、うちの《アウトランダーズ商会》の社員食堂やない?」
『しゃいんしょくどう?』
懐記が煮込みを食べながら、トゥナーに言えば3人が声を揃えた。
「そ、トゥナっち今日ここ貸し切りにして良い?で、畑見せて」
「あ、えと…貸し切り大丈夫です…えと…畑…驚かないで下さいね」
「トゥナっち、それフラグってやーつ」
トゥナーが本当に困った雰囲気を出して懐記達は煮込みとプレートを食べて、ゴーレム達が淹れてくれたお茶を飲んで食後の余韻を楽しんだ…。
「ご機嫌だな」
『タータイルクッガから美味いもん貰えるし』
「朝飯食ってからな、お前達は何を食べるんだ?」
「どうやら何でもいいみたいですね、そこにあった物を食べて来たという感じですね」
「………そうか、おにぎり食べるか?果物もある」
「どうぞ」
『このおにぎり!美味い!茶色のやつもっとくれ!』
『きゅ』『ぱしゃ』
風呂で洗われ綺麗になったチキ達、エンダーダクッガ達は怯えはいないが固まって此方を伺っている、グローリーがおにぎりを用意し、懐記が持たせてくれた卵焼きを皿に盛り床に置いて離れる。
イデアとイザラは見守りきゅうとふーは勧め、チキはうどんをゴーレムに食べさせて貰いながらおにぎりもモグモグパクパク食べ、エンダーダクッガ達も皿を囲んで食べ始めれば相当美味しかったのかがつがつと勢い良く夢中で食い付いた。
「沢山ある」
「いっぱい食べろよー」
「良かった」
「後は南に向かうだけですね」
「採集に1度出たいので南側に着く前に手頃な所で降ろして下さい」
「ずっと車の中でも鈍るからな、ちょうど良い」
「この中も中々快適だがな」
「魔物達が出ないのなら少し車を停めても良いだろう、風早適当な所で頼む」
『承知しました』
その姿を眺めながら蒐集家が提案し、少し進んだ先で車を停める事にした。
「中心から離れてる場所だわ」
「はい、なのでお客さんが…ゴーレム達やヒヨコさん達とおりがみのみなさんばかりです」
「ふーん、ルオとネオは今日は?」
「カジノの肉ダンジョンに行きました、ゴーレム達と今夜は焼き肉にするそうなので」
「へー」
「張り切っていますよ」
公園から大分歩いた先、《ガルディア》の中心部から外れた先の小さな食堂の前でニアと懐記とニアが修復した黒いゴーレム達とヒヨコも止まった。
「ゴーレム達ばかりで他のお客さんがあまりこないので店主は最近僕達のお店で働いているんです、他のお客さんにもきて欲しいので懐記さんにお願いを…」
「ふぅん、じゃ行こ」
「はい」
「い、いらっしゃいませ」
扉をニアが開ければカウンターで前髪を目の下まで伸ばした青年が出迎えてらくれる、店は開店しているようだが客は誰もいない。
「こんにちは、トゥナーさん。朝はお手伝いありがとうございました」
「い、いえ。どうぞ、ニアさんと…」
「懐記」
「懐記さん、僕はトゥナーです」
「ふぅん、おすすめちょうだい。3つね、ニアっちの分もラウラスっち連れてくるわ」
「はい、ありがとうございます。懐記さん」
「今、用意します」
「じゃ、呼んでくるわ」
懐記がラウラスを呼びに転移を行い、ニアが窓際のテーブル席に座り待っているとゴーレム達とヒヨコとおりがみの子達が訪れてトゥナーと会話をする。
「いらっしゃい、みなさんはいつものでいいかな?」
目は髪で隠れて見えないが優しい声で尋ねれば、コクコクとゴーレムが頷きテーブルやカウンターに座ったりお手伝いをしている。
「ありがとうございます」
「本当にゴーレム達がお客さんなんすね」
「人気店じゃん」
木のコップに水を入れてゴーレムが運んでくれる、懐記とラウラスも訪れ椅子に座った。
「最近はゴーレムのお客さん達のお陰で売り上げがありますが、その前は全然です。店の裏で野菜を作って他の食堂に売っています、お待たせしました」
トゥナーがトレイに載せた食事を運んでくる、ゴーレム達も続いて運んでくれた。
「おいしそうす、いただきます」
「いただきます」
「いただきます…」
トレイに置かれたのは野菜たっぷりスープ、トウモロコシとキノコのソテーと茹でた芋を潰して味付けした物に野菜を混ぜたサラダ、腸詰めを挟んだ固めのパンが2つを1プレートの皿に載せ、デザートは切ったリンゴモドキと木苺を凍らせた物だった。
「ごゆっくり、君達のも用意するね。待ってて」
ペコリとトゥナーが頭を下げてカウンターに戻る、ラウラスが野菜の美味さに驚き懐記もおいしいと口にする。
「おいしいわ」
「うまいすねー」
「はい、《ガルディア》で働いているゴーレム達は皆ここの常連みたいです」
「ゴーレム達が好きなメニューでもあんの?」
「あれですね」
「わ、なんすかあの大きいの。俺も食いたいす」
「じゃ、トゥナっちこっちにもそれ3つちょうだい」
「はーい、お待ちください」
トゥナーがカウンターにいるゴーレムに皿に載せた大きな白い塊を渡すとラウラスが食い付き、懐記が頼む。
ゴーレム達が茶器とコップを持って懐記達にどうやらお茶をサービスしてくれるらしい、至れり尽くせりだった。
「みんなここの飯好きなの?」
「野菜がおいしいすよね!パンもすけど!」
「トゥナーさんが作る料理は美味しいですよね、僕が皆が初めてポップコーンのお店をお手伝いしてくれた時に此処でご馳走したらすっかり気に入ってくれて」
「へぇ、お茶サンキュ」
懐記がお茶を受け取り、カウンターのゴーレムが白い塊にナイフで切れ込みを入れるとふわと皿に広がり煮込みが姿を現す、ゴーレムはスマホで写真を撮って食べ始め、次々トゥナーから他のゴーレムやヒヨコ達も受け取ってナイフで切れ込みを入れて写真を撮っていた。
「ゴーレム達何してんすか?スマホで写真撮って」
「ああして食事を写真に撮るのが流行しているそうです、ゴーレム達同士で見せたり共有して真面目と言うか細かいゴーレムは日記等付けている様ですよ」
「几帳面だわ」
「そうですね、みんな性格とか違って可愛いです。僕が修復したゴーレム達も良く働いています」
「お待たせしました。ナイフで切れ込みを入れて食べて下さい、煮込みです。こっちはパンです、付けて食べて下さい」
「さっきと違うパンすね、ここで焼いてるんすか?」
「はい、朝まとめて焼いて…最近ニアさんから借りた時間停止機能の収納袋にいれてるので焼き立てですよ」
「へぇ、じゃ、いただくわ」
「わ、これ葉っぱすね」
「ん、この煮込み美味いわ。何肉?」
「え、えと、この辺りに生息する狩って調理します」
「ふぅん、トゥナっち狩りするんだ」
「しますが……」
ナイフで切れ込みを入れふわりと煮込みが現れスパイスか効いた薫りに食べたばかりだがそそられ、懐記の質問に何処か言い淀むトゥナー。
「美味しいす!とろとろす」
「ん、見た目も面白いわ」
「僕もよく食べます」
「他の住民の人達はこないんすか?」
「炊き出しがありますし、少し遠いですから。僕は散歩仕事が終わったらでゴーレムやヒヨコさん達と散歩しますから」
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「いえ、僕の料理を食べてくれるならどなたでも…」
「ふぅん、じゃ、うちの《アウトランダーズ商会》の社員食堂やない?」
『しゃいんしょくどう?』
懐記が煮込みを食べながら、トゥナーに言えば3人が声を揃えた。
「そ、トゥナっち今日ここ貸し切りにして良い?で、畑見せて」
「あ、えと…貸し切り大丈夫です…えと…畑…驚かないで下さいね」
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