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深楽朱夜

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第09部 魔王たちの産声 歪

第025話 宴

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「懐記と率とロックスとラウラスと作った酒場のつまみだ、食ってくれ」
「貰うーいただき~」
「宴は大人数とつまみが豊かだと楽しいな」
「見た目も華やかですね」
「食えりゃなんでもいい」
『のす』
酒場になる店舗の外、すっかり暗くなり魔石で周囲を明るくして地面に茣蓙を敷き酒盛りが始まった。
「低価格で量がある見た目が良い料理だぞ!」
「サラダと肉と魚と酒中心」
「チーズと木の実を合わせた物と辛い腸詰め炒めでお酒も進みますよー」
懐記と率がゴーレム達と料理を運び、テュフが酒を幾つも用意し風魔法で程好い温度にしてくれた。
「果実水もあるからなー適度に楽しんでくれ!」
「だ、そうだ。トラング」
「へいへ~い」
神々にもお裾分けとし備えておく、肉と野菜と芋の煮物は大皿に盛り湯気立ち、サラダにはチーズと果物を散らして色鮮やかに、肉と野菜とチーズを巻いた物は切り口が鮮やかで見た目が良く、魚の干物を焼いた物に小さなピザ、固めに焼かれたパンにはチーズと木の実を混ぜた物を乗せ、酒が良く進むようにと辛い香辛料の腸詰めソテーは食欲を刺激した。
『いただきまーす』
『のす』
「ノースは野菜と果物だ!トイと詠斗から貰ったからな!」
貰った収納ショルダーバッグから野菜と果物をノース渡して皆で夜空を眺めながら酒盛りを大いに楽しんだ、不思議と誰も翌日2日酔いにはならなかった…樽2つ以上飲んだのに…。

「おはよう、さて今日はテュフの酒場作りだな。千眼さん」
「ああ…」
「おはよ、俺はグリの家」
「俺も」
「俺は薬屋に」
「僕とラジカは商業エリアだね」
「僕は教室に行きます」
「僕はゴーレムちゃん達とテスカちゃんと雑貨屋さんの打ち合わせに行きます」
「俺はトイ達とスキルに桃と梨と柿が出たから植えに行くよ!」
朝久しぶりの畑での勢揃いでの朝食、黄金色の卵焼きに大根卸しに焼き魚、サラダと味噌汁に漬け物とご飯…和食が並び本日の予定を言い合った。
「チグリスは一緒に行く?」
「いや…焼き肉屋が始まるから肉ダンジョンに調達しにいく」
「お、大分出来たからな!もうじきか」
「そうだ…」
「俺は焼き肉屋と酒場のメニュー作りにいくすよ」
「俺はイシュターに誘われて皇国の孤児院の話し合いだ、ナイルも一緒に」
詠斗がチグリスを誘うと首を振り、崇幸が楽しみにしているようでラウラスもウキウキとしていて、ジラは先に皇国にいるナイルとイシュターと後で合流するようだった。
「な、孤児院完成したら祭りしようぜ。ニジェルガが楽しみにしてるし」
「もちろん、企画書用意して提出するよ」
「わ、千歳さんサラリーマンぽいです」
「ふふ、元ね」
率がはしゃげば千歳がニコニコしている、今日は皆忙しいようだ。
「あ、千華さん!歌歌ってくる?千歳さんも、スマホに録音してカヌイさんが寝る時に聞かせるよ」
「良いですよ、私の歌で良ければ」
「僕も構わないよ、後で歌おう」
「うん!」
晴海がはしゃいで笑う、朝食も終われば各々の場所に向かった。

「崇幸…」
「よ、カル!おはよう、朝飯食ったか?」
「うん…テトラ達とね。冷蔵庫とオーブンとレンジとゴーレムの修復したから…」
「お、ありがとう!早速ゴーレム達を動かそう」
「よ、崇幸と千眼さんおはよう!」
「おはよう…」
「おはよう、テュフ。こっちはカルだ。すごく器用で色々作ってくれるんだ」
「テュフだ!よろしく!外にいるのは俺の相棒のノースだ!」
「カル…よろしく。こちらはディオス…」
酒場予定の店に、崇幸、千眼、カルとディオス、テュフと外にノースがいて挨拶を交わした。
「早速酒場なんだが、席数決めてカウンターの後ろに棚を造るぞ」
「ああ、カウンターは12席テーブルは2つ、後は立ち飲みでいい。俺1人で回すから手狭位がいいんだ」
「なるほど、じゃ、小回り利くようにしていこう。使う鉱物は」
「ゆき…魔人ならば魔聖石にするといい…相性が良い」
「わかった!じゃ早速棚とか作るからな!」
「俺は食器とグラスを作る」
「ああ!俺も手伝うぞ!」
全員張り切って作業に取り掛かる、後でアシューやサウに壁に絵や看板を描いて貰うかとテュフに確認するとテュフが派手なのをと希望した…。

「じゃ、増築ね」
「懐記…寝る場所は皆で寝るから広く…」
「そ、オッケ」
「俺らは1番上の部屋!」
「ん、オッケ」
「俺と親父は1階か?」
「家事がしやすい所がいいかな、エクトちゃん達も1階で」
「オッケ、タナトスっちは2階にする?」
「……何処でも」
「カヌイは…俺と同じ部屋…」
「僕も何処でも…」
「うん!」
「うー」
「何?ふたりもやるの?そうじゃ一緒ね」
懐記が全員の要望を聞き取り、服の裾を引き意図を確認して懐記が了承した。
「じゃ、分担でやろ。寝室はグリっちとカヌイっち。台所と風呂場の水回りはカーテスっちとゴーレム達、居間はタナトスっちウォルゾガっち、子供部屋は晴海っち達。俺とエクトちゃんとセレネちゃんは一緒ね、屋上とか庭もやるわ」
懐記が魔力で家の間取りを3階建て+食糧庫とエクトとセレネの希望で地下も作りさっそく鉱物等を使い家具等も配置していった。
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