あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

文字の大きさ
486 / 1,079
第012部 空の旅は安心安全にみんなで会いにいこう

プロローグ 空旅へ

しおりを挟む
「みんな、ありがとう。助かるよ」
「なあに、俺たちも《アウトランダーズ商会》の一員だからな」
「ああ、空旅も面白いだろうがやる事やってだな」
「この職業紹介面白いですね、是非私も沢山の方と話しがしたいです」
カジノタワーの執務室、千歳とラジカにヴィッセやシヴァ、ステフス、ニーチェ達が集まり仕事の共有を行っていた。
急ぎ逸る気持ちもあるが、晴海と外神の事は崇幸達に任せたのだ此方もやるべき事をやり明日の出発に向けていく。
『千歳ちゃーん、皆にボーナスの支給終わったわよー』
「ありがとう、識。最初の中継地点はどこにするか決まったかな?観光はその国から始めよう」
当初の予定通り依然の《島船》の時同様、空旅を皆にも楽しんで欲しいとボーナス10万ログを《アウトランダーズ商会》に携わる人々に渡して買い物や観光を楽しんで貰う手筈になっている。
『この大陸の終わりの国《グシャグ》が良いと思うわ~栄えているしお店出すにはちょうど良さそう~』
「《グシャグ》の領主…と言いますか治めているのは確か…トラングさんの親類では?」
「そうなんだね、ちょうど良いかな。トラングさんにラインしておくよ、話しも通り易いだろうし」
識の朗らかな声、お勧めの国《グシャグ》にラジカがトラングの親類が治めていると答え千歳が直ぐにトラングにラインをすれば…。
「ダメダメ!なし!あの国は無し!」
「トラングさん、何が駄目なのかな?」
「無理!」
「我が儘ですよ」
「親類に顔を見せに行く位構わないだろう?」
「嫌だー」
「あ、ゴーシュさん、千歳です。空旅の最初の中継地を《グシャグ》に……ええ、トラングさんが嫌だと……はい、分かりました………トラングさん、諦めて。《グシャグ》の酒が欲しいドラゴンの皆さんが沢山いるから是非寄って欲しいって」
「酒呑みドラゴンども!飛んでいけばいいじゃん」
「あの周辺はバウンドランドトーカーの領地ですからドラゴンが入るには手続きがあるのでは?貴方がいればすぐに入れるでしょう」
「酒の名産のようだし、皆喜ぶんじゃないのかな」
「俺は行かないー、じゃねー」
地団駄を踏みそうなトラングが口を尖らせ、ラジカが嗜め行く気は無いとトラングが伝えてさっさと転移石で戻っていく行った。
「酒か…ここのカウン酒とカノリ酒も旨いが他の酒も楽しみだな」
シヴァが言えばステフスも頷く、千歳はまあトラングも行く事になるだろうなと微笑んだ…。

「すげ、空飛んでる」
「空からみるとこんな感じなんだ…」
「皆さんお茶とおやつ食べましょう」
《アタラクシア号》で始まった空の旅、窓から見える空と地上の景色にはしゃぐイデアとイザラ、トレイに綴と千眼がお茶とおやつの準備をして運んでくれた。
「お、美味そうだな」
ゴーレムの修復をしていた崇幸とギーギスも集まり、クッキーとパウンドケーキ、木の実の塩と蜂蜜炒りを出され食べ始める。
飛び始めてからまだ数分森とたまに街や村を通りすぎ、少し下では鳥の群れが隊列を組み飛んで行く、認識阻害の魔法を掛けての航行は静かで快適だった。
「晴海と外神と空ともこの景色みたい…」
「だな、すぐに見られる」
「3日位で会えるからな」
くしゃくしゃとイザラとイデアの髪を掻き回すギーギス、やはり何処か心配な色を隠せない2名に笑い掛ける、グローリーとは違ったやや雑な触れ合いだがくすぐったい。
その様子を綴達が見て笑う、一羽だけ連れて来た連絡を取る為の黄金の孔雀は隅てじっと過ごし、懐記はゴーレム達と食事の準備で厨房に籠っている、今夜は特性チャーシューとラーメンと餃子なので後で手伝いに行くつもりだ。
「《アタラクシア》は自然豊かな場所ですね、綺麗な景色ですね。山も色付いて」
「………………」
綴が窓の外の広大な自然を見つめ、千眼もその隣で無言でその景色を見下ろした。
「千眼さん?どうかしました?」
「言うべき事があるなら言ってくれ」
「…………ここから飛行船で十数分先の場所に魔物の群れが街に向かっている」
「あー時間を取るか見捨てるか?」
「助けに行く…」
「晴海ならそうするだろ」
「じゃ、俺とイザラとイデアで行くか。終わったら呼ぶから魔物回収してくれ、外神が喜ぶ」
『到達地点に到着しましたら、扉を開けます』
『およそ20体のゴーゴードの群れです』
千眼の視線に綴と崇幸が反応し千眼が答え、ギーギスが晴海達に会うのを優先させる為に見捨てるかという選択にイザラとイデアは迷わず助ける選択をし、風早とナビが告げ準備を行った。

「はあ、もう街出て他の街でやり直そうかなー」
《バンギーン》の街から出て森で魔法具や呪具の確認を行うチェカ、今の所獣避け索敵の魔法具は問題無く作動している。
だが、1度失った信頼も原因も分からないままなら、他の街に行き一からやり直した方が良い、……自分1人なら簡単に出来る話しだがそうも行かない…事情がある、思考しつつついでに薬草を採取しながらそう思っていれば索敵の魔法具がチカチカヒューヒューと音を立てて何かがいる事を教えてくれた。
「ん?なんだ?この………うわ」
立ち上がり後ろを振り返れば、痩せすぎた陰気臭そうな男と腕に抱えられた育ちの良さそうな少年と布に包まれた赤ん坊が空からゆっくりと舞い降りた…。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜

九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます! って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。 ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。 転移初日からゴブリンの群れが襲来する。 和也はどうやって生き残るのだろうか。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

処理中です...