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第012部 空の旅は安心安全にみんなで会いにいこう
第6幕 第10話 爆破魔法
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少し時間は遡る、薬を捌く者を追うカイム達屋根を飛び音も無く飛翔する相手にカイムが速度を上げていく。
「速いな…先に行くぞ」
「ああ」
「お願いします!」
「行って下さい」
ヤハネ達は追跡をカイムに任せ速度を落とす、《グジャグ》は一見すれば整った迷いにくい様に見えるが少し通りを外れれば薄暗い路地裏があり複雑に入り組んでいた。
「ここの支配者の腹の中みてぇな、気持ちわりい街だ」
カイムは吐き捨てながら言い、ふと目の前の人物の姿揺らぎ消えてしまうがカイムは笑う。
「ざーんねん、相手が悪すぎたな」
カイムはそのまま薬を捌く者の後を追い転移を行う、ヤハネと持っているスマートフォンがあれば後を追えると確信していた。
「ニゲル…ニゲル」
薬を捌いていた者が街の終わりの隠蔽を掛けた洞窟のアジトに戻る、思考は一瞬しか出来ない追跡者がすぐに来る事は分かっていた。
「コレ…バクハマホウハツドウ…チョウキョリテンイ…」
一瞬の判断、取捨選択、瓶に入った赤い顆粒だけを回収し空間を裂きアジトから脱出を図る、追って来た者はヤバい不味過ぎる、運が悪い、あれは普通の魔人であるならば…だがあれは違う…。
「ニンム…ニンム…シッパイ…ツギ…」
必要な物…それ以外は…空間に姿を消す、カイムは気配が消えた事に舌打ちしアジトらしき洞窟の前でヤハネ達を待った。
「逃げられた、ヤハネここを鑑定しろ。何かある」
「お前が逃げられたのか?視るけど……これは…爆破魔法が掛けられているな……入った瞬間ドカンだが…気になるものがある」
「用意周到な事だ、千歳に連絡する。アイツなら入れる方法考えるだろう」
カイムがヤハネ達と合流しスマートフォンで連絡を取り、洞窟前で集合となった。
「この洞窟…最近掘られた物ですね」
「へえ、自分の国も管理出来ないわけー」
「トラング絡むな、隠蔽魔法が掛けられていたんだ」
合流しアガニータが岩場に隠れた洞窟を興味深げに眺めた、トラングがニヤリと嫌味を零し爆破魔法と聞いて来ると言ったカトゥーシュカが嘆息する。
「危険だね、空間ごと切り抜いて僕の収納に入れようか」
「それも良いと思いますが、もしかしたらその魔法解除出来るかもしれませんね。私にやらせて下さい。この手際の良さ気に入りました」
蒐集家が前に出るチリン…チリン…自身ありそうに嗤うので任せる事にし、ハインとワグナーラジカとヤハネは周辺の確認を行う事にした。
「ではやってみましょうか…」
蒐集家が嗤い洞窟の入り口の深淵の様な闇色の空間に手を伸ばし、以前外神の情報を視る為に出した情報の様な物を深淵に書き込み……カイムと蒐集家の顔色が少し変わる。
「これは…」
「おいおい…この魔法…」
『これは不味い…』
「2人ともどうしたんだい?この魔法解除出来ないなら…」
「わざと爆破しても構わないだろう、放置も出来ないからな」
「それで済むなら話は早いんですけど」
「この魔法やったヤツクッソ性格わりいな、まず何をしても足を一歩入れたら爆破する」
「それもこの国軽く吹っ飛ぶ威力ですね」
「それは困ったね、空間を切り離して爆破させようか」
「それが一番簡単な手段だな、性格がイカレているのは分かった」
カイムと蒐集家の嫌な笑み、千歳と大河は周囲に被害がいない様にわざと爆破魔法を発動させる案を出した。
「なぁんか、面白くねぇな。蒐集家少し頑張れ」
「いいでしょう、それに1つこの中に気になる物があります。カイムさんは速いですよね」
「ああ、いいな。あのおかしなヤツの計画ぶち壊してやりてぇな」
「おい、危険な事はするな。無理に回収もしなくていい」
「嫌だね、面白くねぇ」
「カイム、それで周りを危険な目に巻き込むつもりか」
「おい、蒐集家お前がなんとかしろ。コイツお前のだろ」
「……この魔法を書き換える事は出来ます。足を踏み入れてから3分で爆破するように、私が気になったのは奥の研究室のような場所の机に置いてある手帳です」
「お、いいな。千歳俺が戻ったら空間を切り離せよ」
「…本当は無理して欲しくないんだけど」
「カイム…絶対に3分以内に戻れ」
「は、命令かよ」
「必要なら命令もする、欲をかくな。ケガもして欲しくない」
「お人よし共だな。いいぜ、蒐集家さっさとやれ」
「人使いが荒いですね」
「人ねぇ」
カイムが全く千歳と大河の意思を聞かず蒐集家も魔法を書き換えていく、千歳は止めても無駄かと諦め大河はカイムに念を押した。
カイムは不敵に笑み、蒐集家はさっさと書き換えを終わらせ人使いが荒いと言うが、カイムはそれにも意味を含ませた。
「出来ましたよ、空間を切り離す作業がありますから。2分で戻って下さい」
「カイム君が戻ったらすぐに魔法を使うからね。すぐに戻って」
「はいはい、じゃ行くわ」
千歳が腕時計の時刻を確認し、カイムが軽く手を振り転移で中に入った。
「薬の匂い…血…アイツが言っていたのはこれか…ついでにこの辺かっさらって…あー最悪」
転移で奥に入ったカイム、様々な薬の匂いと混じる血の匂い、蒐集家に言われて机の上にあった手帳とその他を収納バッグに突っ込み戻ろうかと思えば奥で何かが動く気配、放っていこうかと思ったがそれは檻に入れられ怯えた羽を持った傷だらけの幼児…妖精だ、判断は一瞬だその檻に手を掛けてそれ毎転移して出ようとするがその檻もまた…。
「あの野郎、上等だ。次会ったらズタズタにぶっ殺してやる」
その檻にも爆破魔法が仕掛けられ動かせば更に爆破する、カイムは歯を剝き出しにして吠えて蒐集家の判断に掛けた。
「ここの持ち主…嵌められました。中に妖精がいました、カイムさんがその妖精を連れてきます、懐記さんその檻にも爆破魔法が掛けられています」
「分かった、その妖精を出した後僕の収納空間で檻は爆破させる。蒐集家さん合図頼んだよ、ここの切り離しはいける、大河君ここは被害を最小限に!」
「わかりました」
「すまない、千歳さんすぐ戻る」
周囲にいた千歳と蒐集家以外の面子を大河が即時に千歳からの指示で転移する、周辺を見回りしていたヤハネ達同様に屋敷に運んだ。
「来ます」
「千歳!頼む!」
「カイムさん!蒐集家さん離れて!」
戻ったカイムが檻を千歳に放り蒐集家を抱えて下がる、千歳が空間魔法で妖精を出し腕に抱えて檻は収納空間へ、洞窟を空間を切り離し音等は聞こえないが木っ端微塵に吹き飛んだ。
「あんの野郎!」
「妖精がいたのは見えませんでしたね…檻に特殊な加工をしていたようです。向こうが1枚上手だった…とするならば面白くないですね。カイムさん貴方の事ですから手帳以外も持って来てますよね」
「ああ」
「君は大丈夫かな?怪我はすぐ治せるからね」
『……ぁ」
「そいつ喉潰されているぞ」
「妖精の怪我は少し時間掛かりますよ、何せ彼らは怪我を基本しませんから。傷を負わせる事が出来るのは……後で調べます」
「…むごい事を」
千歳の腕の中で小さく震える幼児、喉を見ればナイフで切り裂いた無残な跡、千歳は眉を顰めそして怒りを覚える。
「やめろやめろ、魔王の怒りは事象を狂わせたりするから」
「千歳さんの怒りに興味はありますが、これから雑務があるので控えて下さい」
「ああ、ごめんね。早く戻ろう」
千歳が妖精の頭を撫でて、大河に連絡を取り屋敷に戻る事にした。
「速いな…先に行くぞ」
「ああ」
「お願いします!」
「行って下さい」
ヤハネ達は追跡をカイムに任せ速度を落とす、《グジャグ》は一見すれば整った迷いにくい様に見えるが少し通りを外れれば薄暗い路地裏があり複雑に入り組んでいた。
「ここの支配者の腹の中みてぇな、気持ちわりい街だ」
カイムは吐き捨てながら言い、ふと目の前の人物の姿揺らぎ消えてしまうがカイムは笑う。
「ざーんねん、相手が悪すぎたな」
カイムはそのまま薬を捌く者の後を追い転移を行う、ヤハネと持っているスマートフォンがあれば後を追えると確信していた。
「ニゲル…ニゲル」
薬を捌いていた者が街の終わりの隠蔽を掛けた洞窟のアジトに戻る、思考は一瞬しか出来ない追跡者がすぐに来る事は分かっていた。
「コレ…バクハマホウハツドウ…チョウキョリテンイ…」
一瞬の判断、取捨選択、瓶に入った赤い顆粒だけを回収し空間を裂きアジトから脱出を図る、追って来た者はヤバい不味過ぎる、運が悪い、あれは普通の魔人であるならば…だがあれは違う…。
「ニンム…ニンム…シッパイ…ツギ…」
必要な物…それ以外は…空間に姿を消す、カイムは気配が消えた事に舌打ちしアジトらしき洞窟の前でヤハネ達を待った。
「逃げられた、ヤハネここを鑑定しろ。何かある」
「お前が逃げられたのか?視るけど……これは…爆破魔法が掛けられているな……入った瞬間ドカンだが…気になるものがある」
「用意周到な事だ、千歳に連絡する。アイツなら入れる方法考えるだろう」
カイムがヤハネ達と合流しスマートフォンで連絡を取り、洞窟前で集合となった。
「この洞窟…最近掘られた物ですね」
「へえ、自分の国も管理出来ないわけー」
「トラング絡むな、隠蔽魔法が掛けられていたんだ」
合流しアガニータが岩場に隠れた洞窟を興味深げに眺めた、トラングがニヤリと嫌味を零し爆破魔法と聞いて来ると言ったカトゥーシュカが嘆息する。
「危険だね、空間ごと切り抜いて僕の収納に入れようか」
「それも良いと思いますが、もしかしたらその魔法解除出来るかもしれませんね。私にやらせて下さい。この手際の良さ気に入りました」
蒐集家が前に出るチリン…チリン…自身ありそうに嗤うので任せる事にし、ハインとワグナーラジカとヤハネは周辺の確認を行う事にした。
「ではやってみましょうか…」
蒐集家が嗤い洞窟の入り口の深淵の様な闇色の空間に手を伸ばし、以前外神の情報を視る為に出した情報の様な物を深淵に書き込み……カイムと蒐集家の顔色が少し変わる。
「これは…」
「おいおい…この魔法…」
『これは不味い…』
「2人ともどうしたんだい?この魔法解除出来ないなら…」
「わざと爆破しても構わないだろう、放置も出来ないからな」
「それで済むなら話は早いんですけど」
「この魔法やったヤツクッソ性格わりいな、まず何をしても足を一歩入れたら爆破する」
「それもこの国軽く吹っ飛ぶ威力ですね」
「それは困ったね、空間を切り離して爆破させようか」
「それが一番簡単な手段だな、性格がイカレているのは分かった」
カイムと蒐集家の嫌な笑み、千歳と大河は周囲に被害がいない様にわざと爆破魔法を発動させる案を出した。
「なぁんか、面白くねぇな。蒐集家少し頑張れ」
「いいでしょう、それに1つこの中に気になる物があります。カイムさんは速いですよね」
「ああ、いいな。あのおかしなヤツの計画ぶち壊してやりてぇな」
「おい、危険な事はするな。無理に回収もしなくていい」
「嫌だね、面白くねぇ」
「カイム、それで周りを危険な目に巻き込むつもりか」
「おい、蒐集家お前がなんとかしろ。コイツお前のだろ」
「……この魔法を書き換える事は出来ます。足を踏み入れてから3分で爆破するように、私が気になったのは奥の研究室のような場所の机に置いてある手帳です」
「お、いいな。千歳俺が戻ったら空間を切り離せよ」
「…本当は無理して欲しくないんだけど」
「カイム…絶対に3分以内に戻れ」
「は、命令かよ」
「必要なら命令もする、欲をかくな。ケガもして欲しくない」
「お人よし共だな。いいぜ、蒐集家さっさとやれ」
「人使いが荒いですね」
「人ねぇ」
カイムが全く千歳と大河の意思を聞かず蒐集家も魔法を書き換えていく、千歳は止めても無駄かと諦め大河はカイムに念を押した。
カイムは不敵に笑み、蒐集家はさっさと書き換えを終わらせ人使いが荒いと言うが、カイムはそれにも意味を含ませた。
「出来ましたよ、空間を切り離す作業がありますから。2分で戻って下さい」
「カイム君が戻ったらすぐに魔法を使うからね。すぐに戻って」
「はいはい、じゃ行くわ」
千歳が腕時計の時刻を確認し、カイムが軽く手を振り転移で中に入った。
「薬の匂い…血…アイツが言っていたのはこれか…ついでにこの辺かっさらって…あー最悪」
転移で奥に入ったカイム、様々な薬の匂いと混じる血の匂い、蒐集家に言われて机の上にあった手帳とその他を収納バッグに突っ込み戻ろうかと思えば奥で何かが動く気配、放っていこうかと思ったがそれは檻に入れられ怯えた羽を持った傷だらけの幼児…妖精だ、判断は一瞬だその檻に手を掛けてそれ毎転移して出ようとするがその檻もまた…。
「あの野郎、上等だ。次会ったらズタズタにぶっ殺してやる」
その檻にも爆破魔法が仕掛けられ動かせば更に爆破する、カイムは歯を剝き出しにして吠えて蒐集家の判断に掛けた。
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「分かった、その妖精を出した後僕の収納空間で檻は爆破させる。蒐集家さん合図頼んだよ、ここの切り離しはいける、大河君ここは被害を最小限に!」
「わかりました」
「すまない、千歳さんすぐ戻る」
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「来ます」
「千歳!頼む!」
「カイムさん!蒐集家さん離れて!」
戻ったカイムが檻を千歳に放り蒐集家を抱えて下がる、千歳が空間魔法で妖精を出し腕に抱えて檻は収納空間へ、洞窟を空間を切り離し音等は聞こえないが木っ端微塵に吹き飛んだ。
「あんの野郎!」
「妖精がいたのは見えませんでしたね…檻に特殊な加工をしていたようです。向こうが1枚上手だった…とするならば面白くないですね。カイムさん貴方の事ですから手帳以外も持って来てますよね」
「ああ」
「君は大丈夫かな?怪我はすぐ治せるからね」
『……ぁ」
「そいつ喉潰されているぞ」
「妖精の怪我は少し時間掛かりますよ、何せ彼らは怪我を基本しませんから。傷を負わせる事が出来るのは……後で調べます」
「…むごい事を」
千歳の腕の中で小さく震える幼児、喉を見ればナイフで切り裂いた無残な跡、千歳は眉を顰めそして怒りを覚える。
「やめろやめろ、魔王の怒りは事象を狂わせたりするから」
「千歳さんの怒りに興味はありますが、これから雑務があるので控えて下さい」
「ああ、ごめんね。早く戻ろう」
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