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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
第7幕 第19話 山をまるごと ×Stage.7-19 牢獄観光
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Stage.7-19 牢獄観光
「物はやはり高いですね、皇国で売られている物の3倍が基本のようですね」
「そうですぉ商人だって命かけてるみたいですしぃ」
「おいここは罪人以外が入るにはどうするんだ?いるな、そうじゃない奴らが」
「入場料ですねぇ外で手に入りにくい物でもここで手に入りやすい物がありますから」
「人…か」
フゥの案内の元大河、千歳、ラジカがごちゃごちゃした路地を歩く中、所々で見掛けるマントを深くかぶった者達とこちらを伺う視線達に大河は辟易していた。
「所でフゥさんの上司は今、何をしているんです?」
「さあ?用があれば呼び出されるんですよぉだって何が起きているか支配者様のペットが常に伝えてますしーそんな主従関係でぇす」
「今こうしてお前が俺達と話しているのも勝って支配者交代を狙っているのかもか」
「はいそうですよ~安心してくださいねーうちの支配者様心広くてお優しい方なのでー」
大河は周囲を見渡しながらフゥと会話を行う、何処までも陽気にけらけら笑う魔人だが周囲は陰惨で誰も笑ってなどいない。
「この先が彼の縄張りですね~攻撃きまーす」
「防ぎます、下がっていて下さい」
フゥが縄張りだという場所に一歩踏み込めば間延びたフゥの声と共に矢が飛びラジカが懐から出した短剣で弾く、陰から男が手下を引き連れ現れた。
「てめ、何しにきたこのイカ野郎!」
「案内を頼まれたから連れてきましたぁ~トワンさん貴方に彼らが用があるんですぅ」
「は、てめえみてーなイカれた害虫の連れなんかごめんだ…魔王でも救世主でも空の遣いでもな」
「嫌われすぎだろう、話しがしたい」
現れたのは左目に眼帯を付けた粗末な服を身に纏った男、フゥを見るなり心底嫌そうな顔をして吐き捨て大河が呆れている、トワンという男に話しがしたいと持ち掛ければ首を振る。
「では情報を買います、幾らでもそちらの言い値で」
「…よぉくここの仕組みを理解してらっしゃる良いだろうこっちに来い、害虫の連れでも払うもの払えば客は客だ」
ラジカが金を出すと言えば右目を細め顎で促し奥へと案内する、害虫と言われたフゥはケラケラと愉しそうに笑っていた。
第7幕 第19話 山をまるごと
「この山に入った最初の日に青い毛色の動物を仲間が狩って捌いて食べたんです…それからみんな少しずつ身体をおかしくさせていって…」
白湯を飲みながらぽつりぽつりとジュナイが山に入った直後の話しを始める、弟のミュナイや町の住民達を懐記達の仲間が世話していると聞きホッとしている、現在外神と千眼が仲間達の身体を視て青い肉の塊が体内で消化出来ずにいる事を確認し千眼の蝶が体内から肉の塊を運び出し外神が燃やして灰にした。
「ジュナイさんは消化してしまい魔力量や目に何か変調を来すかもしれませんが…暫くすれば慣れると思います」
「うん…命が助かったからそれ位は…」
「彼らもじき目を覚ます…」
「良かった…安心したらミュナイの…弟の顔が見たくて仕方ないよ」
「ミュナイもかなり良くなったからなもうじき会えるよ」
「ノイズ……ごめん…あの時酷い事言って…謝りたくて…ごめん…ごめんなさい…」
「良いんだ…良いんだ…無事で良かったよ」
髪色も変わってしまったジュナイ、食欲には勝てなかった…変わった毛色の動物…美味しかった気がするが覚えていない…とにかくミュナイが心配で、ノイズに謝りたくて…それが全てだった。
ノイズが笑ってジュナイの肩を叩く、外神達は彼らを暫く2人だけにし懐記達がいる外へ出た。
「ジュナイさん達は問題ないでしょう…この山は僕の収納に納めます、このままここに置いておく訳には…」
「外神っちの収納生物行けるわけ?」
「はい」
「他に魔物や動物はいないの?」
「いるが…彼らは山にいるそうだ…」
山から出たくて崇幸達に助けを求めた以外の魔物や動物達は形状が変わっても、生まれ育った山から離れるつもりはないという思いが千眼に伝わってくる。
「そう」
「収納に入れますね、山はもう形状は変わりません。残る動物達や魔物達も希望すれば出る事も出来ます」
「そっか」
懐記の眼には何の感情も感じ取れない、懐記は動物達がそれでいいのであれば良い、だがこの山がここから跡形も消えてしまうのは少し勿体ない程度の感情を浮べ、外神の収納に消えてしまった山が綺麗に無くなった後の平面な大地を眺めバスに戻った。
「外神達と崇幸達が合流し決着が着いたとの事だ間も無く戻ってくる…」
「うん…」
「良かった…」
「やったな!」
「皆が戻るのか…」
「色々話しが聞きたいですね」
イシュターがジラからの連絡を受けてグローリー達がほっとし、目覚めたトゥナーも笑みを浮かべた。
《黒鳶》で修復したゴーレムやヒヨコ、おりがみの子達がパタパタと世話しなく動き回る、現在は《ノゼバ国》の民や町人達が協力し食事やゴーレムの修復、畑の収穫や保存食作りなどを行い風早やナビの元、生活の糧を得ていた。
「戻って来たら飯沢山食えるように準備しようぜ!」
「おやつも…」
「パン焼く…」
「では皆さん厨房に行きましょう」
イザラが戻って来たら盛大に労おうと言い、イザラもエスティアも後を付いて行き、手の中にいるピンクの雛を撫でながらグローリーとトゥナーは良く晴れた空を眺めながら移動した。
Stage.7-19 牢獄観光
「ここが俺らの拠点な、金払えば酒出すぞ」
「これをやる」
「随分高そうな酒だな」
トワンに案内された場所は夜は彼らが運営する、酒場兼賭博場になるようだが建物は木を張り付けた粗末な小屋に酒瓶がカウンターの後ろに並び、粗末な椅子とテーブルがある位の物だった。
大河がカウンの酒瓶をトワンに放れば口笛を吹いて手下に渡す、トワンが適当な椅子に座り話を始めたた。
「あーなるほど決闘会ねぇ、でそいつがイマイチ信用できないからこっちの話しもって訳か。合ってる間違いない、そいつはおかしいからな。俺は誰も信用なんざしてねえが金は信用している」
ラジカが懐から小袋を出しトワンに放る、トワンが中身を改め懐にしまい情報の売買が成立する。
「まず、この牢獄の支配者はどんな人物かな?」
「化け物、ここがアイツのペットだってのは知っているな?異界の生物だってのは間違いない、それを従えさせる程の実力者。滅多にというか此処が出来てから表舞台に姿を現したのは本の数える程だ、あの化け物が何かは分らん、コノヴァの王族の最期の1人らしいが問題は他に何の血を引いているかだ」
「コノヴァも相当強い種族ですね、私も最後の王が1人だけ子を成したというのは耳に挟んだ程度で伴侶の事までは分からないですね」
「アンタは知っているのか?」
「知りたければ支配者様に勝って教えて貰えばいいと思いますぅ」
「そいつがまともに答える訳ないだろう」
「僕達が勝ったらこの牢獄を今より救いがある場所にしたい」
「おいおい、魔王様よ。ここにいるのは大半は罪人だぞ?」
「違う人達もいるのは知っているよ、罪を侵した人達でも更生出来る場を与えたいと思う。陛下はここには罪人達を放り込む為の場所だから内部で何があっても関与はしないと言われているからね、支配者次第だと、だから勝って本当の意味で生と死が平等な場所に、此処を救って欲しいと願った人の願いを叶えたい」
「善人な魔王だな、ま、勝手にやってくれよと言いてぇが…会わせたい奴がいる、来い」
千歳の話しを聞いたトワンが嘆息し立ち上がって顎で此方だと言い、外に出て千歳達を別の場所へ案内した…。
「物はやはり高いですね、皇国で売られている物の3倍が基本のようですね」
「そうですぉ商人だって命かけてるみたいですしぃ」
「おいここは罪人以外が入るにはどうするんだ?いるな、そうじゃない奴らが」
「入場料ですねぇ外で手に入りにくい物でもここで手に入りやすい物がありますから」
「人…か」
フゥの案内の元大河、千歳、ラジカがごちゃごちゃした路地を歩く中、所々で見掛けるマントを深くかぶった者達とこちらを伺う視線達に大河は辟易していた。
「所でフゥさんの上司は今、何をしているんです?」
「さあ?用があれば呼び出されるんですよぉだって何が起きているか支配者様のペットが常に伝えてますしーそんな主従関係でぇす」
「今こうしてお前が俺達と話しているのも勝って支配者交代を狙っているのかもか」
「はいそうですよ~安心してくださいねーうちの支配者様心広くてお優しい方なのでー」
大河は周囲を見渡しながらフゥと会話を行う、何処までも陽気にけらけら笑う魔人だが周囲は陰惨で誰も笑ってなどいない。
「この先が彼の縄張りですね~攻撃きまーす」
「防ぎます、下がっていて下さい」
フゥが縄張りだという場所に一歩踏み込めば間延びたフゥの声と共に矢が飛びラジカが懐から出した短剣で弾く、陰から男が手下を引き連れ現れた。
「てめ、何しにきたこのイカ野郎!」
「案内を頼まれたから連れてきましたぁ~トワンさん貴方に彼らが用があるんですぅ」
「は、てめえみてーなイカれた害虫の連れなんかごめんだ…魔王でも救世主でも空の遣いでもな」
「嫌われすぎだろう、話しがしたい」
現れたのは左目に眼帯を付けた粗末な服を身に纏った男、フゥを見るなり心底嫌そうな顔をして吐き捨て大河が呆れている、トワンという男に話しがしたいと持ち掛ければ首を振る。
「では情報を買います、幾らでもそちらの言い値で」
「…よぉくここの仕組みを理解してらっしゃる良いだろうこっちに来い、害虫の連れでも払うもの払えば客は客だ」
ラジカが金を出すと言えば右目を細め顎で促し奥へと案内する、害虫と言われたフゥはケラケラと愉しそうに笑っていた。
第7幕 第19話 山をまるごと
「この山に入った最初の日に青い毛色の動物を仲間が狩って捌いて食べたんです…それからみんな少しずつ身体をおかしくさせていって…」
白湯を飲みながらぽつりぽつりとジュナイが山に入った直後の話しを始める、弟のミュナイや町の住民達を懐記達の仲間が世話していると聞きホッとしている、現在外神と千眼が仲間達の身体を視て青い肉の塊が体内で消化出来ずにいる事を確認し千眼の蝶が体内から肉の塊を運び出し外神が燃やして灰にした。
「ジュナイさんは消化してしまい魔力量や目に何か変調を来すかもしれませんが…暫くすれば慣れると思います」
「うん…命が助かったからそれ位は…」
「彼らもじき目を覚ます…」
「良かった…安心したらミュナイの…弟の顔が見たくて仕方ないよ」
「ミュナイもかなり良くなったからなもうじき会えるよ」
「ノイズ……ごめん…あの時酷い事言って…謝りたくて…ごめん…ごめんなさい…」
「良いんだ…良いんだ…無事で良かったよ」
髪色も変わってしまったジュナイ、食欲には勝てなかった…変わった毛色の動物…美味しかった気がするが覚えていない…とにかくミュナイが心配で、ノイズに謝りたくて…それが全てだった。
ノイズが笑ってジュナイの肩を叩く、外神達は彼らを暫く2人だけにし懐記達がいる外へ出た。
「ジュナイさん達は問題ないでしょう…この山は僕の収納に納めます、このままここに置いておく訳には…」
「外神っちの収納生物行けるわけ?」
「はい」
「他に魔物や動物はいないの?」
「いるが…彼らは山にいるそうだ…」
山から出たくて崇幸達に助けを求めた以外の魔物や動物達は形状が変わっても、生まれ育った山から離れるつもりはないという思いが千眼に伝わってくる。
「そう」
「収納に入れますね、山はもう形状は変わりません。残る動物達や魔物達も希望すれば出る事も出来ます」
「そっか」
懐記の眼には何の感情も感じ取れない、懐記は動物達がそれでいいのであれば良い、だがこの山がここから跡形も消えてしまうのは少し勿体ない程度の感情を浮べ、外神の収納に消えてしまった山が綺麗に無くなった後の平面な大地を眺めバスに戻った。
「外神達と崇幸達が合流し決着が着いたとの事だ間も無く戻ってくる…」
「うん…」
「良かった…」
「やったな!」
「皆が戻るのか…」
「色々話しが聞きたいですね」
イシュターがジラからの連絡を受けてグローリー達がほっとし、目覚めたトゥナーも笑みを浮かべた。
《黒鳶》で修復したゴーレムやヒヨコ、おりがみの子達がパタパタと世話しなく動き回る、現在は《ノゼバ国》の民や町人達が協力し食事やゴーレムの修復、畑の収穫や保存食作りなどを行い風早やナビの元、生活の糧を得ていた。
「戻って来たら飯沢山食えるように準備しようぜ!」
「おやつも…」
「パン焼く…」
「では皆さん厨房に行きましょう」
イザラが戻って来たら盛大に労おうと言い、イザラもエスティアも後を付いて行き、手の中にいるピンクの雛を撫でながらグローリーとトゥナーは良く晴れた空を眺めながら移動した。
Stage.7-19 牢獄観光
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「これをやる」
「随分高そうな酒だな」
トワンに案内された場所は夜は彼らが運営する、酒場兼賭博場になるようだが建物は木を張り付けた粗末な小屋に酒瓶がカウンターの後ろに並び、粗末な椅子とテーブルがある位の物だった。
大河がカウンの酒瓶をトワンに放れば口笛を吹いて手下に渡す、トワンが適当な椅子に座り話を始めたた。
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「まず、この牢獄の支配者はどんな人物かな?」
「化け物、ここがアイツのペットだってのは知っているな?異界の生物だってのは間違いない、それを従えさせる程の実力者。滅多にというか此処が出来てから表舞台に姿を現したのは本の数える程だ、あの化け物が何かは分らん、コノヴァの王族の最期の1人らしいが問題は他に何の血を引いているかだ」
「コノヴァも相当強い種族ですね、私も最後の王が1人だけ子を成したというのは耳に挟んだ程度で伴侶の事までは分からないですね」
「アンタは知っているのか?」
「知りたければ支配者様に勝って教えて貰えばいいと思いますぅ」
「そいつがまともに答える訳ないだろう」
「僕達が勝ったらこの牢獄を今より救いがある場所にしたい」
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「違う人達もいるのは知っているよ、罪を侵した人達でも更生出来る場を与えたいと思う。陛下はここには罪人達を放り込む為の場所だから内部で何があっても関与はしないと言われているからね、支配者次第だと、だから勝って本当の意味で生と死が平等な場所に、此処を救って欲しいと願った人の願いを叶えたい」
「善人な魔王だな、ま、勝手にやってくれよと言いてぇが…会わせたい奴がいる、来い」
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【作者より、感謝を込めて】
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アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
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