あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ

第0106話 旅立ちの前/第106話 旅立ちの前

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第0106話 旅立ちの前
「《白鷺》の内部を見て調整していってほしいな」
「燈火さんのお陰で良い物が出来ましたよ」
ゴミ拾いが終わり夕方過ぎ、新たな飛行船《白鷺》が完成し内部を旅立つ面々で確認していく、今回は蒐集家の魔法かスキルを使ったお陰か船に《ガルディア》からならば来られる仕様となり出入りが自由だ。
「今回は飛行機と客船を合わせた感じにしてみたから、気になる所があれば出発までに直していこうね」
張り切る燈火、デザインし造り上げた《白鷺》は燈火にとって我が子のような存在だ。
「これは…素晴らしいですね…」
「これが異界の救世主の力か…」
招かれたフルカリスとグレスナーが《白鷺》を見て呆然としている、外観も優美な白い鳥、中もガラス張りの客席は2シートずつでゆったり仕様、部屋は大部屋から個室までそろえ、各部屋にはシャワー室等も完備、食堂は100名が食事が出来る仕様だ。
娯楽室は《ガルディア》に戻れるからと用意はしていないが空の景色を最大限楽しめるようにと、大半をガラス張りにしていた。
「行程は行きは3日、帰りは未定だ」
「うん、そうだね。中継器を置かせて貰って沢山の出会い、もしかしたらグリちゃんの魔人の子達とも会えるかもしれないし、旅を楽しもうね」
「ああ」
「大河ちゃんの好きな本との出会いもあると思うよ」
「楽しみだ」
燈火がくすくすと笑い大河も肩を竦める、行の目的は重要だが帰りは風任せだ、また多くの出会いがあるだろう。
「フルカリスさんとグレスナーさん、お部屋は何処にします?好きな部屋を選んで」
「えぇ…個人部屋で」
「私も、広い部屋で1人で良い」
「では案内しますよこっちです、必要な物があれば用意しますよー家具やポットや冷蔵庫は完備していますよー」
燈火は嬉しそうだ、フルカリスとグレスナーは互いに顔を見合わせて燈火の後に続いた。

「では僕達も次の手帳に書かれていた国《ヨレーファ国》へ向かおう」
「そうですね、その前に少し千歳休みましょう千歳、ドラゴン達が先に向かい今の所問題はないとの事ですし、国にも王が兵を増やし不審な者などの調査も行っているとの事ですから」
「そうだね、でも静か過ぎるのが気になってしまって」
「失礼しますね、私も手帳の件で気になる事があったので」
「蒐集家さん、どうぞ。コーヒーでも飲もうか」
「私が淹れますよ」
オフィスビルの千歳達の執務室、次の国《ヨレーファ国》に向かおうという話しをラジカにする大河、ラジカは祭典の件もあり少し休もうと提案しながらも千歳の懸念に同意する、クスリを撒いた者の足取りが一向に掴めないのが不可解だと、そう思っていればノックと共に蒐集家がタイミングよく入室し大河が立ち上がってコーヒーでも言えば厭そうな顔をしながらもラジカがコーヒーを用意し、ソファに座るよう千歳が促す。
「私も手帳の件が気になったので、これはデコイかと」
「やはり…本来の目的は他にあるといや、最初からあの手帳はわざと置いていったのは分ってはいたけれど」
「本来の目的が掴めませんね、その手帳しか手掛かりがありませんし…その手帳は鑑定した所で只の手帳としかでませんが角度を変えてみましょうか」
「それはどういう意味で?」
「その手帳の解析を神々に頼みましょう、手帳の素材、紙の材質、インクの材料、文字の特徴等でこの手帳がどの時代に何処で作られたか調べてみましょう。私はその手帳が擬態しているようにも見えます。古すぎる訳でも新しい物でもない、綺麗な癖のない文字…手帳はこの世界では有り触れた物です、金のある商人等でも簡単に手に入る、ですが私の眼がその手帳を示したので何かはあるでしょう」
「分かった、神々に徹底的にやって貰おう」
「はい」
千歳が収納から手帳を出す、この世界で使われる荒い作りの手帳だ、それを気にする蒐集家の助言に従い神々に託す事に決め、ラジカが用意したコーヒーを飲み今後の話しをしつつ時間を過ごした。

第106話 旅立ちの前
「懐記殿達が旅立つのは些か寂しいものですね」
「旅立つ時には沢山食事を用意しますね、食べて下さい」
「ありがと」
厨房で五衰と鵜隗に発つ日を告げれば惜しむ言葉と共に、沢山の料理を用意すると他の料理人達もと共に頷く。
今は竈をフル回転でピザを作っている、生地、盛り付け、焼きと工程を分けて大量に作っている、《アタラクシア》からチーズを大量に貰いたまごダンジョンから大量の卵を買い取り、フライドポテトも量産し宴というか送別会を盛大にというにいうのと実際にこうしてあって料理を一緒に作るのは最後かもしれないからと、懐記は此処で3日間様々な料理を作っていくつもりだ、在る物最大限種類を作っていく、ピザもそうだしフライドポテトも、この後は肉を揚げていくし、野菜も揚げていく、チーズ揚げも、魚フライも片端から揚げていく。
「揚げ物とピザは帝も好んでいますよ、揚げ物も」
「燕碑様や妃様はあっさりとした物や甘味を好まれます」
「甘味ねぇ、果物も揚げてみる?アイス揚げとかってのもあるけど、アメリカンドッグもやる?」
『なんと!?』
「そ、そんな相反する組み合わせが…」
「そ、そのあめりかんどっぐなる物も…」
「おっけ」
甘い物を好む燕碑達の為にと甘い物を提案する懐記、パフェとかも作ろうかと晴海や率にグラスを幾つか頼もうかとラインすればすぐに可愛い返信が返ってくるのでスポンジケーキもどきやアイスにゼリーついでにプリンアラモードもやろうかと、同時並行でお菓子作りも始めた…。
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