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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
第0102話 貝飾り×第0102話 《バーススカ集合国》編 コッツェ/第0102話 《アンツクイア》編 第参拾参幕 家畜
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第0102話 貝飾り
「これ、素敵ですね」
「ほんと、透けてて花の飾りだ」
「いらっしゃい、《ゴウニー》の名産の貝飾りさ。海で採れた貝を削って薄くして繋ぎ合わせた物だよ。どうだい?」
舵と燈火が薄い様々な色の貝を使って作られた貝飾りを見つけ露店の入り口に座る老婆がニコニコと進めてくる、値段も細工に使った貝の量や大きさで変わるらしく小さめの魚の型の首飾りは手ごろで皆のお土産にしようかと幾つか買い、傍らでチグリスが崇幸や詠斗におやつをねだっているので、崇幸がメロンパンを出した。
「かわいいのが買えました」
「そうだな、ここに店を置いて中継器を置けば商業エリアにも来て貰えるかな。帝国にカジノタワーから来るには中継器と転移札か転移石が必要だ」
「うん、中継器だけじゃまだここまで来られないし。その中継器を置く為の帰りの旅、戻る途中での国でも中継器を置いていけば、転移石か札が無くてもカジノタワーまで行けるよね?」
『はい、今現在帝国に置いた中継器は帝国内を行き来出来るのみ、中継器は領主達や商人達にも渡していますから今に帝国全体はとても距離が近くなります。帝国からカジノタワーに転移石や転移札なしで来るにはやはり多くの中継器を置かなければらなりません』
「そこは……」
沢山買って嬉しそうな舵と燈火、詠斗が商業エリアまでくればきっと喜ばれるだろうと言えば傍らのゴーレム姿の風早が言い、大河が少し考え込めば崇幸が笑顔で肩を叩く。
「その件だが、俺と千眼さんで話し合ってこのままカジノタワーに戻るまでに此処から中継器を色んな国や場所に置いて楽に行き来出来るように、そしてもっと《アタラクシア》を知っていきたい。当初の予定よりももっと細かく中継器を置いていこうと思う」
「崇幸さん、皆でやろうよ。俺たちの時間は無限だから何十年、何百年掛かってもいいじゃない」
「うん、いいんじゃないのかなー長い人生の長い目的」
「はい、沢山の人々と出会いましょう。魔人の子達にも会えるかもしれませんよ」
「ああ、俺達は行きたい場所にいつでも行ける。皆にもそうなって欲しい」
崇幸が決めた事に詠斗が皆でとやろうと言い、舵と燈火も頷き大河も1つの大きな目標が出来たと笑いあった…。
第0102話 《バーススカ集合国》編 コッツェ
「コイツ食ってばかりだな」
「可愛らしいですね」
「ふかふかー」
「コークコクーンはずっと食べていますよ」
隊商達に食事を出し、コッツエと綴と晴海に収集家がコークコクーンが食べている様を眺めていた。
ゆっくりのっそり山盛りの果物と野菜と木の実をむしゃむしゃと小さな口で貪っている姿を見つめ、コッツエが綴と蒐集家を交互に眺め首を傾げた。
「あんたら兄弟?」
「僕と?」
「蒐集家さんが?」
「似てますか?蒐集家さん程の綺麗な方と似ていると言われると気恥ずかしいですね」
コッツエの質問に綴と晴海が蒐集家の方を見て首を傾げる、蒐集家は何も言わずに口元だけ笑みの形を浮かべていた。
「んー似てる?んーごめん変な事言った。違うんなら悪いな」
「いえ、気にしないで下さい。でも僕、子供の頃兄が欲しかったんですよ」
「綴さん、お兄さんて感じするよー蒐集家さんも!」
「そうですか?」
「うん」
コッツエがもう1度2名を見比べごめんと謝り、綴も笑って晴海も屈託なく笑い蒐集家は特に何も言わなかった。
「食事をさせた後は彼らは此処で1日過ごして貰い、賠償額を決めた後は《療養街》で仕事をして貰う事に決まったよ」
「誰に頼まれたのか吐かせた後にな、ノケイネがやる気だすぐに分かる」
後は取り留めのない会話を行っていると、千歳とサニドツノスが戻りラジカとノケイネは隊商の長達にまだ話を聞いていた。
「明日、もう1度《ノケイネ》に来て彼らを《療養街》に連れた後は」
「次は《ガニー》だ」
千歳が明日の予定を立てサニドツノスも頷く、サニドツノスはこのまま《ノケライネン》に残り仕事を行うというのでラジカと千歳も残り、綴と晴海と蒐集家はそれぞれの場所へ戻る事にした…。
第0102話 《アンツクイア》編 第参拾参幕 家畜
「戻った、こちら様にも何頭か落とした」
「中々、変わった毛色の動物だ」
「かわいい…」
「こっちとか乗れそうだな」
シュリ達が戻り連れて来たのは、牛より1回り大きな縞模様の動物と鹿の見た目に色は黒の動物、豚に似た足が6本ある動物が数頭ずつだった。
『お、こいつ等だ。ミルクがうまいって人間どもが言ってたぞ!どうやって飲むんだ?』
「普通に絞ればいいんだろ?大人しいなこいつ等」
「ま、景品みたいな物だしね。長生きするしミルクも美味しいから高く売れた」
魔竜が早く飲みたいと言うので大きな縞模様の動物の乳をジラがコップに絞り、魔竜に渡せば器用に両前足で受け取り飲んで「うまい!」と声を上げた。
『うまいぞ!ここにおいてもいいか!』
『私達にもくれるならいいですよ』
『どうせあなた世話しないでしょうし』
『そーよー私達も飲みたいわ』
魔竜が許可を求めると女王達もあっさり許可を出し、今回落ちた動物達は魔竜と女王達に全て渡す事にする。
「なら、後で俺もいこ!フォンいこー」
「あーまーいいぜ」
フェシェスタに誘われフォンがめんどくさそうに言い、ナチェとチェカも後で向かうと決め他にも面白ろそうな物がないかノイズが佳月に聞けば手帳を捲り少し考える。
「あ、19階22階と27階とかはどうだろう、馬とか犬とか鳥とか」
「犬?」
「猟犬、狩に使えるし戦争にも使える。頑丈だったよ馬も犬も鳥も」
「いんじゃないー行こうよ」
佳月が動物ならそのあたりの階がお勧めだと教えてくれ、俄然フェシェスタがやる気を出してナチェとチェカも張り切っていた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×NoGodBless&Bless Playce ~蒐集話忌憚~
「お腹がすくんです」
「はい」
「ここにくればなんでも望みがかなうと…」
「はい、真実を話して最後にこの蝋燭の火が消えれば貴方の願いが叶います」
瘦せ過ぎと言っても過言ではない男が椅子に座る、皮と骨の肢体は明らかな栄養不足、か細い声でぼそぼそと話し始めた…。
EP、6空腹
「私はこう見えて裕福なんです…クス…食事も十分に食べているんですが…ある時からこうなってしまって…少し前に偶然手に入った珍しい肉…とても美味しくて…忘れられないんです…」
「それをまた食べたいというのが貴方の望みですか?」
「はい、また食べたいのですが…解体に手間が掛かるのでそのまま食べたいんです、捌かず料理もせずそのまま…丈夫な顎と歯とあます事なく全て食べられる…耐えられる胃が欲しいんです」
「なるほど」
「ああ、1月前に食べたあれは美味しかったなぁ。私はもうあれしか食べたくないんです」
食べた事を思い出し恍惚とした表情を浮かべる、それしか食べたくない食べていないから痩せていってしまっているのかそれ以外の理由があるのか。
「あれですべてを満たしたい、私の全身を…私の望み叶えて下さい」
「はい、ではこの蝋燭を吹き消して下さい」
男の目はギラギラとし蝋燭に息を吐いて赤い蝋燭の火が消え、男の姿もゆらりと消えた…。
「いくらでも食べられる、丈夫な歯と顎と胃、それで食べ続ければいなくなってしまうでしょうね…でも家畜として改良していないものを食べ続けて…その後は……ふふ…」
フードの男は乾いた音を立て拍手を行う、ここは望みが叶う、本当にその望みで正しいのかは誰にも願った者にも分からない…。
「これ、素敵ですね」
「ほんと、透けてて花の飾りだ」
「いらっしゃい、《ゴウニー》の名産の貝飾りさ。海で採れた貝を削って薄くして繋ぎ合わせた物だよ。どうだい?」
舵と燈火が薄い様々な色の貝を使って作られた貝飾りを見つけ露店の入り口に座る老婆がニコニコと進めてくる、値段も細工に使った貝の量や大きさで変わるらしく小さめの魚の型の首飾りは手ごろで皆のお土産にしようかと幾つか買い、傍らでチグリスが崇幸や詠斗におやつをねだっているので、崇幸がメロンパンを出した。
「かわいいのが買えました」
「そうだな、ここに店を置いて中継器を置けば商業エリアにも来て貰えるかな。帝国にカジノタワーから来るには中継器と転移札か転移石が必要だ」
「うん、中継器だけじゃまだここまで来られないし。その中継器を置く為の帰りの旅、戻る途中での国でも中継器を置いていけば、転移石か札が無くてもカジノタワーまで行けるよね?」
『はい、今現在帝国に置いた中継器は帝国内を行き来出来るのみ、中継器は領主達や商人達にも渡していますから今に帝国全体はとても距離が近くなります。帝国からカジノタワーに転移石や転移札なしで来るにはやはり多くの中継器を置かなければらなりません』
「そこは……」
沢山買って嬉しそうな舵と燈火、詠斗が商業エリアまでくればきっと喜ばれるだろうと言えば傍らのゴーレム姿の風早が言い、大河が少し考え込めば崇幸が笑顔で肩を叩く。
「その件だが、俺と千眼さんで話し合ってこのままカジノタワーに戻るまでに此処から中継器を色んな国や場所に置いて楽に行き来出来るように、そしてもっと《アタラクシア》を知っていきたい。当初の予定よりももっと細かく中継器を置いていこうと思う」
「崇幸さん、皆でやろうよ。俺たちの時間は無限だから何十年、何百年掛かってもいいじゃない」
「うん、いいんじゃないのかなー長い人生の長い目的」
「はい、沢山の人々と出会いましょう。魔人の子達にも会えるかもしれませんよ」
「ああ、俺達は行きたい場所にいつでも行ける。皆にもそうなって欲しい」
崇幸が決めた事に詠斗が皆でとやろうと言い、舵と燈火も頷き大河も1つの大きな目標が出来たと笑いあった…。
第0102話 《バーススカ集合国》編 コッツェ
「コイツ食ってばかりだな」
「可愛らしいですね」
「ふかふかー」
「コークコクーンはずっと食べていますよ」
隊商達に食事を出し、コッツエと綴と晴海に収集家がコークコクーンが食べている様を眺めていた。
ゆっくりのっそり山盛りの果物と野菜と木の実をむしゃむしゃと小さな口で貪っている姿を見つめ、コッツエが綴と蒐集家を交互に眺め首を傾げた。
「あんたら兄弟?」
「僕と?」
「蒐集家さんが?」
「似てますか?蒐集家さん程の綺麗な方と似ていると言われると気恥ずかしいですね」
コッツエの質問に綴と晴海が蒐集家の方を見て首を傾げる、蒐集家は何も言わずに口元だけ笑みの形を浮かべていた。
「んー似てる?んーごめん変な事言った。違うんなら悪いな」
「いえ、気にしないで下さい。でも僕、子供の頃兄が欲しかったんですよ」
「綴さん、お兄さんて感じするよー蒐集家さんも!」
「そうですか?」
「うん」
コッツエがもう1度2名を見比べごめんと謝り、綴も笑って晴海も屈託なく笑い蒐集家は特に何も言わなかった。
「食事をさせた後は彼らは此処で1日過ごして貰い、賠償額を決めた後は《療養街》で仕事をして貰う事に決まったよ」
「誰に頼まれたのか吐かせた後にな、ノケイネがやる気だすぐに分かる」
後は取り留めのない会話を行っていると、千歳とサニドツノスが戻りラジカとノケイネは隊商の長達にまだ話を聞いていた。
「明日、もう1度《ノケイネ》に来て彼らを《療養街》に連れた後は」
「次は《ガニー》だ」
千歳が明日の予定を立てサニドツノスも頷く、サニドツノスはこのまま《ノケライネン》に残り仕事を行うというのでラジカと千歳も残り、綴と晴海と蒐集家はそれぞれの場所へ戻る事にした…。
第0102話 《アンツクイア》編 第参拾参幕 家畜
「戻った、こちら様にも何頭か落とした」
「中々、変わった毛色の動物だ」
「かわいい…」
「こっちとか乗れそうだな」
シュリ達が戻り連れて来たのは、牛より1回り大きな縞模様の動物と鹿の見た目に色は黒の動物、豚に似た足が6本ある動物が数頭ずつだった。
『お、こいつ等だ。ミルクがうまいって人間どもが言ってたぞ!どうやって飲むんだ?』
「普通に絞ればいいんだろ?大人しいなこいつ等」
「ま、景品みたいな物だしね。長生きするしミルクも美味しいから高く売れた」
魔竜が早く飲みたいと言うので大きな縞模様の動物の乳をジラがコップに絞り、魔竜に渡せば器用に両前足で受け取り飲んで「うまい!」と声を上げた。
『うまいぞ!ここにおいてもいいか!』
『私達にもくれるならいいですよ』
『どうせあなた世話しないでしょうし』
『そーよー私達も飲みたいわ』
魔竜が許可を求めると女王達もあっさり許可を出し、今回落ちた動物達は魔竜と女王達に全て渡す事にする。
「なら、後で俺もいこ!フォンいこー」
「あーまーいいぜ」
フェシェスタに誘われフォンがめんどくさそうに言い、ナチェとチェカも後で向かうと決め他にも面白ろそうな物がないかノイズが佳月に聞けば手帳を捲り少し考える。
「あ、19階22階と27階とかはどうだろう、馬とか犬とか鳥とか」
「犬?」
「猟犬、狩に使えるし戦争にも使える。頑丈だったよ馬も犬も鳥も」
「いんじゃないー行こうよ」
佳月が動物ならそのあたりの階がお勧めだと教えてくれ、俄然フェシェスタがやる気を出してナチェとチェカも張り切っていた…。
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「お腹がすくんです」
「はい」
「ここにくればなんでも望みがかなうと…」
「はい、真実を話して最後にこの蝋燭の火が消えれば貴方の願いが叶います」
瘦せ過ぎと言っても過言ではない男が椅子に座る、皮と骨の肢体は明らかな栄養不足、か細い声でぼそぼそと話し始めた…。
EP、6空腹
「私はこう見えて裕福なんです…クス…食事も十分に食べているんですが…ある時からこうなってしまって…少し前に偶然手に入った珍しい肉…とても美味しくて…忘れられないんです…」
「それをまた食べたいというのが貴方の望みですか?」
「はい、また食べたいのですが…解体に手間が掛かるのでそのまま食べたいんです、捌かず料理もせずそのまま…丈夫な顎と歯とあます事なく全て食べられる…耐えられる胃が欲しいんです」
「なるほど」
「ああ、1月前に食べたあれは美味しかったなぁ。私はもうあれしか食べたくないんです」
食べた事を思い出し恍惚とした表情を浮かべる、それしか食べたくない食べていないから痩せていってしまっているのかそれ以外の理由があるのか。
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「はい、ではこの蝋燭を吹き消して下さい」
男の目はギラギラとし蝋燭に息を吐いて赤い蝋燭の火が消え、男の姿もゆらりと消えた…。
「いくらでも食べられる、丈夫な歯と顎と胃、それで食べ続ければいなくなってしまうでしょうね…でも家畜として改良していないものを食べ続けて…その後は……ふふ…」
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