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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
第0118話 風邪×第0118話 《バーススカ集合国》編 生きた石?/第0118話 《アンツクイア》編 第肆拾玖幕 飲み過ぎた後…
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第0118話 風邪
「風邪が流行っているな、この街に薬師がいるらしいが足りないだろうな」
「薬草を寄付しようか、商売の邪魔をするつもりもないしな」
「……これは風邪ではない…病で間違いないが」
『え?』
街に向かい商業ギルドのテベサに栄養ドリンクとそれを含ませ飴を鑑定して貰おうと赴いた大河と崇幸、応接室に通され待っていると薄い壁の向こうから咳の音が聞こえ千眼が蝶から人型に戻りそう告げる。
「以前いた街で流行った病…鑑定は風邪と出るがようやく確信を持てた…これは蟲の仕業だ…」
「蟲とは…魔王殿、それは真実ですね。その蟲がどういう種で何処にいるか分かりますか?」
「………分からない…」
「そうですか…」
静かに入って来たテベサが千眼に驚きもせず質問をするが千眼は首を振る、テベサは向かいのソファに腰を下ろした。
「蟲が病気を運ぶのか?蟲というのならば放っておけないな」
「そうだな、千眼さん今から場所は探れないか?」
「……探してはいるがまだ見つからない…」
『皆様、申し訳ありません。緊急事態です、《エーブ》のダンジョンでカトゥーシュカ達と連絡が取れません。ですが、ご安心下さい、タナトス様、チカ様、メンルェト様が神々からの依頼で向かいました』
「そうか…分かった、ならまず俺達がやる事は…」
「蟲の確保だな」
「救世主たる皆様の手を貸して頂けるのですか?」
テベサがソファから立ち上がり深く頭を下げる、風早からの連絡で一瞬緊張が走るがすぐにその3名に任せたならば問題ないだろうと落ち着き、自分たちが今やるべき事をやろうと決めた。
「貸すさ、蟲がいそうな場所とか心辺りがあれば教えて欲しい」
「……海だと思います」
崇幸の質問に静かにテベサはそう返す、千眼は海の方角へと蝶の群れを飛ばした…。
第0118話 《バーススカ集合国》編 生きた石?
「これが本当に生物?」
「…異界生物は謎が多い、意思や言葉は通じるのか?」
「それもそうですが、この中に閉じ込められているという認識で良いのでしょうか」
宙に浮かぶ赤い鉱物に千歳、サニドツノス、カリュシュがそれぞれ疑問を投げる、警戒は解かず距離を置きながらどうすればカトゥーシュカ達を救出出来るのか考えを巡らせた。
「動きます、離れてください。この石…透明ですが身体があるようですね…」
「透明な身体?…あ、少し景色がブレているね。あれが身体…」
「倒す訳にはいかないだろうな」
『はーい、俺ちゃん登場。今神々にどうしたらいいか聞いてみたよん、助っ人呼んでくれるからちょっと待ってて』
手の出しようもない、向こうもこちらを攻撃してこない、膠着状態が続く中天井から千早の声が聞こえ千歳の肩の力が抜ける。
「良かった、ありがとう千早。少し待ってみようか、」
「神々が手を貸すのであれば救出は時間の問題ですね、何か手助けが出来れば幾らでも手を貸します」
「なるべく生け捕りにしたい物だな」
千歳達は暫しその鉱物から目を逸らさず助っ人を待つ、待つのは歯がゆいが下手に手を出して中に影響が出ると不味いと焦る気持ちを押し込めた…。
「これは…異界生物か」
「気づくのが遅すぎたな…」
「持ちこたえる事は出来るが…今の内に状況を確認するか」
「随分冷静だな」
「ありがたい、我々ではすぐにやられていただろう」
緑と紺の斑模様の出っ歯な尾の長い手足が短い生き物の大群がカトゥーシュカが張った結界に体当たりでぶつかり弾かれ増え、それを繰り返す、持ち堪えてはいる物のいつもでも維持出来る物ではない、フィズとファラルシェスが手持ちの魔法や道具や札を確認し有効な物を探し、共にいるバイエノとオイフェは狼狽えながらもカトゥーシュカ達の冷静さに救われていた。
「まずは補給もしていこう、水と干し肉を交代で食ってくれ」
「籠城は出来るが…回復薬に万能薬に食料も潤沢だ」
「長い時間は御免こうむりたい」
フィズが収納ショルダーバッグから干し肉と水筒を出し配る、ファラルシェスも収納ショルダーバッグの中身は潤沢だと言いカトゥーシュカは干し肉を噛み砕きながら向かってくる生物を眺めている。
「食欲はわかないが美味いな」
「待て、奥のやつらの様子がおかしい」
バイエノが干し肉を齧り、オイフェが水筒から水を飲んで奥を見ていると奥の方の異変に気付く。
「奴ら、共食いを始めているな」
「食う物が無いからだろう」
「そして食い散らかした部位から増殖している」
険しい顔をする面々、尋常じゃない光景、同種同士の共食い強者が牙を立て食い食われた者の飛び散る肉片からまた増える、おぞましい光景にカトゥーシュカは結界を強化した…。
第0118話 《アンツクイア》編 第肆拾玖幕 飲み過ぎた後の…
「もう無理、薄めた酒しかのめねぇ」
「うーんうーん…もう飲めないよ」
「どの位飲んだか覚えていないな」
「私もです、腹が減った、外神何かないか?」
『うー酒はもうしばらくいい…』
昼過ぎ意識を取り戻した面々、フォンは仰向けに寝そべり、フェシェスタは唸りながら座って頭を下に向けている、シュリとマユラは水を飲みながらどれだけ飲んだか思い出そうとするが思い出せない、外神が外に作ったウォーターベッドでだらだらと過ごしていた。
「イシュターとジラとチェカとイフはまだ寝てる…もう飲みすぎ」
「あれだけ飲めばそうなるだろうなー」
「ほら、味噌汁とおにぎり出来たぞー」
ノイズとギーギスは呆れナチェが懐記達が作った朝兼昼食を並べればイフタークが真っ先に起き上がり椅子に座り、他の面々も椅子に着いて食べ始める。
『いただきまあす』
「卵焼きと魚もどうぞ」
佳月が追加の黄金色の出し巻き卵と蒸した魚を運ぶ、外神が追加で貝の蒸し焼きも運ばれ酒を呑み過ぎた五臓六腑に染み渡った。
「うー飲んだ飲んだ、いい匂いだな」
「寝た…」
「ふぁあ、おはよ。おいしそー」
起き出したジラ達も加わり食事を味わう、今夜は酒は止めようと佳月以外全員心に決めてお代わりをしつつ食事を楽しんだ…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×Play With Fate ~砂上の世界にて~
Place:11宝の山
「宝の山だなー金貨?宝石と剣とか?すごいなー」
開いた扉の先は無造作に積み上げられた金貨と宝石と武器の山、漫画やアニメで出てくるような景色に息を呑む。
「でも使えないよね、人はいないから。もったいないなー貰っていこうかなー壺もあるし冠?王冠?すごい」
無造作に置かれた大きな宝石がはめ込まれた王冠や杖に宝石をちりばめた壺、気になった物はコレクションとして貰って行こうかと収納にしまっていく。
「これが似合う人もいたんだろうな…使ってた人達だって…みんな何処に行ったんだろう」
王冠を手に取り暫し眺める、誰も教えてはくれない、答えは返ってこない。
「宝石も綺麗だな、貰っていこう」
転がる拳大の綺麗な宝石達、拾っては収納に入れて…そうしてしばらくの間散策し外へと出て食事しようと転移で移動した…。
「風邪が流行っているな、この街に薬師がいるらしいが足りないだろうな」
「薬草を寄付しようか、商売の邪魔をするつもりもないしな」
「……これは風邪ではない…病で間違いないが」
『え?』
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「以前いた街で流行った病…鑑定は風邪と出るがようやく確信を持てた…これは蟲の仕業だ…」
「蟲とは…魔王殿、それは真実ですね。その蟲がどういう種で何処にいるか分かりますか?」
「………分からない…」
「そうですか…」
静かに入って来たテベサが千眼に驚きもせず質問をするが千眼は首を振る、テベサは向かいのソファに腰を下ろした。
「蟲が病気を運ぶのか?蟲というのならば放っておけないな」
「そうだな、千眼さん今から場所は探れないか?」
「……探してはいるがまだ見つからない…」
『皆様、申し訳ありません。緊急事態です、《エーブ》のダンジョンでカトゥーシュカ達と連絡が取れません。ですが、ご安心下さい、タナトス様、チカ様、メンルェト様が神々からの依頼で向かいました』
「そうか…分かった、ならまず俺達がやる事は…」
「蟲の確保だな」
「救世主たる皆様の手を貸して頂けるのですか?」
テベサがソファから立ち上がり深く頭を下げる、風早からの連絡で一瞬緊張が走るがすぐにその3名に任せたならば問題ないだろうと落ち着き、自分たちが今やるべき事をやろうと決めた。
「貸すさ、蟲がいそうな場所とか心辺りがあれば教えて欲しい」
「……海だと思います」
崇幸の質問に静かにテベサはそう返す、千眼は海の方角へと蝶の群れを飛ばした…。
第0118話 《バーススカ集合国》編 生きた石?
「これが本当に生物?」
「…異界生物は謎が多い、意思や言葉は通じるのか?」
「それもそうですが、この中に閉じ込められているという認識で良いのでしょうか」
宙に浮かぶ赤い鉱物に千歳、サニドツノス、カリュシュがそれぞれ疑問を投げる、警戒は解かず距離を置きながらどうすればカトゥーシュカ達を救出出来るのか考えを巡らせた。
「動きます、離れてください。この石…透明ですが身体があるようですね…」
「透明な身体?…あ、少し景色がブレているね。あれが身体…」
「倒す訳にはいかないだろうな」
『はーい、俺ちゃん登場。今神々にどうしたらいいか聞いてみたよん、助っ人呼んでくれるからちょっと待ってて』
手の出しようもない、向こうもこちらを攻撃してこない、膠着状態が続く中天井から千早の声が聞こえ千歳の肩の力が抜ける。
「良かった、ありがとう千早。少し待ってみようか、」
「神々が手を貸すのであれば救出は時間の問題ですね、何か手助けが出来れば幾らでも手を貸します」
「なるべく生け捕りにしたい物だな」
千歳達は暫しその鉱物から目を逸らさず助っ人を待つ、待つのは歯がゆいが下手に手を出して中に影響が出ると不味いと焦る気持ちを押し込めた…。
「これは…異界生物か」
「気づくのが遅すぎたな…」
「持ちこたえる事は出来るが…今の内に状況を確認するか」
「随分冷静だな」
「ありがたい、我々ではすぐにやられていただろう」
緑と紺の斑模様の出っ歯な尾の長い手足が短い生き物の大群がカトゥーシュカが張った結界に体当たりでぶつかり弾かれ増え、それを繰り返す、持ち堪えてはいる物のいつもでも維持出来る物ではない、フィズとファラルシェスが手持ちの魔法や道具や札を確認し有効な物を探し、共にいるバイエノとオイフェは狼狽えながらもカトゥーシュカ達の冷静さに救われていた。
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フィズが収納ショルダーバッグから干し肉と水筒を出し配る、ファラルシェスも収納ショルダーバッグの中身は潤沢だと言いカトゥーシュカは干し肉を噛み砕きながら向かってくる生物を眺めている。
「食欲はわかないが美味いな」
「待て、奥のやつらの様子がおかしい」
バイエノが干し肉を齧り、オイフェが水筒から水を飲んで奥を見ていると奥の方の異変に気付く。
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「うーんうーん…もう飲めないよ」
「どの位飲んだか覚えていないな」
「私もです、腹が減った、外神何かないか?」
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「うー飲んだ飲んだ、いい匂いだな」
「寝た…」
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