あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

文字の大きさ
832 / 1,079
第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ

第0118話 風邪×第0118話 《バーススカ集合国》編 生きた石?/第0118話 《アンツクイア》編 第肆拾玖幕 飲み過ぎた後…  

しおりを挟む
 第0118話 風邪
「風邪が流行っているな、この街に薬師がいるらしいが足りないだろうな」
「薬草を寄付しようか、商売の邪魔をするつもりもないしな」
「……これは風邪ではない…病で間違いないが」
『え?』
街に向かい商業ギルドのテベサに栄養ドリンクとそれを含ませ飴を鑑定して貰おうと赴いた大河と崇幸、応接室に通され待っていると薄い壁の向こうから咳の音が聞こえ千眼が蝶から人型に戻りそう告げる。
「以前いた街で流行った病…鑑定は風邪と出るがようやく確信を持てた…これは蟲の仕業だ…」
「蟲とは…魔王殿、それは真実ですね。その蟲がどういう種で何処にいるか分かりますか?」
「………分からない…」
「そうですか…」
静かに入って来たテベサが千眼に驚きもせず質問をするが千眼は首を振る、テベサは向かいのソファに腰を下ろした。
「蟲が病気を運ぶのか?蟲というのならば放っておけないな」
「そうだな、千眼さん今から場所は探れないか?」
「……探してはいるがまだ見つからない…」
『皆様、申し訳ありません。緊急事態です、《エーブ》のダンジョンでカトゥーシュカ達と連絡が取れません。ですが、ご安心下さい、タナトス様、チカ様、メンルェト様が神々からの依頼で向かいました』
「そうか…分かった、ならまず俺達がやる事は…」
「蟲の確保だな」
「救世主たる皆様の手を貸して頂けるのですか?」
テベサがソファから立ち上がり深く頭を下げる、風早からの連絡で一瞬緊張が走るがすぐにその3名に任せたならば問題ないだろうと落ち着き、自分たちが今やるべき事をやろうと決めた。
「貸すさ、蟲がいそうな場所とか心辺りがあれば教えて欲しい」
「……海だと思います」
崇幸の質問に静かにテベサはそう返す、千眼は海の方角へと蝶の群れを飛ばした…。

第0118話 《バーススカ集合国》編 生きた石?
「これが本当に生物?」
「…異界生物は謎が多い、意思や言葉は通じるのか?」
「それもそうですが、この中に閉じ込められているという認識で良いのでしょうか」
宙に浮かぶ赤い鉱物に千歳、サニドツノス、カリュシュがそれぞれ疑問を投げる、警戒は解かず距離を置きながらどうすればカトゥーシュカ達を救出出来るのか考えを巡らせた。
「動きます、離れてください。この石…透明ですが身体があるようですね…」
「透明な身体?…あ、少し景色がブレているね。あれが身体…」
「倒す訳にはいかないだろうな」
『はーい、俺ちゃん登場。今神々にどうしたらいいか聞いてみたよん、助っ人呼んでくれるからちょっと待ってて』
手の出しようもない、向こうもこちらを攻撃してこない、膠着状態が続く中天井から千早の声が聞こえ千歳の肩の力が抜ける。
「良かった、ありがとう千早。少し待ってみようか、」
「神々が手を貸すのであれば救出は時間の問題ですね、何か手助けが出来れば幾らでも手を貸します」
「なるべく生け捕りにしたい物だな」
千歳達は暫しその鉱物から目を逸らさず助っ人を待つ、待つのは歯がゆいが下手に手を出して中に影響が出ると不味いと焦る気持ちを押し込めた…。

「これは…異界生物か」
「気づくのが遅すぎたな…」
「持ちこたえる事は出来るが…今の内に状況を確認するか」
「随分冷静だな」
「ありがたい、我々ではすぐにやられていただろう」
緑と紺の斑模様の出っ歯な尾の長い手足が短い生き物の大群がカトゥーシュカが張った結界に体当たりでぶつかり弾かれ増え、それを繰り返す、持ち堪えてはいる物のいつもでも維持出来る物ではない、フィズとファラルシェスが手持ちの魔法や道具や札を確認し有効な物を探し、共にいるバイエノとオイフェは狼狽えながらもカトゥーシュカ達の冷静さに救われていた。
「まずは補給もしていこう、水と干し肉を交代で食ってくれ」
「籠城は出来るが…回復薬に万能薬に食料も潤沢だ」
「長い時間は御免こうむりたい」
フィズが収納ショルダーバッグから干し肉と水筒を出し配る、ファラルシェスも収納ショルダーバッグの中身は潤沢だと言いカトゥーシュカは干し肉を噛み砕きながら向かってくる生物を眺めている。
「食欲はわかないが美味いな」
「待て、奥のやつらの様子がおかしい」
バイエノが干し肉を齧り、オイフェが水筒から水を飲んで奥を見ていると奥の方の異変に気付く。
「奴ら、共食いを始めているな」
「食う物が無いからだろう」
「そして食い散らかした部位から増殖している」
険しい顔をする面々、尋常じゃない光景、同種同士の共食い強者が牙を立て食い食われた者の飛び散る肉片からまた増える、おぞましい光景にカトゥーシュカは結界を強化した…。

第0118話 《アンツクイア》編 第肆拾玖幕 飲み過ぎた後の…
「もう無理、薄めた酒しかのめねぇ」
「うーんうーん…もう飲めないよ」
「どの位飲んだか覚えていないな」
「私もです、腹が減った、外神何かないか?」
『うー酒はもうしばらくいい…』
昼過ぎ意識を取り戻した面々、フォンは仰向けに寝そべり、フェシェスタは唸りながら座って頭を下に向けている、シュリとマユラは水を飲みながらどれだけ飲んだか思い出そうとするが思い出せない、外神が外に作ったウォーターベッドでだらだらと過ごしていた。
「イシュターとジラとチェカとイフはまだ寝てる…もう飲みすぎ」
「あれだけ飲めばそうなるだろうなー」
「ほら、味噌汁とおにぎり出来たぞー」
ノイズとギーギスは呆れナチェが懐記達が作った朝兼昼食を並べればイフタークが真っ先に起き上がり椅子に座り、他の面々も椅子に着いて食べ始める。
『いただきまあす』
「卵焼きと魚もどうぞ」
佳月が追加の黄金色の出し巻き卵と蒸した魚を運ぶ、外神が追加で貝の蒸し焼きも運ばれ酒を呑み過ぎた五臓六腑に染み渡った。
「うー飲んだ飲んだ、いい匂いだな」
「寝た…」
「ふぁあ、おはよ。おいしそー」
起き出したジラ達も加わり食事を味わう、今夜は酒は止めようと佳月以外全員心に決めてお代わりをしつつ食事を楽しんだ…。



あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×Play With Fate ~砂上の世界にて~
Place:11宝の山
「宝の山だなー金貨?宝石と剣とか?すごいなー」
開いた扉の先は無造作に積み上げられた金貨と宝石と武器の山、漫画やアニメで出てくるような景色に息を呑む。
「でも使えないよね、人はいないから。もったいないなー貰っていこうかなー壺もあるし冠?王冠?すごい」
無造作に置かれた大きな宝石がはめ込まれた王冠や杖に宝石をちりばめた壺、気になった物はコレクションとして貰って行こうかと収納にしまっていく。
「これが似合う人もいたんだろうな…使ってた人達だって…みんな何処に行ったんだろう」
王冠を手に取り暫し眺める、誰も教えてはくれない、答えは返ってこない。
「宝石も綺麗だな、貰っていこう」
転がる拳大の綺麗な宝石達、拾っては収納に入れて…そうしてしばらくの間散策し外へと出て食事しようと転移で移動した…。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜

九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます! って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。 ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。 転移初日からゴブリンの群れが襲来する。 和也はどうやって生き残るのだろうか。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...