あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解

第018話 船型の複合施設×第0143話 《バーススカ集合国》編 尋問2*まじない偏依存case16/《アーケディア》 偏 dress:1

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第018話 船型の複合施設
「グリ君やイザラ君達も応援ありがとう」
「うん」
「いいよ」
崇幸の呼びかけで集まった、グローリーとイザラとイデアとカリュシュも集まり花を村中や森から集めて来てくれていた。
「この花が毒で薬になるのか」
「普通の人が振れるのは良くない…」
丁寧に崇幸が造ったシャベルで花を根元から掘り出しバケツに入れて運んでくるイザラにグローリーが話す、魔人である彼らには花の毒は効かないのでうってつけだろう、村人達は年配で一緒に作業を行いながらも栄養ドリンクを振る舞いゆっくりと花を採取して貰う。
「崇幸…みんな自分の家が良いと思うから、ここにもカフェや休める所があった方が良い」
「そうですね、あの温泉という物はとても良いと思います」
「そうだな、温泉と宿を置いて村の人が自由に使えるようにしよう」
イザラの提案にカリシュが《エーブ》で出た温泉を用いたホテルはどうかと提案し崇幸が笑って頷く、200人が入れる風呂と休憩室に部屋をと少し考え、崇幸は良い案を思いついた。
「よし、今回は船《黒鷺》の複製を此処に置いて。中で花を育て温泉を用意して皆が泊まれるようにしよう」
「《黒鷺》って空飛ぶし海も走る船じゃん。ここに置いても動かないじゃん」
「まあ、船として機能しなくても良いのさ。いつでも皆が使えるように」
「ゆき…あの大きさはこの村には難しい…少し小さめに」
「そうしよう」
イザラが首を傾げるが崇幸は笑い千眼は少し小さめの《黒鷺》をと言うので頷き、神々に頼んで小さめの《黒鷺》を複製してくれるよう頼んで引き続き花の採取を行った。

第0143話 《バーススカ集合国》編 尋問2
「ガイッセ様は毒を飲んだのは間違いないでしょう?毒見をしたギワが酒瓶を入れ替えたのです、間違いありません。この《ガッセ》の長の命を脅かしたのです、即刻処刑致しましょう」
「バーン、まず私への報告が無かった時点で貴様も疑わしい。毒が盛られたという酒瓶も処理し、ギワに疑惑の目が向くようにしているように仕向けているように思う」
「サニドツノス様の手を煩わせたくはないのです、最初は酒瓶が怪しいとは思えず割れてしまった瓶を処分しただけです。誰の目から見てもギワが最も怪しいでしょう?」
ギワを下げ次はバーンを呼びサニドツノスが尋問する、証言は一貫しているが事を性急にギワを容疑者として処分しようとしているのがありありと分かる。
「ガイッセさんの倒れた直接的な原因は血の血石化です、今解毒し後は目を覚ますのを待つばかりです」
「おお、それは良かった!ガイッセ様が助かるのですね!」
「ええ、彼が目を覚ませば全て解る…でも貴方は嬉しそうですね」
「勿論ですとも!ガイッセ様の補佐官として快復を心から喜んでおります!」
「貴方がガイッセさんの血を石化させたのに?」
「まさか!私にそんな事が出来る訳はございません」
大仰な演技がかったバーンの台詞に蒐集家は嗤う…チリン…ガイッセが助かると知り安堵した表情を浮かべているが蒐集家ははっきりとガイッセの血を石化させたのはバーンだと言うが、バーンは首を振る。
「いえ、貴方には簡単な事でしょう」
「何の話しでしょう?」
「長い時間を掛けた計画、貴方は私が施した治療が失敗すると思っていますね」
「おかしな冗談を、貴方は高名な蒐集家殿。私は心底ガイッセ様が助かる事を願っています。私は長年ガイッセ様にお仕えする者、この国の長の座に就いてからずっとお仕えしています。仮にガイッセ様を殺そうとするならばもっと早くいつでも出来たと思いませんか?」
「ええ、ずっと仕えていたのでしょう。そしてずっと彼に少量の毒を盛り続けたそしてそれが実を結んだ。おめでとうございます、貴方の願いは叶った。惜しいのは私がいた来た事ですね。残念ですがガイッセさんは助かりますよ」
蒐集家とバーンの押収を周囲は黙って見つめる、最初から蒐集家は誰がやったのか分かっていた。
動機や過程などどうでも良い、唯一彼が興味を持った事それは目の前の存在の正体だった。
「そうですか、それは良かった。本当に」
「待って欲しい。蒐集家さんがそこまでバーンさんが犯人だ言うならバーンさんの目的は他にある、ガイッセさんは助からなくても助かってもどちらでも良いように思える…貴方の本当の目的は…」
バーンが哂い千歳が間に入る、全員バーンが毒殺を試みようとしたのは明らかだと警戒を露わにし彼が口を開くのを待った…。

まじない偏依存case16
通された貴族屋敷は外観は立派な物だが中はガランとし調度品等は少ない、出迎える侍従達の姿もなく彼らを呼び止めた執事の男は黙って真っ直ぐ奥へと進んでいく。
なんだか物寂しいなと晴海は思いながらコーカスとカンビに続く、奥の重厚な扉を開いた先に在ったのは貴賓を招く広い部屋の筈だが何もない空っぽな広い部屋だった。
「見ての通り何もないんです、旦那様が全て手放し……」
「そのようですね、商売は上手くいっていたと記憶していますよ?」
「はい、そうなんですが…旦那様が《選択の意思》で始めた取引に失敗し…この有様です」
「良い選択をしてくれる物じゃないの?」
「おそらく取引をした相手も《選択の意思》を使ったんですね、勝ったのは商売相手の方という事でしょう。なるほどこういう場合もあるという情報を手に入れましたね」
「ここの持ち主の人はどうしたの?」
「……行方知らずです、私はもう年ですから引退するつもりです。先代の旦那様から仕えていた屋敷です、こんな形で終わるのは忍びないと思い声を掛けさせて頂きました」
執事の沈痛な面持ちに晴海も顔を曇らせる、カンビもコーカスも表情には何も出さず執事の話に耳を傾けていた。
「《選択の意思》を旦那様に売ったのは……コホン、馴染みの娼館の娼婦です。私も旦那様から頂きました、此処で働いていた侍従達にも渡しています」
「なるほど、よければ買い取らせて下さい、情報も含め100万ログで買い取りますよ」
「…助かります」
懐に入れていた《選択の意思》を執事が出しコーカスが皮袋に入れられたコインを渡し引き取る、執事は深く頭を下げ疲れた表情を浮かべた。
「確かに良い物です、私もこれで良い思いをしました…最期はこれですがね」
「もう使わない事をお勧めしますよ」
「ええ、そうします」
屋敷の中に執事が入れたのは外でこの話をしたくない為だった、これで故郷に帰るという執事と晴海達は別れ引き続き回収を行った…。

《アーケディア》 偏 dress:13 ホテル改装 
『宿泊中のお客様へ、このホテルの1階全てを祭りの出店の店として開放します。区画分けをしますのでここで店を出したいお客様はフロントまでお越しください。尚、このホテル《アーケディア》支店で出す店は異界のお客様も購入されます。奮ってご参加下さい』
ガイドの抑揚のない声がホテル全てに行き渡る、客達はざわつきつつもフロントへ向かう。
「こっちで出店の受付してまーす」
「もちろん街で出店も可能だ」
「こっちは異世界の客もいるぞー」
フロントで呼びかけを行うフェシェスタ、シュリとフォンの前に列が生まれる、その傍らで結羅とチェカとウズラと外神がホテルの1階を出店が始められるよう区画分けをと番号を振っていった。
「新規の客はこちらに」
「空きはあるから焦るなよ」
フロントの受付に立つマユラとギーギス、外で宣伝しているイフタークやノイズやナチェのお陰か客はひっきりなしにやってくる。
「結羅ちゃんがいるなら間違いない」
「そうだな、それに異世界っていうのが面白い」
「今回沢山仕入れて来たからなー」
獣人の客達も口々に言い盛り上がっている、祭りの為に用意した物が売れるのは嬉しい。
「すごいですわ、こんなに空間を拡張し弄れるなんて!みんな喜びます、いつも場所が狭かったり場所が取れない方もいて…日替わりで店を交代で出して貰ったり…申し訳ない時もあるんです」
「はい、それを解消します」
「みんな、売りたいもんな!」
『気持ちは分かる」
廊下に出店の枠が出来結羅が喜ぶ、外神も頷きチェカもウズラも売る側の気持ちを理解し笑っている。
「今回も最高のお祭りにしますわ!」
結羅が意気込み、周囲の獣人達もそれに湧いた。



《アヴァンサン》Cry&Trigger~弱虫な僕と強い君~
Cry×Trigger10 神も仏もいる
この世界には神も仏もいる…何故かいる、初めてこの世界に来た時あった神は2名、神々しい姿をどちらもしていたが1名はよく漫画等でみる神々しい輝きを放つ人の姿をした神、もう1名は金色の大仏…お釈迦様のような姿をしていた。
この世界での生活の保障する代わりに、天の遣い天詩と地上の敵エネミー・メアを討伐する事を条件に全は《アヴァンサン》はなんとか無難に借金生活をしていた。
「なんだかなー」
好きも嫌いもない、生きて行く為に仕事をしなければならないから生きて仕事をしている、いつか終わるのだろうか、その時は隣の相棒との別れがくるのだろうか…分からない。
「生きて行こう、今日も副業をして夜には狩りをして…」
全は異世界で生きる、まだまだ生き続ける…。


次回あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×Angel Syndrome~パンドラプロジェクト~へ続く
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