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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解
第8幕 イリス偏第16話 困るメシュレラ × Stage.8-14 回収は速やかに *まじない偏依存case36/《アーケディア》 偏 d
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第8幕 イリス偏第16話 困るメシュレラ
『弟はどうだ?目が覚めたか?』
「まだですね、夢でもみているのでは?」
『夢?魔人は夢を見ないが』
帝国のテントの中眠るグローリーの様子を見ながら蒐集家は画面越しのメシュレラと会話を行う、メシュレラの腕の中には兄のナビヤ、背中にはエクトとセレネがしがみつき離れない、少々困った表情を浮かべつつメシュレラは状況を確認した。
「メシュレラ、今一番状況が不味いのはグレスナーだ。彼とリュバシーの治療が優先だ、分かってくれ」
『……弟をそんな目に合わせた者を討てるのならば待つと言いたい所だが、兄やエクトにセレネ、それに空まで私を行くのを阻む…ここで待つしかない』
メシュレラは転移魔法が得意ではない、龍皇国から中継器を使えば帝国へ行く事も可能だが少しでも離れればナビヤは泣きエクト達は行く手を遮り空は転移を阻む。
「魔人や蟲が手を組むとは、貴方に此方へ余程行ってほしくないのでしょう」
『そのようだ、毒など身体が動けば常に回復し続ける。イリスとかいう存在を消し去りたいがお前達に委ねるように神々から言われたからな』
『うぇ』
『あう』
『メシューおやつ』
『たべよ』
『……お前たちは父親が心配ではないのか?おやつは野菜クッキーと蒸しパンだ』
『パパはだいじょうぶ』
『パパはもうすぐおきるよー』
子ども達の声、グローリーを心配しないでおやつを食べるというエクトとセレネに呆れたような声を出すが、エクト達はグローリーの無事を信じている。
『ぱぱ、はやく帰ってきてね』
『おやついっしょにたべよ』
エクトとセレネの可愛らしい声、グローリーの瞼がピクリと動き『ほら子ども達が呼んでいるから行くといい』という優しい声が耳元に聞こえた。
『うえ!うぇぇぇん』
『兄?また様子を見に来る』
急に激しく泣きじゃくるナビヤをメシュレラをあやし宙に浮かぶ画面が消える、蒐集家はそろそろ起きるだろうと大河に告げ、引き続き血清造りを行った。
Stage.8-14 回収は速やかに
メディエスカ達が少女を《療養街》に運んだ後からサニドツノスの動きは早かった、《意思の反映》に映し出される貴族の《意思の反映》の持ち主たちに自分の身分を明かし《意思の反映》は危険な物であり回収したいとサニドツノスが伝えれば目の前にまさか《バーススカ集合国》の盟主がいるとは俄かには信じられない貴族達だがカラエモの紋章が入った指輪を見せ、《選択の意思》を渡すのであれば《バーススカ集合国》との取引や千歳が《商業エリア》での商売等の許可を出すと言う事で貴族達は目の色を変えて《選択の意思》を嬉々として渡し貴族達からの回収は滞りなく完了した。
千歳は商業エリアへの通行証でもあるカードを渡し、明日《商業エリア》へいくつか中継器を使って来るように彼らに伝え、サニドツノスは《商業エリア》で集合国との取引について千早から話を聞くように千早に頼む。
「もうこんな時間になってしまったね、サニドツノスさんありがとうございました。夕食を一緒にどうです?」
「いや、戻る。取引を行う貴族達の書類を纏める必要があるからな」
「そうですか、ではまた明日」
「ああ、何かあればこの程度いくらでも手を貸そう」
「はい」
回収が全て終わったのは夜も深い時間、サニドツノスを夕食に誘うが首を横に振り転移札で帰って行く、千歳も舵達がいる孤児院へと転移した。
まじない偏依存case36
「おかえりなさい、千歳」
「おかえりなさい、あの屋敷の人達はみんな元気になったよ」
孤児院に戻った千歳を出迎えたのは屋敷で負傷者達を回復させ、令嬢が治療を受けている《療養街》に届けて戻ったラジカや晴海、夕食作りをしていた舵達だった。
「それは良かった、晴海君詳しい話は今度ね」
「…うん、後であの女の子の様子も見に行くよ」
「…そうだね」
父親を殺し母親を死の淵に追いやろうとしたあの少女、少年は屋敷の者達と共にワグナーに連れられ《療養街》に向かった。
あの少女の今後や貴族の令嬢に手を出し妊娠までさせてしまった少年の今後は…これから考えるとし、支援は《アウトランダーズ商会》が行っていく。
「千歳ちゃん、疲れたでしょう。ご飯にしようね」
舵が今夜はミルクシチューと蒸かした芋とチーズ、サラダに子ども達と焼いたパンと果実水を子ども達とカンビとアンで運んでくるので千歳は頷いてテーブルに着き賑やかな夕食に加わった…。
《アーケディア》 偏 dress:33 夜は夜で
「やあ、今夜はその瞳にしようか」
「優しく食べてくださいな」
「もちろん」
深夜の結羅の家を訪れた佳月、ノックし笑顔で迎えられ中へ招かれ用意されていた酒はさておき佳月は少しの間結羅を見つめ今夜の部位を決めた。
「久しぶりの生身の腕や足懐かしい感覚ですわ」
「そうだろう、封印の解除は順調。もうじき君の身体は全てを取り戻す」
「はい」
収納から出したのは瓶の中で液体に満たされた茶色がかった眼球に黒い文字が刻まれ厭な瘴気を放っている。右目の黒い眼帯を外せば本当の眼球の代わりにガラスの義眼をはめ込んでいた。
佳月はその瓶に薄く開いた唇を寄せ黒い瘴気を吸い上げ《アタラクシア》の神々が造ったゴーレムの右目付近に息を吹き掛ければ黒い瘴気が吸い込まれていった。
「……やっぱり君は両眼があったほうが良い、もちろん今も良いけれど」
「久しぶりの自分の眼…ふふ、ありがとうございます。さ、お酒をどうぞ」
「ん、うまい」
ガラスの眼を指で取り出せば瓶の中の眼球が消え結羅の空洞の眼窩に収まる、甘栗色の髪と瞳は結羅に良く合う、結羅が嬉しそうに酒をグラスに注ぎかちりと佳月のグラスに合わせて鳴らし唇を湿らせる、佳月も上手い酒に良い気分で酔いもしないが酔ったような気分を味わった…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~お猿の星の少年王~
EP02 これって
「なにこれ?くえんの?」
『まき?』
『きき?』
森の奥へと進むと果物が生る木が幾つかあり唯苳は首を傾げると瓢箪のような赤い実を猿達が木に登り獲って来てくれ唯苳に渡す、猿達はしゃくしゃくと食べ始めるので食べてみれば苺のような酸味と甘さがあり美味しかった。
「うま、すげ。あっちの青いのとかは?」
あっという間に食べ終わり隣の木の青い瓢箪を指せば猿達は首を振りつつ1つ取ってくれる、匂いを嗅いでみれば特に匂いはなく試しに齧ってみれば…塩辛かった。
「うぇ、しょっぱ………しお?」
唯苳は首を傾げる、塩なら魚にまぶせると考え猿達に訊ねた。
「これ……あ、家庭科の教科書…もっとくれとって!他のも」
唯苳は考えが浮かび猿達に果物を獲るように頼む、猿達は不思議そうにしながらも持てるだけ持ってくれた…。
『弟はどうだ?目が覚めたか?』
「まだですね、夢でもみているのでは?」
『夢?魔人は夢を見ないが』
帝国のテントの中眠るグローリーの様子を見ながら蒐集家は画面越しのメシュレラと会話を行う、メシュレラの腕の中には兄のナビヤ、背中にはエクトとセレネがしがみつき離れない、少々困った表情を浮かべつつメシュレラは状況を確認した。
「メシュレラ、今一番状況が不味いのはグレスナーだ。彼とリュバシーの治療が優先だ、分かってくれ」
『……弟をそんな目に合わせた者を討てるのならば待つと言いたい所だが、兄やエクトにセレネ、それに空まで私を行くのを阻む…ここで待つしかない』
メシュレラは転移魔法が得意ではない、龍皇国から中継器を使えば帝国へ行く事も可能だが少しでも離れればナビヤは泣きエクト達は行く手を遮り空は転移を阻む。
「魔人や蟲が手を組むとは、貴方に此方へ余程行ってほしくないのでしょう」
『そのようだ、毒など身体が動けば常に回復し続ける。イリスとかいう存在を消し去りたいがお前達に委ねるように神々から言われたからな』
『うぇ』
『あう』
『メシューおやつ』
『たべよ』
『……お前たちは父親が心配ではないのか?おやつは野菜クッキーと蒸しパンだ』
『パパはだいじょうぶ』
『パパはもうすぐおきるよー』
子ども達の声、グローリーを心配しないでおやつを食べるというエクトとセレネに呆れたような声を出すが、エクト達はグローリーの無事を信じている。
『ぱぱ、はやく帰ってきてね』
『おやついっしょにたべよ』
エクトとセレネの可愛らしい声、グローリーの瞼がピクリと動き『ほら子ども達が呼んでいるから行くといい』という優しい声が耳元に聞こえた。
『うえ!うぇぇぇん』
『兄?また様子を見に来る』
急に激しく泣きじゃくるナビヤをメシュレラをあやし宙に浮かぶ画面が消える、蒐集家はそろそろ起きるだろうと大河に告げ、引き続き血清造りを行った。
Stage.8-14 回収は速やかに
メディエスカ達が少女を《療養街》に運んだ後からサニドツノスの動きは早かった、《意思の反映》に映し出される貴族の《意思の反映》の持ち主たちに自分の身分を明かし《意思の反映》は危険な物であり回収したいとサニドツノスが伝えれば目の前にまさか《バーススカ集合国》の盟主がいるとは俄かには信じられない貴族達だがカラエモの紋章が入った指輪を見せ、《選択の意思》を渡すのであれば《バーススカ集合国》との取引や千歳が《商業エリア》での商売等の許可を出すと言う事で貴族達は目の色を変えて《選択の意思》を嬉々として渡し貴族達からの回収は滞りなく完了した。
千歳は商業エリアへの通行証でもあるカードを渡し、明日《商業エリア》へいくつか中継器を使って来るように彼らに伝え、サニドツノスは《商業エリア》で集合国との取引について千早から話を聞くように千早に頼む。
「もうこんな時間になってしまったね、サニドツノスさんありがとうございました。夕食を一緒にどうです?」
「いや、戻る。取引を行う貴族達の書類を纏める必要があるからな」
「そうですか、ではまた明日」
「ああ、何かあればこの程度いくらでも手を貸そう」
「はい」
回収が全て終わったのは夜も深い時間、サニドツノスを夕食に誘うが首を横に振り転移札で帰って行く、千歳も舵達がいる孤児院へと転移した。
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「おかえりなさい、千歳」
「おかえりなさい、あの屋敷の人達はみんな元気になったよ」
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「優しく食べてくださいな」
「もちろん」
深夜の結羅の家を訪れた佳月、ノックし笑顔で迎えられ中へ招かれ用意されていた酒はさておき佳月は少しの間結羅を見つめ今夜の部位を決めた。
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「そうだろう、封印の解除は順調。もうじき君の身体は全てを取り戻す」
「はい」
収納から出したのは瓶の中で液体に満たされた茶色がかった眼球に黒い文字が刻まれ厭な瘴気を放っている。右目の黒い眼帯を外せば本当の眼球の代わりにガラスの義眼をはめ込んでいた。
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「……やっぱり君は両眼があったほうが良い、もちろん今も良いけれど」
「久しぶりの自分の眼…ふふ、ありがとうございます。さ、お酒をどうぞ」
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