あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解

《クナアンジ二ツ国》偏 no.11大河side 寄生植物?/《アーケディア》 偏 dress:69 迷子のうさぎさん  

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《クナアンジ二ツ国》偏 no.11大河side 寄生植物?
「これは…」
大河が兵士達に言われ転移で向かった先は《ツヴァルキア城》から離れた診療所のような場所、金に余裕というか生活が整っている平民が通う場所のようで古い建物だが清潔感がある。
その奥で荒い息遣いをしてベッドに寝かされている10歳程の子どもとその隣に立っている小さな子供、荒い息遣いをしている子どもは大河でも目を背けてしまいたくなる様相だった。
「こっちのちっこいのが背負って連れて来たんだ、大したもんだ。だがワシではどうにもできん、初めて見たぞ」
初老の診療所の薬師が立っている子どの頭を撫でてやる、肩を竦めてお手上げだとぼやく。
「はぁ…」
寝かされた子どもは息を吐くと体中から生えた藍色の草が動く、下手に抜いてしまっていいものか悩みどころだった。
「《寄生草》か」
「よく知っているな、寄生眼はたまーにいるがな。身体中を呑まれとる奴は初めてみたよ」
大河は《アタラクシア》で手に入れた本の知識をを脳内で探り答えに辿り着く、他の生物に寄生し魔力と養分を吸い取り成長し最後は宿主を殺す……だが、普通の人間が寄生されても魔力と肉体では然程育たず腐ってしまうと書いてあった。
「……」
この子どもは…試しに鑑定してみれば鬲比ココ?壼ョ滄ィ薙〒逕」縺セ繧後◆ 縲雁ッ?函闕峨?句卸騾?鬲疲ウ輔〒蜑オ騾?縺輔l縺溷ッ?函讀咲黄縺ォ蟇?函縺輔l縺ヲ縺?kと意味不明な言葉の羅列に気持ちが悪くなりそうで頭を振った。
「崇幸さん、千眼を連れてこちらに来てくれ」
大河は深く息を吐きスマートフォンで崇幸達を呼び、神々にどうすれば良いのか聞く事にし無表情に静かに立っている子どもに目を向けた…。

これから先は時を遡る……
「城がダンジョンになったって事で…スマホはダメだな、風早達とも連絡が取れないし」
「転移札と転移石も使えないな、普通に攻略して出るしかなさそうだな」
「……魔王殿、現状で分かる事はありますかな?」
『……ただじゃ答えねぇなぁ』
「ほら」
スマートフォンを出して確認するアコミア、キッフは周囲を確認し魔物等の気配ないか伺い、オジガトはこのダンジョンの情報を得ようと数外魔王に聞けば石を寄越せとにやりと笑うのでアコミアが収納ショルダーバッグから魔石を出して放った。
『空間が捻じれているぞ、上も下もない。そもそもボスがいるのかも此処からだとわからねぇな』
「そうですか、ならば此処にいても仕方あるまい。食料はあるな、武器もある…アコミア、キッフ、テオハリド様を守りながら出口を探す、くれぐれも油断せぬように」
『了解』
「あ…すみません…回復魔法や結界は張れます…」
「それは心強いな、頼んだ」
「よし、行こう。地図も書き込みつつ進もう。そうだ《魔王録》に写本はテオハリドさんが持っていてくれ」
申し訳なさそうにテオハリドが俯き収納袋が無いからとオジガトが預かり、キッフが笑顔を向け、アコミアが収納ショルダーバッグから紙とペンを出し火魔法で周囲を照らしつつ薄暗い道を進んで行く…。

《アーケディア》 偏 dress:69 迷子のうさぎさん
「どうぞ、お腹が空いていますね」
迷子のウサギの少女を連れてホテルの厨房に戻った外神と懐記、外神がサラダとスープと飲み物を用意し少女の前に並べていく、懐記はそれを見て疑問に思ったが何も言わず様子を見ていた。
「おいしい」
「良かったです、お金がないなら仕事紹介します。子供の振りをして食事を貰うのも大変ですね」
「……バレちゃった」
外神の言葉に少女が悪戯っぽい表情で舌を出す、そこからは豪快に食事を行いお代わりを頼む、良い食べっぷりに懐記も納得する、見ず知らずの子どもを両親も碌に探さず此処まで連れてきた上に食事を与えるのはらしくないと思ったらそうか、彼女は子どもだはないのだから親の見ていない所で食事を与えているという懸念も必要ない。
懐記はミルクとお菓子も追加し、少女基彼女が気が済むまで食べるのを見届けた。
「あー美味しかった!こんな美味しい食事産まれて初めて!ごめんなさい、騙すような事をして…つい最近この国に来たばかりなんだけれど…お金もあまりなくて…お礼…そうだわ!私の舞を見てくれる、お代にはならないけれどそれしかないの」
「へえ、いんじゃない」
お腹がいっぱいになり元気になった女性の表情が沈んだかと思えば良い案が思いついたとぱあっと明るくなり椅子から立ち上がる、懐記は元から金を貰う気もなかったが見せてくれるなら見たいと言い、彼女が静かに舞い始める。
服は着古したワンピースの様な服、だが彼女は食堂で優美に小さな手足を大胆に動かし、回っていく。
何処かバレエのような動きを彷彿とさせ爪先で回る様は花弁が風に揺られていく自由さを表現しているようで皆それに魅入る、やがて彼女の舞が静かに終わり優雅にスカートを摘まんで一礼すれば拍手が湧いた。
「綺麗だわ」
「はい」
「美しいですわね、旅の一座の方のようですわ」
いつの間にか戻っていた結羅も拍手を贈り、結羅は1つの良いアイディアを思いついた。



あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~お猿の星の少年王~
EP034 綺麗な石の先には
「きれいな木だな」
『もき!』
『きき!』
石を拾って進む先、開けた場所には透明な大樹が王者のような風格で存在していた。
根元も幹も枝も葉も全て透明で向こう側が見える、唯苳は綺麗だなと見惚れるが猿達は何処か焦ったような雰囲気で服の裾を引く。
「なんだよー」
猿達はとにかく焦って唯苳をその大樹から遠ざけようとするので良くない物なのだろうと、素直に従って気になりつつもその大樹から遠ざかった。
大樹は風もないのに枝を揺らし葉を落とす、落ちた葉は石へと変わった…。


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