あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

文字の大きさ
933 / 1,079
第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解

《クナアンジ二ツ国》偏 no.27 走れ/《アーケディア》 偏 dress:85 いつもの 

しおりを挟む
クナアンジ二ツ国》偏 no.27 走れ
「いつまで走ればいい?なんか地面の目踏んじゃってごめん」
「仕方ないだろう?出口がないんだ」
「う…すみません…私…もう…」
「テオハリドさん!俺が背負っていくからな」
「キッフ、テオハリド殿を頼む……幾らでも走り続けるのは構わんが…魔王殿達、このままでは行き倒れる、策が欲しい所じゃ」
眼が隙間なくギョロギョロと壁、天井、地面で動く階層をとにかく一直線に走る面々、アコミアが走っていく上で踏んでしまう眼に謝りつつ、テオハリドが最初に根を上げキッフが背負って走りその隣のオジガトが後ろを淡々と走るタナトスと空魔法で浮いているメンルェトとシャムに尋ねるが2名とも浮かない表情をしていた。
『ここは…魔法やスキルを使うと…重く感じるぞ…』
「はい…私は走るのが得意ではないので…魔法を使ってみましたが…空魔法は…身体が重く感じます…」
シャムとメンルェトが徐々に遅れをとっていく、眼は攻撃を仕掛けては来ないが余す事無く視られているらしく魔法を使うと身体に負荷を感じる。
「ここはそういう場所ですか、試してみますか?」
「この状況を楽しんでいるのは貴方だけですよ、早くなんとかしろ」
蒐集家が提案があると走りながら言えばタナトスが舌打ちをする、蒐集家が走りながら収納空間を開き外神がかつて作った2階建てのバスを出した。
「乗ってください…ああ、自動走行は無理な様ですね私が運転しましょう」
「すご!」
「乗るぞ!」
ドアを蒐集家が開け全員が乗り込み運転席に蒐集家が座りアクセルを踏み込んだ、速度は出ないが皆一旦安堵の表情を浮かべた…。

《アーケディア》 偏 dress:85 いつもの
『じゃ、住みたい人は来て。お金貰うけど』
やる気の感じられないカルテッド、アンスローポモフィク姿でスーツに仮面姿、不審者感丸出しだが待ちに待っていた《カルテッドタワー》の出現に大いに場は湧いていた。
懐記の提案で記念に酒を皆に振る舞われ、ホテルでもマンションでも乾杯との声が響き渡った。
外神が造った音だけなる花火が打ち上がり、更に場は大いに沸き立つ。
「酒が美味い」
「佳月はいつもうまいって言う」
「今日は特別美味い、世界に新しい文化が産まれる瞬間を見た」
「そう」
佳月が笑いながら酒を飲めばノイズが隣で呆れたように果実水を飲む、ノイズは酒が苦手でジュースや果実水を好み、佳月がグラスを向ければかちりと乾杯してノイズも良く冷えた果実水を飲む。
「どう?今日のジュースは?」
「いつもと同じ…おいしい…」
「それでいい」
「うん……」
佳月は笑いノイズも笑う、その隣でなんだかいつもよりたくさん食べ物を抱えいつもより食べ物を食べているイフタークから肉串を2本ノイズが奪い、1本を佳月に渡す。
「うん、うまい」
「酒飲むならつまみも食べて」
「ありがとう」
佳月が食べてノイズは笑う、肉串を取られたイフタークは面白くないと口を尖らせ佳月がクッキーを渡した。
「イフは食べすぎ」
「うまいから」
ノイズは呆れイフタークは真顔でもぐもぐと渡されたクッキーを食べる、佳月は笑って酒を追加し食べ終わった串を燃やしてクッキーを食べた…。



あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~その道は正しいのか選択は間違っていないのか誰も答えはくれない~
第漆話 酒場にて
「一番安い酒、1杯」
男はふらふらと雑多な酒場に入り、カウンターの隅に座って店主に手短に伝える。
店主は男の陰気な雰囲気に顔を顰めるが雑に水で薄めた酒を杯に注いで置く、男はその酒をちびちびと飲みながら周囲の音に耳を傾けた。
「あーくそ。負けた」
「勝った、良い酒追加で」
カードゲームに興じる男達や肉料理を味わう客達、五月蠅いと騒がしいと賑やかといった雰囲気が合う酒場の中で男の静かさは浮いていた。
従業員の若い娘に声を掛けたり、仕事の成果を話したり、恋人や夫婦の話しをしている、それに耳を傾け男はちびちびとゆっくり時間を掛けて安い酒を1杯飲み終わった。

「明日は仕事が休みだから酒が美味かったな!」
「あそこは安いが飯は不味い!だけど俺らにはそれがいい」
夜も大分深い時間、赤ら顔の男達が酒臭い息を吐き出し肩を組んで人気のない道を歩く。
「明日は娼館でもいくかー」
「よせよせ、金なんかないだろ」
「それもそうだな。あはは」
気持ちよく酔っている為笑い声もデカい、そんな中目の前にふらりと男が現れた。
「んだ?」
「あれ、さっき酒場にいた…」
「死に際の酒は美味かった?」
「はぁ?頭おかしいのか」
「どっか行け」
2人組は足を止める、男は一歩だけ男達に近づき手を振り上げる、肩を組んでいた片割れの男の右肩から胴が斜めに斬れずるりと下半身が地面に崩れ肩を組んでいた左肩の上半身が残りその軽さに悲鳴にもならない悲鳴を上げて友人の上半身と共に地面に尻もちをついた。
「お前も同じ」
友人が塵となっていく様を見つめ恐怖に顔をが染まる、ふらふらと男が近づき恐怖で固まる男の顔に手を翳しそして…。
「あ…」
男の首も自然に落ちて地面に転がる、そして先に塵になっていく友人の身体を死に際に眺めながら自身の身体も塵になって行くのを死に際の目に焼き付けた。
「死に際の酒は美味い?良かったじゃない、美味しい酒を飲めて」
そう男は言い残し、またふらふらと何処へ行ってしまった…。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜

九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます! って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。 ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。 転移初日からゴブリンの群れが襲来する。 和也はどうやって生き残るのだろうか。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...