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第017部 お祭りは片付けまでがお祭りです/お祭りは最後まで楽しむのがお祭りです
《ガルディア》偏 festival:032 ピクニック/ 《アーケディア》偏 festival:032 ピクニック?
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《ガルディア》偏 festival:032 ピクニック
「お昼にしよー」
『はーい』
《ザッタス国》の森の中、採取とピクニックがてら修道院の子ども達と魔人の子ども達に息抜きでやって来たイザラ達が晴海の合図で集まる、晴海とカンビでシートを敷き各自持ち寄った食事を並べていく。
「けっこう採った…」
「だな、この辺周辺取り尽くしたんじゃないか」
「それはそれで良いですよ、ここは植物が育ちやすいんですが人はあまり来ないですから」
「確かに魔物の気配がしますね、人は来ない方が良いでしょう」
イザラとイデアもグローリー達が持たせてくれたお弁当を広げオベリスカは食器を用意し、子ども達は並べたりコップを用意する。
腕に覚えがある冒険者パーティが来る位だ、今回はイザラ達がいるからと深い所まで来ている、ゴーレム達も連れているのではぐれたりする心配もない。
「おーい」
「ヤクハだ…」
「誰か連れているな」
「……」
準備が整いさあ食べようとすればヤクハが少し離れた場所で転移で現れ隣に誰か連れていたので、イザラもイデアもそちらを見てオベリスカは目を細めた。
「イザラ、イデア、この子は家ギルドで働く事になった…」
「フルトドット、フルトでいい」
「よろしく、イザラ」
「よろしくなー俺はイデア」
「俺は晴海だよ、この子は空!」
「私はオベリスカと申します、フルトさん」
「魔人やら救世主や精霊やら珍しい奴らの集まりだな」
ヤクハが隣にいた少年の紹介をし、自己紹介が済んだ後フルトドットは素っ気なく周囲を見渡す、不愛想で不機嫌そうな雰囲気の少年、ヤクハも持て余している感じが伝わってくる。
「フルト、お昼まだ?みんなでいまから食べるからいっしょに食べよう、ヤクハさんも」
「そうだな、フルト座ってくれ」
「…靴脱ぐの?」
「そのままでもいいよ」
「いや、脱ぐよ」
ヤクハが靴を脱ぎ座れば子ども達が集まってくる、フルトドットは少し考え靴を脱ぐ、素足だが足にはびっしりと文字が刻まれていた。
「これは……祈りと呪いですね…」
「ふええん!ふえーん」
「空、よしよし。え、痛くないの!?」
「別に平気、食事するんだろ」
オベリスカが冷静だが険しい表情を浮かべ急に泣く空をあやしながら晴海が尋ねるが何でもないと平然と胡坐を掻く、晴海は口を開こうとするがイザラが肩に手を置き箸と皿を渡しイデアは更におかずやパンを乗せフォークをフルトドットに渡した。
「空、よしよし。これはね、卵焼き!俺が焼いたの、こっちはイザラ達の家で揚げた唐揚げだよ」
「うまいなーこっちでも今夜揚げるか」
「……」
「美味くなかったのか?」
「いや、うまいんじゃない。その赤ん坊は蟲だろ、俺より弱いから泣いてるんだな」
「?味は?」
「俺、味分からないから」
『え』
ヤクハもイザラから受け取り皆食べ始める、おにぎりやサンドイッチをゴーレム達がお世話をしながら食べ、晴海も空に離乳食を食べさせようやく泣き止む、イザラが無表情に食べているフルトドットに聞けば事も無げに言われ皆驚く。
「貴方のそれは祈りと呪いが同時に発動している弊害ですね…」
「そうだよ、妖精と精霊の王様。別に困ってないから」
ヤクハもぎょっとするが渡された料理は食べ終わり晴海が追加におにぎりを渡す、フルトドットは首を傾げたがおにぎりを食べ……。
「すっぱ!何!なに!これすごいすっぱい!」
「あ、ごめん!梅干し!えーと、これ飲んで!」
「……これ…モギのミルク……嘘だろ味が分かる……」
口をすぼませ驚き叫ぶ、晴海が謝りながら近場にあったピッチャーからベルンの店から買ったモギのミルクを飲み更にフルトドットは味が分かると驚いた。
「フルト、だいじょうぶ?」
「…流石は救世主様って事…久しぶりに味がある物が食べられて良かったよ」
晴海が心配そうに言えば微かにフルトドットは苦笑いを浮かべ礼を言う、口の中の酸味とミルクの味はなんだかちぐはぐだった…。
《アーケディア》偏 festival:032 ピクニック?
『もちゃ!』
『ぎゅー』
『けこけこ』
本日は結婚式を終えたぎゅーとカエルともちゃ達に、ご馳走が食べられる気配を感じついて来たイフタークとイフタークが迷惑を掛けないようについて来たノイズで結羅から山頂の景色が良いと言われた山を登っていた。
「転移したい…」
「駄目、歩く」
イフタークはご飯目当てに来ているのでもう頂上に行きたい、ノイズはそれを制し景色を眺めながら歩く、久しぶりのゆっくりとした時間、この山は嘗て住んでいた村の山を思い出す、もちゃが意図せずに生態系を狂わせてしまった山だが懐かしい。
『も!』
「木の実美味しそう、持って帰ろう」
『ぎゅ!』
「キノコ……焼いた方が美味しいな」
「生で食べないで」
もちゃ達が食べられる果物や木の実を教えてくれ、ノイズが採取しているその横で気になった物をそのまま食べているのをノイズが注意する、もちゃは引きぎゅーはカエルに咲いている花を渡すとカエルは嬉しそうに食べ、タロとジロも周囲を警戒しながら野菜お化けやマンドランド達とのんびり歩いている。
然程高い山では無い為ゆっくり歩いてもそう時間は掛からず山頂へと到着し、イフタークはさっさと収納空間から敷物を用意するのでもちゃもお弁当を収納空間から出す。
「今日は全部もちゃたちが作ったから楽しみ、写真も撮る」
「はやくはやく」
「せかさないで」
収納空間から出されたのは野菜やキノコにチーズの塊、小さく切ったパン等が並べられノイズがワクワクとしている。
『も!』
魔法コンロに鍋を置き火を点け、マンドランド達が削ってくれたチーズにミルクと小麦粉とコショウで味付けし、お化け野菜達が具材に串を刺してくれる。
『ぎゅ!』
「何、餅もいけるのか!やる」
ぎゅーがイフタークに餅でも美味しいと言うと早速餅を出して細かくする、そうしていればチーズが温まりみんなで山頂でチーズフォンデュパーティを行った。
…後日、チーズフォンデュにはまりにはまったノイズとイフタークが毎晩チーズフォンデュ祭りを開催し《アタラクシア》から大量のチーズが送られ、色々な物をフォンデュし…《カルテッドタワー》に専門店が出来る程の熱狂的な流行が始まった。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
track.014 準備は念入りに
「きれいに解体出来てます、毛皮も綺麗ですし高く売れますよ」
「ミックすごいな」
「キノコと果物に薬草とえーと食べられる木の実も見つけたな」
森に行き獲物を見つけガブが矢を放ちミックがナイフ1本で解体しサックが肉を葉に包み、売る物を分け神器の収納空間にしまっていく、鍔騎は採取した物をしまって貰う。
「これだけ肉があればダンジョンは良いかな、じゃ買い物と買い取りにいこう」
街に向かって歩き出す、移動中に水や木の実を食べながら空腹を紛らわせた。
「買い取りありがとうございます、どれも良い状態ですね。牙、毛皮、骨全て合わせて40万アロでいかがです?」
傭兵ギルドは昼過ぎな為閑散とし買い取りもすぐに終わりサックも満足の行く額で納得しさっそく食材の買い込みに向かう、市場は人はまばらで静かな物だった。
「もう少し調味料が欲しいな」
「塩と砂糖位しかないよ」
「そうですね、塩も高いですし」
「そうか、砂糖も買うけど……ジャムを作って」
芋をまとめ買いし、砂糖と塩も買い傷んだ果物が安く売られていたのでジャムにしようと大量に買う、他にはないか周囲をきょろきょろしていると茣蓙に座った商人が気になり鍔騎は足を運ぶ。
「お客さん、まとめて買っていかないか?」
「これは豆?」
「そうさ、今日は売れ行きが悪くてね」
「そうか、お、こっちは」
「それはシチューに入れたり焼いて食うと美味い」
ざるに置かれた数種類の豆と白い人参と蕪のような野菜が目に入り、全て買うからかなり安くして貰う。
「後は日用品を買おう」
後は肉なら沢山あるからと、次は日用品を買いに向かった…。
「お昼にしよー」
『はーい』
《ザッタス国》の森の中、採取とピクニックがてら修道院の子ども達と魔人の子ども達に息抜きでやって来たイザラ達が晴海の合図で集まる、晴海とカンビでシートを敷き各自持ち寄った食事を並べていく。
「けっこう採った…」
「だな、この辺周辺取り尽くしたんじゃないか」
「それはそれで良いですよ、ここは植物が育ちやすいんですが人はあまり来ないですから」
「確かに魔物の気配がしますね、人は来ない方が良いでしょう」
イザラとイデアもグローリー達が持たせてくれたお弁当を広げオベリスカは食器を用意し、子ども達は並べたりコップを用意する。
腕に覚えがある冒険者パーティが来る位だ、今回はイザラ達がいるからと深い所まで来ている、ゴーレム達も連れているのではぐれたりする心配もない。
「おーい」
「ヤクハだ…」
「誰か連れているな」
「……」
準備が整いさあ食べようとすればヤクハが少し離れた場所で転移で現れ隣に誰か連れていたので、イザラもイデアもそちらを見てオベリスカは目を細めた。
「イザラ、イデア、この子は家ギルドで働く事になった…」
「フルトドット、フルトでいい」
「よろしく、イザラ」
「よろしくなー俺はイデア」
「俺は晴海だよ、この子は空!」
「私はオベリスカと申します、フルトさん」
「魔人やら救世主や精霊やら珍しい奴らの集まりだな」
ヤクハが隣にいた少年の紹介をし、自己紹介が済んだ後フルトドットは素っ気なく周囲を見渡す、不愛想で不機嫌そうな雰囲気の少年、ヤクハも持て余している感じが伝わってくる。
「フルト、お昼まだ?みんなでいまから食べるからいっしょに食べよう、ヤクハさんも」
「そうだな、フルト座ってくれ」
「…靴脱ぐの?」
「そのままでもいいよ」
「いや、脱ぐよ」
ヤクハが靴を脱ぎ座れば子ども達が集まってくる、フルトドットは少し考え靴を脱ぐ、素足だが足にはびっしりと文字が刻まれていた。
「これは……祈りと呪いですね…」
「ふええん!ふえーん」
「空、よしよし。え、痛くないの!?」
「別に平気、食事するんだろ」
オベリスカが冷静だが険しい表情を浮かべ急に泣く空をあやしながら晴海が尋ねるが何でもないと平然と胡坐を掻く、晴海は口を開こうとするがイザラが肩に手を置き箸と皿を渡しイデアは更におかずやパンを乗せフォークをフルトドットに渡した。
「空、よしよし。これはね、卵焼き!俺が焼いたの、こっちはイザラ達の家で揚げた唐揚げだよ」
「うまいなーこっちでも今夜揚げるか」
「……」
「美味くなかったのか?」
「いや、うまいんじゃない。その赤ん坊は蟲だろ、俺より弱いから泣いてるんだな」
「?味は?」
「俺、味分からないから」
『え』
ヤクハもイザラから受け取り皆食べ始める、おにぎりやサンドイッチをゴーレム達がお世話をしながら食べ、晴海も空に離乳食を食べさせようやく泣き止む、イザラが無表情に食べているフルトドットに聞けば事も無げに言われ皆驚く。
「貴方のそれは祈りと呪いが同時に発動している弊害ですね…」
「そうだよ、妖精と精霊の王様。別に困ってないから」
ヤクハもぎょっとするが渡された料理は食べ終わり晴海が追加におにぎりを渡す、フルトドットは首を傾げたがおにぎりを食べ……。
「すっぱ!何!なに!これすごいすっぱい!」
「あ、ごめん!梅干し!えーと、これ飲んで!」
「……これ…モギのミルク……嘘だろ味が分かる……」
口をすぼませ驚き叫ぶ、晴海が謝りながら近場にあったピッチャーからベルンの店から買ったモギのミルクを飲み更にフルトドットは味が分かると驚いた。
「フルト、だいじょうぶ?」
「…流石は救世主様って事…久しぶりに味がある物が食べられて良かったよ」
晴海が心配そうに言えば微かにフルトドットは苦笑いを浮かべ礼を言う、口の中の酸味とミルクの味はなんだかちぐはぐだった…。
《アーケディア》偏 festival:032 ピクニック?
『もちゃ!』
『ぎゅー』
『けこけこ』
本日は結婚式を終えたぎゅーとカエルともちゃ達に、ご馳走が食べられる気配を感じついて来たイフタークとイフタークが迷惑を掛けないようについて来たノイズで結羅から山頂の景色が良いと言われた山を登っていた。
「転移したい…」
「駄目、歩く」
イフタークはご飯目当てに来ているのでもう頂上に行きたい、ノイズはそれを制し景色を眺めながら歩く、久しぶりのゆっくりとした時間、この山は嘗て住んでいた村の山を思い出す、もちゃが意図せずに生態系を狂わせてしまった山だが懐かしい。
『も!』
「木の実美味しそう、持って帰ろう」
『ぎゅ!』
「キノコ……焼いた方が美味しいな」
「生で食べないで」
もちゃ達が食べられる果物や木の実を教えてくれ、ノイズが採取しているその横で気になった物をそのまま食べているのをノイズが注意する、もちゃは引きぎゅーはカエルに咲いている花を渡すとカエルは嬉しそうに食べ、タロとジロも周囲を警戒しながら野菜お化けやマンドランド達とのんびり歩いている。
然程高い山では無い為ゆっくり歩いてもそう時間は掛からず山頂へと到着し、イフタークはさっさと収納空間から敷物を用意するのでもちゃもお弁当を収納空間から出す。
「今日は全部もちゃたちが作ったから楽しみ、写真も撮る」
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「せかさないで」
収納空間から出されたのは野菜やキノコにチーズの塊、小さく切ったパン等が並べられノイズがワクワクとしている。
『も!』
魔法コンロに鍋を置き火を点け、マンドランド達が削ってくれたチーズにミルクと小麦粉とコショウで味付けし、お化け野菜達が具材に串を刺してくれる。
『ぎゅ!』
「何、餅もいけるのか!やる」
ぎゅーがイフタークに餅でも美味しいと言うと早速餅を出して細かくする、そうしていればチーズが温まりみんなで山頂でチーズフォンデュパーティを行った。
…後日、チーズフォンデュにはまりにはまったノイズとイフタークが毎晩チーズフォンデュ祭りを開催し《アタラクシア》から大量のチーズが送られ、色々な物をフォンデュし…《カルテッドタワー》に専門店が出来る程の熱狂的な流行が始まった。
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「もう少し調味料が欲しいな」
「塩と砂糖位しかないよ」
「そうですね、塩も高いですし」
「そうか、砂糖も買うけど……ジャムを作って」
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「お客さん、まとめて買っていかないか?」
「これは豆?」
「そうさ、今日は売れ行きが悪くてね」
「そうか、お、こっちは」
「それはシチューに入れたり焼いて食うと美味い」
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後は肉なら沢山あるからと、次は日用品を買いに向かった…。
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ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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