33 / 163
第5章 継承と導く者
卒業試験
しおりを挟む
今クロノスと亮太は世界樹の周りのクレーターの中心で刀を構えて向き合っている。
その理由はクロノスが今朝唐突に言ったことが始まりだ。
『今日は暁流の卒業試験じゃ方法は簡単。儂と勝負するのじゃ』
「クロノスと…勝負?」
『そうじゃ…武具の能力は使用禁止…純粋な剣技でのみの勝負じゃ』
そして今に至る…
『準備は良いか?』
「あぁ…いつでも」
『では……ゆくぞ!』
クロノスと同時に亮太は飛び出す。
「弐ノ型 飛翔!」
初めに亮太が仕掛け、飛ぶ斬撃がクロノスに襲いかかる。
『弐ノ型 飛翔!』
クロノスも斬撃を飛ばし、亮太の斬撃を防ぐ。
「…ふっ!」
その瞬間クロノスの後ろから亮太が斬りかかるが、気付いていたクロノスは難無く避け反撃に出る。
キンッ!キンッ!
村正とクロノスの持つ刀、霊皇がぶつかり合う音が辺りに響く。
そのスピードはとてつもなく早い。
暁流の縮地と呼ばれる移動方によりいきなりトップスピードで移動出来るので、もし見ているものがいれば消えたように見えただろう。
「弐ノ型 飛翔……乱撃!」
亮太はクロノスから距離を取ると同時に斬撃を無数に飛ばす。
ドゴォーン
クロノスがいた場所に斬撃が当たり砂埃が舞う。
(まだだ!)
こんなものでクロノスがやられるわけないので亮太は追撃に出る。
「参ノ型 嵐戒!」
村正の刀身に魔力が回転しながら留まっている。
ブオッ
砂埃が急に晴れてクロノスが猛スピードで亮太に向かってくる。
そして刀が交差する。
2人は回転しながら別方向へと吹っ飛ばされる。
クロノスも嵐戒を使っていたようだ。
暁流参ノ型 嵐戒
刀身で魔力が渦となり殺傷能力をあげ、相手を吹き飛ばす型。
吹き飛ばされた亮太は体制を整えるとその場から跳躍し、まるで空中に足場でもあるかのように空へと登っていく。
実は魔力は一定の密度を保てば触れることが出来るの、それを足場にしている。
雲の高さまで登り、目に魔力を集めて活性化により視力をあげ、下にいるクロノスを見下ろす。
クロノスも視力を上げて亮太を見ている。
そして……亮太は下に向かって下降する。
猛スピードで下降しながら亮太は呟く。
「……魔装…」
透明な魔力と氣が身体に纏わりつく。
そう…クロノスも亮太も今まで魔装を使わず凄まじい戦闘を繰り広げていたのだ。
暁流は魔装状態でなければ本来の威力を発揮できないのだが……高いステータスによって、魔装なしでもかなりの威力で型を放つことができる。
そして足裏から魔力を勢い良く噴射し加速する。
クロノスも魔装をし、落ちてくる亮太に向かって跳躍した。
ドガァァーーーン
2人がぶつかった時、森全体が揺れるほどの衝撃が広がった。
その衝撃で砂嵐と表現できるような砂埃が舞い、空から2つの影がクレーターへと落ちていく。
ドンッ!
その影が地面に激突する。
砂埃が晴れると2人の姿が鮮明になる。
あれほどの衝撃でぶつかったのにも関わらず亮太とクロノスは全くの無傷だった。
2人は無言のまま向き合う。そして……
キンッ キンッ キンッ
またも目にも留まらぬ速さでぶつかり、辺りに刀の交差する音が響き渡る。
「砕!」
村正を地面に刺して、クロノスの方へと薙ぎ払う。
ドドドドドドッ
薙ぎ払うと地面から土砂の雪崩が発生しクロノスへと迫る。
暁流 砕
参ノ型 嵐戒を利用して土砂を相手にぶつける応用技。
暁流には基本の型を応用した技がいくつかあるのだ。
クロノスは亮太の砕を難なくかわし、お返しとばかりに無数の飛翔を放ってくる。
亮太も無数の飛翔を難なく躱す。
「打開策が必要だな」
この均衡を崩すため亮太は行動に移る。
『ふむ…なにかしよるな』
クロノスも亮太の雰囲気が少し変わったのを感じとり警戒する。
亮太は村正を鞘に収め、腰を低くして構える。
『むっ!…抜刀術か!…』
「そうだ…我流だがな…」
『暁流には確かに抜刀の型はない…いや…正確には今まで誰も暁流の抜刀術を考案出来なかったのじゃ』
「なら見極めてくれ…」
『うむ!』
亮太は抜刀の構えを取りながら鞘の中にどんどん魔力と氣を込める。
『………………………』
クロノスはジッと亮太を観察しているが、決して警戒は怠らない。
そして…
「いくぞ…暁流抜刀術 破常」
亮太が動いた。
『なぬっ!』
クロノスは驚きで目を見開いた。
そう…亮太はその場で抜刀したのだ。
普通、抜刀術は相手の懐まで踏み込むものだ。
今亮太とクロノスの距離は20mは離れている。だからクロノスは距離を詰めてくると思っていたのだが、大きく予想が外れた。
クロノスは目の前に自身の得物である刀を構え、衝撃を受け止めようとした。
クロノスの考えでは暁流弐ノ型 飛翔を鞘の中で極限まで威力を高め、それを抜刀術特有の速さで打つ技という見解だ。
そして…
亮太が放った破常がクロノスに迫る。
『!!!!!!!』
クロノスは魔装を極限まで高めて無理やり跳躍することで破常を避けた。
『今のは…』
クロノスは呆気にとられている。
チャキッ
「俺の勝ちだ」
クロノスが呆気にとられている隙に亮太は背後を取った。
『む…儂がこんな負け方をするとは…』
「勝ちは勝ちだ」
『その通りじゃ…それにしてもあの技…』
「破常か?かなりの威力だろ」
『そのようじゃ…避けなければ真っ二つだったじゃろうな』
「考えた俺がいうのもなんだが……切るというより断つって表現をするべきだな」
亮太は破常が飛んだ方を見る。
そこには僅かにずれた景色が広がっている。
言葉通り、景色がずれているのだ。
『空間を断ち切っているのぅ…多用は禁物な代物じゃの』
「しばらくすればズレも治るんだけどな」
『それでもじゃ……しかし鞘に極限まで力を貯め、抜刀術特有の摩擦などを組み合わせるとこんな事が起こるのは知らなかったのぅ』
「偶然の産物だよ」
『だが見事な技じゃ…破常か……暁流抜刀術として正式に採用じゃな』
「そうか!」
『新たな型の誕生じゃな…』
「これからも増やしていいのか?」
『そんな簡単に出来るもんでもないが…型と成りうる技があれば作れば良い…型として定めた方が上達も早いからな』
「わかった」
こうして暁流に新たな型、暁流抜刀術 破常が誕生した。
余談だが、暁流に新たな型が出来たのは実に300年ぶりの事だった。
前回型を作ったのはもちろんクロノスだ。
暁流は壱から肆ノ型を基本とし、その型を応用して使用する事が多いため、新たな型が生まれることはほとんど無いに等しかったのだ。
その理由はクロノスが今朝唐突に言ったことが始まりだ。
『今日は暁流の卒業試験じゃ方法は簡単。儂と勝負するのじゃ』
「クロノスと…勝負?」
『そうじゃ…武具の能力は使用禁止…純粋な剣技でのみの勝負じゃ』
そして今に至る…
『準備は良いか?』
「あぁ…いつでも」
『では……ゆくぞ!』
クロノスと同時に亮太は飛び出す。
「弐ノ型 飛翔!」
初めに亮太が仕掛け、飛ぶ斬撃がクロノスに襲いかかる。
『弐ノ型 飛翔!』
クロノスも斬撃を飛ばし、亮太の斬撃を防ぐ。
「…ふっ!」
その瞬間クロノスの後ろから亮太が斬りかかるが、気付いていたクロノスは難無く避け反撃に出る。
キンッ!キンッ!
村正とクロノスの持つ刀、霊皇がぶつかり合う音が辺りに響く。
そのスピードはとてつもなく早い。
暁流の縮地と呼ばれる移動方によりいきなりトップスピードで移動出来るので、もし見ているものがいれば消えたように見えただろう。
「弐ノ型 飛翔……乱撃!」
亮太はクロノスから距離を取ると同時に斬撃を無数に飛ばす。
ドゴォーン
クロノスがいた場所に斬撃が当たり砂埃が舞う。
(まだだ!)
こんなものでクロノスがやられるわけないので亮太は追撃に出る。
「参ノ型 嵐戒!」
村正の刀身に魔力が回転しながら留まっている。
ブオッ
砂埃が急に晴れてクロノスが猛スピードで亮太に向かってくる。
そして刀が交差する。
2人は回転しながら別方向へと吹っ飛ばされる。
クロノスも嵐戒を使っていたようだ。
暁流参ノ型 嵐戒
刀身で魔力が渦となり殺傷能力をあげ、相手を吹き飛ばす型。
吹き飛ばされた亮太は体制を整えるとその場から跳躍し、まるで空中に足場でもあるかのように空へと登っていく。
実は魔力は一定の密度を保てば触れることが出来るの、それを足場にしている。
雲の高さまで登り、目に魔力を集めて活性化により視力をあげ、下にいるクロノスを見下ろす。
クロノスも視力を上げて亮太を見ている。
そして……亮太は下に向かって下降する。
猛スピードで下降しながら亮太は呟く。
「……魔装…」
透明な魔力と氣が身体に纏わりつく。
そう…クロノスも亮太も今まで魔装を使わず凄まじい戦闘を繰り広げていたのだ。
暁流は魔装状態でなければ本来の威力を発揮できないのだが……高いステータスによって、魔装なしでもかなりの威力で型を放つことができる。
そして足裏から魔力を勢い良く噴射し加速する。
クロノスも魔装をし、落ちてくる亮太に向かって跳躍した。
ドガァァーーーン
2人がぶつかった時、森全体が揺れるほどの衝撃が広がった。
その衝撃で砂嵐と表現できるような砂埃が舞い、空から2つの影がクレーターへと落ちていく。
ドンッ!
その影が地面に激突する。
砂埃が晴れると2人の姿が鮮明になる。
あれほどの衝撃でぶつかったのにも関わらず亮太とクロノスは全くの無傷だった。
2人は無言のまま向き合う。そして……
キンッ キンッ キンッ
またも目にも留まらぬ速さでぶつかり、辺りに刀の交差する音が響き渡る。
「砕!」
村正を地面に刺して、クロノスの方へと薙ぎ払う。
ドドドドドドッ
薙ぎ払うと地面から土砂の雪崩が発生しクロノスへと迫る。
暁流 砕
参ノ型 嵐戒を利用して土砂を相手にぶつける応用技。
暁流には基本の型を応用した技がいくつかあるのだ。
クロノスは亮太の砕を難なくかわし、お返しとばかりに無数の飛翔を放ってくる。
亮太も無数の飛翔を難なく躱す。
「打開策が必要だな」
この均衡を崩すため亮太は行動に移る。
『ふむ…なにかしよるな』
クロノスも亮太の雰囲気が少し変わったのを感じとり警戒する。
亮太は村正を鞘に収め、腰を低くして構える。
『むっ!…抜刀術か!…』
「そうだ…我流だがな…」
『暁流には確かに抜刀の型はない…いや…正確には今まで誰も暁流の抜刀術を考案出来なかったのじゃ』
「なら見極めてくれ…」
『うむ!』
亮太は抜刀の構えを取りながら鞘の中にどんどん魔力と氣を込める。
『………………………』
クロノスはジッと亮太を観察しているが、決して警戒は怠らない。
そして…
「いくぞ…暁流抜刀術 破常」
亮太が動いた。
『なぬっ!』
クロノスは驚きで目を見開いた。
そう…亮太はその場で抜刀したのだ。
普通、抜刀術は相手の懐まで踏み込むものだ。
今亮太とクロノスの距離は20mは離れている。だからクロノスは距離を詰めてくると思っていたのだが、大きく予想が外れた。
クロノスは目の前に自身の得物である刀を構え、衝撃を受け止めようとした。
クロノスの考えでは暁流弐ノ型 飛翔を鞘の中で極限まで威力を高め、それを抜刀術特有の速さで打つ技という見解だ。
そして…
亮太が放った破常がクロノスに迫る。
『!!!!!!!』
クロノスは魔装を極限まで高めて無理やり跳躍することで破常を避けた。
『今のは…』
クロノスは呆気にとられている。
チャキッ
「俺の勝ちだ」
クロノスが呆気にとられている隙に亮太は背後を取った。
『む…儂がこんな負け方をするとは…』
「勝ちは勝ちだ」
『その通りじゃ…それにしてもあの技…』
「破常か?かなりの威力だろ」
『そのようじゃ…避けなければ真っ二つだったじゃろうな』
「考えた俺がいうのもなんだが……切るというより断つって表現をするべきだな」
亮太は破常が飛んだ方を見る。
そこには僅かにずれた景色が広がっている。
言葉通り、景色がずれているのだ。
『空間を断ち切っているのぅ…多用は禁物な代物じゃの』
「しばらくすればズレも治るんだけどな」
『それでもじゃ……しかし鞘に極限まで力を貯め、抜刀術特有の摩擦などを組み合わせるとこんな事が起こるのは知らなかったのぅ』
「偶然の産物だよ」
『だが見事な技じゃ…破常か……暁流抜刀術として正式に採用じゃな』
「そうか!」
『新たな型の誕生じゃな…』
「これからも増やしていいのか?」
『そんな簡単に出来るもんでもないが…型と成りうる技があれば作れば良い…型として定めた方が上達も早いからな』
「わかった」
こうして暁流に新たな型、暁流抜刀術 破常が誕生した。
余談だが、暁流に新たな型が出来たのは実に300年ぶりの事だった。
前回型を作ったのはもちろんクロノスだ。
暁流は壱から肆ノ型を基本とし、その型を応用して使用する事が多いため、新たな型が生まれることはほとんど無いに等しかったのだ。
1
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる