95 / 103
第九十五話:骨肉相食む
しおりを挟む
森を抜けたときもまだアストレアの息はあった。大量朱けっつしていたのに――。タフな女だ。心底感服する。
陣地にたどりついて治療を施せば助かるかもしれない。
いや、助かるはずだ。だっておれが恋した将軍だもの。
胸の内の期待がわずかに膨らんだ。
森ですれ違った兵たちの話はウソだった。
王太子はいまだ健在である。
「クソ女、売女、淫売、あばずれ、どこ行った。出てこい!」
白銀色の鎧に身を包んだ偉丈夫は呪詛を吐きながら、王の死も、後続歩兵の壊滅もまるで関係なかったようにフォルザ陣地の中央で刀を振るっている。
王太子率いる騎兵はすべて戦地に投入されたようだ。
辺りは死体で埋め尽くされ戦列なんてクソくらえ、敵味方わからぬ乱戦になっていた。
ひときわ目立つふたつの人影。
王太子とフォルザ。
フォルザは森から引っこ抜いたであろう落ち葉のついた木の幹を薙刀みたいに振り回し、敵騎兵を弾き飛ばしていく。
落馬した騎兵には容赦なく金に目がくらんだ荒くれどもが襲撃する。
血みどろの白兵戦が目の前で繰り広げられていた。
王太子がとうとうフォルザを発見した。
人の丈ほどある巨大な剣を片手にフォルザ向けて突進する。
しかしそこにひとりの騎兵が横槍を入れる。
騎兵はありふれた鎧兜に身を包んでいる。
目印になるようなものは何も身に着けていない。
すぐさま王太子と騎士の火花散る一対一の戦いが始まった。
剣閃同士がぶつかり合い美しくも残酷な旋律をかなでる。
あの騎兵はだれだ? 味方のはずだが記憶にない。
修道騎士ならもっと軽装だし荒くれは馬には乗らない。キンキン声のバカがあんな見事な剣さばきを持っているとは思い難い。
はて知らぬうちに応援でも頼んだろうか。
王太子と謎の騎兵は一進一退の攻防を続けている。
――と王太子が間合いを取った。
次の瞬間、馬を反転させバカでかい剣を両手持ちし袈裟切りを放つ。
謎の騎兵がサーベルを水平に掲げ防御姿勢をとる。
火花とともに謎の騎兵のサーベルが根元からぽっきりと折れた。
王太子はただちに二の太刀を振るう。煌めく剣閃がうなりをあげて謎の騎兵の頭部を襲う。
兜が真っ二つに割れ、宙に飛ぶ。
王太子は余勢を駆って謎の騎兵のかたわらを走り抜ける。
斬られた謎の騎兵はどうと落馬――しなかった。
騎兵は刃が触れる瞬間、首をカメのように鎧にひっこめ、剣筋から逃れたのだ。
兜が外れた。謎の騎兵の素顔が陰り始めた夕陽に照らし出された。
ジュリだった。
将軍の隠し子、おれの弟分、新婚ホヤホヤのジュリだった。
ときほどけた豊かな銀髪はオレンジ色に染まり、悠然と風に流れている。
勢いのままジュリの後方まで進み振り返った王太子の剣の切っ先が力なく垂れた。
王太子はヘビ女に見つめられた石像のように硬直していた。
「隙あり!」
フォルザが両手に木の幹を抱え、戦場に立ちすくんだ王太子に攻撃する。
「敵将うちとったり!! がはははは!!!!」
王太子の手が動いた。呆然としつつも無意識に王太子はフォルザを迎撃していた。
「あふん!」
水平に振られた剣がフォルザを吹き飛ばした。
手にした幹に一撃を受けたフォルザは落馬し、地面を三回ほど転がるとノビてしまった。
「お前はだれだ?」
王太子が兜の奥からジュリに問う。
そういえば王太子もジュリによく似た銀髪だった。
この世界でこんな美しい銀髪なんて見たことない。まるで兄弟みたいだ。
まさか――。そんなまさか――。
ジュリが笑った。美しいほほえみだ。
「お兄ちゃん、初めまして。会えてうれしいよ」
ジュリは折れた剣を捨てる。
「でも初めてあった場所が戦場とはね……しかも敵同士でね」
腰の短銃を引き抜くと王太子にむけた。
「願ってもない機会だよ。運命の女神に感謝しなきゃ」
「――ま、まさか」
王太子は面頬を跳ね上げた。
弟と瓜二つの甘い美貌が兜の隙間からのぞく。
しかし血走り飛び出さんばかりに見開かれた目は、十人の乙女のうち九人は恋に落ちるであろう彼の美貌を台無しにしていた。
引き金にかかったジュリの指に力がこもる。
「さよなら、お兄ちゃん。罪深き女から、罪深き腹から産まれたお兄ちゃん……」
王太子は剣を構え直し――
撃鉄が落ちた。
破裂音。
王太子の鏡のような鎧の腹に大穴があいた。
前のめりに倒れる。
馬首を抱え何とかこらえる王太子の腕には、もはや自身と鎧を支える力はない。
王太子はずるりと馬の背から滑り落ちた。
「殿下! 殿下!」
取り巻きが飛んできた。
「殿下を救出せよ!」
「撃て! 撃て! 全員ぶっ殺すのよ」
ジュリの銃声で目を覚ましたフォルザが叫ぶ。
残存の修道騎士と荒くれが落馬した王太子にむけて突進する。
また乱戦――
お供の騎兵は主君のピンチに何万倍もの力を発揮した。
修道騎士もならず者も吹っ飛ばし、主の身体を死体の山から、掘り出す。
王子の鎧は、べちゃついた肉と血にまみれ、肉屋のオヤジのエプロンみたいに赤黒く汚れていた。
取り巻きは主君の死体を担ぎ上げるとフォルザたちに背を向け去っていった。
「これで終わり……かしら」
川と森と丘に囲まれた狭い平地は静けさを取り戻していた。
屍肉を狙う飢えた猛禽どもが上空をゆっくりと旋回している。
風が吹き、キターラのそばで起きた森林火災の焦げた匂いが漂ってきた。
死臭と混じり合い吐き気を催すような匂いとなる。
フォルザがお尻を地面につけたままいった。
彼女の上気した表情に生気はなく、夢の中にいるようであった。
「勝利ってことでいいかな? あたしはまだ生きているし、邪魔者は去ったし……」
「いいんじゃないかな」
ジュリが馬上からフォルザを見下ろしながらこたえた。
手にした銃口からは紫色の煙が立ち上っていた。
陣地にたどりついて治療を施せば助かるかもしれない。
いや、助かるはずだ。だっておれが恋した将軍だもの。
胸の内の期待がわずかに膨らんだ。
森ですれ違った兵たちの話はウソだった。
王太子はいまだ健在である。
「クソ女、売女、淫売、あばずれ、どこ行った。出てこい!」
白銀色の鎧に身を包んだ偉丈夫は呪詛を吐きながら、王の死も、後続歩兵の壊滅もまるで関係なかったようにフォルザ陣地の中央で刀を振るっている。
王太子率いる騎兵はすべて戦地に投入されたようだ。
辺りは死体で埋め尽くされ戦列なんてクソくらえ、敵味方わからぬ乱戦になっていた。
ひときわ目立つふたつの人影。
王太子とフォルザ。
フォルザは森から引っこ抜いたであろう落ち葉のついた木の幹を薙刀みたいに振り回し、敵騎兵を弾き飛ばしていく。
落馬した騎兵には容赦なく金に目がくらんだ荒くれどもが襲撃する。
血みどろの白兵戦が目の前で繰り広げられていた。
王太子がとうとうフォルザを発見した。
人の丈ほどある巨大な剣を片手にフォルザ向けて突進する。
しかしそこにひとりの騎兵が横槍を入れる。
騎兵はありふれた鎧兜に身を包んでいる。
目印になるようなものは何も身に着けていない。
すぐさま王太子と騎士の火花散る一対一の戦いが始まった。
剣閃同士がぶつかり合い美しくも残酷な旋律をかなでる。
あの騎兵はだれだ? 味方のはずだが記憶にない。
修道騎士ならもっと軽装だし荒くれは馬には乗らない。キンキン声のバカがあんな見事な剣さばきを持っているとは思い難い。
はて知らぬうちに応援でも頼んだろうか。
王太子と謎の騎兵は一進一退の攻防を続けている。
――と王太子が間合いを取った。
次の瞬間、馬を反転させバカでかい剣を両手持ちし袈裟切りを放つ。
謎の騎兵がサーベルを水平に掲げ防御姿勢をとる。
火花とともに謎の騎兵のサーベルが根元からぽっきりと折れた。
王太子はただちに二の太刀を振るう。煌めく剣閃がうなりをあげて謎の騎兵の頭部を襲う。
兜が真っ二つに割れ、宙に飛ぶ。
王太子は余勢を駆って謎の騎兵のかたわらを走り抜ける。
斬られた謎の騎兵はどうと落馬――しなかった。
騎兵は刃が触れる瞬間、首をカメのように鎧にひっこめ、剣筋から逃れたのだ。
兜が外れた。謎の騎兵の素顔が陰り始めた夕陽に照らし出された。
ジュリだった。
将軍の隠し子、おれの弟分、新婚ホヤホヤのジュリだった。
ときほどけた豊かな銀髪はオレンジ色に染まり、悠然と風に流れている。
勢いのままジュリの後方まで進み振り返った王太子の剣の切っ先が力なく垂れた。
王太子はヘビ女に見つめられた石像のように硬直していた。
「隙あり!」
フォルザが両手に木の幹を抱え、戦場に立ちすくんだ王太子に攻撃する。
「敵将うちとったり!! がはははは!!!!」
王太子の手が動いた。呆然としつつも無意識に王太子はフォルザを迎撃していた。
「あふん!」
水平に振られた剣がフォルザを吹き飛ばした。
手にした幹に一撃を受けたフォルザは落馬し、地面を三回ほど転がるとノビてしまった。
「お前はだれだ?」
王太子が兜の奥からジュリに問う。
そういえば王太子もジュリによく似た銀髪だった。
この世界でこんな美しい銀髪なんて見たことない。まるで兄弟みたいだ。
まさか――。そんなまさか――。
ジュリが笑った。美しいほほえみだ。
「お兄ちゃん、初めまして。会えてうれしいよ」
ジュリは折れた剣を捨てる。
「でも初めてあった場所が戦場とはね……しかも敵同士でね」
腰の短銃を引き抜くと王太子にむけた。
「願ってもない機会だよ。運命の女神に感謝しなきゃ」
「――ま、まさか」
王太子は面頬を跳ね上げた。
弟と瓜二つの甘い美貌が兜の隙間からのぞく。
しかし血走り飛び出さんばかりに見開かれた目は、十人の乙女のうち九人は恋に落ちるであろう彼の美貌を台無しにしていた。
引き金にかかったジュリの指に力がこもる。
「さよなら、お兄ちゃん。罪深き女から、罪深き腹から産まれたお兄ちゃん……」
王太子は剣を構え直し――
撃鉄が落ちた。
破裂音。
王太子の鏡のような鎧の腹に大穴があいた。
前のめりに倒れる。
馬首を抱え何とかこらえる王太子の腕には、もはや自身と鎧を支える力はない。
王太子はずるりと馬の背から滑り落ちた。
「殿下! 殿下!」
取り巻きが飛んできた。
「殿下を救出せよ!」
「撃て! 撃て! 全員ぶっ殺すのよ」
ジュリの銃声で目を覚ましたフォルザが叫ぶ。
残存の修道騎士と荒くれが落馬した王太子にむけて突進する。
また乱戦――
お供の騎兵は主君のピンチに何万倍もの力を発揮した。
修道騎士もならず者も吹っ飛ばし、主の身体を死体の山から、掘り出す。
王子の鎧は、べちゃついた肉と血にまみれ、肉屋のオヤジのエプロンみたいに赤黒く汚れていた。
取り巻きは主君の死体を担ぎ上げるとフォルザたちに背を向け去っていった。
「これで終わり……かしら」
川と森と丘に囲まれた狭い平地は静けさを取り戻していた。
屍肉を狙う飢えた猛禽どもが上空をゆっくりと旋回している。
風が吹き、キターラのそばで起きた森林火災の焦げた匂いが漂ってきた。
死臭と混じり合い吐き気を催すような匂いとなる。
フォルザがお尻を地面につけたままいった。
彼女の上気した表情に生気はなく、夢の中にいるようであった。
「勝利ってことでいいかな? あたしはまだ生きているし、邪魔者は去ったし……」
「いいんじゃないかな」
ジュリが馬上からフォルザを見下ろしながらこたえた。
手にした銃口からは紫色の煙が立ち上っていた。
0
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
最強剣士が転生した世界は魔法しかない異世界でした! ~基礎魔法しか使えませんが魔法剣で成り上がります~
渡琉兎
ファンタジー
政権争いに巻き込まれた騎士団長で天才剣士のアルベルト・マリノワーナ。
彼はどこにも属していなかったが、敵に回ると厄介だという理由だけで毒を盛られて殺されてしまった。
剣の道を極める──志半ばで死んでしまったアルベルトを不憫に思った女神は、アルベルトの望む能力をそのままに転生する権利を与えた。
アルベルトが望んだ能力はもちろん、剣術の能力。
転生した先で剣の道を極めることを心に誓ったアルベルトだったが──転生先は魔法が発展した、魔法師だらけの異世界だった!
剣術が廃れた世界で、剣術で最強を目指すアルベルト──改め、アル・ノワールの成り上がり物語。
※アルファポリス、カクヨム、小説家になろうにて同時掲載しています。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
地上最強ヤンキーの転生先は底辺魔力の下級貴族だった件
フランジュ
ファンタジー
地区最強のヤンキー・北条慎吾は死後、不思議な力で転生する。
だが転生先は底辺魔力の下級貴族だった!?
体も弱く、魔力も低いアルフィス・ハートルとして生まれ変わった北条慎吾は気合と根性で魔力差をひっくり返し、この世界で最強と言われる"火の王"に挑むため成長を遂げていく。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる