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3.ミレジカの女王
龍の女
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「ねぇ、燈! 今日これ終わったら商店街に寄らない?」
ペンキで壁を塗っていたラビィが、突然そんな事を言った。
ミレジカに暮らし始めてから一週間と少し。二回目に引き受けた依頼は、レイアスにある家の外壁のペンキ塗りだった。
今回はウィルは用があるからと同行せず、代わりにラビィと一緒に仕事をする事になった。最初は嫌がっていたラビィだったが、燈が行く事を知ると、コロリと態度を変えて「行く行く!」と嬉しそうに言った。
「燈、トナマリの商店街行った事ないでしょ? ちょうど帰り道にあるし、行ってみようよ!」
「え……。でも、仕事中だよ?」
白いペンキを塗りたくりながら、真面目な燈は困惑する。
「大丈夫大丈夫! 最近日の入り遅かったから、そろそろ早くなると思うんだー!」
「そんなの分かんないじゃん」
確かに最近王は眠くないのか、日の入りが若干遅かった。だが、それは夕方にならないと分からない。
「今日は絶対すぐに夜になるよ! 私の勘は外れないんだからっ!」
しかし何故かラビィは自分の勘に自信があるようだった。
「うん…。じゃあ日の入りが遅かったらね?」
「やったぁ! じゃあ、これ早く終わらせなくちゃね!」
ラビィは喜ぶと、自分と同じ髪色のペンキを外壁に塗りたくった。二人掛かりだったので、ペンキ塗りはスムーズがよく進む。ラビィが意外に上手く、ムラもなく綺麗に塗られていた。面倒くさがりだが、どうやら器用なようだ。
「ラビィ、上手いね」
「そうでしょ? 私、こういう作業も得意なんだよー! 細かい作業も好きだし!」
ラビィは鼻高々にそう言った。
黙々と塗り、気付いた頃には日が完全に傾いていた。ラビィの言った通り、今日は日の入りが少し早かった。
「まぁ、とても綺麗に塗ってくれたのね!」
作業が終わった事を伝えると、依頼主のふくよかな女性はとても喜んでくれたこの女性はここへ来て初めて見る人間だった。あまりにも目にしなかったので、人間はいないのかと思っていたが…何だか安心した。
「よし、それじゃあトナマリに戻ろうか!」
簡単な挨拶を済ませ、屋敷に戻っている途中、ラビィは伸びをしながらそう言った。
「戻る頃には夜になっているよ! 燈もこれなら文句言わないでしょ?」
「うん!」
「あそこって意外に何でも揃っているんだよ! ねぇねぇ、お揃いの物とか買おうよ!」
「いいね! ストラップとか欲しいな!」
友達とお揃いなんて高校生以来だ。ラビィといると、高校生に戻った気分になる。
「えへへ。今回は女の子が来てくれて本当に嬉しいな。いつもおじさんばっかりだったから買い物とか一緒に行けなかったんだよねー!」
「おじさんって……私の会社の人?」
「そうそう! 専務とか常務とか!」
橘の言う通り、専務達がミレジカに何度か来ていたようだ。やはりセイラは知らないだけなのだろうか。
屋敷の花壇の隅で咲くおしゃべり草のセイラ。彼女は専務達がミレジカに来た事に気付かなかったのだろう。セイラと話したいのだが、ライジルの監視もあり、なかなか花壇に近付く事が出来ない。
「あ、そういえばライジルもレイアスにいるよね?
確か橋の建設まだ終わっていないみたいだし…」
「あー。いるんじゃない? でもあいつの事は気にしなくていいよ! あいつ、後輩の癖に生意気なんだから!」
そう言ってぷくりと頬を膨らませた。ライジルとラビィの仲はやはり悪いらしい。二人ともいい人なのにな、と思いながらふと目線を右に逸らすと、とある女性の姿が目に入った。
道の端にスラリと背の高い女性が佇んでいた。長い紅い髪を一つに纏めた、綺麗な女性だ。恐らく、燈よりも歳上だろう。黒に赤い線の入ったライダースーツ。胸が大きく開いており、そこから豊満な胸が覗いている。ややつり上がった瞳の色は赤にも紫にも見える不思議な色だ。女性は手に持つ煙管を上手そうに吸っていた。
そして何より目を引くもの。それは、女性の右頬や胸にある鱗だった。銀色に輝く鱗が、彼女の妖艶さを更に際立たせている。
見た事がない程美しい人で、燈は思わず見とれてしまう。ライダースーツと煙管のアンバランスな組み合わせなのに、この女性が身に付けると何とも様になっていた。女性は何かを見つめながら煙管を吹かしていたが、視線に気付いたのか、こちらに顔を向けた。赤のような、紫のような瞳と視線が重なる。
あまりの美しさに、同姓の燈でさえもドキリとしてしまう。燈と目が合った途端、女性はやや驚いた顔を見せた。
「……余所者か?」
やや低い声が、女性の真っ赤な唇から紡がれた。
「え……あ……はい…?」
話し掛けられるとは予想だにしなかったので、燈は何とも曖昧な返事をしてしまった。女性はすぅ、と目を細め、煙管の灰を地面に落とした。
「……ほう。お前が噂の異世界の人間か」
「え……何でそれを……?」
異世界から来たなど今一度も言っていない。少し不信感を覚えたが、隣のラビィが「あれぇ?」と素っ頓狂な声を上げた。
「リュラジョーだ!こんな所で何してるのー?」
「……ラビィか。久しいな」
リュラジョーと呼ばれた女性はラビィに目を向けてフ、と微笑んだ。どうやらラビィと知り合いらしい。しかし、リュラジョーとは何だか言いにくいし、正直この美しい人にそんな変な名前は似合っていない。この世界では素敵な名前なのだろうか。
「話はウィルから聞いているぞ。異世界の人間を一ヶ月預かる事になったと…」
「そう! 燈っていうんだよ!」
「あ、柊燈です…。よろしくお願いします」
ここへ来てから敬語は使わないようにしていた。なのに、このリュラジョーを前にしたら、自然と敬語が出てしまった。
「……ふむ。異世界の人間は変な話し方をするのだな」
リュラジョーは言いながら煙管に葉を詰めた。
「私の名前はリュラだ。……まあ、リュラジョーと呼んでも構わない」
「……はい」
彼女の名前はリュラジョーではなく、リュラのようだ。何故ジョーが付くのか分からないが、燈は彼女を普通にリュラと呼ぶ事にした。
「今、レイアスで家のペンキ塗りに来たんだー!」
「確か仕事場はトナマリにあるのだろう?こんな遠くまで、大変だな」
言いながらフゥ、と紫煙を吐き出すリュラ。
「まぁね! でも、これから一緒にトナマリの商店街に行くの! あ、リュラジョーも行く?」
「行きたい所だが……私がここを離れるわけにはいかない。残念だが、行けないな」
「そっかぁー。そうだよねぇ…」
ラビィはしゅんと項垂れた。優雅に煙管を吸う姿は全く忙しそうではない。リュラもレイアスの何処かで働いていて、今は休憩中なのだろうか。
「リュラさんはここで働いているんですか?」
燈は何の気なしに聞いてみた。その瞬間、リュラが煙管をくわえたまま目を見開いた。
「お前、私が何なのか知らぬのか…?」
「…はい、何せここに来て一週間くらいなので…」
まるでリュラの事を誰でも知っているかのような言い方だ。燈は不思議に思いながらもそう言って頭を掻いた。
「……」
リュラが黙ってラビィに視線を送る。ラビィはあちゃーと額に手を当てた。
「あー。そういえば教えてなかったや!」
ラビィの言い方に、燈は不安を覚える。もしかして、会社に関係している人なのでな。もしそうならかなり失礼な態度を取ってしまった。あわあわしだす燈に気付かず、ラビィはニコリと笑ってリュラを手のひらで差した。
「あのね、燈。リュラジョーは……」
「いや、良い」
彼女を紹介しようとしたが、リュラが煙管を持った手で先を言うのを制した。
「異世界から来たんだ。私の事を知らぬのは仕方がない」
「え。でも…」
「良い。……どうせいつか分かる事だ」
真っ赤な唇が弧を描く。何故かその表情は彼女にそぐわない悪戯っ子のようだった。赤と紫に見える瞳が、燈を真っ直ぐ見据える。
「……燈、といったか」
「あ、はい」
名を呼ばれ、燈は背筋を真っ直ぐ伸ばす。この人の前だと妙にかしこまってしまう自分がいた。紫煙が風に吹かれて揺らめいている。煙が空気に溶け込むのを見つめながら、リュラは真っ赤な唇を開いた。
「ここは、楽しいか?」
突然そんな問いを受けたので、燈は思わず「へぇっ?」と変な声を漏らしてしまった。気を取り直し、ゴホンと咳払いをする。
「はい。私の暮らす世界とは違う事がありすぎて驚く事ばかりですけど、楽しいです。みんないい人だし…」
「えへへ」
燈の言葉に、ラビィが照れで顔を赤らめた。…きっとライジルがいたら「お前の事じゃねぇよ!」と鋭く突っ込まれるだろう。
「そうか……」
リュラは煙の向こうで表情を和らげた。
「心配していたんだ。願いを叶える仕事は大変な事ばかりだからな…。違う世界の人間が耐えられるかどうか…」
「大丈夫だよ! 燈、こう見えて頑張り屋さんなんだから!」
自分事のように胸を張って答えるラビィ。その姿が幼く、燈はクスリと笑みを溢した。
ペンキで壁を塗っていたラビィが、突然そんな事を言った。
ミレジカに暮らし始めてから一週間と少し。二回目に引き受けた依頼は、レイアスにある家の外壁のペンキ塗りだった。
今回はウィルは用があるからと同行せず、代わりにラビィと一緒に仕事をする事になった。最初は嫌がっていたラビィだったが、燈が行く事を知ると、コロリと態度を変えて「行く行く!」と嬉しそうに言った。
「燈、トナマリの商店街行った事ないでしょ? ちょうど帰り道にあるし、行ってみようよ!」
「え……。でも、仕事中だよ?」
白いペンキを塗りたくりながら、真面目な燈は困惑する。
「大丈夫大丈夫! 最近日の入り遅かったから、そろそろ早くなると思うんだー!」
「そんなの分かんないじゃん」
確かに最近王は眠くないのか、日の入りが若干遅かった。だが、それは夕方にならないと分からない。
「今日は絶対すぐに夜になるよ! 私の勘は外れないんだからっ!」
しかし何故かラビィは自分の勘に自信があるようだった。
「うん…。じゃあ日の入りが遅かったらね?」
「やったぁ! じゃあ、これ早く終わらせなくちゃね!」
ラビィは喜ぶと、自分と同じ髪色のペンキを外壁に塗りたくった。二人掛かりだったので、ペンキ塗りはスムーズがよく進む。ラビィが意外に上手く、ムラもなく綺麗に塗られていた。面倒くさがりだが、どうやら器用なようだ。
「ラビィ、上手いね」
「そうでしょ? 私、こういう作業も得意なんだよー! 細かい作業も好きだし!」
ラビィは鼻高々にそう言った。
黙々と塗り、気付いた頃には日が完全に傾いていた。ラビィの言った通り、今日は日の入りが少し早かった。
「まぁ、とても綺麗に塗ってくれたのね!」
作業が終わった事を伝えると、依頼主のふくよかな女性はとても喜んでくれたこの女性はここへ来て初めて見る人間だった。あまりにも目にしなかったので、人間はいないのかと思っていたが…何だか安心した。
「よし、それじゃあトナマリに戻ろうか!」
簡単な挨拶を済ませ、屋敷に戻っている途中、ラビィは伸びをしながらそう言った。
「戻る頃には夜になっているよ! 燈もこれなら文句言わないでしょ?」
「うん!」
「あそこって意外に何でも揃っているんだよ! ねぇねぇ、お揃いの物とか買おうよ!」
「いいね! ストラップとか欲しいな!」
友達とお揃いなんて高校生以来だ。ラビィといると、高校生に戻った気分になる。
「えへへ。今回は女の子が来てくれて本当に嬉しいな。いつもおじさんばっかりだったから買い物とか一緒に行けなかったんだよねー!」
「おじさんって……私の会社の人?」
「そうそう! 専務とか常務とか!」
橘の言う通り、専務達がミレジカに何度か来ていたようだ。やはりセイラは知らないだけなのだろうか。
屋敷の花壇の隅で咲くおしゃべり草のセイラ。彼女は専務達がミレジカに来た事に気付かなかったのだろう。セイラと話したいのだが、ライジルの監視もあり、なかなか花壇に近付く事が出来ない。
「あ、そういえばライジルもレイアスにいるよね?
確か橋の建設まだ終わっていないみたいだし…」
「あー。いるんじゃない? でもあいつの事は気にしなくていいよ! あいつ、後輩の癖に生意気なんだから!」
そう言ってぷくりと頬を膨らませた。ライジルとラビィの仲はやはり悪いらしい。二人ともいい人なのにな、と思いながらふと目線を右に逸らすと、とある女性の姿が目に入った。
道の端にスラリと背の高い女性が佇んでいた。長い紅い髪を一つに纏めた、綺麗な女性だ。恐らく、燈よりも歳上だろう。黒に赤い線の入ったライダースーツ。胸が大きく開いており、そこから豊満な胸が覗いている。ややつり上がった瞳の色は赤にも紫にも見える不思議な色だ。女性は手に持つ煙管を上手そうに吸っていた。
そして何より目を引くもの。それは、女性の右頬や胸にある鱗だった。銀色に輝く鱗が、彼女の妖艶さを更に際立たせている。
見た事がない程美しい人で、燈は思わず見とれてしまう。ライダースーツと煙管のアンバランスな組み合わせなのに、この女性が身に付けると何とも様になっていた。女性は何かを見つめながら煙管を吹かしていたが、視線に気付いたのか、こちらに顔を向けた。赤のような、紫のような瞳と視線が重なる。
あまりの美しさに、同姓の燈でさえもドキリとしてしまう。燈と目が合った途端、女性はやや驚いた顔を見せた。
「……余所者か?」
やや低い声が、女性の真っ赤な唇から紡がれた。
「え……あ……はい…?」
話し掛けられるとは予想だにしなかったので、燈は何とも曖昧な返事をしてしまった。女性はすぅ、と目を細め、煙管の灰を地面に落とした。
「……ほう。お前が噂の異世界の人間か」
「え……何でそれを……?」
異世界から来たなど今一度も言っていない。少し不信感を覚えたが、隣のラビィが「あれぇ?」と素っ頓狂な声を上げた。
「リュラジョーだ!こんな所で何してるのー?」
「……ラビィか。久しいな」
リュラジョーと呼ばれた女性はラビィに目を向けてフ、と微笑んだ。どうやらラビィと知り合いらしい。しかし、リュラジョーとは何だか言いにくいし、正直この美しい人にそんな変な名前は似合っていない。この世界では素敵な名前なのだろうか。
「話はウィルから聞いているぞ。異世界の人間を一ヶ月預かる事になったと…」
「そう! 燈っていうんだよ!」
「あ、柊燈です…。よろしくお願いします」
ここへ来てから敬語は使わないようにしていた。なのに、このリュラジョーを前にしたら、自然と敬語が出てしまった。
「……ふむ。異世界の人間は変な話し方をするのだな」
リュラジョーは言いながら煙管に葉を詰めた。
「私の名前はリュラだ。……まあ、リュラジョーと呼んでも構わない」
「……はい」
彼女の名前はリュラジョーではなく、リュラのようだ。何故ジョーが付くのか分からないが、燈は彼女を普通にリュラと呼ぶ事にした。
「今、レイアスで家のペンキ塗りに来たんだー!」
「確か仕事場はトナマリにあるのだろう?こんな遠くまで、大変だな」
言いながらフゥ、と紫煙を吐き出すリュラ。
「まぁね! でも、これから一緒にトナマリの商店街に行くの! あ、リュラジョーも行く?」
「行きたい所だが……私がここを離れるわけにはいかない。残念だが、行けないな」
「そっかぁー。そうだよねぇ…」
ラビィはしゅんと項垂れた。優雅に煙管を吸う姿は全く忙しそうではない。リュラもレイアスの何処かで働いていて、今は休憩中なのだろうか。
「リュラさんはここで働いているんですか?」
燈は何の気なしに聞いてみた。その瞬間、リュラが煙管をくわえたまま目を見開いた。
「お前、私が何なのか知らぬのか…?」
「…はい、何せここに来て一週間くらいなので…」
まるでリュラの事を誰でも知っているかのような言い方だ。燈は不思議に思いながらもそう言って頭を掻いた。
「……」
リュラが黙ってラビィに視線を送る。ラビィはあちゃーと額に手を当てた。
「あー。そういえば教えてなかったや!」
ラビィの言い方に、燈は不安を覚える。もしかして、会社に関係している人なのでな。もしそうならかなり失礼な態度を取ってしまった。あわあわしだす燈に気付かず、ラビィはニコリと笑ってリュラを手のひらで差した。
「あのね、燈。リュラジョーは……」
「いや、良い」
彼女を紹介しようとしたが、リュラが煙管を持った手で先を言うのを制した。
「異世界から来たんだ。私の事を知らぬのは仕方がない」
「え。でも…」
「良い。……どうせいつか分かる事だ」
真っ赤な唇が弧を描く。何故かその表情は彼女にそぐわない悪戯っ子のようだった。赤と紫に見える瞳が、燈を真っ直ぐ見据える。
「……燈、といったか」
「あ、はい」
名を呼ばれ、燈は背筋を真っ直ぐ伸ばす。この人の前だと妙にかしこまってしまう自分がいた。紫煙が風に吹かれて揺らめいている。煙が空気に溶け込むのを見つめながら、リュラは真っ赤な唇を開いた。
「ここは、楽しいか?」
突然そんな問いを受けたので、燈は思わず「へぇっ?」と変な声を漏らしてしまった。気を取り直し、ゴホンと咳払いをする。
「はい。私の暮らす世界とは違う事がありすぎて驚く事ばかりですけど、楽しいです。みんないい人だし…」
「えへへ」
燈の言葉に、ラビィが照れで顔を赤らめた。…きっとライジルがいたら「お前の事じゃねぇよ!」と鋭く突っ込まれるだろう。
「そうか……」
リュラは煙の向こうで表情を和らげた。
「心配していたんだ。願いを叶える仕事は大変な事ばかりだからな…。違う世界の人間が耐えられるかどうか…」
「大丈夫だよ! 燈、こう見えて頑張り屋さんなんだから!」
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