ビジネス トリップ ファンタジー[ 完結]

秋雨薫

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6.厄災の魔女と一人の人間

運命の日

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「これは、ウィルの物語…?  ウィルは、小さい頃に一度私達の世界に行っていたって事?」

  物語を読み終えた燈は本を閉じ、自分の席の机上に置いた。黒髪と蒼い瞳の少年は明らかにウィルの事だった。母親はクレイスで、父親は黒野征一。少年ウィルは自覚していなかったのかもしれないが、実は幼い頃燈達の世界へ来ていて、父親と出会っていた。果たして現在のウィルはそれに気が付いているのか。
  後で聞いてみよう、と思いふと自分の胸元に目をやる。そこには蒼い石が埋め込まれたネックレス。燈が幼い頃、ウィルがくれたものだ。良く見ればそのネックレスは魔女ガールくうちゃんが付けているものに似ている。とはいってもアニメの中で出ているネックレスは簡素化されているのでここまで装飾に凝っていない。

「このネックレス、物語に出ているものと一緒かな。た、大切な人にって……い、いや、いくら何でもあの時のウィルが考えていたとは思えないし、私10歳だったし…」

  黒野はウィルに大切な人にあげてと言っていた。燈はほんのりと頬を染めたが、すぐに首を左右に振る。そのネックレスを見ず知らずの子供に渡したのは、何か意味があるのだろうか。
  燈はこの不思議な本の事はセイラの事を内緒にする為に誰にも言わないでおいたが、存在を知ったのだからウィルにも見せて良いのか、と考える。セイラが燈の知るべき物語を見せると言った蒼い本。真ん中で輝く蒼い石は、燈のネックレスと同じ輝きをしていた。もしかしたら、この過去の出会いがウィルの感情を取り戻す鍵になるのでは、と思っていた時だった。

「え…!?」

  机の上で、また蒼い本がひとりでに頁を捲り始めたのだ。滅多に物語を見せないのに、何故か今日は二回も動いている。奇妙に思いながらも、燈は本が止まるのを待つ。龍の物語、龍の女王の物語、そして小さな魔法使いの冒険。それらの頁を通り過ぎてピタリと止まった。燈は再度本を手に取り、そこに連なる文字を読む。タイトルは『運命の日』だ。

―――

『運命の日』

さあお待ちかね。これから厄災の魔女の処刑の日。
地下牢で唄う彼女も今日で終わり。
処刑人はなんと魔女の妹だ。
妹は王と甥を救う為、鎌を振るう。
妹は首を刎ねて姉の血で染まるだろう。
彼女は本当に救われる?

それで魔女が殺せるの?
厄災の魔女は一人で笑う。

「クラリス、あなたがそういう態度なら、私は―」

―――

「これ……」

  一頁しか綴られていないその物語は、酷く不気味なものだった。物語というより、誰かの語りに見える。そして、いつもと違うのは…これは過去の話ではなく、これから始まる物語だという事。この紡がれた物語が本当ならば、これからクラリスが自分の姉を殺しに行くという事。
  何故、と燈は戸惑う。一週間前、燈がウィルとセイラに会いに行き、クラリスがクレイスに会いに行った日。屋敷へ先に戻っていた燈達はクラリスを出迎えた。彼女は何故か頬に切り傷がついていて、理由を聞いたら「葉に掠って切った」と言って笑っていた。いつもと変わらない様子だったように見えたが、もしかしたらあの時既に決意していたのかもしれない。姉を、殺す覚悟を。
  こうしてはいられない、と気が焦る。自分がどうにか出来るとはとても思えなかったが、身体が自然に動き、燈は本を持ったまま走り出そうとする。

「どうしたの、燈」

  それを止めたのは、築野との会話を終えたウィルだった。彼は切羽詰まった表情の燈を見て不思議そうに首を傾げたが、ふと視線が彼女の持つ本に向けられる。

「その本は……」
「こ、これは前にセイラから貰ったの。人の物語を見せてくれる不思議な本で…。ええと、どうしようウィル、クラリスさんが…!」

  混乱している様子の燈に只ならぬ気配を感じたウィルは、黙ったまま指を鳴らす。すると蒼い本が勝手に動き出し、燈の手から離れてウィルの手へと舞い下りた。彼の手中に入った途端、本は勝手に頁を捲り始めて、先程の物語『運命の日』を開く。ウィルは特に驚いた様子はなく、ただ文字の羅列を蒼い瞳で追っていく。全てを読み終えた彼の表情は消えていた。

「ウィル…?」
「城に行かなくては。クラリスに先を越されてしまう」
「え…?」
「厄災の魔女を殺すのは私だ」
「あっ…!」

  それだけ言うと、ウィルは本を床に落としてから職場を足早に出て行った。燈は慌てながらも本を拾い、彼の後を追って玄関を出る。しかし、ウィルの姿は既に何処にもなかった。

「ウィル!!  ああ……どうしよう、どうしよう…」

  燈は本を抱えたまま走り出す。いつも歩く商店街の道を駆け抜ける人間の女は妙な光景に見えたのだろう。買い物をしているミレジカの住人が驚いたように燈を見た。いつもなら人の視線に敏感な燈だったが、今はそんな事に構っていられない。ウィルの姿は商店街の中には見当たらなかった。恐らく空を飛んで向かったのだろう。厄災の魔女が囚われている、レイアスの城へ。
  人間の足で、彼の飛行に追いつけるとはとても思えなかった。それでも、足は彼を追っていた。どうか、どうか彼が厄災の魔女を殺さないように。母を自分の手で殺めたりしないようにと願いながら必死に走る。燈は気が付かなかったが、両目からは涙が溢れていた。

「燈!  どうしたの!?」

  その足を止めたのは信頼する白髪の少女の声だった。全力疾走する燈は目立っていたのだろう。昼ご飯を買いに来ていたラビィ達は商店街が妙に騒がしくなっているのに気が付き、燈が血相を変えて走っている場面に遭遇したのだ。立ち止まった燈に、ラビィがすぐに駆け寄る。その後すぐに昼ごはんの買い物の紙袋を抱えたライジル、リック、オロロンも追いついた。
  いつもの仲間達の顔を見て、少しだけ安心する。乱れた息を整えながら、燈は本を持っていた事も忘れてラビィの両肩にしがみついた。

「ウィルが…!  ウィルが…!」
「ええっ!?」

  燈から事情を聞いた四人は酷く驚き、うろたえた。まさか自分達が昼食に買い出しに行っている時にそんな大事になっているとは思わなかった。燈は落ち着きを取り戻せず、目をせわしなく動かしながら混乱している状態だった。

「どうしよう、早く助けに行かないと…でもどうやって…」
「馬車でも間に合わないろん…おろろん……どうするろん…?」

  彼女の動揺がオロロンにも広がり、彼も小さな手で紙袋を持ったままその場で泣きながら足踏みをしてしまう。ラビィは遅くても馬車で向かうべきだと言い、ライジルは走った方が早いと自分達の意見を述べる。そんな中、リックは赤いキャップに手を当て瞑目して考えていたが、ぱっと思いついてすぐに目を開けた。

「燈。今朝ウィルは築野専務と一緒にレイアスの城に行くって言っていたけど…もしかして資料室の扉から行ったって言っていた?」
「確かそう言っていたかも…」
「それなら資料室の扉だ!  ウィルはよく扉と扉を繋いでそのままにしてしまう事が多いんだ!  そっちなら一瞬で行けるからウィルよりも早く行ける!」

  リックの冷静な提案に、燈達は同時に頷いた。行き先はレイアスではなく屋敷。そうと決まればとライジルは持っていた荷物をラビィに私、燈を突然抱き上げるとそのまま彼女の腹を左肩に乗せた。

「ひゃあああ!!  ライジル、何をするの!?」
「お前もう体力限界だろう!  こっちの方が早い!」
「で、でも…!」

  顔を上げてチラリと彼を想う兎の方を見る。ライジルの大きな荷物を手に抱えながらも彼女の視線に気が付いたラビィは赤い目を鋭くさせて言い放つ。

「そんな事気にしている場合じゃないよ燈!  急いでウィルを止めないと!!」

  ラビィにそう言われ、燈は口元を引き締めて頷いた。燈が身体の緊張を解いたのと同時に、ライジルは彼女の腰にしっかり腕を回し、走り出した。ラビィもその後に続く。リックは燈が落した蒼い本を不思議そうに見つめながら拾い、慌てて後を追う。オロロンも情けない声を上げてついて行くが、彼らと歩幅の大きさが違いすぎてどんどん放されてしまう。待って、と背後からオロロンの声が聞こえたが、誰も待つ事が出来なかった。
  ライジル達は燈とは段違いのスピードで屋敷へと戻る。燈が一人駆け抜ける光景よりも明らかに目立っている。燈は顔を上げてライジルの背後で走るラビィとリックを見る。彼らは少しも疲れた様子はなく、前を行く虎の速度についていっている。それを見て、彼らは獣人なのだと改めて実感した。
  屋敷に辿り着き、ライジルは空いている方の手で思い切り扉を開けた。玄関の前には何故か築野が立っていて、突然入って来たライジル達を見て驚いた表情を見せた。

「お前らと…柊か?  …一体何をしているんだ?  帰ろうと思ったのにウィルもいないし…」

  状況を把握できない築野。ライジルに担がれている燈かどうか分からなかったのは、彼からは臀部から下しか見えなかったからだ。ライジルに下ろしてもらった燈は彼が上司なのも忘れてずいと詰め寄った。

「築野専務!  あの、クラリスさんとウィルが…クレイスさんを殺そうとしているんです!」
「!?  何があったか分からんが……俺も同行する」

  時間が無いので端的に説明すると、頭の回転が速い築野はすぐに異変を察知してくれて特に言及せずに燈達について行く事にした。まだ追いついていないオロロンには申し訳なかったが、今いる人達で行こうという話になり、2階の奥にある資料室へと向かう。その間にリックが築野に簡単な説明をしてくれた。いつも仏頂面の彼もさすがの経緯に動揺を覚えたようで「この短時間で一体何が」と呟いた。
  資料室の前に着いた燈達。リックが確認すると名乗り出て、その小さな手でドアノブを倒し、扉を少し開ける。隙間から見えたのは埃まみれの資料室では無く、白色の内壁と煌びやかな絨毯だった。

「やっぱりレイアスの城に繋がったままだ!  とにかくクレイスの所へ向かおう!」

  リックがそう意気込んでドアを思い切り開ける。急がなくては、そう思っていたのに、彼らはレイアスの城へ足を踏み入れるのを躊躇ってしまった。

「な、何これ…!?」

  誰もが絶句する中、燈が口元を押えながら言う。彼らの目前に広がるのは城のホールだった。リュラに会う為に何度も通った通路。頭上にはシャンデリアが天井に吊り下げられ、清潔さと威厳が保たれているはずの場所。
  シャンデリアは床に落ち、破片がそこら中に散らばっている。シャンデリアがあった天井にはぽっかりと穴が開いており、青空が見えた。白い内壁は所々剥がれていて、飾ってあったはずの花瓶も絨毯の上でその身を崩している。そして聞こえるのは、誰かの叫び声と助けを求める声。小さなネズミの兵隊がその凄惨な城の中をパニックになりながら走り回っていた。時折聞こえる、何かが壊れる音。
  一番先に我に返ったライジルが血相を変えて中に数歩入ると、そこら辺をちょろちょろしていた一匹のネズミの兵隊を捕まえて指で摘まみ上げた。突然空中に浮かんだ為ネズミは甲高い悲鳴を上げたが、ライジルによって摘ままれている事に気が付いてすぐ口を閉じた。

「おい!  一体何があった!?」
「じょ、女王が……」

  ネズミは怯えきっていて、大きな目をキョロキョロとせわしなく動かしている。以前見た時の勇敢さはまるで見る影も無い。

「リュラ!?  リュラに何があったっていうんだ!!」

  ライジルが声を荒げて再度尋ねた時だった。突然の衝撃音が響き渡り、地面が大きく揺れた。ライジルを始め、燈達もバランスを崩して倒れてしまう。ライジルは背後の燈達に離れないようにと這って扉に近付く。更に空を裂くような轟音が聞こえ、人間も獣人も耳を塞いだ。まるで誰かの叫び声のような音で頭が割れそうだった。その拍子に、天井からパラパラと細かい瓦礫が落ちてくる。
  音は、少しして止まった。まだキンとする耳を押えながらライジルは起き上る。自分に落ちて来た小さな瓦礫を払い、天井を見上げる。そして、驚愕した。
  天井に空いた穴から、城の一番高い青い屋根が見える。そこに、一体の龍が佇んでいた。ここからでは一部分しか見えなかったが、銀色の龍の顔ははっきりと見えた。龍は自分よりも明らかに小さい屋根の上に器用に乗りながら、咆哮する。先程の衝撃音と一緒だ。再度耳を塞ぎ耐える。赤い皮膜の羽根を空に向けて開き、雄叫びを上げる一体の龍。

「龍!?」

  咆哮が終わり、地面で衝撃に耐えていたネズミが慌てて走り出した。そして、彼は怯えながらこう叫んだのだった。

「女王が……龍の姿に戻ってしまった!!」

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