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6.厄災の魔女と一人の人間
悪夢
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リュラは目を開けた途端、上半身を素早く起こした。その拍子に、羽根ペンがカタリと音を立てて机に転がった。リュラは執務室の机上で一眠りしてしまったようだった。自分の署名を書かなければならない場所には蛇がのたうち回ったような文字が書かれていた。
先程まで何かをしていたような気がする。しかし、頭の中にもやがかかったかのように思い出せない。少し前にウィルと築野が来て少し話をしてから、眠ってしまっただけだったか。考えたが、やはり何も頭に浮かばなかった。まだ署名すべき書類は残っていたが、息抜きにと執務室を後にする。幸い部屋にシェルバーはいなかった。ならばこの時間を有意義に使わなければ、と自由奔放な女王は思ったのだ。
すれ違う従者達に挨拶をしながら廊下を悠々と歩く。いつもと変わらない日常。なのに何故だろう、心が変にざわつく。何かを忘れてしまっているような感覚―
「リュラ」
不意に背後から名を呼ばれた。リュラはぴたりと歩みを止める。脳が理解に追いつかなかった。穏やかな男の声は、ここ二年程夢の中でしか聞けなかった愛しいもの。いやまさか、彼はまだ眠っているはずでは。そう思いながらも、リュラは恐る恐る振り返った。
そこに立っていたのは、眠り続けていた最愛の夫であり国王であるヒュウだった。癖のある茶髪に穏やかに細められた同色の瞳。寝間着姿だが気品のある国王は、妻に向かって優しく微笑んだ。その姿を見た途端、リュラの赤と紫の混じった瞳に涙が溢れ、零れ落ちて行く。それは哀しみの涙では無く、喜びのもの。二年間ずっと流してきた涙とは違う。
リュラは泣きながら笑ってヒュウに抱き付いた。夢の中ではすり抜けていた身体をしっかりと抱きしめる事が出来た。身体にヒュウの温もりを感じ、リュラは更に泣いた。ヒュウがリュラの腰に手を回し、優しく抱き締め返してくれる。
「ヒュウ! ああ、本当にヒュウだ。目を醒ましてくれたんだな…!」
「ありがとう、リュラ。君のおかげだよ。こうしてまた君の前に来る事が出来た」
「ヒュウ。会いたかった…! こうして、ずっとお前に触りたかった…!」
想いが溢れるあまり強く抱き締めてしまう。ヒュウが苦しいよ、と笑ったがそれに構わず彼にしがみついた。この姿だと人間の女性くらいの力しか出ないので、それ程苦しくないはずだ。
「ヒュウ。ずっと話したい事があったんだ。お前の好きな場所…中庭があっただろう。そこでゆっくり過ごしながら話を………え?」
突然、リュラに回されていたヒュウの手の感触が無くなった。不思議に思い、ヒュウから身体を離して彼の顔を見る。彼はいつの間にか顔を俯かせていた。
「ヒュウ?」
心配になり、顔を覗き込もうとした時だった。彼の身体がぐらりと揺れて、そのまま地面に倒れ込んだ。その倒れる様は、リュラにはスローモーションのように見えた。一瞬何が起きたか分からなかった。リュラは少しの間呆けた表情で夫の姿を見下ろしたが、すぐに悲鳴のような声でヒュウを呼んで身体を揺さぶった。しかし、彼はピクリとも動かない。
「う、嘘だ。嘘だ……。ヒュウ、どうして……」
言いながら、リュラは自分の手が視界に入った。そこには白くて細い人間のものではなく、銀色の鱗で覆われた鋭い爪を携えた龍の手。
「え…?」
ここでようやく気が付いた。全身に銀色の鱗を纏った自分の今の姿は人間のそれではなく、龍のものであった。ヒュウよりも何倍も大きく、彼を呑み込める程の口には鋭い牙が生え揃っている。ヒュウを包み込める程の大きさの手で彼を力強く抱き締めてしまえば、ひとたまりもないだろう。愛しい人の口から赤い液体が溢れていく。それは彼の白い寝間着をじわじわと染めて行く。リュラは震える手で自分の手を見た。鱗に覆われた手は、赤い血に染まっていた。自分の愛する人の血で。
「ちが、違う…だって、さっきまで人間の姿で…」
「龍だ! 龍が王を殺したぞ!!」
背後から誰かがそう言った。振り返ると、そこには従者を含めたミレジカの国民達が大勢いて、リュラを憎しみの目で見つめていた。そこには見知った顔の者もいた。ライジル、ラビィ、リック、オロロン。そして従者のウーラに自身の側近のシェルバー。誰もがリュラを睨んでいる。シェルバーが龍を指差し、叫ぶ。
「やはり龍が女王になってはいけなかったんだ!!
王を返せ!!」
「ち、違う……私は……」
シェルバーの声に同調して、国民達がそれぞれ騒ぎ出す。
「返せ!! 返せ!!」
「消えろ!! 消えろ!!」
「殺せ!! 殺せ!!」
「ああ……違う……違う……」
大勢に責め立てられ、龍はその場でよろけてしまう。聞きたくなくて両耳を塞ぐが、彼らの声は彼女に全て届く。
「返せ!! 返せ!!」
「消えろ!! 消えろ!!」
「殺せ!! 殺せ!!」
「ごめんなさい…ごめんなさい……」
訳も分からずリュラは大きな瞳から涙を零した。どうしてこうなってしまったのか。自分が龍でなければ、ヒュウは死ななかったし国民から憎まれて罵倒される事もなかった。自分が、龍のせいで。自分が、この世に存在しなければ―
「リュラ」
心が張り裂けそうになった時―ふと愛しい人の声が聞こえた。自分が奪ったはずの、ヒュウの声が。リュラは縋るように彼が倒れていた方を見る。先程の姿は幻覚だったのでは。そう希望を抱いて。
しかし、彼女の希望はすぐに崩される。ヒュウは倒れたまま、生気の無い瞳でリュラを見つめていた。リュラは思わず小さく悲鳴を上げてしまう。血まみれの口元が、ゆっくりと動く。
「君と結婚しなければ良かった。そうすれば死なずに済んだのに」
その瞬間。何かがぷつりと音を立てて切れたような気がした。全てが、手の中から滑り落ちて行く感覚。レイアスに来てから得たものが全て消えて行く。愛する人も、好きな場所も、国民達の笑顔も。
「あ……あ……あああああああああああ!!!」
リュラは轟音ともいえる叫び声を上げて翼を広げると、逃げるようにその場から飛び立った。
先程まで何かをしていたような気がする。しかし、頭の中にもやがかかったかのように思い出せない。少し前にウィルと築野が来て少し話をしてから、眠ってしまっただけだったか。考えたが、やはり何も頭に浮かばなかった。まだ署名すべき書類は残っていたが、息抜きにと執務室を後にする。幸い部屋にシェルバーはいなかった。ならばこの時間を有意義に使わなければ、と自由奔放な女王は思ったのだ。
すれ違う従者達に挨拶をしながら廊下を悠々と歩く。いつもと変わらない日常。なのに何故だろう、心が変にざわつく。何かを忘れてしまっているような感覚―
「リュラ」
不意に背後から名を呼ばれた。リュラはぴたりと歩みを止める。脳が理解に追いつかなかった。穏やかな男の声は、ここ二年程夢の中でしか聞けなかった愛しいもの。いやまさか、彼はまだ眠っているはずでは。そう思いながらも、リュラは恐る恐る振り返った。
そこに立っていたのは、眠り続けていた最愛の夫であり国王であるヒュウだった。癖のある茶髪に穏やかに細められた同色の瞳。寝間着姿だが気品のある国王は、妻に向かって優しく微笑んだ。その姿を見た途端、リュラの赤と紫の混じった瞳に涙が溢れ、零れ落ちて行く。それは哀しみの涙では無く、喜びのもの。二年間ずっと流してきた涙とは違う。
リュラは泣きながら笑ってヒュウに抱き付いた。夢の中ではすり抜けていた身体をしっかりと抱きしめる事が出来た。身体にヒュウの温もりを感じ、リュラは更に泣いた。ヒュウがリュラの腰に手を回し、優しく抱き締め返してくれる。
「ヒュウ! ああ、本当にヒュウだ。目を醒ましてくれたんだな…!」
「ありがとう、リュラ。君のおかげだよ。こうしてまた君の前に来る事が出来た」
「ヒュウ。会いたかった…! こうして、ずっとお前に触りたかった…!」
想いが溢れるあまり強く抱き締めてしまう。ヒュウが苦しいよ、と笑ったがそれに構わず彼にしがみついた。この姿だと人間の女性くらいの力しか出ないので、それ程苦しくないはずだ。
「ヒュウ。ずっと話したい事があったんだ。お前の好きな場所…中庭があっただろう。そこでゆっくり過ごしながら話を………え?」
突然、リュラに回されていたヒュウの手の感触が無くなった。不思議に思い、ヒュウから身体を離して彼の顔を見る。彼はいつの間にか顔を俯かせていた。
「ヒュウ?」
心配になり、顔を覗き込もうとした時だった。彼の身体がぐらりと揺れて、そのまま地面に倒れ込んだ。その倒れる様は、リュラにはスローモーションのように見えた。一瞬何が起きたか分からなかった。リュラは少しの間呆けた表情で夫の姿を見下ろしたが、すぐに悲鳴のような声でヒュウを呼んで身体を揺さぶった。しかし、彼はピクリとも動かない。
「う、嘘だ。嘘だ……。ヒュウ、どうして……」
言いながら、リュラは自分の手が視界に入った。そこには白くて細い人間のものではなく、銀色の鱗で覆われた鋭い爪を携えた龍の手。
「え…?」
ここでようやく気が付いた。全身に銀色の鱗を纏った自分の今の姿は人間のそれではなく、龍のものであった。ヒュウよりも何倍も大きく、彼を呑み込める程の口には鋭い牙が生え揃っている。ヒュウを包み込める程の大きさの手で彼を力強く抱き締めてしまえば、ひとたまりもないだろう。愛しい人の口から赤い液体が溢れていく。それは彼の白い寝間着をじわじわと染めて行く。リュラは震える手で自分の手を見た。鱗に覆われた手は、赤い血に染まっていた。自分の愛する人の血で。
「ちが、違う…だって、さっきまで人間の姿で…」
「龍だ! 龍が王を殺したぞ!!」
背後から誰かがそう言った。振り返ると、そこには従者を含めたミレジカの国民達が大勢いて、リュラを憎しみの目で見つめていた。そこには見知った顔の者もいた。ライジル、ラビィ、リック、オロロン。そして従者のウーラに自身の側近のシェルバー。誰もがリュラを睨んでいる。シェルバーが龍を指差し、叫ぶ。
「やはり龍が女王になってはいけなかったんだ!!
王を返せ!!」
「ち、違う……私は……」
シェルバーの声に同調して、国民達がそれぞれ騒ぎ出す。
「返せ!! 返せ!!」
「消えろ!! 消えろ!!」
「殺せ!! 殺せ!!」
「ああ……違う……違う……」
大勢に責め立てられ、龍はその場でよろけてしまう。聞きたくなくて両耳を塞ぐが、彼らの声は彼女に全て届く。
「返せ!! 返せ!!」
「消えろ!! 消えろ!!」
「殺せ!! 殺せ!!」
「ごめんなさい…ごめんなさい……」
訳も分からずリュラは大きな瞳から涙を零した。どうしてこうなってしまったのか。自分が龍でなければ、ヒュウは死ななかったし国民から憎まれて罵倒される事もなかった。自分が、龍のせいで。自分が、この世に存在しなければ―
「リュラ」
心が張り裂けそうになった時―ふと愛しい人の声が聞こえた。自分が奪ったはずの、ヒュウの声が。リュラは縋るように彼が倒れていた方を見る。先程の姿は幻覚だったのでは。そう希望を抱いて。
しかし、彼女の希望はすぐに崩される。ヒュウは倒れたまま、生気の無い瞳でリュラを見つめていた。リュラは思わず小さく悲鳴を上げてしまう。血まみれの口元が、ゆっくりと動く。
「君と結婚しなければ良かった。そうすれば死なずに済んだのに」
その瞬間。何かがぷつりと音を立てて切れたような気がした。全てが、手の中から滑り落ちて行く感覚。レイアスに来てから得たものが全て消えて行く。愛する人も、好きな場所も、国民達の笑顔も。
「あ……あ……あああああああああああ!!!」
リュラは轟音ともいえる叫び声を上げて翼を広げると、逃げるようにその場から飛び立った。
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