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組織結成編 一章
彼女の初めての魔法
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あれから数時間ほど経ち、今はファシーノと共に家に向かっている。ファシーノは俺の後ろにずっとついて来ている。『隣に来て歩かないか?』と誘っても 『私は貴方の配下ですので』と断られてしまった。なんだか少し悲しいと思うのはきっと気のせいであろう。
———無言で歩き続け、足音だけの静けさの中、家の前にようやくついた
「ここが俺の家だ。貴族なんかよりずっと平凡で馬小屋に見えるだろう?」
俺は鼻で笑いながら話したが、
「いいえ‥‥この土地で、この家で貴方が生まれ育ったのだと思うととても安心するわ」
ファシーノは胸に手を当て潤んだ瞳で家を見る。
そんな瞳で見られたら家が照れてしまうな。まあ、そう言ってもらえて気が楽になるよ。
「では、どうぞ上がってくれ。少し埃っぽいが‥‥お腹空いているだろう?ご飯でも作ろう」
そう言って、ファシーノを椅子に座らせ待っていてもらう
今回はパスタと野菜のスープでも作ろう。途中ファシーノが『私が作るわッ!』と言い寄って来たが、すぐに椅子に座らせた。
「まあ、待て。俺のパスタは自信があるんだ。きっと舌に合うはずだ」
ふふふ‥‥ ああそうだ。俺は五年間毎日!いや盛った‥‥‥ほぼ毎日、週5日はパスタを作っていたからな!パスタに関しては自身がある!勿論他の料理もできるが、パスタが、いや麺が大好きなのだ。
そうニヤケながら作っていると、ファシーノが変な人を見るような目で見て来た。
(一様は命の恩人なんだが、そんなで目で見ないでくれ)
と言うかこの深夜では夜食だな‥‥
◊◊◊
そうこうしているうちに料理が完成した。
ファシーノの目の前に料理を盛った皿を並べる。匂いを嗅いだ瞬間ファシーノは上品に口元に運んだ
「やはり貴族であったのは本当らしいな」
「えぇ‥‥もう未練なんてないわ。今、こうして美味しい料理を貴方と一緒に食事をしているだけで幸せよ」
「っ‥‥!」
今美味しいって言ってくれたな。机の下で思わずガッツポーズを取る。
「そういえば食事が済んだら試したいことがあるんだが一緒に来てくれ」
「‥‥‥わかったわ」
その後二人とも食事が済み、家の庭まで来た。
(始めるか)
「では、ファシーノ目の前に来てくれ‥‥ああ、そこで止まれ」
ピタッ
ファシーノが俺の1mほど前に来たところで、魔法を使用する。
(ファシーノは自身の魔力が少ないと言っていたな。解析してみるか)
魔法を使用し視てみると、
‥‥‥‥なるほどずっと『漏れ続けているのか』これじゃあ魔法が発動しにくいのも納得だ。体内に保存される魔力の蓋が取れている感じか。
「‥‥‥」
少し考えた後に良いことを思いついた。
俺の右手に魔力を集めていく。次第に丸みを帯、綺麗な飴玉サイズの球体が完成した。球体の中は多彩な魔力が荒々しく吹き荒れている。
よし、初めてにしては上出来だ。
「それは‥‥?」
「これは‥‥いや、説明する時間が惜しい。すまないがこれを飲んでくれ」
「‥‥わかりました。貴方を信じます」
彼女は少し躊躇ったが、口元に近づけて勢いよく飲み込んだ。
「うっ‥‥!え‥‥‥————」
彼女はそのまま倒れてしまった。大丈夫安心してほしい。死んだわけじゃない。眠っているだけだ。彼女を担ぎ上げ、寝室のベッドに寝かせる。
‥‥‥‥こうしてじっくり観るととても綺麗だ。こんなに綺麗なら貴族の社交会などで有名になったに違いない。
「zzz―― 」
気持ちよく眠っているな。
ふっふっふ。明日の朝が楽しみでしょうがない。
彼女はどんな表情をするのだろうか。
そのまま寝室を出て俺はリビングのソファーに横になった。
今日のことを思い返す。
「父さん、母さん。仇は取った。安心して逝ってくれ‥‥」
そのまま深い眠りに入った。
◊◊◊
———チュンチュン‥‥日が山と山の間から顔をだし、大地を照らす。
「ガタッ‥‥タンタンタンタン‥‥‥ジューッ‥‥」
意識がだんだん覚醒していくにつれて、物音が聞こえてくる。 そして鼻をくすぐるいい匂いが漂って来た。
ソファーから重い体を起こし、まだ起きたばかりのボヤけた視界でキッチンの方を向く。
「おはようございます。良い夢は観れたかしら?」
キッチンに立っていたのはファシーノだった。
まだ日が出たばかりなのに随分と早起きだな。
ファシーノの料理姿を後ろから眺めていると——
「朝は目玉焼きとベーコンに、野菜のスープ。そしてパンです」
観察していたのがばれたのかというタイミングで声をかけて来た。
後ろに目でもついてるんですか?
朝食は、それはそれは美味しいものだった。よく考えてみれば誰かの手料理なんて何年ぶりだろうか‥‥
「そんなに美味しかった‥‥?」
「ああ‥‥‥」
どうやら涙を流してしまっていたらしい。涙もあの時以来泣いたことなかったな。それよりも昨日の魔法はうまく適合しただろうか。
食事を終え、ファシーノに体の異変、変わった事はないか。と聞いてみる
「特に何もないわ。‥‥それより昨日のあの魔法は何だったの?」
「ああ、それは外に出てから答え合わせといこうか」
「‥‥?」
ファシーノはわからないといった感じだろうな。
まあそれもそうだろう。この魔法はオリジナルだからな。
外の庭に着き、『試しに魔法を使用してみろ』という
「わ、私は魔法がうまく発動できないわ!」
「知っている。良いから適当に魔法をあの庭に生えている木に撃て」
ファシーノは意味がわからないといった表情で魔法を使用する。
「———初級火魔法フォーコッ!」
すると彼女の手から火が現れる。その火は彼女の背丈を大きく超える。
「えッ‥‥‥!」
彼女は驚愕しながら、木に向かって放った。
———ドォォオンッ!
鈍い音が響き渡り、木は吹き飛び、全焼した。
「な‥‥なんて威力なの‥‥‥まさか!昨日の飲み込んだ魔法の効果!?」
「ご名答。もっと掘り下げるならば、俺の魔力の一部を体内に移植したと言うべきか。飲み込んだ魔法はずっと体内に留まり続ける。またこの魔法は俺の体内にある魔力と繋がっていてな、付け加えるなら俺が生きている限りファシーノ‥‥君は半永久に魔法を行使できる」
ファシーノは目を見開き、驚愕している。
少しして落ち着きを取り戻し重い口を開いた。
「で、ですがそれは私が魔法を一度に何度も使用してしまえば貴方の魔力が枯渇してしまうのでは‥‥?」
「ああ、その通りだ。だが、勘違いしないでほしい。それは普通の人ならの話だ。俺は違うぞ?まず命を分け与えるに等しい行為をする者などこの世にいないだろう。俺を除いてはな‥だから安心して良い、君は今日から魔法を幾らでも行使できる。さらに俺の魔力だから威力は底を知れない程だ」
ファシーノはまた涙を流し始めてしまった。
「うぅ‥‥グス‥‥魔法をグスッ‥‥使える日が来るなんて‥‥ありがとぅ」
彼女は自分の両手を見ながら膝から崩れ落ちた。口調も少し変わりだしてしまう
「‥‥わ、私には貴方に返す物が何もありませんッ!私ができることはこの身体を貴方に———ッ!」
彼女が言い切ろうとしたときに指で彼女の口を止める
「いいや、その身体は大事に取っておけ。覚悟は伝わったが、まだ10歳だぞ? そんな簡単に淑女が言うことではない」
「ですが!何もしないなんて‥‥」
彼女はとても良い子だな。恩を返そうと自らの身体を差し出すなんて中々できるもんじゃない。が少し危なっかしいな。
「もちろんそれ相応の働きはしてもらう。バラトロについての情報収集はもちろん。協力者や共に行動する仲間が必要になる。5年後に俺は学院に入学することになっている(ほぼ強制だが)からそれまでに集める仕事をしてもらう」
まずは人を集めなければ最低でも後三、四人は欲しいな。
後残りの三カ国にでも忍び込もうか———ッ?!
「レオン様!この命を持ってお守りする事をお許しください。貴方がこの先、進む道に障害があろうと私が全力で貴方の道を切り開き、いつでもどこでもすぐに貴方のもとへと一番に駆けつけます」
跪き、まるで剣士のような風貌で見上げ宣言しだした
「ああ頼む。‥‥それじゃあ二度寝でもするか」
「‥‥‥さ、最初の仕事がそ、それとは‥‥」
「あ~勘違いするな。ただ寝るだけだ」
ファシーノは何故か頬を赤く染めている。いやいやまだ13歳だから。せめて後5年は待とうか。など考えながら家の中に戻り寝室のベッドに腰を下ろし横になった。もちろんファシーノも一緒のベッドだ。
やっぱ疲れてたのか。
ファシーノはすぐに夢の世界へと旅立っていた。
右腕が抱き枕状態だが気にせず俺も眠りにつくとしよう
———無言で歩き続け、足音だけの静けさの中、家の前にようやくついた
「ここが俺の家だ。貴族なんかよりずっと平凡で馬小屋に見えるだろう?」
俺は鼻で笑いながら話したが、
「いいえ‥‥この土地で、この家で貴方が生まれ育ったのだと思うととても安心するわ」
ファシーノは胸に手を当て潤んだ瞳で家を見る。
そんな瞳で見られたら家が照れてしまうな。まあ、そう言ってもらえて気が楽になるよ。
「では、どうぞ上がってくれ。少し埃っぽいが‥‥お腹空いているだろう?ご飯でも作ろう」
そう言って、ファシーノを椅子に座らせ待っていてもらう
今回はパスタと野菜のスープでも作ろう。途中ファシーノが『私が作るわッ!』と言い寄って来たが、すぐに椅子に座らせた。
「まあ、待て。俺のパスタは自信があるんだ。きっと舌に合うはずだ」
ふふふ‥‥ ああそうだ。俺は五年間毎日!いや盛った‥‥‥ほぼ毎日、週5日はパスタを作っていたからな!パスタに関しては自身がある!勿論他の料理もできるが、パスタが、いや麺が大好きなのだ。
そうニヤケながら作っていると、ファシーノが変な人を見るような目で見て来た。
(一様は命の恩人なんだが、そんなで目で見ないでくれ)
と言うかこの深夜では夜食だな‥‥
◊◊◊
そうこうしているうちに料理が完成した。
ファシーノの目の前に料理を盛った皿を並べる。匂いを嗅いだ瞬間ファシーノは上品に口元に運んだ
「やはり貴族であったのは本当らしいな」
「えぇ‥‥もう未練なんてないわ。今、こうして美味しい料理を貴方と一緒に食事をしているだけで幸せよ」
「っ‥‥!」
今美味しいって言ってくれたな。机の下で思わずガッツポーズを取る。
「そういえば食事が済んだら試したいことがあるんだが一緒に来てくれ」
「‥‥‥わかったわ」
その後二人とも食事が済み、家の庭まで来た。
(始めるか)
「では、ファシーノ目の前に来てくれ‥‥ああ、そこで止まれ」
ピタッ
ファシーノが俺の1mほど前に来たところで、魔法を使用する。
(ファシーノは自身の魔力が少ないと言っていたな。解析してみるか)
魔法を使用し視てみると、
‥‥‥‥なるほどずっと『漏れ続けているのか』これじゃあ魔法が発動しにくいのも納得だ。体内に保存される魔力の蓋が取れている感じか。
「‥‥‥」
少し考えた後に良いことを思いついた。
俺の右手に魔力を集めていく。次第に丸みを帯、綺麗な飴玉サイズの球体が完成した。球体の中は多彩な魔力が荒々しく吹き荒れている。
よし、初めてにしては上出来だ。
「それは‥‥?」
「これは‥‥いや、説明する時間が惜しい。すまないがこれを飲んでくれ」
「‥‥わかりました。貴方を信じます」
彼女は少し躊躇ったが、口元に近づけて勢いよく飲み込んだ。
「うっ‥‥!え‥‥‥————」
彼女はそのまま倒れてしまった。大丈夫安心してほしい。死んだわけじゃない。眠っているだけだ。彼女を担ぎ上げ、寝室のベッドに寝かせる。
‥‥‥‥こうしてじっくり観るととても綺麗だ。こんなに綺麗なら貴族の社交会などで有名になったに違いない。
「zzz―― 」
気持ちよく眠っているな。
ふっふっふ。明日の朝が楽しみでしょうがない。
彼女はどんな表情をするのだろうか。
そのまま寝室を出て俺はリビングのソファーに横になった。
今日のことを思い返す。
「父さん、母さん。仇は取った。安心して逝ってくれ‥‥」
そのまま深い眠りに入った。
◊◊◊
———チュンチュン‥‥日が山と山の間から顔をだし、大地を照らす。
「ガタッ‥‥タンタンタンタン‥‥‥ジューッ‥‥」
意識がだんだん覚醒していくにつれて、物音が聞こえてくる。 そして鼻をくすぐるいい匂いが漂って来た。
ソファーから重い体を起こし、まだ起きたばかりのボヤけた視界でキッチンの方を向く。
「おはようございます。良い夢は観れたかしら?」
キッチンに立っていたのはファシーノだった。
まだ日が出たばかりなのに随分と早起きだな。
ファシーノの料理姿を後ろから眺めていると——
「朝は目玉焼きとベーコンに、野菜のスープ。そしてパンです」
観察していたのがばれたのかというタイミングで声をかけて来た。
後ろに目でもついてるんですか?
朝食は、それはそれは美味しいものだった。よく考えてみれば誰かの手料理なんて何年ぶりだろうか‥‥
「そんなに美味しかった‥‥?」
「ああ‥‥‥」
どうやら涙を流してしまっていたらしい。涙もあの時以来泣いたことなかったな。それよりも昨日の魔法はうまく適合しただろうか。
食事を終え、ファシーノに体の異変、変わった事はないか。と聞いてみる
「特に何もないわ。‥‥それより昨日のあの魔法は何だったの?」
「ああ、それは外に出てから答え合わせといこうか」
「‥‥?」
ファシーノはわからないといった感じだろうな。
まあそれもそうだろう。この魔法はオリジナルだからな。
外の庭に着き、『試しに魔法を使用してみろ』という
「わ、私は魔法がうまく発動できないわ!」
「知っている。良いから適当に魔法をあの庭に生えている木に撃て」
ファシーノは意味がわからないといった表情で魔法を使用する。
「———初級火魔法フォーコッ!」
すると彼女の手から火が現れる。その火は彼女の背丈を大きく超える。
「えッ‥‥‥!」
彼女は驚愕しながら、木に向かって放った。
———ドォォオンッ!
鈍い音が響き渡り、木は吹き飛び、全焼した。
「な‥‥なんて威力なの‥‥‥まさか!昨日の飲み込んだ魔法の効果!?」
「ご名答。もっと掘り下げるならば、俺の魔力の一部を体内に移植したと言うべきか。飲み込んだ魔法はずっと体内に留まり続ける。またこの魔法は俺の体内にある魔力と繋がっていてな、付け加えるなら俺が生きている限りファシーノ‥‥君は半永久に魔法を行使できる」
ファシーノは目を見開き、驚愕している。
少しして落ち着きを取り戻し重い口を開いた。
「で、ですがそれは私が魔法を一度に何度も使用してしまえば貴方の魔力が枯渇してしまうのでは‥‥?」
「ああ、その通りだ。だが、勘違いしないでほしい。それは普通の人ならの話だ。俺は違うぞ?まず命を分け与えるに等しい行為をする者などこの世にいないだろう。俺を除いてはな‥だから安心して良い、君は今日から魔法を幾らでも行使できる。さらに俺の魔力だから威力は底を知れない程だ」
ファシーノはまた涙を流し始めてしまった。
「うぅ‥‥グス‥‥魔法をグスッ‥‥使える日が来るなんて‥‥ありがとぅ」
彼女は自分の両手を見ながら膝から崩れ落ちた。口調も少し変わりだしてしまう
「‥‥わ、私には貴方に返す物が何もありませんッ!私ができることはこの身体を貴方に———ッ!」
彼女が言い切ろうとしたときに指で彼女の口を止める
「いいや、その身体は大事に取っておけ。覚悟は伝わったが、まだ10歳だぞ? そんな簡単に淑女が言うことではない」
「ですが!何もしないなんて‥‥」
彼女はとても良い子だな。恩を返そうと自らの身体を差し出すなんて中々できるもんじゃない。が少し危なっかしいな。
「もちろんそれ相応の働きはしてもらう。バラトロについての情報収集はもちろん。協力者や共に行動する仲間が必要になる。5年後に俺は学院に入学することになっている(ほぼ強制だが)からそれまでに集める仕事をしてもらう」
まずは人を集めなければ最低でも後三、四人は欲しいな。
後残りの三カ国にでも忍び込もうか———ッ?!
「レオン様!この命を持ってお守りする事をお許しください。貴方がこの先、進む道に障害があろうと私が全力で貴方の道を切り開き、いつでもどこでもすぐに貴方のもとへと一番に駆けつけます」
跪き、まるで剣士のような風貌で見上げ宣言しだした
「ああ頼む。‥‥それじゃあ二度寝でもするか」
「‥‥‥さ、最初の仕事がそ、それとは‥‥」
「あ~勘違いするな。ただ寝るだけだ」
ファシーノは何故か頬を赤く染めている。いやいやまだ13歳だから。せめて後5年は待とうか。など考えながら家の中に戻り寝室のベッドに腰を下ろし横になった。もちろんファシーノも一緒のベッドだ。
やっぱ疲れてたのか。
ファシーノはすぐに夢の世界へと旅立っていた。
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