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中央区南1条西1丁目『ウィザードリーモール』 その①
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2022-10-11
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先日、友人から手紙が届き『魔法の素材を買って送って欲しい』と言われました。
今までも何回か頼まれたことがありましたし、自分はけっこう『魔法使いのお店』に行くのが好きだったので二つ返事でOK。
実は札幌の街には、たくさんの『魔法使いのお店』が存在しているのです。
たとえば路地裏の小さな魔法素材のお店だったり、ビルの屋上にひっそりと 佇む風魔法の専門書店だったり……他にもいろんなお店が札幌の街にはあるんです。
なので今回も「どんな不思議なお店が見れるんだろうなー」と楽しみにしていました。
ところが……!
手紙を読み進めてみると、どうやら今回はそういった小さな『お店』ではないらしいのです。
友人からの手紙には揃えて欲しい素材の名前と『ウィザードリーモール』という場所の住所が記載されています。
手紙の最後には、『ウィザードリーモールは北海道で最大の魔法商店街だから、きっと驚くぞ』と書かれていました。
アイツ(友人)は昔から俺をサプライズで驚かせるのが好きだったので、きっと本当に驚くようなことが待っているに違いありません。
俺自身もアイツのサプライズが嫌いではないので、『ウィザードリーモール』へ行くのが非常に楽しみでした。
そして、手紙を受け取った翌日。
俺は仕事が終わるとその足でウィザードリーモールへと向かいました。
時間は午後8時。ちょうど魔法使いたちが動き出す時間です。
が!!!
手紙に載っていた住所へ行って衝撃。悪い意味で驚かされました。
『魔法商店街』がないんです!
そこには、マンションとマンションの間に古ぼけた雑居ビルがあるだけでした。
場所は狸小路1丁目を抜けて、 創成川を北に歩くこと1分。
安村ビルディングという昭和の後半に作られたであろう小さなビルしかありません。
何かの間違いか?
そう思い、俺は何度も手紙に書かれた住所をグー○ルマップで検索。
ところが、住所は合っています。
スマホを再起動してもう一回検索しても、合ってます。
友人からの手紙では、この住所の2階——つまり、雑居ビルの中に北海道で最大の魔法商店街があるのですが……
俺はかなり怪しみつつ雑居ビルの2階を目指すことにしました。
古い木製の階段。
そこを一歩、また一歩と登っていきます。
階段の先には薄いベニヤの扉。
そこにはA4ぐらいの日に焼けた貼り紙がされていて、『ウィザードリーモール』と油性のペンで書かれていました。
俺は「絶対にウソだろ……」と思いつつ恐る恐るドアノブを捻ってみます。
すると……
そこは、魔法の世界でした。
俺は友人の言葉を思い出し、「やられた!」という気分になりました笑
間違いなく、人生で1番驚いた瞬間でした。
扉の向こうはまさに魔法の商店街。まさにウィザードリーモール!!
魔法の箒屋
杖の専門店
水魔法の専門書店
使い魔の販売店
ブランド魔法のお店……etc.
様々なお店が並んでいるだけではなく、『THE魔法使い』というとんがり帽子とヒゲのお爺ちゃんや『誰がどう見ても魔女』という人もたくさん歩いています。
普段、札幌のどこにこれだけの魔法使いが!? という状態です。
ただ、もう一度言います。
ここ、雑居ビルの2階です。
札幌の、しかも街中の雑居ビルの中にこんな魔法の世界が広がっているなんて誰が想像できるでしょうか? 少なくとも俺には無理です!
しかし! だからこそ魔法の世界はワクワクします。
とてつもなく不思議だし、予想がつかないのがたまりません!
さて、さっそく友人に頼まれた魔法の素材を探しに行こうと思うのですが……長くなったので今日はこの辺で。
ぶっちゃけ、3つの素材を揃えるだけでかなり苦労しました笑
次回も札幌の裏側に広がる魔法の世界を知ってもらえたらなーと思います!
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先日、友人から手紙が届き『魔法の素材を買って送って欲しい』と言われました。
今までも何回か頼まれたことがありましたし、自分はけっこう『魔法使いのお店』に行くのが好きだったので二つ返事でOK。
実は札幌の街には、たくさんの『魔法使いのお店』が存在しているのです。
たとえば路地裏の小さな魔法素材のお店だったり、ビルの屋上にひっそりと 佇む風魔法の専門書店だったり……他にもいろんなお店が札幌の街にはあるんです。
なので今回も「どんな不思議なお店が見れるんだろうなー」と楽しみにしていました。
ところが……!
手紙を読み進めてみると、どうやら今回はそういった小さな『お店』ではないらしいのです。
友人からの手紙には揃えて欲しい素材の名前と『ウィザードリーモール』という場所の住所が記載されています。
手紙の最後には、『ウィザードリーモールは北海道で最大の魔法商店街だから、きっと驚くぞ』と書かれていました。
アイツ(友人)は昔から俺をサプライズで驚かせるのが好きだったので、きっと本当に驚くようなことが待っているに違いありません。
俺自身もアイツのサプライズが嫌いではないので、『ウィザードリーモール』へ行くのが非常に楽しみでした。
そして、手紙を受け取った翌日。
俺は仕事が終わるとその足でウィザードリーモールへと向かいました。
時間は午後8時。ちょうど魔法使いたちが動き出す時間です。
が!!!
手紙に載っていた住所へ行って衝撃。悪い意味で驚かされました。
『魔法商店街』がないんです!
そこには、マンションとマンションの間に古ぼけた雑居ビルがあるだけでした。
場所は狸小路1丁目を抜けて、 創成川を北に歩くこと1分。
安村ビルディングという昭和の後半に作られたであろう小さなビルしかありません。
何かの間違いか?
そう思い、俺は何度も手紙に書かれた住所をグー○ルマップで検索。
ところが、住所は合っています。
スマホを再起動してもう一回検索しても、合ってます。
友人からの手紙では、この住所の2階——つまり、雑居ビルの中に北海道で最大の魔法商店街があるのですが……
俺はかなり怪しみつつ雑居ビルの2階を目指すことにしました。
古い木製の階段。
そこを一歩、また一歩と登っていきます。
階段の先には薄いベニヤの扉。
そこにはA4ぐらいの日に焼けた貼り紙がされていて、『ウィザードリーモール』と油性のペンで書かれていました。
俺は「絶対にウソだろ……」と思いつつ恐る恐るドアノブを捻ってみます。
すると……
そこは、魔法の世界でした。
俺は友人の言葉を思い出し、「やられた!」という気分になりました笑
間違いなく、人生で1番驚いた瞬間でした。
扉の向こうはまさに魔法の商店街。まさにウィザードリーモール!!
魔法の箒屋
杖の専門店
水魔法の専門書店
使い魔の販売店
ブランド魔法のお店……etc.
様々なお店が並んでいるだけではなく、『THE魔法使い』というとんがり帽子とヒゲのお爺ちゃんや『誰がどう見ても魔女』という人もたくさん歩いています。
普段、札幌のどこにこれだけの魔法使いが!? という状態です。
ただ、もう一度言います。
ここ、雑居ビルの2階です。
札幌の、しかも街中の雑居ビルの中にこんな魔法の世界が広がっているなんて誰が想像できるでしょうか? 少なくとも俺には無理です!
しかし! だからこそ魔法の世界はワクワクします。
とてつもなく不思議だし、予想がつかないのがたまりません!
さて、さっそく友人に頼まれた魔法の素材を探しに行こうと思うのですが……長くなったので今日はこの辺で。
ぶっちゃけ、3つの素材を揃えるだけでかなり苦労しました笑
次回も札幌の裏側に広がる魔法の世界を知ってもらえたらなーと思います!
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