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シルバー・レイス 悲劇 4
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━━びちゃっ
ぐちゃっ
ぐっ、うわっ
ぎゃあぁっ
ザクッ━━
断末魔と肉を裂く音、血飛沫の飛び散る音が広間を支配した。
中央に居るシルバーは狂ったように笑い声をあげて、ナイフを振り続ける。
それはさながら鬼神のようであった。
鮮血が宙を舞い、紅い大輪の華を咲かせた。
永遠に続くと思われたその時は、突如の静寂に終わった。
広間には、死体が山のように倒れている。
その上をただ一人。
シルバーが呆然と立っていた。
焦点の定まらない目は、なにかを探すように広間を見回す。
刹那。扉が急に開き、大勢の警官が押し寄せてきた。
誰か呼んだのだろう。
シルバーの目は警官を捉えると、輝いた。
シルバーはまた、ナイフを振りかざす。
「待て、君はすでに包囲されている...!」
警官の制止はシルバーの耳に届かない。
既に殺人マシンと化したシルバーは、警官をも殺そうとナイフを振るう。
臆した警官が数人殺された。
しかし、
━━パン、パン━━
乾いた発砲音がし、警官の鉄砲がシルバーを襲った。
シルバーの四肢や腹から血が飛び散り床を濡らした。
僅かに動きを止めたシルバーは倒れる直前、目の前の警官を二人殺した。
倒れたシルバーの目は生気を無くしていたが、涙が頬をつたった。
「みんな、ごめん.....。」
そう言い、哀れな殺人の檻に閉じ込められた少女は声をあげて泣いた。
「私だって、普通に、生きたかったよ.....ッ!」
そう言うと、咽び声は小さくなっていき、
殺人鬼は息絶えた。
(終わりじゃないよ!まだまだ続く!)
ぐちゃっ
ぐっ、うわっ
ぎゃあぁっ
ザクッ━━
断末魔と肉を裂く音、血飛沫の飛び散る音が広間を支配した。
中央に居るシルバーは狂ったように笑い声をあげて、ナイフを振り続ける。
それはさながら鬼神のようであった。
鮮血が宙を舞い、紅い大輪の華を咲かせた。
永遠に続くと思われたその時は、突如の静寂に終わった。
広間には、死体が山のように倒れている。
その上をただ一人。
シルバーが呆然と立っていた。
焦点の定まらない目は、なにかを探すように広間を見回す。
刹那。扉が急に開き、大勢の警官が押し寄せてきた。
誰か呼んだのだろう。
シルバーの目は警官を捉えると、輝いた。
シルバーはまた、ナイフを振りかざす。
「待て、君はすでに包囲されている...!」
警官の制止はシルバーの耳に届かない。
既に殺人マシンと化したシルバーは、警官をも殺そうとナイフを振るう。
臆した警官が数人殺された。
しかし、
━━パン、パン━━
乾いた発砲音がし、警官の鉄砲がシルバーを襲った。
シルバーの四肢や腹から血が飛び散り床を濡らした。
僅かに動きを止めたシルバーは倒れる直前、目の前の警官を二人殺した。
倒れたシルバーの目は生気を無くしていたが、涙が頬をつたった。
「みんな、ごめん.....。」
そう言い、哀れな殺人の檻に閉じ込められた少女は声をあげて泣いた。
「私だって、普通に、生きたかったよ.....ッ!」
そう言うと、咽び声は小さくなっていき、
殺人鬼は息絶えた。
(終わりじゃないよ!まだまだ続く!)
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