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01 突然の公開断罪
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「クリスティーナ嬢!君の悪逆非道ぶりにはもううんざりなんだ!」
煌びやかなシャンデリアの光が降り注ぐ、豪華な大広間に突き刺すような声が響き渡りました。
重大発表がある、とそわそわと私達を見守っていた貴族子女達の間に、緊張が走った様子です。
もちろん、ヤーロイ伯爵の娘である、私、クリスティーナ・ヤーロイも青天の霹靂でありました。
声の主は、ブランス侯爵令息であるグスタフ様・・・私の婚約者です。
「い、一体どうなされたのですか?グスタフ様、悪いご冗談はおやめになってください」
必死に声を絞り出した私に対して、目の前のグスタフ様は意地の悪い笑みを浮かべました。
「冗談ではない、クリスティーナ嬢。僕は君のこれまで犯してきた罪の数々に、とうとう我慢できなくなってしまったんだ。僕は君の・・・神をも恐れぬ悪行の数々を、今!この場で!明らかにしよう!」
両手を広げてそう言い放つグスタフ様の御姿は、まるで劇の主演俳優のようでした。彼は中性的な顔立ちで、見目も整っており、華やかでいらっしゃいましたから、本当にそのように見えました。
いえ、おそらくは彼にとっては、まさにその通りなのでしょう。
その劇・・・私への断罪劇で、悪である私への糾弾者として、彼は間違いなく主役なのでしょうから。
絶句する私に向かって、主演俳優は声高らかに私の罪・・・全く身に覚えのない濡れ衣を、幾重にも私の身に着せてきたのです。
「まず、君は、常日頃から!我らが主である、アルダース王家に対して罵る言葉を口にしてきた。やれ、気品がない、だの。無能ばかり、だの。恐ろしいほどの不敬の数々をだ!ああ!それ以上の言葉も口にしていた!僕は恐ろしくて、この場で口にすることはできないがね!」
そんな言葉に、周囲の皆様は眉を顰めます。王家の陰口を口にするなど、本当に、大変な不敬だからです。
ただし、もちろん私はそんなことは一言も口にしていません。口にするどころか、思ってすらいません。
「そんなことは・・・」
「黙りたまえ!まだ君の罪はあるのだ!」
私の反論は、全く許す気がないご様子でした。そして、彼は私の次なる罪について語り始めたのです。
「次に、君は日々、周りの使用人達をイジメていたね!君の家であるヤーロイ伯爵家の使用人達はもちろんのこと、婚約者である僕の家の使用人達に対しても同様だ!僕は何度も注意したが、君はまったく態度を改めることはなかった!いったいどういう環境で育てば、このような性悪女が育つのか、僕はわからないよ!」
私もわかりませんでした。彼の日頃の態度こそが、今彼が口にしたことそのままだったからです。彼がどのように育ってきたのかもわかりませんし、それを私がやったかのように言える神経も、まったく理解できません。
ですが、そんな彼の言葉も、周りの貴族子女達は信じてしまうようです。
「ひどい・・・信じられないことだ」
「クリスティーナ嬢がそんな人だったなんて・・・」
彼・・・グスタフ様は外面はとても良いお人でしたから、婚約者である私以外は、彼の言葉を信じてしまうのも、無理はないことなのかもしれません。
「でたらめです!そんな・・・」
「だから、黙りたまえと言っているだろう!この悪魔め!」
ついに私は、彼から悪魔呼ばわりされてしまいました。あまりの暴言に、私は再び絶句してしまいました。
黙り込んだ私に満足したのか、フッと小馬鹿にしたような笑みを浮かべた彼は、私への最後の偽りの罪を口にされました。
「そしてこれが最後だ!彼女は、可憐なカミーユ・エーデルワイス辺境伯令嬢に対して、数々の嫌がらせをした!僕の目の前で何度も何度もだ!大方、自分をはるかに上回る優れた容姿と性格、能力を持つ彼女に、僕が奪われてしまうことを恐れたのだろう!その浅はかな考えのもと、彼女は愚かな行為を繰り返したのだ!僕は身が引き裂かれるような思いだったよ!僕のせいで、可憐な乙女が傷つけられたのだからね!」
彼は右手を顔に、左手を胸に当てて、嘆くような仕草で天を仰ぎました。本当にお芝居の才能があるのではないかと、私は思ってしまいました。あまりの信じられない彼の発言に、現実逃避してしまったゆえの感想かもしれません。
彼が口にした令嬢・・・カミーユ・エーデルワイス辺境伯令嬢とのことでしたが、私はお名前は存じ上げませんでした。ただ、彼が私の目を盗んで、度々、背の低い華奢なご令嬢とお話なさっていることは人づてで聞いておりました。私が彼にそのことを聞いた時には、知らぬ存ぜぬの態度だったのですが・・・。
そう思っていた時です。嘆きのポーズを披露していた彼は、今度は誰かを迎えいれるようなポーズを取ったのです。
そして、私達を見守る観衆の中から、一人のご令嬢が歩み出てきたのです。
背の低い華奢で、驚くほど可憐な容姿のご令嬢でした。おそらく、彼女が、件のカミーユ様なのでしょう。
無言でグスタフ様の隣に来た彼女の肩に、彼はそっと優しく両手を置きました。そして、周りの観衆を前に、彼はこのように口にしたのです。
「ああ!僕のせいで、カミーユ嬢を深く傷つけてしまった!そう、愚かな婚約者を御しきれなかった、僕の責任だ!だから僕は、今!ここに宣言しよう!この悪魔のような女との婚約を破棄して、そして・・・この可憐な天使、カミーユ・エーデルワイス辺境伯令嬢と、結婚することを!」
ざわざわざわざ・・・
その発言に、周りの観衆の皆様は驚きの声を口にしております。私もその発言には、現実逃避していた心を呼び戻すほどに驚きました。
「お、お待ちくださいグスタフ様!どうか私の話を・・・」
「くどい!君と婚約していたことは、僕の人生の最大の汚点なんだ!しつこく婚約を迫ってきた君に僕はすっかり騙されていたよ!もう君との縁は切れたのだ!目障りだから、さっさとこの場から立ち去ってくれ!」
ひどい・・・。あんまりだわ!グスタフ様がご自分から、私にしつこく言い寄ってきた挙句に、私の望まぬ婚約をさせられてしまったというのに・・・。
絶望に暮れる私の両腕を、ブランス侯爵家の使用人達が強引に掴みました。どうやら私は、この場から強制的に摘まみだされてしまうようです。
「い、痛い・・・」
痛みに顔顰める私でしたが、ここで思いもよらぬ声が、観衆の中から響いたのでした。
「待ちたまえ!」
煌びやかなシャンデリアの光が降り注ぐ、豪華な大広間に突き刺すような声が響き渡りました。
重大発表がある、とそわそわと私達を見守っていた貴族子女達の間に、緊張が走った様子です。
もちろん、ヤーロイ伯爵の娘である、私、クリスティーナ・ヤーロイも青天の霹靂でありました。
声の主は、ブランス侯爵令息であるグスタフ様・・・私の婚約者です。
「い、一体どうなされたのですか?グスタフ様、悪いご冗談はおやめになってください」
必死に声を絞り出した私に対して、目の前のグスタフ様は意地の悪い笑みを浮かべました。
「冗談ではない、クリスティーナ嬢。僕は君のこれまで犯してきた罪の数々に、とうとう我慢できなくなってしまったんだ。僕は君の・・・神をも恐れぬ悪行の数々を、今!この場で!明らかにしよう!」
両手を広げてそう言い放つグスタフ様の御姿は、まるで劇の主演俳優のようでした。彼は中性的な顔立ちで、見目も整っており、華やかでいらっしゃいましたから、本当にそのように見えました。
いえ、おそらくは彼にとっては、まさにその通りなのでしょう。
その劇・・・私への断罪劇で、悪である私への糾弾者として、彼は間違いなく主役なのでしょうから。
絶句する私に向かって、主演俳優は声高らかに私の罪・・・全く身に覚えのない濡れ衣を、幾重にも私の身に着せてきたのです。
「まず、君は、常日頃から!我らが主である、アルダース王家に対して罵る言葉を口にしてきた。やれ、気品がない、だの。無能ばかり、だの。恐ろしいほどの不敬の数々をだ!ああ!それ以上の言葉も口にしていた!僕は恐ろしくて、この場で口にすることはできないがね!」
そんな言葉に、周囲の皆様は眉を顰めます。王家の陰口を口にするなど、本当に、大変な不敬だからです。
ただし、もちろん私はそんなことは一言も口にしていません。口にするどころか、思ってすらいません。
「そんなことは・・・」
「黙りたまえ!まだ君の罪はあるのだ!」
私の反論は、全く許す気がないご様子でした。そして、彼は私の次なる罪について語り始めたのです。
「次に、君は日々、周りの使用人達をイジメていたね!君の家であるヤーロイ伯爵家の使用人達はもちろんのこと、婚約者である僕の家の使用人達に対しても同様だ!僕は何度も注意したが、君はまったく態度を改めることはなかった!いったいどういう環境で育てば、このような性悪女が育つのか、僕はわからないよ!」
私もわかりませんでした。彼の日頃の態度こそが、今彼が口にしたことそのままだったからです。彼がどのように育ってきたのかもわかりませんし、それを私がやったかのように言える神経も、まったく理解できません。
ですが、そんな彼の言葉も、周りの貴族子女達は信じてしまうようです。
「ひどい・・・信じられないことだ」
「クリスティーナ嬢がそんな人だったなんて・・・」
彼・・・グスタフ様は外面はとても良いお人でしたから、婚約者である私以外は、彼の言葉を信じてしまうのも、無理はないことなのかもしれません。
「でたらめです!そんな・・・」
「だから、黙りたまえと言っているだろう!この悪魔め!」
ついに私は、彼から悪魔呼ばわりされてしまいました。あまりの暴言に、私は再び絶句してしまいました。
黙り込んだ私に満足したのか、フッと小馬鹿にしたような笑みを浮かべた彼は、私への最後の偽りの罪を口にされました。
「そしてこれが最後だ!彼女は、可憐なカミーユ・エーデルワイス辺境伯令嬢に対して、数々の嫌がらせをした!僕の目の前で何度も何度もだ!大方、自分をはるかに上回る優れた容姿と性格、能力を持つ彼女に、僕が奪われてしまうことを恐れたのだろう!その浅はかな考えのもと、彼女は愚かな行為を繰り返したのだ!僕は身が引き裂かれるような思いだったよ!僕のせいで、可憐な乙女が傷つけられたのだからね!」
彼は右手を顔に、左手を胸に当てて、嘆くような仕草で天を仰ぎました。本当にお芝居の才能があるのではないかと、私は思ってしまいました。あまりの信じられない彼の発言に、現実逃避してしまったゆえの感想かもしれません。
彼が口にした令嬢・・・カミーユ・エーデルワイス辺境伯令嬢とのことでしたが、私はお名前は存じ上げませんでした。ただ、彼が私の目を盗んで、度々、背の低い華奢なご令嬢とお話なさっていることは人づてで聞いておりました。私が彼にそのことを聞いた時には、知らぬ存ぜぬの態度だったのですが・・・。
そう思っていた時です。嘆きのポーズを披露していた彼は、今度は誰かを迎えいれるようなポーズを取ったのです。
そして、私達を見守る観衆の中から、一人のご令嬢が歩み出てきたのです。
背の低い華奢で、驚くほど可憐な容姿のご令嬢でした。おそらく、彼女が、件のカミーユ様なのでしょう。
無言でグスタフ様の隣に来た彼女の肩に、彼はそっと優しく両手を置きました。そして、周りの観衆を前に、彼はこのように口にしたのです。
「ああ!僕のせいで、カミーユ嬢を深く傷つけてしまった!そう、愚かな婚約者を御しきれなかった、僕の責任だ!だから僕は、今!ここに宣言しよう!この悪魔のような女との婚約を破棄して、そして・・・この可憐な天使、カミーユ・エーデルワイス辺境伯令嬢と、結婚することを!」
ざわざわざわざ・・・
その発言に、周りの観衆の皆様は驚きの声を口にしております。私もその発言には、現実逃避していた心を呼び戻すほどに驚きました。
「お、お待ちくださいグスタフ様!どうか私の話を・・・」
「くどい!君と婚約していたことは、僕の人生の最大の汚点なんだ!しつこく婚約を迫ってきた君に僕はすっかり騙されていたよ!もう君との縁は切れたのだ!目障りだから、さっさとこの場から立ち去ってくれ!」
ひどい・・・。あんまりだわ!グスタフ様がご自分から、私にしつこく言い寄ってきた挙句に、私の望まぬ婚約をさせられてしまったというのに・・・。
絶望に暮れる私の両腕を、ブランス侯爵家の使用人達が強引に掴みました。どうやら私は、この場から強制的に摘まみだされてしまうようです。
「い、痛い・・・」
痛みに顔顰める私でしたが、ここで思いもよらぬ声が、観衆の中から響いたのでした。
「待ちたまえ!」
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