天翔るリアの女王

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第8章。アブロン帝国の逆襲。

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❤️天翔るリアの女王 Vol-8❤️
 第8章。アブロン帝国の逆襲。
 AG4.3紀元596年10月8日~AG4.3紀元596年10月20日。

(登場人物)
❣️アーリア・ラハム・リア。
 初代リア帝国の女王。天翔船アーリアの生体脳。

❣️ミロナ・ラハム・リア。
 リア帝国の統轄女王。アーリア女王の1人娘。第2代女王。

❣️ティアラ・ラハム・リア。
 リア帝国摂政。アーリア・ラハム・リア女王の直系の一族。

❣️ロレイン・ラハム・リア。
 天翔船アーリア母船統合司令長官。リア帝国副摂政。大元帥。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従姉。

❣️ララ・ラハム・リア。
 天翔船アーリアの統轄司令。リア帝国副摂政補。レーマー(大元帥)。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従妹。

💚ブラウン・ラハム・リア。
 天翔船アーリア母船長。元帥。

💚ロベル・ラハム・リア。
 天才物理学者。高次元物理学者。エネルギー物理学者。科学評議会議長。

💚アベル・ラハム・リア。
 医学評議会議長。医学者。

❣️ソフラ・ラハム・リア。
 医学評議会副議長。天才医学者。脳神経外科教授。生体物学者。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従妹。

❣️フランソファ・ラハム・リア。
 クォークトロニクス学者。高エネルギー学者。高次元学者。天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従妹。

💚ラロン・ラハム・リア。
 天翔船建造責任者。科学・建造技術部局部長。

❣️ラブリナ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従妹。新型自己増殖型万能新型リアフォースSG1。ラブリナの旗艦。

💚デムロ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊統轄司令長官。大元帥。事実上のリア帝国艦隊統轄司令長官。新型自己増殖型万能新型リアフォースSG2。デムロの旗艦。


第8章。アブロン帝国の逆襲。
 マルチ物理学者のフランソファ・ラハム・リア等の研究サークルは、研究結果を纏めてティアラ摂政と会見してデータを提出する。
 見終わってから「アブロン帝国残党に発見される前に、早急に此等の星系を発見して封鎖する必要が有るわね❗️ラブリナは御存じですわね。彼女と共に探索して、極秘星系として管理下に組み入れて下さい」と、申し出る。
「解りました。お受けします❗️」「では、ラブリナに連絡しておきます。此は余談ですが、古代リア帝国のラデル銀河デル星系第3惑星デルナからコピーしたデータを差上げます。其と比較AG4.3紀元596年10月8日して見て下さい❗️」と、やんわりと伝える。

 AG4.3紀元596年10月10日新型自己増殖型万能新型リアフォースSG1と、新型自己増殖型万能戦闘用母船ゴットライデンSG100台が巨大な次元搬送トンネルから宇宙空間に飛び出して来た。此行動が後に、アブロン帝国の逆襲に大打撃を与えるとは、此の時点では誰一人考えていなかった。

 事実上のリア帝国艦隊統轄司令長官で有るデムロ・ラハム・リア大元帥は、知略家で用心深い事で知られている歴戦の強者で有る。初代アーリア女王の親戚で有る。其の彼が、旧7連邦共和国の公転起動上に復元した巍巍惑星に罠を仕掛けていた。当然ながら襲撃のターゲットとなる可能性を考えていたからである。

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 リアリアン超銀河団ゾーン最東端のはぐれ銀河郡の1つ、リル銀河アリン星系第3惑星アリンは、旧アブロン帝国の軍事力を遥かに越える軍備が整っていた。
 AG4.3紀元596年10月8日現在に至っては、天空船アーリアンの姉妹艦が500台完成させていた。アブロン帝国の残党が戻り、其等の母船、戦艦等に古代リア帝国のスーパー兵器等を換装した。更に、神聖リア帝国の万能戦艦ゴムラの原型で有る直径5400メートルの球型戦艦バランを量産ラインで既に1億台も完成させていた。
 ハン・グテム・アブロン皇帝は満足していた。そして、神聖リア帝国に逆襲する時期を伺っていた。

 紀元596年10月10日。ハン・グテム・アブロン皇帝は、戦闘母船ラムゼン各5台、5編成軍を組織して、極秘に5星系奪還に派遣する。

 アブロン帝国の逆襲は、紀元596年10月20日に始まった。デムロ・ラハム・リア大元帥の予測に近い行動して7連邦の帝都に進軍して攻撃を開始する。デムロ大元帥は簡単な防衛だけで、自由に攻撃させる。全てロボットなので、人的被害は全く無い。主星に充分近付いた時、一斉に迎撃を開始する。
 旧リア帝国の兵器で武装したアブロン帝国船団のバリアこそ破壊出来なかったが、猛反撃に怯んで待避行動する。
 アブロン船団長は、冷静さを取り戻し、バリア?持ち堪えたのに自信を取戻し、惑星に直接攻撃を開始する。数時間後、惑星は壊滅した。其れ確認して満足げに撤退して行った。
 デムロ大元帥の思わく通りに進行したので、監視スクリーンを見て微笑む。罠の1つが、閉じた。

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 惑星レムルの4大大国の中で、ダルダラン帝国とマベル連邦とアルデラル連邦は独自でラハム統一戦線第1部隊を殲滅しょうと攻撃を開始する。だが、原始的な兵器では全く歯が立たない。核攻撃を検討するが、政庁上空での使用は被害が甚大になり使用不可で有る。ジレンマが続く。

 AG4.3紀元596年10月10日。新型天空船アーリアンTFーゼロSGと交換して引続き滞空して監視を続ける。
 メフィス・アンドライダ・ラハム統合司令長官は痺れを切らし、秘密工作員グル・ドライダ・ロボのグループに、極秘任務を命じ惑星ラハムに送り込んだ。
 直径120メートルの新型搭載艦ガロンSGで惑星レムルに向かったグル・ドライダ・ロボは、惑星ラハムの大気圏外で周回している第1部隊司令長官のブリアン・トルト・リアと、デジタル通信でコンタクトを取る。 
「私は神聖リア帝国のグル・ドライダ・ロボです。ラハム統一計画に関して、我々独自の計画を聞いて下さい❗️」と、申し出る。
「承知した。計画を話して下さい❗️」
「先ず、我々が惑星地上の砂漠地帯に着陸します❗️当然ながら我々に攻撃して来るでしょう。通常兵器では破壊出来ないと自覚して、核兵器で攻撃します。しかし、破壊出来ないと知るでしょう。其の時点でメッセージを送信して統一を促します。地上人は、恐らく一時的では有るが1つに纏まり我々を撃退しょうとします。其の時に、ニュートラル・バリアを展開して全ての核反応を無効して、更にメッセージを送信して暫く様子を見ます。其の間だ、我々は極秘にタルダナ民主連合国のマチラナ・ニグル執政官と会見して味方とします❗️以上の様な作戦です」と、締め括る。
「成る程。名案です❗️では、貴方が提案した作戦を実行しましょう」と、快く受け入れる。

 作戦は、紀元596年10月20日に開始する。グル・ドライダ・ロボは、探知される様に3千上空を周回してダルダラン帝国領内の広大な砂漠地帯に新型搭載艦ガロンSGを着陸させる。
 ダルダラン帝国のマーチン・ハーン皇帝は、国防軍に攻撃命令を出す。最も近い軍事基地から、原始的な爆撃機50台と戦闘機500台が緊急発進して行く。
 戦闘機500台が原始的なミサイルを発射する。新型搭載艦ガロンSGの船体は、6次元メンタル・フォームエネルギーを含む生体金属で、自己修復能力。エネルギー吸収能力。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の遺伝子を含み、集合知性を持った超生体金属で有る。SGタイプは此のミロナリオン生体金属で出来ている。現在考えられる最強で唯一の生体金属で有る。此に対しては原始的な核兵器でさえ破壊不可能で有る。ましてや、原始的なミサイルでは蚊に刺された程度も感じない。
 航空指令は戦闘樹の攻撃を諦め、爆撃機で雨のように爆撃する。凡ての爆弾を投下した後、全く何事も無く着陸していた。
 航空指令は諦めて軍事基地に引き返して行く。
「我々の科学力を持ってすれば、貴殿方数分で壊滅出来ます❗️だが、我々は貴殿方を救いたいのです。再度要望します❗️統一国家樹立の対話して下さい」と、メッセージを送信する。
 暫く待機して様子を伺う。其の間だ。ダガラ・ドライダ・ロボ司令は、リストアリバイブラーで、ラハム統一戦線の基地となるデータの復元を開始する。
 大規模な軍事基地が復元完了する。基地の総てを起動させバリアを展開させる。
 意地でも破壊しょうと、マーチン・ハーン皇帝は核攻撃を命令する。核ミサイルが3発同時にバリアに命中。強烈な光球が広がり、同時に爆風が全方向に吹き荒れ、巨大な原子雲が立ち上って行く。
 ダガラ司令は、放射能中和剤剤を10発打上る。広範囲で爆発して乳白色の泡が降り注ぐ。
「愚か者❗️自分の首を締めるつもりか、緑豊かな自然を生物が住めない放射能の惑星にするのか❗️我々が放射能を除去した。今から総ての核反応を停止させる為に、ニュートラルバリアを展開させる。当然ながら原理力発電所も停止する。故に我々は自立型発電装置を提供する。其れ1台で全惑星に供給可能です❗️其を四大エリアに各1台授与致します」と、ダガラ・ドライダ・ロボがメッセージを送ってからブリアン・トルト・リアとコンタクトを取る。
「早急に自立型発電装置を提供して下さい❗️資材等は、新型天空船アーリアンSGゼロの統合司令長官メフィス・アンドライダ・ラハムに連絡して持って来て貰いますので、ブリアン閣下が4大エリアの指導者に呼び掛けてからセッティングして戴きたい❗️」と、申し出る。
「承知した」

 連絡を受けたメフィス・アンドライダ・ラハム統合司令長官は、直ちに行動して、大型自立型発電装置8台をブリアン・トルト・リアに届ける。
 
 マルチ秘密工作員副司令長官リサル・アンドライダ・ラハムは、極秘にタルダナ民主連合国のマチラナ・ニグル執政官と会見する。
「マチラナ・ニグル執政官❗️我々の調査の結果、貴女がレムル統一国家の元首に相応しいと判断しました。従って我々は貴女をレムル統一国家の元首に任命し、レムルを統一しますので、我々に協力願います。で、タルダナ民主連合国領内の不毛な砂漠地帯の使用を許可して戴きたい❗️其処に、レムル連邦共和国の帝都を我々が建設します」と、リサル・アンドライダ・ラハムが提案して協力を申し出る。
 暫し考えてから「承知致しました❗️」快く承諾する。
「有難う御座います❗️では、完成次第移動願います。リストアリバイブラーで復元するだけですので1日弱で完成します。移動が終わり次第ニュートラルバリアを展開して全ての核反応を停止させますので❗️」と、締め括った。

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