天翔るリアの女王

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第19ー2章。ロレアナ・マダン・ソレイユ女王 Vol-2。

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❤️天翔るリアの女王 Vol-19ー2❤️
第19ー2章。ロレアナ・マダン・ソレイユ女王 Vol-2。
 AG4.3紀元610年2月2日~AG4.3紀元610年2月15日。

(登場人物)
❣️アーリア・ラハム・リア。
 初代リア帝国の女王。天翔船アーリアの生体脳。

❣️ミロナ・ラハム・リア。
 リア帝国の統轄女王。アーリア女王の1人娘。第2代女王。

❣️ティアラ・ラハム・リア。
 リア帝国摂政。アーリア・ラハム・リア女王の直系の一族。

❣️ソフラ・ラハム・リア。
 医学評議会副議長。天才医学者。脳神経外科教授。生体物学者。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従妹。

❣️フランソファ・ラハム・リア。
 クォークトロニクス学者。高エネルギー学者。高次元学者。天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従妹。

❣️ラブリナ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従妹。

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第19ー2章。ロレアナ・マダン・ソレイユ女王 Vol-1。 
 超絶精神集合体ロレアナは遅々として現状に苛立ちを覚え、肉体を持っていた頃のロレアナ・マダン・ソレイユ女王を具現化させ、大船団を引率させてダタル銀河帝国のパダメ・レイダン・グダガタル女王の元に派遣した。
 具象で有るロレアナ・マダン・ソレイユ女王は、強烈な指導力と威厳を持ち、且つ知的で並々ならぬ行動力を持っていた。其のロレアナ神聖女王指導の元に、36の銀河を勢力下に組み入れていた。
 メデラ・マレナン・レナン摂政傘下の艦隊が、37番目の銀河侵略を開始して数日後。想定外の強敵と遭遇し、僅か数百台を残すだけの大敗退してしまった。
 艦隊司令から報告を受けたメデラ摂政は、親衛隊の第1軍アダリナ・ルダン執政官に、37番目の銀河制圧を命じる。命令を浮けたアダリナ・ルダン執政官兼大元帥は、ルダン連邦連邦軍第1連合艦隊に出撃命令を出した。
 バラン・デム・ダロム元帥傘下のルダン連邦第1連合艦隊百万台が、スクル星系から発進して37番目銀河に向かっていった。

 37番目銀河外縁に到着。ダロム元帥は、いきなり進撃するのを避け調査船数台を送り出した。目的は出撃拠点を建設する為で有る。
 数日後。銀河外縁に適切な星系が見つかり、出撃拠点建設を開始する。本国と連絡を取り、新たな連邦軍派遣を要請する。
 バンバ・デムロ・ロダン統轄元帥が、新たに2ヶ軍2百万台を引率して出撃拠点に赴任して来た。


 37番目銀河の支配種族は、レムール種族の分家民族で有るレムル人で有る。当時の科学、技術を継承し、長きに渡り隠遁していた。近年ラーレヌ・レム・ヴァル女王が即位し、隠遁を廃止して拡張政策を開始し、レリア銀河内の再統一と移民を積極的に始めていた。其の様な時に異種種族艦隊が銀河内に侵攻して来た。数回は撃退するが、レリア銀河最外縁の1星系に侵略拠点の建設を開始し、巨大船団が赴任している。此の事実にラーレヌ・レム・ヴァル女王は危機感を抱いていた。
 ラーレヌ女王は側近幹部を集め、緊急会議を開催する。始めに、ラーレヌ女王は「私の見解をお伝えしておきます❗️」と、前置きして「我々はレムール種族の末裔で科学技術は超高度な段階に有り如何なる敵対者であれ撃退出来ると信じていますが、現在の侵略者は同程度の文明で有るマダン種族の流れで有ると判明しました。更に、我が軍事力は弱小であり、敵対者の軍事力は想定出来ないほど強大です❗️従って、持久戦になれば我々は何れ征服されると危惧しています。以上の様な理由により、早急に我が種族の伝説の女神セレーネ・レム・ヴァル女王に救援メッセージを送る事を提案します❗️」と、話し終える。
「奇策、策略等を持って戦えば、勝てるとは言えないが、被害を最小限に出来且つ、敵対者に甚大な被害を与える事が可能だと考えています❗️」と、バロン・レム・ヴァル大元帥
「私もバロン大元帥の考えと同じですが、戦況を見て最終的には救援要請をすべきだと考えています❗️」と、ラム・レム・ヴァル統轄大元帥
「数多い植民星系を防衛するには、あまりにも戦力不足です❗️住民の安全を確保する為にも早期に救援要請するべきだと考えています❗️」と、ララ・レム・ヴァル摂政。
「私は軍人ですから命令されれば戦いますが、勝てない相手との戦いは避けたいと考えています❗️」と、ドゴン・レム・ムデル元帥。
「皆様の意見は解りました。では、結論を言い渡します❗️ラム統轄大元帥の提案を承認します。では私とララ摂政は古に封印した超古代の防衛システムの封印を解除します。此のシステムが稼働すれば、敵対者の本隊が侵攻しても暫くは持ちこたえられるでしょう。私は戦況を見て救援要請をします❗️」と、ラーレヌ・レム・ヴァル女王が締め括る。


AG4.3紀元610年2月2日
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AG4.3紀元610年2月15日。


 数年に渡る研究が実り、フランソァ研究チームが新兵器と新防御バリアの開発を成し遂げた。其の新兵器名は、ネガティブ・ディメンション・ワーム・メンタルフォーム(7DMWM)砲。新防御バリア名称は、ネガティブ・ディメンション・ワーム・メンタルフォーム・バリア。(7DWMバリア)と、命名された。現在考えられる限り宇宙最強の兵器だ。量産されて、全ての戦艦、母船に取付けられている。
 最新鋭超大型自己増殖型万能戦略母船ギャラクシアン7MDは、数十ヶ所で製造されており、10万台が完成している。従来の戦闘母船は全て監視艦隊の所属になる。新型の戦闘母船は長過ぎる
 2ヶ所の出撃拠点も完成し隠蔽され、近くの星系に偽装拠点も稼働している。ネガティブ種族の再侵攻の備えは万全になっている。
 ミロナ・ラハム・リア神聖女王は、自分では気が付いていない能力の1つで有る、フィーチャー・リサーチゃー能力で、未来に出来事を微かに感じ取っていたが、其の事はフランソァとラブリナ意外には話していなかった。だが、ミロナの遺伝子を色濃く受け継いでいるリアナ・アンドライダ・ラハム副神聖女王だけは感じ取っていた。
 リアナ副神聖女王は側近の数名に対し、本音は伝えなかったが近々ネガティブ種族の大々的な侵攻が考えられると伝えて其の準備と対策を命じる。

 ラブリナは、自立型浮揚ミラクルフォース7MDゼロ・ワン・アルティミス内の、神聖リア帝国軍浮揚統合司令本部司令センターから、アルティミス艦隊基地全船団に緊急発信に常時備える様に命令をだす。一級警戒体制を布令した。

 ドラン銀河連合帝国のハンナ・ラハム・アンドライダ女王は、エリア・ツゥーの出撃拠点で有るノラン銀河ノデレ星系第3惑星デランに、第3001軍から第3010軍の20ヶ軍を赴任させていた。リアナ副神聖女王から密命を受け、ミロナ神聖女王から許可を受けたので有る。
 デラン基地司令長官は、ハンナ・ラハム・アンドライダ女王の副臣の1人、ミルル・ラハム・アンドロイダ大元帥で有る。ドラン銀河連合帝国最強の船団で有る。更に、偽装拠点にはTには、旧バルジ同盟の連合艦隊が常駐し、周辺宙域を巡回監視している。

 AG4.3紀元610年2月10日。監視艦隊が、エリアツゥーとエリアスリーの境界宙域多数の戦艦群と高エネルギー反応を探知する。通報を受けた監視船団本部は、直ちに調査船を数台派遣し、アルティミス統合司令本部に報告した。
 通報を受けたアルティミス統合司令本部では、「どうやら動き出した様ね❗️」と、ラブリナがミロナに話し掛ける。
「我が種族の存亡に関わる事態にならなければ良いが❗️」と、嫌な予感を覚え口に出す。
「新開発した兵器が有るし、其処までは追い込まれる事は無いわよ❗️」と、フランソァが確信を込めて話す。
「調査船の報告を待ちましょう❗️」と、エルサ・レム・ヴァル大元帥。

 AG4.3紀元610年2月12日。レリア銀河内では全面戦争に発展していた。だか、封印していた防衛システムの活躍で戦況は圧倒的に有利に展開していた。
 ルダン連邦軍のバンバ・デムロ・ロダン統轄元帥は、圧倒的な戦力ながらレリア銀河内に敷設して有った防衛システムにより想定外の大敗を其の旨をアダリナ・ルダン執政官兼大元帥に報告する。
「愚か者❗️敵対者の策略に填まり追って。私が行くまで全艦隊を出撃拠点に撤退させよ」と、厳しく口調で命じる。
 数時間。第1軍のアダリナ・ルダン執政官兼大元帥の船団が出撃拠点に到着する。
「バンバ・デムロ・ロダン統轄元帥、残存艦隊を引率して本国に帰還して新たに戦力増強に勤めよ❗️」と、アダリナ執政官。
「承知致しました❗️」と、バンバ統轄元帥。

 第1軍のアダリナ・ルダン執政官兼大元帥傘下の、新鋭船団が出撃拠点から偽装拠点を経由してレリア銀河外縁に出現する。
「防衛システムを破壊しながら近くの有人星系から制圧して行く❗️広く散開致せ❗️」と、アダリナ執政官。
 侵略は広範囲で始まり、防衛システムが次々と破壊されて行き、レムル帝国艦隊は次第に追い詰められる。ラーレヌ・レム・ヴァル女王は、戦況を見て此れ以上は耐えきれないと悟り、伝説の女神セレーネ・レム・ヴァル女王宛に救援メッセージを送信する。

 ミロナ等は調査船の映像を眺めていた。
「戦艦の種別から判断して、間違いなくレムール種族製。侵略者はメデラ・マレナン・レナン摂政傘下の船団でしょう❗️」と、エルサ・レム・ヴァル統轄大元帥。
「私も同意見です。ミロナ、救援に向かいますか⁉️」と、ラブリナ。
「救援要請が無い以上は迂闊な行動は控えたい。今暫くは様子を見よう❗️」と、ミロナ。
 AG4.3紀元610年2月15日午前10時20分。いきなり救援メッセージが届く。
「私はレムール種族レムル帝国女王のラーレヌ・レム・ヴァルです❗️レリア銀河全体に強大侵略船団が来襲し我々は善戦していましたが、侵略者の圧倒的な戦力に対し我が軍は対応出来ません。故に、願わくは伝説の女神セレーネ・レム・ヴァル女王陛下に救援を求めます❗️我がメッセージが届きましたら加護願います❗️」と、アルティミス統合司令センターに響き渡る。其のメッセージは同時に独立放浪レムダン銀河レム星系第3惑星レムにも届いた。メッセージを探知した惑星脳レムは、超古代の封印されていた保安回路が開いた。同時にラーレヌ・レム・ヴァル女王の具象が実体化する。
 クリスタルパレスの管理人エルサ・レム・ヴァルは、惑星脳レムの命を受け極秘の軍人惑星の封印を解除し保存されていた母船、戦艦を緊急発進させる。
 惑星脳レムは極秘通信回線を開くと「私はレムール種族の女王ラーレヌ・レム・ヴァル❗️救援メッセージを受け取りました。直ちに救援船団を派遣させる」と、メッセージが送信される。

 通信を聞いていたミロナは「惑星レムには未だ極秘のシステムが存在していたのね❗️」と、フランソァに話し掛ける。
「其の様ね❗️」と、フランソァ。
「マダルリアン7MDゼロ・マリエラに、リアフォース7MDG0、1、2を合体させ出撃する」と、ミロナ。
「では、護衛にギャラクシアン7MDと、戦闘用母船ゴットライム1万台を出撃させるわね❗️」と、ラブリナ。
「承知した❗️」と、ミロナ。



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