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第2章。第4エリア宙域Vol-2-1。

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❤️天翔るリアの女王第3部Vol-2-1❤️
第2章。第4エリア宙域Vol-2-1。
 AG4.3紀元631年6月10日。~AG4.3紀元631年6月26日。

(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国神聖女王。

❣️ミロル・ラハム・リア。
 ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
 ラレン銀河連合帝国女王。

❣️フランソファ・ラハム・リア。
 天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。

❣️ホナミ・ラハム・リア。
 科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部主幹。

❣️ラブリナ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。

❣️エレーナ・ラハム・リア。
 クリスタルレーネ母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。大元帥補。

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第2章。第4エリア宙域Vol-2-1。
 ジブランタ銀河団外縁に、大巨神ルナ・ゼロ率いる20個軍が次々とドロップダウンして来る。
 AG4.3紀元631年6月10日。大巨神ルナ・ゼロは、直結している標識塔ルナ・ゼロ、マダルリアン・ルナ・ゼロ、リングヘル・ルナ・ゼロ、マダルリアン・ルナ・ゼロ、ゴッドホイヘンス・ルナ・ゼロの司令母船生体脳とコンタクトし、座標データをベースにして制圧作戦を協議する。
 数分後。「では決定する。第1から第6軍は私と共に、ジブランタ銀河団ブラン銀河ランダン星系第3惑星ブランを制圧する。第7軍から第20軍は、14銀河を制圧せよ❗️詳細は標識塔ルナ・ゼロが通達する」と、話し終える。

 数分後。第7軍から第20軍が同時にドロップアップして行く。最後に、大巨神ルナ・ゼロ率いる本体がドロップアップする。同時に、ジブランタ銀河団ブラン銀河ランダン星系外縁にドロップダウンする。
 ブラン連邦軍部の探知網が、星系外縁に忽然と出現した超巨大母船団を探知し、防衛軍本部に緊急通報する。通報を受けた防衛軍本部は、事の重大さを認識し、緊急警報を発令する。
 ブラン連邦軍最高司令長官は、直ちにランド・ルン・ロルダ候に連絡する。
「承知した。直ぐに其方に向かう❗️」と、答える。コンタクトを切り、まさか本当に攻めて来るとは思わなかった。渋い顔をして後悔する。
 転送機で防衛軍本部に移動する。統合司令センターに入り、連邦軍最高司令長官と対面する。
「閣下、探知スクリーンを御覧下さい❗️」
 探知スクリーンを見たランド・ルン・ロルダ候は唖然んとする。「何と、想像を絶する台数では無いか❗️」
「概算で数10億台。正確な台数は把握出来ません❗️閣下、御決断して下さい」と、答える。
「何を決断せよと」
「当然ながら降伏です❗️」
「戦う前に降伏だと」激憤する。
「では、勝てると思いますか」と、追求する。
 数秒間の間を開けて「早急に検討する」と、言葉を吐き捨て出て行く。
「何が起こっても攻撃は控えよ❗️負けると解っていて戦わせるわけには行かぬ」と、言明する。
 全ての軍事基地並びに艦隊に緊急通報が発令される。

 ランダン星系外縁に滞空している大巨神ルナ・ゼロの船団は、準光速で星系内に進入して行く。其の状態で、6大司令母船が其々に1台を復元させる。復元が完了した5大司令母船ゼロ・ブランは、同時にドロップアップし、同時に第3惑星ブラン手前60万キロメートルにドロップダウンする。
 軌道リングヘル・ルナ・ゼロ・ブランは減速せずに惑星ブランに接近して北極上空から舞い降りて赤道上に停止。惑星首都の位置を確認して回転を停止。重力アンカーで固定する。
 惑星全国30万キロメートル宙域に、大巨神ルナ・ゼロ・ブランと標識塔ルナ・ゼロ・ブランが惑星ブランの公転周期に同調させて公転軌道を固定させる。同時に、マダルリアン・ルナ・ゼロ・ブランとゴッドホイヘンス・ルナ・ゼロ・ブランが無限増殖を開始する。
 標識塔ルナ・ゼロ・ブランの生体脳ルナブランは、具象レイミ・ラハム・ルナを造り出し、ジブランタ同盟総督兼統合司令長官。総帥とした。
 任命ゆ受けたレイミ・ラハム・ルナ総督兼総帥は、全ゼロ・ブランに、ランド・ルン・ロルダ候並びに側近幹部等の逮捕拘束を命じる。
 軌道リングヘル・ルナ・ゼロ・ブランから、ドール型戦艦ロボット並びに半生体ドール兵員が雨の様に降下して行く。並行して、AG4.3紀元631年6月10日午後2時。第4惑星ラングルの改造を開始する。
 第4惑星ラングルは、第3惑星ブランとほぼ同じ大きさで生存可能大気を持つ。只、惑星全土が氷で覆われ有害な恒星から放射線を受けている為生物は存在しない不毛な惑星で有る。
 軌道リングヘル・ルナ・ゼロ・ラングルは、惑星ラングルの赤道上に重力アンカーで固定し、第3惑星と全く同じ自転と傾きに調整し、惑星活性化促進プロジェクトを開始する。
 惑星ラングル中心部に一極制転送機で、直径500メートルのプラネトボールを転送する。
 中心部に強引に直径500メートルのプラネトボールを実体化させた影響で、押し潰そうとする内部圧力が高まる。同時に反発する力が働き地上に向かう。同時に地殻の数10ヵ所にヒビが入り地上に抜けてマグマが噴き出す。
 更にプラネトボールは、最下層マントルを流動化させて自転方向に回転させる。
 第4惑星ラングルの気温を上昇させる為に、軌道リングヘル・ルナ・ゼロ・ラングルは、惑星上空1万キロメートルに特殊フィールドバリアを展開させる。此のフィールドバリアは、惑星全土の気温を高める為に開発された優れもので有る。
 同時に軌道リング・ラングルは、熱球爆弾を数百発投下する。同時に爆発して惑星全土に熱波が広がり氷が溶け出す。
 数時間後。惑星の平均気温が15度迄上昇する。閉じ込められていた二酸化炭素並びにフロンガスが解放され温暖化を促進させる。
 軌道リング・ラングルの司令生体脳は、10数台のリストアリバイブラーで復元惑星モデル・バランを開始する。

 ジブランタ同盟盟主ランド・ルン・ロルダ候等側近幹部並びに、軍最高幹部等を逮捕拘束し、マルチコンタクトにより尋問を開始する。
「ランド・ルン・ロルダ候、全ての職を剥奪され、帝国反逆罪で告発されている。其の意味は理解出来るだろう❗️弁解の余地は無く死罪に値する。何か申し開きは有るか、有るならば聞いておく」と、厳しい口調で尋問するライミ・ラハム・ルナ総統轄大元帥。
 無言を続けるランド・ルン・ロルダ候。
「では、連邦軍最高司令長官に問い掛ける。何故、軍事行動を取らなかったのだ❗️」
「緊急通報を受け、探知スクリーンで超巨大母船団を見て勝てる相手では無いと判断し、軍事介入はしない様に命じ、ランド・ルン・ロルダ候閣下に降伏を勧めました」と、答える。
 バレン・ドルン・ハルグ司令長官の思考を読んだミロナは、微笑んで「ハルグ司令長官、冷静で先見の明が有る様です。貴方の様な人物がジブランタ同盟の盟主であったなら、此の様な事態にはならなかったで有ろう❗️」と、話し掛ける。
 バレン・ドルン・ハルグ司令長官は無言のまま、軽く頭を下げる。
 小一時間後。レイミ・ラハム・ルナ総督兼統合司令長官は「詳細な判断は後日言い渡す。以上❗️」と、締め括る。

 AG4.3紀元631年6月12日。ジブランタ連邦共和国女王として、ミレーユ・ラハム・ルナが赴任してきた。此の時点で第4惑星ラングルの改造はほぼ完了していた。特殊な条件下の為、かなりの時間が掛かっている。
 改造された第4惑星ラングルをジブランタ連邦共和国の本拠地とし、帝都ジブラルのクィーンパレスから旧ジブラルタ同盟諸国に向けて話し始める。「私はジブランタ連邦共和国女王の、ミレーユ・ラハム・ルナで有る。全ての旧ジブランタ同盟の全ての民に伝える。
 時代の流れは時と共に変化し、ジブランタ同盟は現在天空の女神レディマスターの元に統合され、ルナ銀河連合帝国傘下ジブランタ連邦共和国と改名されました❗️
 我々は共に、天空の女神レディマスターで有る神聖リア帝国神聖女王陛下の庇護を受けた同士であり共存共栄し新たな時代を築き上げましょう❗️」と、締め括る。
 画面が切り替わる。「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リア。皆様方に一言御挨拶申し上げます❗️」と、語り掛ける。
 放映を見ていたジブランタ連邦共和国の民は、其のカリスマ性と絶世の美しさと気品高さの虜となる。
「ミロダリアン超銀河団は、大別して西部宙域、中央部宙域、東部宙域、第4エリア宙域の4大宙域に大別出来ます。其の西部宙域全体を統轄しているのは私の双子の妹ミロル・ラハム・リアです❗️」と、紹介する。
「ラレン銀河連合帝国女王で有るミロル・ラハム・リアです❗️同時に、神聖リア帝国神聖女王代理です。以前は我が帝国とは敵対関係であったダリル銀河連合帝国は、姉ミロナの命令の元に制圧されました。だが、未だ中央部宙域と最東部の第4セクターが残されています。其の2大セクターの制圧を計画しています。だが、想像を絶する広大な宙域です。完全に制圧するには長き時間と数多き人材が必要となるでしょう。
 我々は超技術で半生体ドールを造り出し其等を補っています。志しあらば、我々と共に種族統一、並びにミロダリアン超銀河団統一作戦に協力、参加しませんか❗️」と、呼び掛ける。ミロルもミロナと全く同じ能力を持っている。ミロルの言葉には暗示効果が含まれている。故に、民は熱狂的に崇拝するに至る。
 画面が切り替わり「私はルナ銀河連合帝国女王のナデル・ラハム・ルナです❗️レディマスターの命令を受け、第4セクターの制圧を託されました。だが、無欠で制圧するのは非常に難しい事でしたが、私は成し遂げて来ました。此からもレディマスターの志しに答える為に全力で制圧作戦を実行して行く。其の為にもジブランタ連邦共和国の皆様方の協力が必要です」と、締め括る。

 AG4.3紀元631年6月13日。第4惑星ラングルのルナ銀河連合帝国ラザン軍事基地を拠点として、第4エリア南部の伯爵系17銀河と、第4エリア北部の男爵系18銀河制圧軍が待機ポジションから離脱してドロップアップして行く。
 大巨神ルナ・ゼロ等司令母船等は、第4エリア最南部の自由惑星同盟セクターに向かった。

 AG4.3紀元631年6月16日。大巨神ルナ・ゼロが率いる巨大船団が、ライデン銀河団近辺に次々とドロップダウンして来る。
 標識塔ルナ・ゼロは、具象イデルナ・ラハム・リアを造り出し、司令母船を除く全船団の総帥に任命する。
 ライデン銀河団制圧船団の総指揮をする事になったイデルナ・ラハム・リア総帥は、情報収集する為に探査艦アイ・ルナ7MTD・Mイル10万台を射出する。其の探査艦イルは、リストアリバイブラーで10台に増殖。其の10台が更に10台に増殖。あっと言う間に10億台を超える。
 10億台の探査艦イルは、通信、探知ネットワークを形成しながらライデン銀河団の450銀河に数100万台単位で進入して行く。更に増殖しながらほぼ全ての恒星に辿り付き待機する。

 AG4.3紀元631年6月20日。情報が届き始める。此の時点で、イデルナ・ラハム・リアを造り出した標識塔ルナ・ゼロ・イルは、ライデン銀河団制圧船団の総指揮者となった。此れが発端となり、標識塔ルナ・ゼロが総指揮を取る事になっていた。
 標識塔ルナ・ゼロ・イルの生体脳イルは、届き始めた情報の分析を開始。巨大な探知スクリーンにライデン銀河団の詳細な座標データが表示される。其の銀河座標図に色別で各陣営の勢力図を表示する。
「ラレイナ、フリーズ連合のロレル・グフ・ラデン女王とコンタクト、或いはメッセージを送信せよ❗️」と、命令する。
「承知しました」
 数分後。「私はライデン銀河団調査船団統合司令のイデルナ・ラハム・イル。我々は天空の女神レディマスターの命を受け、ミロダリアン超銀河団の統一の為に作戦を展開中です❗️
 我々の目的は、種族並びに同族の平和的な融合です。故に、此のメッセージを第4エリア最南部。ライデン銀河団450銀河全域に送信しています」と、話し始め「我々の主眼は平和共存で有り、争いの無い統一国家の実現する事です❗️故に我々はコンタクトを求めています。全くコンタクトが無ければ、些か強引になりますが、此方から訪問させて頂きます❗️」と、締め括る。

 コンタクトが無いまま2日が過ぎ去った。イデルナ・ラハム・イル総帥は、AG4.3紀元631年6月22日午前8時00銀河の盟主で有るライデン銀河団ラガス銀河ナバルン星系第3惑星ナバロンに向かって全船団に発進命令を出す。
 命令一下、全船団が次々とドロップアップし、同時にナバルン星系外縁にドロップダウンする。
 イデルナ・ラハム・イル総帥は「私はイデルナ・ラハム・イル。ナバルン共和国ロレル・グフ・ラデン女王陛下と対談する為に訪問した。制圧するつもりなら数時間で制圧する事が出来る。其れを実行しないと言う事実が、平和的な訪問で有ると考えて頂きたい。天空の女神レディマスターは、上位次元から全てを監視し見守りながらすぐ側に存在しています。直接介入される前に平和的な対談を望んでいます❗️」と、メッセージを送信する。

 星系外縁に、想像を絶する様な巨大な船団が忽然と出現。ナバルン共和国内は大混乱に陥っていた。
 ナバルン共和国ロレル・グフ・ラデン女王は、妹のロザナ・グフ・ラデン総帥とコンタクトを取る。
「ロザナ、フリーズ連合全船団を呼び寄せても勝てる相手では無いわね❗️」と、語り掛ける。
「当然でしょう❗️お姉様、何故コンタクトしなかったの。疑り深いのもいい加減にして欲しいわ❗️」と、鋭く問い掛ける。
「そうね。お父様との意見の食い違いがエスカレートして疑り深くなっていたようね。解りましたコンタクトしましょう❗️」と、素直に折れる。
「では、私がコンタクトを取るわ」
「お願いね❗️」
 数秒後。「私はナバルン共和国ロレル・グフ・ラデン女王の妹。ロザナ・グフ・ラデンです❗️要望に答え、姉に代わりメッセージを送信します」と、送信する。
 ロザナ・グフ・ラデンから通信を受信したイデルナ・ラハム・イル総帥は「返信感謝します❗️天空の女神レディマスターもお喜びでしょう」と、答える。
「天空の女神レディマスターはすぐ側におられるのでしょうか❗️」
「7MD泡の巍巍空間におられます」
「7MD泡の巍巍空間・・・❗️」
「神聖リア帝国の最新鋭バリアです❗️通常空間から見る事は出来ませんが、7MD泡の巍巍空間から見る事が出来ます。当然ですが、我が全船団も7MD泡バリアを備えています」と、答える。
「レディマスターは私達の通信を聴いているのでしょうか❗️」
「当然聴いています。何故なら、ミロダリアン超銀河団並びに全宇宙の半分位に通信・探知ネットワークを構築させているからです」と、答える。
 ナバルン共和国軍ロザナ・グフ・ラデン総帥の思考を推測して「謁見出来る様取り計らいます。マザーシップ・クリスタルレーネは、惑星ナバロン上空50万キロメートルに滞空しています。バリアを解除すれば肉眼でも見えるでしょう❗️」と、話し掛ける。
 いきなり「私はミロナ・ラハム・リアです❗️要望に答えバリアを解除してクリスタルレーネに招待します❗️」と、割り込んで来た。

 フリーズ連合との平和的な対談は2日目に入り、ほぼ同意に至る。
 ミロナ・ラハム・リア神聖女王は立ち上がり、フリーズ連合代表千数名を、瞬時に見つめる。そして「では、私が代表の皆様方の意見取り入れて最終決定させて頂きます発表します❗️
 フリーズ連合は、完全自治国家フリーズ連邦共和国とする。初代女王は、ロレル・グフ・ラデンを任命し、妹、ロザナ・グフ・ラデンは、摂政兼フリーズ連邦共和国軍総帥に任命する。
 技術面に付いては、先ず、全ての星系に最新鋭自立型浮揚6次元メンタル思念波フォーム通信機ユニットを200銀河全ての居住星系に配備し、全星系に通信ネットワークを構築します。
 各銀河の首都星系には、星系の防衛並びに 標識塔、大巨神ルナ、マダルリアン、軌道リングヘル、ゴッドホイヘンスの5台母船を各1台配備する。
 フリーズ連邦共和国帝都星系には、ロレル・グフ・ラデン女王の6次元メンタル・エコーに調整した
①標識塔ルナ・ゼロ・ナバロン。
②大巨神ルナ・ゼロ・ナバロン。
③マダルリアン・ルナ・ゼロ・ナバロン。
④軌道リングヘル・ルナ・ゼロ・ナバロン。
⑤ゴッドホイヘンス・ルナ・ゼロ・ナバロン。を各1台配備。
 此れで通信並びに防衛に関しては完璧で有る。次に、全星系間を繋ぐ為に、最新鋭自立型浮揚7MDトンネル転送ユニットを全星系に配備する。此れを利用する事により、時間のロスなく数千万、数億光年を移動可能になります❗️是等が有れば、甚大なる技術の発展並びに種族発展となるだろう。
 只、残念な事に、ライデン同盟の議長で有り、反フリーズ指導者で有るバロル・グフ・ラデン連邦執政官はロレル・グフ・ラデン女王の父親で有る。
 よって、私が直接介入して統一或いは和解させよう❗️ロレル・グフ・ラデン女王、其れで良いかな」と、問い掛ける。
「レディマスターの仰せのままに。サー❗️」
 ミロナは微笑んで「遺伝子情報では、我がリア種族とは縁故関係に有り、同時にロレル・グフ・ラデン女王等一族は私の遠縁だと判明した。喜ばしい事です❗️
 政治並びに所属としては、神聖リア帝国の傘下で有るレナ銀河連合帝国傘下となります。但し、フリーズ連邦共和国は特別エリアとして神聖リア帝国本国の直轄エリアにします❗️
 神聖リア帝国本国とは15億光年離れていますが、距離は問題にはなりません。7MDトンネル転送ネットワークで時間のロス無く移動出来ますから」場内から溜め息が沸き上がる。ミロナは無視して話を続ける。「軌道リングヘルは、惑星の赤道上に固定され、起動エレベーターで地上と繋がり誰でも宇宙に飛び出す事が出来ます。
 皆様方には宇宙に飛び出して、現在の宇宙の情勢を見て頂きたい。其の為に軍に入るのも良し、神聖リア帝国領域内の旅行も良い。更には、宇宙船で冒険するのも良いでしょう❗️更には、私と共に大宇宙を駆け巡ると言う選択肢も有ります」と、締め括る。

 数時間後、2日目の会談は終了した。数日後、3回目会談が開かれる。其の会談は実務的な会談で有る。
 2日後のAG4.3紀元631年6月24日。フリーズ連邦共和国は想像を絶する様な変貌を遂げる。得に、ライデン銀河団ラガス銀河ナバルン星系第3惑星ナバロンは、超一流の科学文明国家となり、第4セクターでは無視できない強大軍事国家となっていた。
 軍関係者並びにロレル・グフ・ラデン女王、妹のロザナ・グフ・ラデン総帥等がミロナ神聖女王に同行したいと申し出て来た。
 ミロナは最高幹部等と協議し、執政官を選任し政治を託すと言う形で受け入れる事にする。但し、自然環境エリア内にフリーズ連邦共和国の帝都を建設し、其処からフリーズ連邦共和国を治める事の条件が付加された。

 AG4.3紀元631年6月25日。ミロナ神聖女王から特命を受けたイデルナ・ラハム・イル総帥は、マレーロ・ラハム・イル第2軍団大元帥にライデン同盟制圧を命じた。
 マレーロ・ラハム・イル第2軍団統轄大元帥は、5台母船250台をリストアリバイブラーで造り出し、ライデン同盟249銀河に向けて、標識塔ルナ・ゼロ・イル2ー1、大巨神ルナ・ゼロ・イル2ー1、マダルリアン・ルナ・ゼロ・イル2ー1、軌道リングヘル・ルナ・ゼロ・イル2ー1、ゴッドホイヘンス・ルナ・ゼロ・イル2ー1。各1台毎5台セットでイル2ー1以降番号表示司令母船を249銀河に派遣する。
 司令母船イル2ー1表示の母船5台は、ライデン銀河団マラカス銀河マデル星系第3惑星マラスに送り出す。送り出してから数時間後、マレーロ・ラハム・イル傘下の第2軍団10軍が、発進し、マラカス銀河マデル星系に向かった。
 AG4.3紀元631年6月26日。マデル星系外縁から10数光年離れた宙域にドロップダウンする。
 先行した5大司令母船イル2ー1は、迎撃するマデル連邦軍など無視して星系内に進入して行く。
 軌道リングヘル・ルナ・ゼロ・イル2ー1は更には先行し、惑星マラスに突進して行く。そして、数時間後。ヘル2ー1は、惑星マラスの赤道上に固定された。此の状態ではマデル連邦艦隊は攻撃出来ない。地上からの砲撃では威力が弱すぎて全く効果がない。
 星系内のマデル連邦艦隊は、圧倒的な大多数にも関わらす、超巨大な標識塔イル2ー1、大巨神イル2ー1、マダルリアン・イル2ー1、ゴッドホイヘンス・イル2ー1に歯が立たない。反撃もせずに、堂々と惑星マラスに接近して行く。其から数時間、マデル連邦は無欠で制圧される。

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 AG4.3紀元631年6月15日。ルナ銀河連合帝国女王ナデル・ラハム・ルナの命を受け、ルナ銀河連合帝国軍統合大元帥ライム・ラハム・ルナは、大巨神ルナ7MD・MF。1億台、標識塔ルナ7MD・MF。1億台、マダルリアン・ルナ7MD・MF。2億台、起動リングヘル・ルナ7MD・MF。2億台、ゴッドホイヘンス・ルナ7MD・MF。4億台、探査艦アイ・ルナ7MTD・M。10億台と言う想像絶する超巨大船団を率いて、第4エリア中央部制圧に向かった。
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