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第1章 帝国革命同盟軍Vol-1-3。

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(アラン・レムールアーナ・アトラスシリーズ・フェアリピンク編)
MD2819年10月25日。~MD2820年10月18日。

第1章 帝国革命同盟軍Vol-1-3。
(登場人物)
💚アラン・レムール・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖大帝。

❣️ミロナテリア・レムール・リア。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖女王。アラン・レムール・アトラス大帝の第1正妻。(生物学的年齢18歳)

❣️サラ・レムール・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国女王。副皇帝兼皇帝全権代理。日本連邦共和国女王。藤原一族直系の末裔。藤原財団第1継承者。アラン・レムール・アトラスの第5正妻。不死者。
💛エスパー部隊副統合司令長官。
💛テラ連邦共和国エスパー部隊総統轄司令長官。

❣️ミロナティル・レムール・リア。
 長女。(生物学的年齢18歳)235歳。物理学者。高エネルギー学者。

❣️ミロナティレ・レムール・リア。
 次女。(生物学的年齢18歳)233歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。

❣️ミロナテロル・レムール・リア。
 3女。(生物学的年齢18歳)231歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。

❣️タリアレル・レムール・ルダン。
 長女。(生物学的年齢18歳)2235歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。

❣️タリアナ・レムール・ルダン。
 次女。(生物学的年齢18歳)2233歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。

❣️タロレル・レムール・ルダン。
 3女。(生物学的年齢18歳)2231歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。

❣️サラ・レムール・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国女王。副皇帝兼皇帝全権代理。日本連邦共和国女王。藤原一族直系の末裔。藤原財団第1継承者。アラン・レムール・アトラスの第5正妻。不死者。
💛エスパー部隊副統合司令長官。
💛テラ連邦共和国エスパー部隊総統轄司令長官。

❣️ミサ・レムール・アトラス。
 長女。(生物学的年齢18歳)2235歳。
💛テラ連邦共和国エスパー部隊統轄司令長官。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。天才医学者。7次元数学者。10以上の学位を持っている。

❣️レミ・レムール・アトラス。
 次女。(生物学的年齢18歳)2233歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。天才医学者。10以上の学位を持っている。

❣️レナ・レムール・アトラス。
 3女。(生物学的年齢18歳)2231歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。エネルギー分析学者。天才医学者。遺伝子学者。10以上の学位を持っている。

❣️ルシアナ・レムリアナ・ムアル。
 ムアル連邦共和国統轄女王。

MD2819年10月20日。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
MD2819年11月6日。

第1章 帝国革命同盟軍Vol-1-3。
(本文)
 惑星テラとほぼ同じで大きさの第3惑星ラピルと第4惑星ラルダを、ハイペドロン復元機で地球と似た環境に復元再生した。次に、アランの娘達は第3惑星ラピルにブルースター惑星開発社ラピル本社と、ブルースター物流株式会社ラピル本社を設立する。
 ブルースター惑星開発社ラピル本社の社長にリアエナラ・レムリアナ・ムアルを任命する。
 ブルースター物流株式会社ラピル本社の社長はリロナレル・レムリアナ・ムアルを任命した。
 MD2819年10月20日から、ブルースター鉱山が採掘を開始する。採掘した原料は、ブルースター物流の貨物コンテナ船に積み込まれ、超大型シモルネロン転送機を潜り抜け、太陽系ハロー部外縁ムアル星系に出る。工業惑星貨物ターミナルセンターにコンテナを下ろす。其の原料は配分センターから各工場へ配分されて行く。
 アランの娘達は、天の川銀河から6800万光年離れたラダルニア銀河団ダロルア銀河ラピルダ星系を本拠地として、ダロルア銀河並びにラダルニア銀河団所属の全ての銀河の星系の調査し開始する。

 其の頃、アンドロメダ銀河と天の川銀河では帝国革命軍のテロ活動が増えて続けている。アランの娘達が無償で供給したメンタルセンサーの活躍で、帝国革命軍構成員の逮捕が相次ぐが、尋問すると不可思議なメンタルブロックに阻まれて何も情報が得られない。報告を受けたアランは、背後にスーパー能力者が数名存在していると感じ取る。
 アランは、テラにいるサラとコンタクトして『サラ、御願いしたいことがある』と、話し掛ける。
「帝国革命軍の事ね」と、話し掛けるサラ。
「帝国革命軍にはスーパー能力者が数名存在している様だ。連邦共和国警察並びに局所銀河群警察では手に余る様だ。で、サラ直属のエスパー部隊を中心に帝国革命軍の捜査をして頂きたい」と、お願いするアラン。
「解りました。隊員の訓練になりますから任務を引き受けます」と、答えるサラ。
「有難うサラ。関係部署には私から連絡をしておく。但し無理はしない様に」と、サラの性格を認識して話し掛けるアラン。
「アラン、余り期待しないでね。捜査に進展があったら報告するわね」と、話し掛けてからコンタクトを切るサラ。
 サラは、直属のエスパー部隊のリーダーである近江早苗と連絡を取り、全員集合させる様にと指示する。
 MD2820年10月23日。テラ連邦共和国エスパー本部別館に、精鋭5800人が集合する。
 サラ、全員に向かって「アランから特命を受けて、私達レディ・フォースが帝国革命軍の捜査をする事になりました。其の理由は、帝国革命軍にスーパー能力者が数人存在しており、行動実行者に強力なメンタルブロックを施し、万が一逮捕されても情報が漏れない様にしています。
 簡単に説明した様に、帝国革命軍は非常に用心深く、一筋縄では対抗出来ません。で、私達に捜査を依頼したのです。
 但し、アランから厳命を受けました。人命第一に行動し、決して無理はしない様にとの事です」と、話し掛ける。
「サラ様、私達は何処から捜査すれば宜しいのでしょうか」と、問い掛ける藤原アリス。
「其れが問題なのよね。全く正体不明で、何処かは捜査すれば良いのか全く解らないと言うのが現状です」と、説明するサラ。
「では、お手上げじゃないのよ」と、話し掛ける近江早苗。
「そうなのよね。どうすれば良いかしらね」と、話し掛けるサラ。
「サラ様。頼りないわね。サラは最強のエスパーの1人なのだから、逮捕した構成員のメンタルブロックを破りましょうよ」と、話し掛ける近江美恵。
「道を開く方法はそれしか無いわね」と、話し掛けるサラ。

 ラダルニア銀河団の全ての銀河の調査の為に解き放った通信・探査艦サーチャからの情報が、シモルネリアン・ゼロとシモルネレル・ゼロに届き始める。
 MD2820年10月25日。シモルネレル・ゼロの統合司令センター内で、次々とラダルニア銀河団の銀河の座標が表示されて行く。シモルネレル生体脳リロルは、其の銀河の名称を独断で命名している。
「先ずはダロルア銀河の調査が第1よね」と、いきなり話し掛けるマリエロラ・レムールアーナ・レムアル。
「高度知性体の存在も確認出来ないし、後は貴重な鉱物資源を有する星系ね」と、話し掛けるシモラルナ・ムル・パルサ。
 会話を聞いていたシモルネレル生体脳リロルは、確答する星系を表示する。
「ミサ様、確答する星系を表示しました。採掘ロボット船団を派遣します」と、話し掛ける生体脳リロル。
「有難う。他銀河へも独断で派遣をお願いしますね」と、1人の人格者として話し掛けるミサ。
「想定外の万が一に備えて、ラピルダ星系を防衛する艦隊が必要なのでは」と、提案するカレメルラ・アトラス・アトラ。
「確かにカレメルラの言う通りね。ミサ、ロボット艦隊を駐屯させたら」と、話し掛けるキラレル・レムール・レムル。
「承知致しました。アロメダ銀河ロボット帝国パレル・アロメダ・レムアナ女王とコンタクトして10ヶ軍団を派遣するよう要請し、許可を得ました」と、話し掛ける生体脳リロル。
「リロル、素早い反応に感謝します」と、礼を述べるミサ。
「お役にたてて光栄です」と、答える生体脳リロル。話し掛ける度に人間らしくなる。超越知性ドレアレスが極秘に介入したもので、現在の人類には製造不可能なミラクルな生体脳である。
「リロル、ラダルニア銀河団内に高度知性体の存在を確認出来ましたか」と、問い掛けるミロナティル・レムール・リア。
「超高度知性体存在銀河は、ベルダンガル銀河。ホイトラン銀河。バルダン銀河。ナドラル銀河。ヒツダロイド銀河です。幸いにも何れの銀河もダロルア銀河から7400万光年以上離れていますから関心を示さないでしょう。次に訪問するならニグロダ銀河を推薦します」と、答える生体脳リロル。
「有難うリロル」と、話し掛けるミロナティル。
「では、ロボット艦隊の到着を待つ必要は無いわね」と、話し掛けるアルミス・レムール・リダン。
「ロボット艦隊が駐屯する施設を建造しておいた方が親切だと思うけど」と、話し掛けるレミ。
「そうね、では先ずイメージ画像を造り出し後はリロルに任せましょうか」と、提案するミロナテロル・レムール・リア。
「浮揚要塞都市レムルアーナ・セブンと、浮揚宇宙空港パワー・セブンを組み合わせて此のような形では」と、提案してイメージ画像をスクリーンに映し出すミサ。
「此の形を基本として思い通りに変更して行きましょう」と、提案キルルナ・レムール・レムル。
 2時間程話し合い、宇宙要塞が出来上がる。最後に生体脳リロルが査察して幾つかを変更して完成させる。
「名称は宇宙要塞ブルー・メイラと命名しました」と、報告する生体脳リロル。
「ハイペドロン復元機で宇宙要塞ブルー・メイラを復元再生処置を済ませてからニグロダ銀河に出発しましょうか」と、提案するアフロディル・レムール・リア。
 小一時間後。シモルネレル・ゼロはラピルダ星系を飛び出しニグロダ銀河に向かった。
 MD2820年10月28日。シモルネレル・ゼロがニグロダ銀河外縁に到着する。ほぼ同時刻にロボット船団がラピルダ星系に到着する。
 眼前に広がる巨大な銀河を見てアランの娘達は心が高揚する。其ほど美しい渦巻き銀河だった。
「此の銀河も私達の所有にしましょう」と、いきなり話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
「では、ユニオンを結成しましょうか、名称はブルースター・ユニオン・ゼロではどうかしら」と、提案するミサ。思い付きで提案した名称が自然と受け入れられる。
「と言う事は、現状ではアロメダ帝国とムアル連邦共和国とブルースター企業連合の集合体ね」と、話し掛けるキルルナ・レムール・レムル。
「其れとダロルア銀河とニグロダ銀河かしら。先ずは既成事実を造り出しましょう」と、話し掛けるミサ。
「では、私がパパとママに連絡して承認を得るわね」と、ミロナティル・レムール・リア。
「リロル、ニグロダ銀河とダグリル銀河にもロボット船団を派遣させて下さい。不足戦艦は全ての製造工場で全力をあげて製造させて下さい」と、指示するミサ。
「承知致しました。シモルネリアン・ゼロにも告知しましたので」と、報告する生体脳リロル。

 ミロナティルから報告を聞いたアランとミロナテリア神聖女王は、微笑みながら「ミロナテリア、遠征するのは良いがくれぐれも用心して行動しなさい。広い宇宙には未知の超高度な知性体が多く存在している可能性が有りますからね」と、母心で注意するロナテリア神聖女王。
「解っていますママ」と、答えるミロナテリア。
「ミロナテリア、帝国の勢力拡張に感謝する。其の行動力の御礼として、ブルースター銀河連合共和国建国する事を命令する。同時に、全員に帝国統轄女王兼副神聖女王補佐に任命する」
「有難うパパ。姉妹達に伝えるわね」と、話してからコンタクトを切る。

 ミロナテリアは、姉妹達にパパからの話を伝える。
「ブルースター銀河連合共和国ね。私達の正式な国家誕生だわね」と話すアフロデナ・レムール・リア。
「ミロナテリア、貴方がブルースター銀河連合共和国の神聖女王になってね。私は政治家としての器じゃないから」と、先手をうち提案するミサ。
「ミサ、私に押し付けないでよ。貴女がリーダーなのだから当然神聖女王じゃないの」と、反論するミロナテリア。
「では、全員で決めましょう」と、提案するタリアレル・レムール・ルダン。
 小一時間程話し合い、結局はミサが選任されブルースター銀河連合共和国の神聖女王に就任する。ミサは其の条件として、各姉妹の長女を副神聖女王になるよう要請し受け入れられる。

 此の様な時惑星テラでは、サラ・レムールアーナ・アトラスと直属のエスパー部隊がようやく逮捕拘束した帝国革命軍構成員のメンタルブロックを撃ち破る為に強力して能力を発動させるが、何回挑戦しても破れなかった。
「サラ様、私達の力では不可能です。最強のエスパーで有るサラ様の娘達に託してはどうでしょうか」と、進言する近江早苗。
「其れしか無いようね」と、サラ。思考波伝達でコンタクトする。
〈ミサ、貴女達にテラに戻って欲しいの。逮捕拘束した帝国革命軍構成員のメンタルブロックが破れないから貴女3人の力が必要なのよ〉と、呼び掛ける。
〈ママ、解りました。皆に話してから直ぐにテラに戻るわ〉と、伝えるミサ。
 ミサは「ママから思考波伝達で私達3人にテラに戻る様に要請があったのでテラに戻るわわね。帝国革命軍構成員のメンタルブロックが破れないから私達にメンタルブロックを解除して欲しいとの事なの。後はミロナティルとキラレルに任せるわね」と、全員に話し掛ける。
「心配しなくても良いわよ。早く帝国革命軍の息の根を止めて来なさいよ」と、話し掛けるミロナティル。
 ミサ等3姉妹は、専用のハイペドロン・ゼロでテラに向かって出発する。


🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟


 続々と到着するロボット船団を探知したダンガル銀河帝国とホイトラン銀河帝国は、其のロボット船団を進行する為に艦隊を集合させていると双方共に勘違いをして、小競り合いから全面戦争が勃発する。
 
 MD2820年11月2日。シモルネレル・ゼロに残っているアランの娘達は、探査・通信艦サーチャからの報告で、ベルダンガル銀河の知性体とホイトラン銀河の知性体が銀河間戦争を開始したと知っていたが、全く意識せずに、ダロルア銀河とニグロダ銀河とダグリル銀河の3銀河をブルースター銀河連合共和国の傘下にする事だけに意識を傾けている。
 ニグロダ銀河中心部ってら4万光年離れた宙域に、太陽系に似た星系を発見。ニロダン星系と名付け、第3惑星をニロルと命名する。
 ミロナティルは、星系開発部隊とロボット船団10ヶ軍団を残しダグリル銀河に向かった。
 MD2819年11月5日。ダグリル銀河外縁に到着。詳細な調査を開始する。2時間後。
「ダグリル銀河中心部から3万光年宙域に生存可能星系を発見した。其の星系を、グリルダ星系第3惑星グリンと命名しました。母船のシモルネレル生体脳モルネとコンタクトして、惑星開発船団並びにロボット船団の派遣を依頼しました。建国した3連邦共和国を抱合するには、帝国制にしなければなりませんので、ブルースター銀河連合帝国と解明して登録しました。次の訪問先はアラレダル銀河です。此の星系には知性体が存在しますが、発展段階はテラの22世紀程度です。似た様な文明が7つ有ります」と、報告するシモルネレル生体脳リロル。
「解りましたリロル。慎重に制圧するわ。神々の様に」と、答えるミロナティル・レムール・リア。脳裏の中に巫女徒部隊を利用する構図が閃いていた。
「では、アラレダル銀河に向かいます」と、話し掛けるシモルネレル生体脳リロル。
 数時間後。アラレダル銀河外縁に到着する。
「詳細にアラレダル銀河を調査します」と、話し掛けるシモルネレル生体脳リロル。
「7つの文明の詳細を調査して下さい。解くに文化、宗教等をね」と、シモルネレル生体脳リロルに話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
「では、隠密遊撃艦隊を出撃させます。調査が終わるまでお待ち下さい」と、答えるシモルネレル生体脳リロル。
「何故か物足りないわね。此の際だからラダルニア銀河団所属の48銀河全てを制圧しましょうか」と、過激な発言をするマリエロラ・レムールアーナ・レムアル。
「可能かも知れないけど、大きな犠牲が伴うわよ。第一独裁的な侵略はしたく無いわ」と、話し掛けるパトレル・ムーア・ラムル。
「合法的且つ戦略的更に巧妙に制圧する方法なら有るわ。但しかなりの時間が掛かりますけど」と、話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
「エッ、其の様な方策があるなら教えなさいよミロナティル」と、話し掛けるキラレル・レムール・レムル。
「巫女徒達を使ってレムール教を流布させレムール教団を造り出して独裁者を打倒させるのよ」と、説明するミロナティル。
「気が遠くなる位時間が掛かるわね。でも確かに合法的で巧妙な作戦だと思うわ」と、タリアレル・レムール・ルダン。
 話を聞いていた生体脳リロルが「ミロナティル様の作戦は、時間を度外視して成功する確率は92パーセントです。作戦実行する事をお勧め致します。話が変わりますが、アラレダル銀河外縁に生存可能星系を発見しました。名称はアダレロン星系第3惑星レロン、第4惑星はラレルと命名しました。シモルネレル・ゼロはアダレロン星系に向かっています」と、報告する生体脳リロル。
 シモルネレル・ゼロはMD2819年11月6日。アダレロン星系第3惑星レロンと第4惑星レダの中間宙域に到着し滞空する。
「此からは姉妹単位で行動しましょう。ハイペドロン・ゼロはミサ達専用だから、1から番号を付けましょう」と、提案する。此の提案は全員一致で受け入れされ番号が付けられる。
「では、全員で出掛けましょうか」と、提案するミロナティル。
 次々とハイペドロンが射出される。気晴らしには最高の散歩となる。自由奔放に飛び回る。
 2時間後。飛び回るのが飽きたのか「私が第3惑星レロンを改造するわ」と、提唱するアフロフローレ・レムールアーナ・レムリア。
「では私は第4惑星レダを改造するね」と、話し掛けるマリエロラ・レムールアーナ・レムアル。
「私は第2惑星レンの調査に行くわ」と、話し掛けるシモラルナ・ムル・パルサ。
 各々星系内の各惑星、衛星に向かって行く。全員天才科学者なので探求心、研究心が強いからである。

 第3惑星レロンを改造する前に、アフロフローレ・レムールアーナ・レムリア3姉妹は、事前調査を開始する。惑星を3回周回して地上の様子を詳細に調査し、地図を作成する。
「アフロフローレお姉さま、地上に文明の痕跡が有ります。着地して調査しましょうよ」と、話し掛ける次女のアフロメレーラ。
「そうしましょ」と、答える長女のアフロフローレ。
 地上に着地して文明の痕跡に近付く。年代記を測定すると、凡そ800万年前と判明する。
 アフロフローレは全員に此の発見を伝えてからシモルネレル・ゼロの生体脳リロルに報告して発掘調査隊の派遣を要請する。
 第4惑星レダに向かったマリエロラ3姉妹は、地球依り大きいのに其の密度は地球の半分程しかない無いことに疑問を抱く。
「マリエロラお姉さま、レダは空洞惑星見たいね。或いは人道的に何等かの改造をしたのだわ。詳細な調査が必要ね」と、話し掛ける3女のマリエロル。
「生体脳リロルに報告して調査隊を要請したわよ」と、話し掛ける次女のマリエマナ。
 第2惑星レンに向かったシモラルナ・ムル・パルサ姉妹は。6次元エネルギーが結晶化した全く未知のガラス状のクリスタルが豊富に存在するの発見する。
 シモラルナは、其の発見を生体脳リロルに伝え採掘するよう要請する。他にも、未知金属の鉱脈も発見する。

 巨大メタン惑星で有る第5惑星ラダに向かったミロナティル・レムール・リア姉妹は、地球とほぼ同じ位の大きさの衛星の調査を最初に調査を開始する。此れ程大きい衛星が3個も周回していると言う事は、太陽に成れなかったと推定出来る。
 慎重なミロナティルは、遠巻きに周回して地上の様子の地図を作成する。
 其の地図を見て「荒々しい衛星ね。意外と冷たい衛星じゃ無いのね」と、データを見て妹達に話し掛ける。
「惑星ラダからの熱放射を浴びているからよ。大気は二酸化炭素と窒素と水素、硫黄が大きく酸素が少ないから呼吸は出来ないね。火山活動している山が数ヶ所。此の衛星は生きているから改造した方が良いわね」と、話し掛ける3女のマリエロル。
「他の衛星も調査するわよ」と、妹に話し掛ける長女のミロナティル。
 地球とほぼ同じ大きさの衛星を全て調査を済ませてから、巨大メタン惑星レダを数回周回してレダを調査する。
「マリエロラお姉さま、今巨大な何かを探知したわ。引き返せる」と、話し掛ける3女のマリエロル。
 30数分後。巨大な物体を発見。近付いて確認する。
「巨大なクリスタルじゃ無い」と、話し掛ける長女のマリエロラ。
「回収するよう要請したから」と、話し掛ける次女のマリエマナ。
「此の星系は謎だらけだわね。楽しみが増えたわ」と、話し掛ける長女のマリエロラ。

 ミロナティル・レムール・リア姉妹は、第5惑星に向かった。星系最大の第5惑星ラダは衛星32個を持つ巨大メタン惑星で有る。
 ラダを周回しながら衛星の大きさと個数を調べ、2周目に第5惑星ラダを調査して行く。
「信じられないけど、核の大きさはほぼ地球位有るわ。熱源が何処に有るのか確認出来ないけど、かなり強い熱放射が有ります」と、話し掛ける3女のミロナテロル。

 其の頃、第3惑星レロンで発見された未知文明の調査が始まり、色々な事が判明する。未知文明の年代記は凡そ800万年前と判明。不思議な事に朽ちる事無く全てが無傷で残っている。施設は地下に広がっている。
 動力炉を発見し稼働させる為に回りの機械を調査し、コントロールパネルを発見し起動スイッチを入れると鈍い音と床が軽く震動する。
 近くの地上では惑星改造プロジェクトが開始されて成都レロンが完成する。其の成都に女王宮殿、巫女徒教団レロン本部等の建設を開始する。
 第4惑星レダの調査に参加しているマリエロラ・レムールアーナ・レムアル3姉妹は、能力を発動して惑星レダの内部を透視して調べる。
「資材倉庫、各種製造工場らしい施設が広がっている様ね。何処に出入口が有るはずだから探し出しましょう」と、話し掛ける次女のマリエマナ・レムールアーナ・レムアル。
「調査隊に報告したから、出入口探しは任せましょう。私達はお先に中に進入しましょうよ」と、話し掛ける3女のマリエロル。
「反れも良いけど、第1惑星レルに行って見ない。地球依りやや小さいけど、恒星の側を公転する惑星にしては例外的に大きく過ぎるから、何かが有ると思うの」と、話し掛ける長女のマリエロラ。
 長女の話を聞いて、2人は同意する。
「近くで恒星を見るのも一興かもね。恐ろしいけど」と、3女のマリエロル。
 2時間後。ハイペドロン・18が第1惑星レルの周回軌道に入る。調査結果を見て3人は同時に驚いた。惑星レルは真球で表面は透視出来ない未知の金属で覆われている。表面温度は摂氏8000度。にも関わらず、未知の金属は融解もしていない。
「惑星レルって宇宙船じゃないの」と、話し掛ける次女のマリエマナ。
「大発見ね。生体脳リロルに報告しておくね」と、3女マリエロル。

 ハイペドロン・1が第5惑星ラダに突入し、大き過ぎる惑星の核に向かって降下して行く。小一時間後。惑星の核に着地する。ハイペドロン搭載の探知器で巨大な核を調査する。
 データを見た次女のミロナティレが驚きながら「ミロナティルお姉さま、核は未知の金属の真球よ。此れって宇宙船じゃないの」と、疑問を話し掛ける。
「生体脳リロルに報告したわよ。リロルは母船とコンタクトをして取り出す様要請したらしいは。脱出しましょう」と、話し掛ける3女のミロナテロル。

 第2惑星レンに向かったシモラルナ姉妹等は高温惑星だと想定していたが、不透過性の大気を潜り抜けると、平均気温は地球とほぼ同じなので驚いた。
「お姉さま、此れは人工的に不透過性のガスを成層圏上層部に配置したのよ。一旦上昇して不透過性のガスをサンプルとして採取しましょう」と、2人の姉に話し掛ける。
「そうするわ」と、答える長女のシモラルナ。
 急上昇して不思議な不透過性のガスを採取して再び下降する。地上1万メートルの高度を保ち、惑星を数回周回して地上の地図を作成する。
「此処は楽園ね」と、率直な意見を話す次女のシモラレロ。
「何処に惑星をコントロールする機械或いは生体脳が存在するはずよ。注意して探してね」と、2人の姉に話し掛けるシモラルナ。
 周回位置をずらしながら3周目に、微かなエネルギー反応と金属反応が測定される。
「大陸中央部の砂漠地帯で山の様に盛り上がっている所よ」と、興奮して説明する3女のシモラルナ。
 長女のシモラルナは、ハイペドロン・15を旋回させて山の様に盛り上がった地点の上空に滞空させて、高度を下げて100メートル上空で停止させてエンジンを空ぶかしさせて砂を払い除ける。
「シモラルナ、生体脳リロルとコンタクトして調査隊の派遣を要請して」と、話し掛ける長女のシモラルナ。
「今、報告中。直ぐに派遣するって」と、答えるシモラルナ。

 最外縁惑星ラスダに向かったタリアレル・レムール・ルダン3姉妹は、ラスダを周回して惑星のデータを収集する。
 其のデータを見ていた次女のタリアナは、岩石の数メートル下に未知の金属が広がっているのに不信感を抱いた。
「岩石の数メートル下が全て未知金属で覆われているわ」と、2人に話し掛ける次女のタリアナ。
 話を聞いていた長女のタリアレルは確認させる為に周回軌道位置をずらしながら3回周回する。
「間違いない。金属は球状になっている」
「と言う事は、宇宙母船の可能性が高いわね」と、話し掛ける長女のタリアレル。
「生体脳リロルに報告したからね」と、話し掛ける3女のタロレル。

 生体脳リロルはアダレロン星系を最重要星系と認定し、封印処置をする事を決定し、封印ユニットを射出する様母船に依頼する。
 依頼を受けた母船シモルネリアン・ゼロ搭載のシモルネレル生体脳モルネは、次々と封印ユニットを射出する。射出された封印ユニットは、完全自動で定位置に滞空する。コントロール司令ユニットが数回稼働実験をして正常に稼働する事を確認する。

 第2惑星レンに存在すると想定される生体脳の捜索に、姉妹達全員が集合する。発見し稼働出来れば未知文明の解明に大いに役に立つ。全員が其の事を認識している。各姉妹達は、能力を発動して探し始めるが未だに見付からない。未知の金属が能力を弱めているのが原因だったが、現時点では誰一人気が付いていなかった。

 発見したのは広範囲に散らばって捜索したハイペドロンの探知器だった。情報は直に全員に伝わり姉妹達が集合する。
 惑星レンで最も高い山の地下5000メートルで見付かった生体脳の直径は2000メートルも有る巨大なものだった。
 其の巨大な生体脳を見ながら「此れ程巨大な生体脳は始めて見たわ」と、自分の感想を姉妹達に話し掛けるキラレル・レムール・レムル。
「私達も超高性能の巨大生体脳を建造しなくては」と、ライバル心を露にして話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
「稼働させるにはどうすれば良いのかしら」と、話し掛けるパトレシアナ・レムール・レムリア。
「コントロールパネルを探しましょう」と、話し掛けるカレメルロ・アトラス・アトラ。
「何処かにメインの起動スイッチが有るはずよ」と、パルナラ・ムー・リロン。
 各々自分の思った事を口に出し、統一見解は皆無。其々に探し始める。小一時間後。動力炉を発見し稼働させる。別の姉妹は生体脳のメイン起動スイッチを見付けスイッチを入れる。また、別の姉妹はコントロールパネルを発見する。これ等が全て巨大な生体脳を稼働させた。

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加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
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容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

魅了の対価

しがついつか
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家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。 彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。 ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。 アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。 淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
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主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
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冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

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