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第1章。未知勢力の台頭。
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2212年3月10日。~2213年10月10。
(記録)
2211年9月5日。
(アステラドラグ銀河団外縁のクリスアーナ・ドームの現在地から天の川銀河惑星テラ迄の距離)
1億8620万526光年。
🩷サルト人の天敵。
デスペラ人。
第1章。未知勢力の台頭。
(登場人物)
❣️ユリア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王総轄。生物学的年齢17歳。クリスアーナの娘。長女。ブルー・クリスタル。
❣️メリアナリル・フェアリ・クリス。
フェアリ共和国神聖女王総轄。フェアリ種族。身長10センチメートル。ユリア神聖女王総轄と共生。
❣️メリアパロレラ・フェアリ・クリス。
フェアリ種族の神聖女王大総括。フェアリ種族全体の神聖女王大総括。
❣️メアリレルナ・フェアリ・クリス。
ユリア神聖女王監視官。メリアナリク・フェアリ・クリス神聖女王総括
の特使。神聖女王。
❣️メリアパロラ・フェアリ・クリス。
フェアリ種族の神聖女王。ユリア神聖女王の腹心。
❣️マロアレロニ・フェアラ・クリス。
フェアラ共和国神聖女王総括。フェアリ種族。身長10センチメートル。
❣️ラメレナーレ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王副総括。バアラル銀河の魔女。ユリア神聖女王の副臣。サルト宇宙帝国最後の女王の従妹の末裔。ユリア神聖女王の腹心。
❣️ユリアテシア。
ロボット惑星の半生体ロボット脳のネットワークの集合脳の名称。
❣️メロカリナーラ・クリスタル・ザトン。
クリスタル連合共和国神聖女王総括。ユリア神聖女王の腹心。
❣️レメロリミラ・クリスタル・ザトン。
クリスタル艦隊遊撃旅団神聖女王。ユリア神聖女王の腹心。
❣️レメロリミリ・クリスタル・ザトン。
クリスタル艦隊遊撃旅団総帥。ユリア神聖女王の側近幹部。
❣️メリアナテシア・サルトリル・ザトルダ。
黒の騎士団の神聖女王。ユリア神聖女王の側近幹部。
❣️メリアナテシア・サルトリル・ザトルダ。
黒の騎士団の神聖女王。ユリア神聖女王の側近幹部。
2212年3月10日。
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2213年10月10。
プロローグ。
新たな勢力で有る闇の帝国と考えていたデスペラドは、周囲の銀河を次々と侵略し其の勢力圏を広げており、既にパラダリアス銀河団68銀河中40銀河を支配し、更に周囲の銀河に進行している。
闇の帝国の科学技術力はサルト人に匹敵しており、器は帝国だが、事実上の政治形態は共和制で有りサルト銀河団連合帝国の中身と同じで有る。其の闇の帝国を支配しているのは謎に満ちた7人の魔女達で有る。
無謀な戦闘は最大限に避けて巧妙な作戦と対話に依り制圧している。其の方法もユリア神聖女王に似ている。其の方法で四方八方に支配領域に広げている。
最大の謎は、7人の魔女を操る未知の存在がいる事だ。だが、其の正体も居住地も不明のままで有る。更に、全く未知な存在が活動を開始している。
ユリア神聖女王は、バラグレダン銀河帝国ミレイナラ・サルト・ザルグ統轄女王から詳細な情報を得ていたので容易に作戦を立てる事が出来た。其の結果、未知の存在が暗躍していると知った。
第1章。未知勢力の台頭。
本文。
1
2212年3月10日。アステラドラグ銀河団東部エリア28銀河の内8銀河を制圧完了し、残り20銀河の制圧を開始する。ユリア神聖女王は小細工無しに大船団を動員して一気に攻撃を開始する。1銀河帝国に500万台と言う巨大船団で有る。
並行して、デスペラド帝国40銀河にサルトの目の派遣する。
サルト銀河団連合帝国領内に数多く造ったロボット帝国は、無制限に戦艦の製造の続けた結果余剰戦艦が出ている。各惑星のロボット惑星の半生体脳は、半生体脳ネットワークを構築して、余剰戦艦等を統轄する新たな生体脳を半球型戦艦に創り出した。其の生体脳はユリアティリナと命名された。
生体脳ユリアティリナは天文学的な数字の艦隊を、ユリティル遊撃旅団と命名する。
生体脳ユリアティリナは、ユリア神聖女王を至上命令権者として基幹プログラムに組み込まれており、変更する事は不可能で有る。
生体脳ユリアティリナは、至上命令権者で有るユリア神聖女王に合流する為に移動を開始する。
アステラドラグ銀河団東部エリア内の残り20銀河の制圧を開始したユリア神聖女王は、制圧作戦を旗艦ミュウで見守っている。
2212年3月15日。アステラドラグ銀河団東部エリアの最遠方のドライラルダ銀河での戦況は、非常に苦戦をしている。時と共に戦況は悪化し、全滅寸前で有る。
ドライラルダ銀河戦線の司令長官が、全滅を避ける為に一時撤退すると報告が届く。
ユリア神聖女王は「承知した。では、直ちに撤退せよ。新たな攻略方法を検討する」と、答える。
ドライラルダ銀河を支配している謎の勢力の巨大船団が、隣接銀河並びに各銀河へ侵略を開始する。クリスタル遊撃旅団は迎撃するがまるで刃が立たない。次々と撤退するしか無かった。ユリア神聖女王は最早打つ手がなくなった。
其の様な状態の時に、想定外の事が起こった。次々と球型戦艦が実体化して来た。
「ユリア様。私は、各ロボット惑星ネットワークに造られた生体脳ユリアティリナです。各ロボット惑星で製造されたロボット戦艦1億台を引率して来ました。今、ユリア様の忠実な下僕としてお仕え致します」と、通信を送る。
「ユリアティリナ、丁度良かった。今、私は謎の勢力の船団に苦戦している。ユリアティリナの船団で対抗出来るだろうか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「我が船団には新たに開発された新兵器が登載された最新鋭戦艦です。対抗可能かどうか1個軍団を派遣して見ます」と、答える生体脳ユリアティリナ。
「では、頼む。ユリアティリナ」と、話し掛けるユリア神聖女王。
ユリティル遊撃旅団1個軍団が本隊から離れて未知勢力の軍団に突進して行く。2時間後。熾烈な戦闘が開始される。未知勢力のエネルギー・ビームは、ユリティル遊撃旅団の戦艦の新兵器のバリアに跳ね返され全く破壊出来ない。対して、ユリティル遊撃旅団の戦艦のビームは簡単に未知勢力の戦艦バリアを破壊する。戦艦数並びに最新鋭兵器の差が違い過ぎる。敵艦隊は其れを自覚し慌てて撤退して行った。
生体脳ユリアティリナは「ユリア様、現在保持している各種戦艦と最新鋭戦艦に乗り換えをする事をお勧め致します」と、話し掛ける。
「承知した。では私の母船で乗り換えを実施させよう」と、答えるユリア神聖女王。
「では、1個軍団を残し全ての船団を母船に向かわせます」と、話し掛ける生体脳ユリアティリナ。
ユリア神聖女王は不信を抱いていた。どうよく取ってもいきなり科学の進歩は有り得ないと考えていた。
ユリア神聖女王の思考を読んだメアリレルナ特使が「ユリア様。得たいの知れない知性体が介入したのかも知れません。或いは、超越知性体が直接に介入したのかも知れません」と、話し掛ける。
「やはり、そう思うか。例え事実だとしても実証は出来ない」と、話し掛けるユリア神聖女王。
予想通り、未知勢力の正規船団が次々と実体化して来る。
「ユリア様、フェアラ遊撃旅団を出撃させましょうか」と、問い掛けるメアリレルナ特使。
「1個軍団だけで充分だと思うが、万が一に備えて待機させて置いて欲しい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知しました」と、答えるメアリレルナ特使。
3時間後。両陣営が対峙する。ユリア神聖女王は最前線から80万光年離れた宙域に対空し、何時でも介入出来る体制を整えていた。
「ユリア様、半有機質殲滅戦艦バリロリアンを100台を派遣します」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「承知した」と、答えるユリア神聖女王。
小一時間後。バリロリアン100台が実体化する。ユリア神聖女王は、バリロリアン100台に殲滅命令を出す。バリロリアン100台は、恐れる事なく未知勢力船団に突進して行く。
充分に近づいた時点で、未知勢力船団が一斉に砲撃を開始する。強烈なエネルギービームがバリロリアンに命中するが其のエネルギービームを吸収して、数10倍に強化して反撃を開始する。
砲撃を受けた未知勢力船団は
瞬時大爆発して消え伏せる。
ユリア神聖女王はバリロリアン司令脳に「10数台捕獲せよ」と、命令する。
命令を受けたバリロリアンは未知勢力戦艦のエネルギーを吸収して航行不能にし、牽引ビームで12台を捕獲して戦線から後退し実体化して来た全長6000メートル。全幅4000メートル。全高2000メートルのタートル・イータに強制着艦させる。
念の為に、着艦と同時に強力な麻痺砲を放射する。船体に穴を開け、戦闘ロボットを先頭に進入して行く。
戦線では、バリロリアンに囲まれた未知勢力の船団は、ユリア神聖女王の降伏告知に従い無条件降伏をする。実体化した全長8000メートル。全幅6000メートル。全高4000メートルのタートル・ゼータに次々と着艦して行く。全艦収納すると同時にタートル・ゼータは発進して直径22,000メートルの母船ミレムアラナに向かって行く。
2
バグデロン銀河帝国第1軍ヤバログ・テロン・ナグロダ大元帥は、捕虜軍団を代表して、ユリア神聖女王に告知する。
「ユリア神聖女王陛下、我々全員貴国に亡命をし、生涯貴方様に忠誠を誓います。更に、我が母星を未知勢力の青色肌種族から解放して下さい」と、要望するヤバログ・テロン・ナグロダ大元帥は。
ユリア神聖女王は、彼が真実を話していると読み取り「承知した。最善を尽くす」と、答える。
「有難う御座います」と、答えるヤバログ・テロン・ナグロダ大元帥。
2212年3月25日。旗艦ミュウと、ユリティル遊撃旅団1個軍団とクリスタル遊撃旅団1個軍団とバリロリアン5000台がバグデロン銀河外縁に次々と実体化する。バグデロン銀河はアンドロメダ銀河依り凡そ2倍程の大きさで有る。
ユリア神聖女王はサルトの目を2台派遣して先ずは銀河内の状況を確認する事にした。
数ヶ月後の2212年6月12日。バグデロン銀河の座標並びに内情が判明する。
生体脳ミュウが「バグデロン銀河は、アンドロメダ銀河の2,1倍の大きさが有ります。既に、銀河座標の組み込み野良並びに凡その惑星系の調査も終了しました。
特に、デグル星系第3惑星テロンは詳細な調査を致しました。結果、青色肌の未知勢力の種族の存在は確認出来ませんでした」と、報告する生体脳ミュウ。
詳細を聞いたユリア神聖女王は「承知した。ではミュウ。惑星軌道リングをデグル星系第3惑星テロンに配置し、転送の準備を。其の事をバグデロン銀河帝国レミナレルハ・テロン・ナグロダ統轄女王に報告を。メアリレルナはフェアラ遊撃旅団に転送する様に命令せよ」と、指示するユリア神聖女王。
2212年6月23日。惑星テロン転送作戦が始動する。いきなり惑星軌道リングが惑星テロン赤道部上空に固定され、フェアラ遊撃旅団800億人が能力を発動してクリスアーナ・ドームに移動させ、同時にロボット惑星を復元させる。
復元完了と同時に、ロボット1個軍団が地上の軍事基地から次々と発進して行く。同時に、全ての戦艦製造が稼働する。
第3惑星と第4惑星の中間に、新たな戦艦製造工場の復元を開始する。更に、新計画の直径2万キロメートル。全高200万キロメートルの宇宙要塞都市ユリテリアンドームの製造を開始する。此の計画は、半生体ロボット脳ネットワークの集合脳で有るユリアテシアが独自に考案したものである。
飛び出したロボット艦隊1個軍団は、各軍に別れ植民惑星の調査に向かった。其の頃旗艦ミュウは、アステラドラグ銀河団東部エリア28銀河の内の27銀河の制圧作戦を開始していた。クリスタル艦隊遊撃旅団とフェアラ遊撃旅団をメインとして実行している
2212年7月5日。旗艦ミュウはパラダリアス銀河団ロゴデラス銀河ロデリア星系第3惑星ラリスに向かった。
ロゴデラス銀河外縁に到着後。ユリア神聖女王は、通信と思念波と思考波伝達で呼び掛ける。
「私はサルト銀河団連合帝国神聖女王て有るユリア・サルト・ザトンで有る。此の銀河にサルト人並びに妖精等がいるのなら、其の責任者は直ちに私の元に来館しなさい。来館しない場合は、敵対者と直ちに制圧する。以上」と、話し掛けるユリア神聖女王。
通信を探知したデスペラド帝国ミスナレリラ・サルト・ダリアン天帝は、7人の妖精の意見を聞く。
「ミスナレリラ様。同族の姫様等に確認しましたので、間違い無くサルトの姫様です。早急に出頭致しましょう」と、答える。
「承知した。では直ちに私と共に転送させよ」と、命令するミスナレリラ天帝。
数分後。ミスナレリラ天帝と7人の妖精達がユリア神聖女王の眼の前に実体化して来た。実体化してユリア神聖女王の姿を確認してから、ミスナレリラ天帝は、目値に右手を水平にあてがい片膝をつく。
「サルトの姫様。お初にお目通り致します。私は、ミスナレリラ・サルト・ザトルです」と、話し掛ける。
ユリア神聖女王は微笑んで「ザトルじゃと。では、わたしに最も近い親族では無いか。いや、私の従妹では無いか」と、話し掛けてから「親族なのだ。気を使う事は無い。以後、私の事を姉と思うが良い。で、大公並びに公爵は元気なのか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「はい。アガデリレ大公、マダラバロ公爵、ミグレダラ伯爵公も健在です」と、答えるミスナレリラ天帝。
「其れは何よりじゃ。では、直ちに母国に戻り、信頼出来る部下並びに親族全員を呼び寄せてから全員で戻られよ。全員に不老不死の処置をするのでな」と、話し掛ける。
「承知しました。では直ちに母国に戻り再度訪問します」と、答えるミスナレリラ天帝。
2212年7月16日。ミスナレリラ天帝等一行が戻って来た。早速メアリレルナ特使に命じて不老不死の処置を開始する。
数時間後。全員が若返って統合司令センターに戻って来た。
「姫様、母上クリスアーナに瓜二つですな」と、話し掛けアガデリレ大公。
「そう言えばクリスアーナを見掛けないが、健在なのかな」と、問い掛けるマダラバロ公爵。
「はい、伯父様、健在です。現在クリスアーナ・ドームにおります」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「ミスナレリラ様、サルト人が居住している惑星を全てクリスアーナ・ドームに転送したいので許可して頂きたい」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「承知した」と、即答するミスナレリラ天帝。
フェアラ遊撃旅団がサルト人居住惑星の移動計画を開始する。フェアラ人数千億人が数億人単位に別れて移動を開始する。移動後には、ロボット惑星を復元して星系のバランスを調整する。天文学的な人数を動員した為、移動計画は想定以上に早く進行している。
アステラドラグ銀河団東部エリア28銀河の残り27銀河の制圧作戦も順調に進行し、既に20銀河の制圧を終了している。残りの7銀河は何れも軍事大国で、制圧に苦戦している。報告を聞いたユリア神聖女王は、ロボット艦隊10ヶ艦隊とと、クリスタル艦隊遊撃旅団と殲滅戦艦バリロリアン1万台を派遣して一気に制圧する事にした。
3
2212年9月10日。予定依り早く制圧を完了し、パラダリアス銀河団連合を結成する。盟主は、レミテシア・ラルダ・バログダで有る。其の参加国家は68銀河で有る。青色肌の未知勢力に対抗するには充分過ぎる戦力で有る。
ユリア神聖女王は、レミテシア統轄女王に青色肌の未知勢力の対処を任せクリスアーナ・ドームを追い掛けて転移する。
旗艦ミュウが現実復帰をした宙域は、巨大な2重銀河とクリスアーナ・ドームとなほぼ中間で有る。
「ユリア様、アンドロメダ銀河の3倍程の2つの銀河が、仮想重力点を中心に時計回りと逆に回転しています。調査の為にサルトの目を5台射出致しました」と、報告する生体脳ミュウ。
「ユリア様、安全を確認出来るまで待機していて下さい」と、要請するメアリレルナ特使。
「承知した。無理はしない」と、答えるユリア神聖女王。
数日後の2212年9月18日。サルトの目からの報告が届き始める。其の情報を生体脳ミュウが分析して纏める。
数分後。「巨大な2台銀河の重力中心点に黄金色の巨大クリスタルの存在を確認致しました。周辺の異常は探知されず安全で有ると確認致しました」と、報告する生体脳ミュウ。
「では、ミュウ。黄金色のクリスタルの側に移動させて欲しい」と、要請するユリア神聖女王。
「承知致しました」と、答える生体脳ミュウ。
数秒後。旗艦ミュウが瞬間移動する。
実体化と同時に「緊急警報。眼前にブラックホールを確認。緊急離脱します。脱出不可能、ブラックホールに掴まれますた。数分後にはブラックホールに吸い込まれます」と、報告する生体脳ミュウ。
強力な重力に捕まった旗艦ミュウは押し潰されて行く。ユリア神聖女王は遠退いて行く意識の中に、見知らね女性の声が脳内に話し掛けて来る。
旗艦ミュウは変形し、ブラックホールに吸い込まれる直前、天空から青白い光が舞い降りて旗艦ミュウを包み込みブラックホールの重力から解き放し、重力の影響無い宙域に移動させて解放する。
〈私はユリアテシア。光の勢力のユリアテシアです。私は数10億年前からサルト人を見守り保護して来ました。特に、王族直系のクリスアーナ並びにユリアを見守り保護して来ました。私が貴女に伝えたい事は、私に敵対する闇の勢力デスベラドが直接貴女を葬り去ろうとしています。従って、貴女の命を守る為に、黄金色のクリスタル内部に私の分身で有るユリアテシル・ヴァル・ザピルが封印されています。其の封印が解除され貴女の警護の任に付きます〉と、語り掛けてきた。
ユリア神聖女王が呼び掛けるが、2度と話し声は聞こえなかった。
旗艦ミュウが黄金色のクリスタルに近づくと、黄金色のクリスタルが輝き出し中から女性が飛び出して来る。高速度旗艦ミュウに近付き艦内に進入する。
ユリア神聖女王の眼前に近づくと、停止して輝きが消える。
「ユリア様、私はユリアテシル・ヴァル・ザピルです。超越知性体ユリアテシアの分身。代理です。ユリア様の安全を確保する様に命じられています」と、話し掛ける。
「ユリアテシル様、宜しくお願いします」と、答えるユリア神聖女王。
数時間後。両銀河の情報が届き始める。生体脳ミュウは、其の情報を集計している。数分後。報告が始まる。
「スクリーンに向かって右側の銀河はマレナログロン銀河と言い、現在帝国軍と反帝国主義者連合軍とで戦争中です。左側の銀河はバロザラグレル銀河です。此の銀河の支配者は独裁者で軍事大国です。隣りの銀河が内乱中で有ると知った皇帝は、制圧するチャンスと考え銀河外縁に艦内を集結しています。ユリア様、介入しますか」と、報告をしてから問い掛ける生体脳ミュウ。
「介入する前に2大銀河の内情の詳細を調査して欲しい」と、要請するユリア神聖女王。
「承知致しました。フェアラ遊撃旅団に依頼します」と、答える生体脳ミュウ。
2212年10月8日。フェアラ遊撃旅団から報告が届き始める。其の報告を生体脳ミュウが整理して報告を始める。
「現在内乱中のマレナログロン銀河帝国は、独裁者ナグレナ・レログ・バロダン皇帝と、パレルロナラ統轄女王の親族で共和制主義者のリーダーで有るラナダグ・レログ・バロダン伯爵との間での抗争です。
バロザラグレル銀河帝国は、軍事大国で独裁者のネグレダ・ロレル・ザロナダ皇帝です。内部情勢は、独裁政治に反抗し反帝国主義連合を極秘に結成するした共和制主義者ラミレラス・ロレル・ザロナダ統轄女王等親族1派が帝国制の打倒を狙っています」と、報告する生体脳ミュウ。
「成る程。では、マレナログロン銀河帝国統轄女王で共和制主義者のパレルロナラ・レログ・バロダンと、独裁政治に反抗し、反帝国主義連合を極秘に結成した共和制主義者ラミレラス・ロレル・ザロナダ統轄女王とコンタクトを取ってもらいたい」と、メアリレルナ特使に話し掛けるユリア神聖女王。
「承知致しました。直ちに手配します」と、答えるメアリレルナ特使。
2213年9月28日。2人の統轄女王と話が纏まり、報告を聞いユリア神聖女王はマレナログロン銀河帝国パレルロナラ・レログ・バロダン統轄女王とコンタクトを取り救援する事を伝える。正式に救援要請を受ける。
クリスタル艦隊遊撃旅団とロボット艦隊5個軍団をバロザラグレル銀河帝国ネグレダ・ロレル・ザロナダ皇帝に差し向け、マレナログロン銀河帝国ナグレナ・レログ・バロダン帝国軍に
、クリスタル艦隊迎撃旅団と、ロボット艦隊5個軍団を差し向ける。
「ユリア様、充分過ぎる戦力です」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「早々に決着が付くだろう」と、答えるユリア神聖女王。
3時間後。マレナログロン銀河帝国とバロザラグレル銀河帝国の統轄女王等側近幹部と親族全員が旗艦ミュウに到着する。ユリア神聖女王は、2大帝国の一行等全員の不老不死の処置を開始する。
2213年10月5日。2大帝国の一行が不老不死の処置を終えて統合司令センターに戻って来る。
ユリア神聖女王は、2大帝国の一行等全員に向かって「皆様お目出度う御座います。此れで皆様方は私と同じく不老不死となりました。此れからは皆様方は永遠に私と共にサルト銀河団連合帝国の発展と共栄共存を維持して行って下さい。更に軍事的支援、経済的支援をして行きます。各銀河の成都にはクリスタル艦隊1個軍団を常駐させ、当面の軍事的支援をさせます」と、話し掛ける。
「ユリア様、話すのが遅れましたが、皇帝の側近で有るロゴラン・レログ・バロダン総督に違和感を感じています。其の理由は、ロゴランが総督として皇帝の側近になってから皇帝と息子は一変して凶悪化したのです。そう考えるならば、ロゴラン総督に操られていると考えられるのです。其の場所上、総督には特殊能力が有ると判明しました。其の能力とは、目にした人物の精神並びに身体等を完全コーピー出来るのです」と、説明するマレナログロン銀河帝国パレルロナラ・レログ・バロダン統轄女王。
「事実は掌握した。恐らく、青色肌の未知勢力の工作員で有ろう。其れにしても恐るべき能力だ。知らぬ間に入れ替わっている可能性も有ると言う事だ」と、答えるユリア神聖女王。
「ユリア様。では、皇帝等1派と総督を逮捕拘束させます」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「メアリレルナ、頼む」と、答えるユリア神聖女王。
「承知致しましたユリア様。早々に手配致します」と、答えるメアリレルナ特使。
2213年10月10日新たに結成されたフェアリ種族特使部隊シークレット・フォースが出撃する。彼女等には絶対なる権限を与えられており、状況に応じて独断的に判断して当初の作戦内容を変更出来る。つまり、ユリア神聖女王の許可を得ずに行動が出来る。
シークレット・フォース第1部隊は、気付かれずにマレナログロン銀河マログ星系第3惑星レログに進入し皇帝の宮殿に進入する。
シークレット・フォース第1部隊100人が、皇帝と総督を取り囲み次元泡で包み込む。ハロナ゙メリア・フェアリ・クリス統轄女王は、2人を逮捕拘束した事をメアリレルナ特使に報告する。
〈メアリレルナ様、皇帝と総督の2人を逮捕拘束しました〉と、報告するハロナ゙メリア統轄女王。
〈御苦労様。引き続き皇帝等1派を逮捕拘束されよ〉と、指示するメアリレルナ特使。
〈承知しました。皇帝派の伯爵並びに長男と次男等を逮捕拘束します〉と、答えるハロナ゙メリア統轄女王。
小一時間後。フェアラ遊撃旅団から〈バロザラグレル銀河帝国ネグレダ・ロレル・ザロナダ皇帝並びに其の1派を逮捕拘束しました〉との報告がメアリレルナ特使に届いた。
「ユリア様。2大銀河の皇帝派1派を逮捕拘束しました」と、報告するメアリレルナ特使。
「御苦労様でした。では総督を尋問致す」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「既に尋問した様です」と、答えるメアリレルナ特使。
「やる事が早いわね」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「尋問の結果、総督は青色肌の工作員だと判明しました。彼等はデスタル種族で影の帝国、シャドウ・エンパイアを形成しています。其の支配者はマライラ・デスタル・ゴダレダン女帝です。所在地は暗黒星雲と迄は判明しましたが、其の場所は特定されていません」と、答えるメアリレルナ特使。
「影の帝国の所在地の暗黒星雲は、高速で移動してませんので特定は出来ませんが、推定は可能です。現在高速で動いている暗黒星雲が影の帝国の所在地だと推測出来ます。フェアラ遊撃旅団所属の無人探査機100台を射出致しました」と、話し掛ける生体脳ミュウ。
「調査結果を期待する」と、答えるユリア神聖女王。
2212年3月10日。~2213年10月10。
(記録)
2211年9月5日。
(アステラドラグ銀河団外縁のクリスアーナ・ドームの現在地から天の川銀河惑星テラ迄の距離)
1億8620万526光年。
🩷サルト人の天敵。
デスペラ人。
第1章。未知勢力の台頭。
(登場人物)
❣️ユリア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王総轄。生物学的年齢17歳。クリスアーナの娘。長女。ブルー・クリスタル。
❣️メリアナリル・フェアリ・クリス。
フェアリ共和国神聖女王総轄。フェアリ種族。身長10センチメートル。ユリア神聖女王総轄と共生。
❣️メリアパロレラ・フェアリ・クリス。
フェアリ種族の神聖女王大総括。フェアリ種族全体の神聖女王大総括。
❣️メアリレルナ・フェアリ・クリス。
ユリア神聖女王監視官。メリアナリク・フェアリ・クリス神聖女王総括
の特使。神聖女王。
❣️メリアパロラ・フェアリ・クリス。
フェアリ種族の神聖女王。ユリア神聖女王の腹心。
❣️マロアレロニ・フェアラ・クリス。
フェアラ共和国神聖女王総括。フェアリ種族。身長10センチメートル。
❣️ラメレナーレ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王副総括。バアラル銀河の魔女。ユリア神聖女王の副臣。サルト宇宙帝国最後の女王の従妹の末裔。ユリア神聖女王の腹心。
❣️ユリアテシア。
ロボット惑星の半生体ロボット脳のネットワークの集合脳の名称。
❣️メロカリナーラ・クリスタル・ザトン。
クリスタル連合共和国神聖女王総括。ユリア神聖女王の腹心。
❣️レメロリミラ・クリスタル・ザトン。
クリスタル艦隊遊撃旅団神聖女王。ユリア神聖女王の腹心。
❣️レメロリミリ・クリスタル・ザトン。
クリスタル艦隊遊撃旅団総帥。ユリア神聖女王の側近幹部。
❣️メリアナテシア・サルトリル・ザトルダ。
黒の騎士団の神聖女王。ユリア神聖女王の側近幹部。
❣️メリアナテシア・サルトリル・ザトルダ。
黒の騎士団の神聖女王。ユリア神聖女王の側近幹部。
2212年3月10日。
🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷
2213年10月10。
プロローグ。
新たな勢力で有る闇の帝国と考えていたデスペラドは、周囲の銀河を次々と侵略し其の勢力圏を広げており、既にパラダリアス銀河団68銀河中40銀河を支配し、更に周囲の銀河に進行している。
闇の帝国の科学技術力はサルト人に匹敵しており、器は帝国だが、事実上の政治形態は共和制で有りサルト銀河団連合帝国の中身と同じで有る。其の闇の帝国を支配しているのは謎に満ちた7人の魔女達で有る。
無謀な戦闘は最大限に避けて巧妙な作戦と対話に依り制圧している。其の方法もユリア神聖女王に似ている。其の方法で四方八方に支配領域に広げている。
最大の謎は、7人の魔女を操る未知の存在がいる事だ。だが、其の正体も居住地も不明のままで有る。更に、全く未知な存在が活動を開始している。
ユリア神聖女王は、バラグレダン銀河帝国ミレイナラ・サルト・ザルグ統轄女王から詳細な情報を得ていたので容易に作戦を立てる事が出来た。其の結果、未知の存在が暗躍していると知った。
第1章。未知勢力の台頭。
本文。
1
2212年3月10日。アステラドラグ銀河団東部エリア28銀河の内8銀河を制圧完了し、残り20銀河の制圧を開始する。ユリア神聖女王は小細工無しに大船団を動員して一気に攻撃を開始する。1銀河帝国に500万台と言う巨大船団で有る。
並行して、デスペラド帝国40銀河にサルトの目の派遣する。
サルト銀河団連合帝国領内に数多く造ったロボット帝国は、無制限に戦艦の製造の続けた結果余剰戦艦が出ている。各惑星のロボット惑星の半生体脳は、半生体脳ネットワークを構築して、余剰戦艦等を統轄する新たな生体脳を半球型戦艦に創り出した。其の生体脳はユリアティリナと命名された。
生体脳ユリアティリナは天文学的な数字の艦隊を、ユリティル遊撃旅団と命名する。
生体脳ユリアティリナは、ユリア神聖女王を至上命令権者として基幹プログラムに組み込まれており、変更する事は不可能で有る。
生体脳ユリアティリナは、至上命令権者で有るユリア神聖女王に合流する為に移動を開始する。
アステラドラグ銀河団東部エリア内の残り20銀河の制圧を開始したユリア神聖女王は、制圧作戦を旗艦ミュウで見守っている。
2212年3月15日。アステラドラグ銀河団東部エリアの最遠方のドライラルダ銀河での戦況は、非常に苦戦をしている。時と共に戦況は悪化し、全滅寸前で有る。
ドライラルダ銀河戦線の司令長官が、全滅を避ける為に一時撤退すると報告が届く。
ユリア神聖女王は「承知した。では、直ちに撤退せよ。新たな攻略方法を検討する」と、答える。
ドライラルダ銀河を支配している謎の勢力の巨大船団が、隣接銀河並びに各銀河へ侵略を開始する。クリスタル遊撃旅団は迎撃するがまるで刃が立たない。次々と撤退するしか無かった。ユリア神聖女王は最早打つ手がなくなった。
其の様な状態の時に、想定外の事が起こった。次々と球型戦艦が実体化して来た。
「ユリア様。私は、各ロボット惑星ネットワークに造られた生体脳ユリアティリナです。各ロボット惑星で製造されたロボット戦艦1億台を引率して来ました。今、ユリア様の忠実な下僕としてお仕え致します」と、通信を送る。
「ユリアティリナ、丁度良かった。今、私は謎の勢力の船団に苦戦している。ユリアティリナの船団で対抗出来るだろうか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「我が船団には新たに開発された新兵器が登載された最新鋭戦艦です。対抗可能かどうか1個軍団を派遣して見ます」と、答える生体脳ユリアティリナ。
「では、頼む。ユリアティリナ」と、話し掛けるユリア神聖女王。
ユリティル遊撃旅団1個軍団が本隊から離れて未知勢力の軍団に突進して行く。2時間後。熾烈な戦闘が開始される。未知勢力のエネルギー・ビームは、ユリティル遊撃旅団の戦艦の新兵器のバリアに跳ね返され全く破壊出来ない。対して、ユリティル遊撃旅団の戦艦のビームは簡単に未知勢力の戦艦バリアを破壊する。戦艦数並びに最新鋭兵器の差が違い過ぎる。敵艦隊は其れを自覚し慌てて撤退して行った。
生体脳ユリアティリナは「ユリア様、現在保持している各種戦艦と最新鋭戦艦に乗り換えをする事をお勧め致します」と、話し掛ける。
「承知した。では私の母船で乗り換えを実施させよう」と、答えるユリア神聖女王。
「では、1個軍団を残し全ての船団を母船に向かわせます」と、話し掛ける生体脳ユリアティリナ。
ユリア神聖女王は不信を抱いていた。どうよく取ってもいきなり科学の進歩は有り得ないと考えていた。
ユリア神聖女王の思考を読んだメアリレルナ特使が「ユリア様。得たいの知れない知性体が介入したのかも知れません。或いは、超越知性体が直接に介入したのかも知れません」と、話し掛ける。
「やはり、そう思うか。例え事実だとしても実証は出来ない」と、話し掛けるユリア神聖女王。
予想通り、未知勢力の正規船団が次々と実体化して来る。
「ユリア様、フェアラ遊撃旅団を出撃させましょうか」と、問い掛けるメアリレルナ特使。
「1個軍団だけで充分だと思うが、万が一に備えて待機させて置いて欲しい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知しました」と、答えるメアリレルナ特使。
3時間後。両陣営が対峙する。ユリア神聖女王は最前線から80万光年離れた宙域に対空し、何時でも介入出来る体制を整えていた。
「ユリア様、半有機質殲滅戦艦バリロリアンを100台を派遣します」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「承知した」と、答えるユリア神聖女王。
小一時間後。バリロリアン100台が実体化する。ユリア神聖女王は、バリロリアン100台に殲滅命令を出す。バリロリアン100台は、恐れる事なく未知勢力船団に突進して行く。
充分に近づいた時点で、未知勢力船団が一斉に砲撃を開始する。強烈なエネルギービームがバリロリアンに命中するが其のエネルギービームを吸収して、数10倍に強化して反撃を開始する。
砲撃を受けた未知勢力船団は
瞬時大爆発して消え伏せる。
ユリア神聖女王はバリロリアン司令脳に「10数台捕獲せよ」と、命令する。
命令を受けたバリロリアンは未知勢力戦艦のエネルギーを吸収して航行不能にし、牽引ビームで12台を捕獲して戦線から後退し実体化して来た全長6000メートル。全幅4000メートル。全高2000メートルのタートル・イータに強制着艦させる。
念の為に、着艦と同時に強力な麻痺砲を放射する。船体に穴を開け、戦闘ロボットを先頭に進入して行く。
戦線では、バリロリアンに囲まれた未知勢力の船団は、ユリア神聖女王の降伏告知に従い無条件降伏をする。実体化した全長8000メートル。全幅6000メートル。全高4000メートルのタートル・ゼータに次々と着艦して行く。全艦収納すると同時にタートル・ゼータは発進して直径22,000メートルの母船ミレムアラナに向かって行く。
2
バグデロン銀河帝国第1軍ヤバログ・テロン・ナグロダ大元帥は、捕虜軍団を代表して、ユリア神聖女王に告知する。
「ユリア神聖女王陛下、我々全員貴国に亡命をし、生涯貴方様に忠誠を誓います。更に、我が母星を未知勢力の青色肌種族から解放して下さい」と、要望するヤバログ・テロン・ナグロダ大元帥は。
ユリア神聖女王は、彼が真実を話していると読み取り「承知した。最善を尽くす」と、答える。
「有難う御座います」と、答えるヤバログ・テロン・ナグロダ大元帥。
2212年3月25日。旗艦ミュウと、ユリティル遊撃旅団1個軍団とクリスタル遊撃旅団1個軍団とバリロリアン5000台がバグデロン銀河外縁に次々と実体化する。バグデロン銀河はアンドロメダ銀河依り凡そ2倍程の大きさで有る。
ユリア神聖女王はサルトの目を2台派遣して先ずは銀河内の状況を確認する事にした。
数ヶ月後の2212年6月12日。バグデロン銀河の座標並びに内情が判明する。
生体脳ミュウが「バグデロン銀河は、アンドロメダ銀河の2,1倍の大きさが有ります。既に、銀河座標の組み込み野良並びに凡その惑星系の調査も終了しました。
特に、デグル星系第3惑星テロンは詳細な調査を致しました。結果、青色肌の未知勢力の種族の存在は確認出来ませんでした」と、報告する生体脳ミュウ。
詳細を聞いたユリア神聖女王は「承知した。ではミュウ。惑星軌道リングをデグル星系第3惑星テロンに配置し、転送の準備を。其の事をバグデロン銀河帝国レミナレルハ・テロン・ナグロダ統轄女王に報告を。メアリレルナはフェアラ遊撃旅団に転送する様に命令せよ」と、指示するユリア神聖女王。
2212年6月23日。惑星テロン転送作戦が始動する。いきなり惑星軌道リングが惑星テロン赤道部上空に固定され、フェアラ遊撃旅団800億人が能力を発動してクリスアーナ・ドームに移動させ、同時にロボット惑星を復元させる。
復元完了と同時に、ロボット1個軍団が地上の軍事基地から次々と発進して行く。同時に、全ての戦艦製造が稼働する。
第3惑星と第4惑星の中間に、新たな戦艦製造工場の復元を開始する。更に、新計画の直径2万キロメートル。全高200万キロメートルの宇宙要塞都市ユリテリアンドームの製造を開始する。此の計画は、半生体ロボット脳ネットワークの集合脳で有るユリアテシアが独自に考案したものである。
飛び出したロボット艦隊1個軍団は、各軍に別れ植民惑星の調査に向かった。其の頃旗艦ミュウは、アステラドラグ銀河団東部エリア28銀河の内の27銀河の制圧作戦を開始していた。クリスタル艦隊遊撃旅団とフェアラ遊撃旅団をメインとして実行している
2212年7月5日。旗艦ミュウはパラダリアス銀河団ロゴデラス銀河ロデリア星系第3惑星ラリスに向かった。
ロゴデラス銀河外縁に到着後。ユリア神聖女王は、通信と思念波と思考波伝達で呼び掛ける。
「私はサルト銀河団連合帝国神聖女王て有るユリア・サルト・ザトンで有る。此の銀河にサルト人並びに妖精等がいるのなら、其の責任者は直ちに私の元に来館しなさい。来館しない場合は、敵対者と直ちに制圧する。以上」と、話し掛けるユリア神聖女王。
通信を探知したデスペラド帝国ミスナレリラ・サルト・ダリアン天帝は、7人の妖精の意見を聞く。
「ミスナレリラ様。同族の姫様等に確認しましたので、間違い無くサルトの姫様です。早急に出頭致しましょう」と、答える。
「承知した。では直ちに私と共に転送させよ」と、命令するミスナレリラ天帝。
数分後。ミスナレリラ天帝と7人の妖精達がユリア神聖女王の眼の前に実体化して来た。実体化してユリア神聖女王の姿を確認してから、ミスナレリラ天帝は、目値に右手を水平にあてがい片膝をつく。
「サルトの姫様。お初にお目通り致します。私は、ミスナレリラ・サルト・ザトルです」と、話し掛ける。
ユリア神聖女王は微笑んで「ザトルじゃと。では、わたしに最も近い親族では無いか。いや、私の従妹では無いか」と、話し掛けてから「親族なのだ。気を使う事は無い。以後、私の事を姉と思うが良い。で、大公並びに公爵は元気なのか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「はい。アガデリレ大公、マダラバロ公爵、ミグレダラ伯爵公も健在です」と、答えるミスナレリラ天帝。
「其れは何よりじゃ。では、直ちに母国に戻り、信頼出来る部下並びに親族全員を呼び寄せてから全員で戻られよ。全員に不老不死の処置をするのでな」と、話し掛ける。
「承知しました。では直ちに母国に戻り再度訪問します」と、答えるミスナレリラ天帝。
2212年7月16日。ミスナレリラ天帝等一行が戻って来た。早速メアリレルナ特使に命じて不老不死の処置を開始する。
数時間後。全員が若返って統合司令センターに戻って来た。
「姫様、母上クリスアーナに瓜二つですな」と、話し掛けアガデリレ大公。
「そう言えばクリスアーナを見掛けないが、健在なのかな」と、問い掛けるマダラバロ公爵。
「はい、伯父様、健在です。現在クリスアーナ・ドームにおります」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「ミスナレリラ様、サルト人が居住している惑星を全てクリスアーナ・ドームに転送したいので許可して頂きたい」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「承知した」と、即答するミスナレリラ天帝。
フェアラ遊撃旅団がサルト人居住惑星の移動計画を開始する。フェアラ人数千億人が数億人単位に別れて移動を開始する。移動後には、ロボット惑星を復元して星系のバランスを調整する。天文学的な人数を動員した為、移動計画は想定以上に早く進行している。
アステラドラグ銀河団東部エリア28銀河の残り27銀河の制圧作戦も順調に進行し、既に20銀河の制圧を終了している。残りの7銀河は何れも軍事大国で、制圧に苦戦している。報告を聞いたユリア神聖女王は、ロボット艦隊10ヶ艦隊とと、クリスタル艦隊遊撃旅団と殲滅戦艦バリロリアン1万台を派遣して一気に制圧する事にした。
3
2212年9月10日。予定依り早く制圧を完了し、パラダリアス銀河団連合を結成する。盟主は、レミテシア・ラルダ・バログダで有る。其の参加国家は68銀河で有る。青色肌の未知勢力に対抗するには充分過ぎる戦力で有る。
ユリア神聖女王は、レミテシア統轄女王に青色肌の未知勢力の対処を任せクリスアーナ・ドームを追い掛けて転移する。
旗艦ミュウが現実復帰をした宙域は、巨大な2重銀河とクリスアーナ・ドームとなほぼ中間で有る。
「ユリア様、アンドロメダ銀河の3倍程の2つの銀河が、仮想重力点を中心に時計回りと逆に回転しています。調査の為にサルトの目を5台射出致しました」と、報告する生体脳ミュウ。
「ユリア様、安全を確認出来るまで待機していて下さい」と、要請するメアリレルナ特使。
「承知した。無理はしない」と、答えるユリア神聖女王。
数日後の2212年9月18日。サルトの目からの報告が届き始める。其の情報を生体脳ミュウが分析して纏める。
数分後。「巨大な2台銀河の重力中心点に黄金色の巨大クリスタルの存在を確認致しました。周辺の異常は探知されず安全で有ると確認致しました」と、報告する生体脳ミュウ。
「では、ミュウ。黄金色のクリスタルの側に移動させて欲しい」と、要請するユリア神聖女王。
「承知致しました」と、答える生体脳ミュウ。
数秒後。旗艦ミュウが瞬間移動する。
実体化と同時に「緊急警報。眼前にブラックホールを確認。緊急離脱します。脱出不可能、ブラックホールに掴まれますた。数分後にはブラックホールに吸い込まれます」と、報告する生体脳ミュウ。
強力な重力に捕まった旗艦ミュウは押し潰されて行く。ユリア神聖女王は遠退いて行く意識の中に、見知らね女性の声が脳内に話し掛けて来る。
旗艦ミュウは変形し、ブラックホールに吸い込まれる直前、天空から青白い光が舞い降りて旗艦ミュウを包み込みブラックホールの重力から解き放し、重力の影響無い宙域に移動させて解放する。
〈私はユリアテシア。光の勢力のユリアテシアです。私は数10億年前からサルト人を見守り保護して来ました。特に、王族直系のクリスアーナ並びにユリアを見守り保護して来ました。私が貴女に伝えたい事は、私に敵対する闇の勢力デスベラドが直接貴女を葬り去ろうとしています。従って、貴女の命を守る為に、黄金色のクリスタル内部に私の分身で有るユリアテシル・ヴァル・ザピルが封印されています。其の封印が解除され貴女の警護の任に付きます〉と、語り掛けてきた。
ユリア神聖女王が呼び掛けるが、2度と話し声は聞こえなかった。
旗艦ミュウが黄金色のクリスタルに近づくと、黄金色のクリスタルが輝き出し中から女性が飛び出して来る。高速度旗艦ミュウに近付き艦内に進入する。
ユリア神聖女王の眼前に近づくと、停止して輝きが消える。
「ユリア様、私はユリアテシル・ヴァル・ザピルです。超越知性体ユリアテシアの分身。代理です。ユリア様の安全を確保する様に命じられています」と、話し掛ける。
「ユリアテシル様、宜しくお願いします」と、答えるユリア神聖女王。
数時間後。両銀河の情報が届き始める。生体脳ミュウは、其の情報を集計している。数分後。報告が始まる。
「スクリーンに向かって右側の銀河はマレナログロン銀河と言い、現在帝国軍と反帝国主義者連合軍とで戦争中です。左側の銀河はバロザラグレル銀河です。此の銀河の支配者は独裁者で軍事大国です。隣りの銀河が内乱中で有ると知った皇帝は、制圧するチャンスと考え銀河外縁に艦内を集結しています。ユリア様、介入しますか」と、報告をしてから問い掛ける生体脳ミュウ。
「介入する前に2大銀河の内情の詳細を調査して欲しい」と、要請するユリア神聖女王。
「承知致しました。フェアラ遊撃旅団に依頼します」と、答える生体脳ミュウ。
2212年10月8日。フェアラ遊撃旅団から報告が届き始める。其の報告を生体脳ミュウが整理して報告を始める。
「現在内乱中のマレナログロン銀河帝国は、独裁者ナグレナ・レログ・バロダン皇帝と、パレルロナラ統轄女王の親族で共和制主義者のリーダーで有るラナダグ・レログ・バロダン伯爵との間での抗争です。
バロザラグレル銀河帝国は、軍事大国で独裁者のネグレダ・ロレル・ザロナダ皇帝です。内部情勢は、独裁政治に反抗し反帝国主義連合を極秘に結成するした共和制主義者ラミレラス・ロレル・ザロナダ統轄女王等親族1派が帝国制の打倒を狙っています」と、報告する生体脳ミュウ。
「成る程。では、マレナログロン銀河帝国統轄女王で共和制主義者のパレルロナラ・レログ・バロダンと、独裁政治に反抗し、反帝国主義連合を極秘に結成した共和制主義者ラミレラス・ロレル・ザロナダ統轄女王とコンタクトを取ってもらいたい」と、メアリレルナ特使に話し掛けるユリア神聖女王。
「承知致しました。直ちに手配します」と、答えるメアリレルナ特使。
2213年9月28日。2人の統轄女王と話が纏まり、報告を聞いユリア神聖女王はマレナログロン銀河帝国パレルロナラ・レログ・バロダン統轄女王とコンタクトを取り救援する事を伝える。正式に救援要請を受ける。
クリスタル艦隊遊撃旅団とロボット艦隊5個軍団をバロザラグレル銀河帝国ネグレダ・ロレル・ザロナダ皇帝に差し向け、マレナログロン銀河帝国ナグレナ・レログ・バロダン帝国軍に
、クリスタル艦隊迎撃旅団と、ロボット艦隊5個軍団を差し向ける。
「ユリア様、充分過ぎる戦力です」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「早々に決着が付くだろう」と、答えるユリア神聖女王。
3時間後。マレナログロン銀河帝国とバロザラグレル銀河帝国の統轄女王等側近幹部と親族全員が旗艦ミュウに到着する。ユリア神聖女王は、2大帝国の一行等全員の不老不死の処置を開始する。
2213年10月5日。2大帝国の一行が不老不死の処置を終えて統合司令センターに戻って来る。
ユリア神聖女王は、2大帝国の一行等全員に向かって「皆様お目出度う御座います。此れで皆様方は私と同じく不老不死となりました。此れからは皆様方は永遠に私と共にサルト銀河団連合帝国の発展と共栄共存を維持して行って下さい。更に軍事的支援、経済的支援をして行きます。各銀河の成都にはクリスタル艦隊1個軍団を常駐させ、当面の軍事的支援をさせます」と、話し掛ける。
「ユリア様、話すのが遅れましたが、皇帝の側近で有るロゴラン・レログ・バロダン総督に違和感を感じています。其の理由は、ロゴランが総督として皇帝の側近になってから皇帝と息子は一変して凶悪化したのです。そう考えるならば、ロゴラン総督に操られていると考えられるのです。其の場所上、総督には特殊能力が有ると判明しました。其の能力とは、目にした人物の精神並びに身体等を完全コーピー出来るのです」と、説明するマレナログロン銀河帝国パレルロナラ・レログ・バロダン統轄女王。
「事実は掌握した。恐らく、青色肌の未知勢力の工作員で有ろう。其れにしても恐るべき能力だ。知らぬ間に入れ替わっている可能性も有ると言う事だ」と、答えるユリア神聖女王。
「ユリア様。では、皇帝等1派と総督を逮捕拘束させます」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「メアリレルナ、頼む」と、答えるユリア神聖女王。
「承知致しましたユリア様。早々に手配致します」と、答えるメアリレルナ特使。
2213年10月10日新たに結成されたフェアリ種族特使部隊シークレット・フォースが出撃する。彼女等には絶対なる権限を与えられており、状況に応じて独断的に判断して当初の作戦内容を変更出来る。つまり、ユリア神聖女王の許可を得ずに行動が出来る。
シークレット・フォース第1部隊は、気付かれずにマレナログロン銀河マログ星系第3惑星レログに進入し皇帝の宮殿に進入する。
シークレット・フォース第1部隊100人が、皇帝と総督を取り囲み次元泡で包み込む。ハロナ゙メリア・フェアリ・クリス統轄女王は、2人を逮捕拘束した事をメアリレルナ特使に報告する。
〈メアリレルナ様、皇帝と総督の2人を逮捕拘束しました〉と、報告するハロナ゙メリア統轄女王。
〈御苦労様。引き続き皇帝等1派を逮捕拘束されよ〉と、指示するメアリレルナ特使。
〈承知しました。皇帝派の伯爵並びに長男と次男等を逮捕拘束します〉と、答えるハロナ゙メリア統轄女王。
小一時間後。フェアラ遊撃旅団から〈バロザラグレル銀河帝国ネグレダ・ロレル・ザロナダ皇帝並びに其の1派を逮捕拘束しました〉との報告がメアリレルナ特使に届いた。
「ユリア様。2大銀河の皇帝派1派を逮捕拘束しました」と、報告するメアリレルナ特使。
「御苦労様でした。では総督を尋問致す」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「既に尋問した様です」と、答えるメアリレルナ特使。
「やる事が早いわね」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「尋問の結果、総督は青色肌の工作員だと判明しました。彼等はデスタル種族で影の帝国、シャドウ・エンパイアを形成しています。其の支配者はマライラ・デスタル・ゴダレダン女帝です。所在地は暗黒星雲と迄は判明しましたが、其の場所は特定されていません」と、答えるメアリレルナ特使。
「影の帝国の所在地の暗黒星雲は、高速で移動してませんので特定は出来ませんが、推定は可能です。現在高速で動いている暗黒星雲が影の帝国の所在地だと推測出来ます。フェアラ遊撃旅団所属の無人探査機100台を射出致しました」と、話し掛ける生体脳ミュウ。
「調査結果を期待する」と、答えるユリア神聖女王。
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